完敗の3日後は完勝でした!これだからリバプールファンはやめられない。試合開始直後から点を奪いに前に出て、その押し込んだ時間にきっちりと決められたのが大きかったですね。
その後はちょっとした連携のずれからのミスが目立ち、相手にボールを渡して自ら苦労する展開を作っていました。1-0のままだとどうなるかわからない、そんな重い雰囲気の中でのジョンソンの2点目、あれで試合は決まりました。良く反応して難しいボレーをきれいに決めましたね~。彼の身体能力の高さがよくわかりました。ストライカーでさえ移籍して最初の得点を決めるまで苦労することがしばしばなのに、DFの彼が2試合目であっさりと得点するというのは、何か持っているものが違うのかという気さえしました。今日の彼は本当にすばらしく、間違いなくMOTMの働きです。
後半には立て続けに相手のセットプレーになりましたが、レイナがまた良く止めてくれました。まるでカシージャスのような反応。その後は前半の連携ミスも改善され、ボールが良く廻って完全に試合を支配しました。3点目のキャプテンの鬼トラップはうっとりです。トーレス、カイト、エンゴグと前線の選手がしっかりと得点し、ニューフェイスのジョンソンも初得点し、怪我あけのリエラをピッチに送る余裕があり、今日の試合は完璧でした。
ラファはシステムを変更するかどうかがこの試合の一番の興味でしたが、変えませんでしたね。ルーカスがその信頼にしっかりと応えるプレーを見せてくれて、きっとラファは喜んでいると思います。キャプテンが気持ちポジションを下げ、ボールを貰いに行くことで中盤から前線へボールがスムーズに廻っていたと思います。ベナユンの存在感も大きかったですね。
アジャラの先発デビューは正直非常に不安でしたが、彼は本当に良くやったと思います。少々判断に迷っている場面もありましたが、ストーク相手に空中戦で負けていなかったのは合格です。
公式HPではキルギアコスの移籍がほぼ完了し、週末前にメディカルチェックに入ることが発表されました。これでアジャラのチャンスは減るかもしれませんが、まだ18歳、これからどんどん経験を積んで欲しいと思います。しかし彼は、なんでいつも5分前にフラれて帰って来たような顔をしているんだろう・・・。
トーレスはゴールこそ決めましたが、まだ100%の動きではないようです。彼なら追いつける、と思うボールに一歩足りない感じでしたね。しかし9針も縫う怪我をしながら包帯も巻かずテープも貼らず、交代まで全力の仕事をしてくれたことを称えたいと思います。結構腫れていて視野にも影響あったと思うんですけどね。あの気合があれば、100%になるまであとほんのわずかでしょう。
気持ちよく勝ってくれると嬉しいですねえ。しかしたった1敗で凹んでいられないのと同じように、たった1勝で浮かれているわけにもいきません。今日は相手の中盤のプレスが緩くそこでボールを楽に持てましたが、同じような繋ぎをプレスのきつい相手にどうやれるか。
・・・などとえらそうに書きながら、本音は浮かれまくっています。3連覇のチャンピオンが昇格チーム相手に星を落としたんですから、なおさら!
●SKY SPORTSのレーティングレイナ:8 後半立ち上がりでデラップのシュートを見事にセーブ、2-0の段階で非常に重要なものだった
インスーア:5 前半の決定機を外したのはいただけないが、それ以外はしっかりと仕事
アジャラ:5 時々苦労していたが、彼を正しく導くシニアの選手たちがいてくれた
キャラガー:7 負傷しているにも関わらずしっかりとしたプレーで、デラップからのクロスに対して生命線
ジョンソン:9 マン・オブ・ザ・マッチの働き・・・すばらしい攻撃のプレーで、1ゴール1アシスト
キャプテン:8 4得点中3得点に関わり、彼がマン・オブ・ザ・マッチでない理由はジョンソンがすごすぎたから
ルーカス:7 驚くほどしっかりしたプレーで、立ち上がりにもう少しでゴールを決めるところだった
マスチェラーノ:5 いくつかの不安定なパスは悪かったが、走ることを決して止めなかった
カイト:7 トーレスが下がった後の前線でも、どちらのポジションでも良かった
トーレス:7 良くゴールを決め、9針縫う怪我にも関わらず常に脅威となっていた
ベナユン:6 先発に値する仕事をし、何度か巧みな走りをしてベニテスを喜ばせた
(SUB)リエラ:5 怪我からの復帰でインパクトを与えるのに苦労していた
(SUB)エンゴグ:7 適切な時に適切な場所にいて、ロスタイムにホームの空のネットにボールを突き刺し、きっちりと仕事をした
(SUB)ボロニン:6 代わって入ってから何度かいいタッチを見せた