リバプール 4-3 レディング

カーリングカップ、レディング戦はホームで4-3の勝利。次はアウェイでのバーミンガム戦です。試合を終えてラファのコメントです。
---------------------------------------------------------------------
●ラファ（公式HP）
「フットボールに簡単な試合というものはなく、アウェイのバーミンガム戦も我々にとってタフな試合になるでしょう。バーミンガムはチャンピオンシップでいいプレーをして、順位表の上位につけています。私たちが（昨シーズン）FAカップで7-0で勝利したのはわかっていますが、これは違う試合になるでしょう。
バーミンガムに戻るのはジャーメイン・ペナントにとっていいことでしょう。クレイグ・ベラミーがプレミアシップの試合で古巣のブラックバーンと戦って得点をあげたように、彼もおそらくゴールを決められますよ。

マンチェスター･U 2-0 リバプール

アウェイの地に赴いたリバプールサポーターには、お気の毒でしたというしかないような試合内容でした。どうしてあんなにゴール前でぽっかりフリーにしてしまうのか？どうして今年のレイナの判断は一瞬ずれてしまうのか？なぜサイドは簡単に抜かれてしまうのか？中盤から前線に繋がらないのは？全ては過密日程と国際試合のせいですか？･･･何かがおかしい、とはどの選手も感じているはずですが、答えが見つからない、そんな迷いがチームのプレー全体に現れていたように思えました。
唯一のポジティブな要素を探すとすれば、マルク･ゴンザレスがいいプレーを見せてくれたことです。「スピーディ」のニックネームがついた彼の良さをしっかり見せてくれました。交代は左足を痛めてしまったんでしょうか。ちょっと心配です。

●Sky Sportsのレーティング

レイナ:6　いいところも、悪いところも
フィナン：6　元気
ヒーピア：6　オーケー
キャラガー：5　後半にお粗末なクリア
リーセ：6　普段のように前に出られなかった
ジェラード：6　オフの日
シソコ：ハードに戦う
アロンソ：6　試合を動かせず
マルク･ゴンザレス：6　速さで相手をかき回す
ルイス･ガルシア：7　やっかいな存在
カイト：6　静か
ペナント：5　インパクトなし
クラウチ：5　ゴールを生み出せなかった

リバプール 1-1 ブラックバーン

マーク･ヒューズ監督の言ったとおりベラミーは点を取ってくれたんですが･･･
失点の場面はレイナのポジショニングも悪かったですが、その前のヒーピアのポジションも中途半端でした。今シーズンはヒーピアとレイナの低調が、どうもディフェンスのリズムを狂わせているような気がします。
攻撃陣がチャンスを決められなかったことを言うのは簡単ですが、それよりも守備がうまくいっていないことの方が問題は深刻でしょう。中盤でうまくプレスがかからず、簡単にボールを前に運ばれてしまうことが何度もありました。ラファは「国際試合で時間がなかった」と言うかも知れませんが、もうそろそろチームとしてしっかりと形が見えてきてもいい、というかそうなっていなくてはならないはずなんですが。ローテーションに対する批判の声はますます大きくなりそうです。

●Sky Sportsのレーティング

レイナ　7　終盤に重要なセーブ
フィナン　6　攻撃を助ける
ヒーピア　6　彼の仕事をした
キャラガー　6　元気
アウレリオ　6　危険を作る
ペナント　5　序盤にインパクトを与えたが、その後消える
アロンソ　6　一瞬の輝きを見せる
ジェラード　7　断固としたプレー
リーセ　6　時折質の高いプレー
クラウチ　5　ついてない日
ベラミー　6　やっとゴールが来る
ルイス･ガルシア（SUB）6　適切な時間に投入

リバプール 3-2 ガラタサライ

ガラタサライ戦は3－2で薄氷の勝利でした。両監督とクラウチのコメントです。
---------------------------------------------------------------------
●ラファ（公式HP）
「クラウチはすばらしいゴールを決め、非常にいい動きをして彼がどんなにいい選手かを見せてくれました。
私たちにとって重要なゴールでしたが、私は奇妙な試合だったと言わなくてはなりません。私たちは早いテンポで非常にいいスタートを切り、いいクロスをペナルティボックスに入れて得点を決めました。それから20分後、私たちは仕事は終わったと感じて問題が始まったんです。
私が後半にモモ･シソコを入れたのは、私たちは中盤の真ん中でもっと試合をコントロールする必要があると感じたからです。終盤には望んでいたような試合のコントロールができずに心配しましたが、重要なのは勝利を収めたことです。私たちが予想していたようには行きませんでしたが、ポイントを重ねられました。
私たちは今グループの中で非常にいいポジションにいます。このまま行ってホームの試合で勝利を収めなくてはなりません。」

