公式HPより、トーレスが手術で今季はアウトと報じられました。
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●LFC広報
(公式HP)「フェルナンドは今日(日曜)の早い時間にスペインの専門医の診察を受け、右ひざの軟骨裂傷について手術が必要と診断されました。今日これから手術に入ります。手術前ですのでコメントはできませんが、通常であればこういう手術は復帰まで6週間というところです。」
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土曜日にスペインのラジオCadena Serで報じられていたところでは、「トーレスが今小さな手術を受ければ彼は1ヶ月ほどプレーはできないが、WCと、おそらく来シーズンには右ひざは完璧な状態でプレーできる。しかし現状でもプレーは可能で、ラファはおそらくトーレスの手術に合意しないだろう。」ということでした。これに関して、現地フォーラムでは盛んに議論されていました。「スペインは手術させたいだろうが、給料を払っているのはリバプールだ」「来シーズンのために手術させるべき」「まだ4位の可能性もヨーロッパリーグもある」「ELはヨーロッパのカーリングカップだよ」「トーレスが決めること」・・・などなど。
スペインの報道どおりだとしたら、ですが、個人的には手術の選択は正しいと思います。今無理をさせて得られるかもしれないものより、来シーズンにフルに働けることを考えてもらいたい。トーレスはカルデロンでものすごくプレーしたかったでしょうが、彼とラファが話し合っての決断でしょう。可能性が残っているのがCLやリーグタイトルだったら?そう仮定の話をするよりも、来シーズンにそれを現実のものにしてもらいたいと思います。
今シーズンの彼は出だしの顔面肘打ち流血から始まって、本当に怪我に泣かされたシーズンでした。鼠径部の負傷はなんとか手術は回避しましたが、右ひざにはこれで2度メスを入れることになります。昨シーズン悩まされたハムストリングについては、今シーズンは大丈夫でした。しかしこれだけ満身創痍となると、彼の起用法について少し考えなくてはならないのでは、と思います。
彼が一番生きる形がワントップであることは明らかですが、あれだけ相手からドツかれ蹴られ張り倒され、それで過密日程の1シーズンをフル稼働しろというのは無理があるのかもしれません。2トップを併用してヘスキーのようなガタイのいい選手に盾になってもらうとか、ヨヴァノビッチを用心棒にして変なことをした相手DFは脇に呼んでシメてもらうとか、そういう工夫が必要じゃないでしょうか。それである程度ゴールレートが下がったとしても、常に起用できる状態でいてくれた方がよほどいいです。あるいはプロテクター代わりに、プルシェンコのような着ぐるみでも着てピッチに立つとか?
ところで彼はどうやってスペインまでたどり着いたんでしょうね。CLに勝ち残っているチームはバスや列車での長い移動になり、前々日の出発を強いられるようで、1戦目ホームのチームが俄然有利になりました。ELの開催についてはまだUEFAの最終判断は出ていません。
それからパースローについて、下の記事で「金融取締役」と訳していましたが、正しくは「経営担当取締役(マネージング・ディレクター)です。お詫びして訂正いたします。他の役員についても触れておくと、記事に出ているのはフィリップ・ナッシュ(財務担当取締役・・・フィナンシャル・ディレクター)、イアン・アイル(商業担当取締役・・・コマーシャル・ディレクター)です。