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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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クラブと持ち株会社Kop Football(Hoidings)Limitedの2008/09シーズンの決算書が発表されました。オフィシャルに公開はされていませんが、その内容がプレスで大きく報じられてます。日本語で書かれた財務諸表でさえ読んでいるといやになってくるのに、英語で書かれているとなるとほとんどお手上げ状態ですが、報道と照らし合わせてざっくりと確認してみると、内容はこんな感じです。

売上高  ・・・£185m
売上総利益・・・£166m
費用   ・・・£184m
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営業損失 ・・・-£18m
選手売却益・・・ £3m
支払利息 ・・・-£40m
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税引前損失・・・-£55m
税引後損失・・・-£53m
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公式HPに、キャラが契約延長について語っています。
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●キャラ(公式HP)
「俺は監督と話をして、この件(契約延長)に関しては来シーズンが始まる時に話し合う方がいいということで合意したよ。以前に全国紙のインタビューを受けて、その見出しは俺がリバプールを出て行く覚悟をしているというもので、ちょっと誤解を招いた。実際俺が言ったのは、もしリバプールが俺を必要としていないのなら、他の所とサインするしかないだろうということだった。他に選択肢はないからな。

俺はまだ引退したくない。自分の年齢のことはわかっている。1シーズンごとに決断をするしかない。しかし、俺はリバプールで自分のキャリアを終えたいんだ。他のどこかでプレーしたいとは思わない。
サーセン!任務を達成できず帰ってまいりました。旅の出発に暖かいコメントを寄せてくださったみなさん、本当にありがとうございます!ひとつひとつ返信できなくて申し訳ありませんでした。

日本から気持ちを送ってくださったみなさん、勝てなくてすみません!ビーチボールを投げ込んだし投げ縄も投げたし、カササギに変装してピッチに進入までしましたが(toshiさん笑わせていただきました、ありがとうございます)、相手ゴールを阻止できませんでした。でもユルネバの声は何度も何度も、思い切り張り上げました。ファンは戦っているチームも、戦えていないチームも、はっきりとわかって見ています。それでも最後にはユルネバを歌うんですよね・・・それがアンフィールドでした。レッズのシャツを着る選手は、本当に果報者だと思います。
アトレティコ戦に向けて、キャプテンのコメントです。
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●キャプテン(公式HP)
「僕たちは(アトレティコ戦の)試合開始からポジティブに行く必要がある。ファンが僕たちの後ろについていて、勝利を達成できると信じている。以前にも僕たちはそれをやって来た。だから、木曜の夜には自分たちの持っている力を全て出すつもりだ。
選手たちは木曜の夜に関してポジティブだ、僕はそれを保証できる。意気込んで試合に向かうよ。僕たちは、ピッチの上で血と汗の全てを振り絞ることが必要だ。
旅の途中のルーカスとラファのコメントです。
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●ルーカス(Liverpool Daily Post)
「楽な旅にはならないだろうけど、今はできる限り休みを取って、試合に備えなければならないね。これだけ長い距離を遠征するんだから楽じゃないけど、僕たちは受け入れて準備をし、旅のことや試合のことは考え過ぎないようにしないと。
もちろん火山噴火のことは知っていたけど、これはどうしようもないからね。とにかく敵地へ行き、そこで全力を尽くすだけだ。UEFAは試合を延期しなかったから、僕たちがやれるのは、アンフィールドに良い結果を持ち帰って決勝にたどり着くことだ。
僕にとっては、ここに着てからの最大の試合なんだ。昨シーズンはチャンピオンズリーグでチェルシーとすごい試合をしたけど、今回はトロフィーを勝ち取るチャンスだ。
公式HPより、トーレスが手術で今季はアウトと報じられました。
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●LFC広報(公式HP)
「フェルナンドは今日(日曜)の早い時間にスペインの専門医の診察を受け、右ひざの軟骨裂傷について手術が必要と診断されました。今日これから手術に入ります。手術前ですのでコメントはできませんが、通常であればこういう手術は復帰まで6週間というところです。」

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土曜日にスペインのラジオCadena Serで報じられていたところでは、「トーレスが今小さな手術を受ければ彼は1ヶ月ほどプレーはできないが、WCと、おそらく来シーズンには右ひざは完璧な状態でプレーできる。しかし現状でもプレーは可能で、ラファはおそらくトーレスの手術に合意しないだろう。」ということでした。これに関して、現地フォーラムでは盛んに議論されていました。「スペインは手術させたいだろうが、給料を払っているのはリバプールだ」「来シーズンのために手術させるべき」「まだ4位の可能性もヨーロッパリーグもある」「ELはヨーロッパのカーリングカップだよ」「トーレスが決めること」・・・などなど。

スペインの報道どおりだとしたら、ですが、個人的には手術の選択は正しいと思います。今無理をさせて得られるかもしれないものより、来シーズンにフルに働けることを考えてもらいたい。トーレスはカルデロンでものすごくプレーしたかったでしょうが、彼とラファが話し合っての決断でしょう。可能性が残っているのがCLやリーグタイトルだったら?そう仮定の話をするよりも、来シーズンにそれを現実のものにしてもらいたいと思います。

今シーズンの彼は出だしの顔面肘打ち流血から始まって、本当に怪我に泣かされたシーズンでした。鼠径部の負傷はなんとか手術は回避しましたが、右ひざにはこれで2度メスを入れることになります。昨シーズン悩まされたハムストリングについては、今シーズンは大丈夫でした。しかしこれだけ満身創痍となると、彼の起用法について少し考えなくてはならないのでは、と思います。
彼が一番生きる形がワントップであることは明らかですが、あれだけ相手からドツかれ蹴られ張り倒され、それで過密日程の1シーズンをフル稼働しろというのは無理があるのかもしれません。2トップを併用してヘスキーのようなガタイのいい選手に盾になってもらうとか、ヨヴァノビッチを用心棒にして変なことをした相手DFは脇に呼んでシメてもらうとか、そういう工夫が必要じゃないでしょうか。それである程度ゴールレートが下がったとしても、常に起用できる状態でいてくれた方がよほどいいです。あるいはプロテクター代わりに、プルシェンコのような着ぐるみでも着てピッチに立つとか?

ところで彼はどうやってスペインまでたどり着いたんでしょうね。CLに勝ち残っているチームはバスや列車での長い移動になり、前々日の出発を強いられるようで、1戦目ホームのチームが俄然有利になりました。ELの開催についてはまだUEFAの最終判断は出ていません。

それからパースローについて、下の記事で「金融取締役」と訳していましたが、正しくは「経営担当取締役(マネージング・ディレクター)です。お詫びして訂正いたします。他の役員についても触れておくと、記事に出ているのはフィリップ・ナッシュ(財務担当取締役・・・フィナンシャル・ディレクター)、イアン・アイル(商業担当取締役・・・コマーシャル・ディレクター)です。
公式HPで、ブリティッシュ・エアウェイズ会長のマーティン・ブロートン氏のLFC新会長就任が正式にアナウンスされました。と同時に、現在のオーナーズがクラブを売却する意向であることも正式に発表されました。これからブロートン会長は新オーナーが決まるまで、その交渉を統括することになります。当初は14日に発表かと見られていましたが、ヒルズボロのセレモニー後になり、よりによって飛行機が大変なことになっていて本業で多忙なこの時に重なってしまいました。トーレスも治療のためにスペインにとんぼ帰りする予定が、英国に足止めとなっています。火山めえ・・・と言っても、こればっかりは仕方ないですね。クラブも地球も動いています。
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