リバプール 3－0 トッテナム

キャプテンの右サイドでアス・エコットを置き去りにしたプレー、お見事でした。カイトのトラップもすごかったですし、リーセの左足もすばらしかった。リーセはそれまでのボールの精度がいまいちで、怪我明けでまだ感覚が戻っていないのかと思いましたが、最後に目の覚めるようなシュートを決めてくれました。ベラミーはおしかったですね（笑）。
ちょっと気になったのはシソコのプレーでした。アロンソが底に残って彼が上がっていくんですが、バイタルエリアで決定的な仕事ができるスキルがないので、あまり前目では機能していませんでした。もう少し、キャプテンが中に入ってこれるようなフォローの動きが欲しいと感じたんですが、そういう仕事は求められていないようです。

リバプール 2-0 ニューカッスル

カイト初ゴールおめでとう。フィナンの抜け出しからのクロスが良かったですね。アロンソのスルーパスも、カイトの飛び込みもどんぴしゃり。ああいう風にきれいに繋がるのは、見ていて気持ちが良かったです。
ルイス･ガルシアがサイドに入ると、前線に絡んでおもしろいリズムを作ります。敵にも味方にも意外性のあるプレーをする（笑）のが彼の持ち味で、今日はうまくはまって相手を崩していました。彼が2枚のFWとともに激しく動き回り、それにキャプテンが絡んでいい攻撃の形を作っていましたね。これで皆もう少し枠に飛ばしてくれれば言うことはないんですが･･･。
アロンソのシュートはお見事の一言です。1シーズンに1回は自陣からのダイレクトシュートを決めますね。今日はいいパフォーマンスを見せていましたので、これで本来の調子を取り戻してくれそうです。
今日は珍しく、ラファが交代カードを3枚全部使いませんでした。チームがうまく機能していたので、あえて代える必要を感じなかったんでしょう。でもマクラーレン監督が見に来ていたので、ワーノックは出たかっただろうと思います。

●ラファのコメント（BBC）
「私はアロンソがパスをすると思っていました。彼にそれを言おうとしていたんですが、彼がゴールを決めた後は「うん、すばらしいゴールだ」と言いましたよ。
私たちは2ゴールを決めただけでなく、何度も決定的なチャンスを作りました。自分たちに自信を持っていますし、もっと良くなれます。私たちは3、4点は取れたでしょうし、勝つに値するプレーをしました。」

チェルシー 1-0 リバプール

前半のゲームプランはほぼパーフェクト。いい組み立てもできたし、決定機も作りました。それなのに、どこかちぐはぐなチェルシーに個人技一発でやられてしまいました。こういう試合の落とし方はものすごく悔しいです。
左サイドに入ったキャプテンはどこかやりにくそうで、守備のフォローが忙しかったせいもあって今ひとつ持ち味を出し切れていませんでした。後半に入って中に移ってからは、相手が一人足りないこともあっていい出来でしたが･･･あそこは決めて欲しかった･･･。
ペナントの右サイドはあまり可能性を感じませんでした。あそこにもう一枚切り札があれば、違う展開に持っていけたのではないかと思います。そしてカイト。前線ですばらしい動きをし、パスも出し、後はゴールなんですが、FWは決めてなんぼですから今日は非難されても仕方がないでしょう。一瞬で勝負をするFWはメンタルに左右される部分が大きいので、変に自信を失ったりしなければいいんですが。

●Sky Sportsのレーティング

レイナ　6　ゴールはノーチャンス
フィナン　7　右サイドからいいクロス
アッガー　8　試合ごとに成長を見せる
キャラガー　7　後方で固い守り
ワーノック　5　ドログバに脅かされる
ペナント　7　脅威
ジェラード　6　左サイドで合格のプレー
シャビ･アロンソ　6　いいパス
シソコ　6　途中交代
ベラミー　6　懸命の働き
カイト　5　チャンスを無駄にする
アウレリオ（SUB）　7　ベンチを離れてインパクトを与える
ゼンデン（SUB）　6　活発
クラウチ（SUB）　5　同点を決められず

エバートン 3-0 リバプール

完敗です。最終ラインの不安定さは目を覆うばかり。キャラガーは数日前のコメントで「ポジションの保証はない。怪我をしたくないのは、交代の選手にいいプレーをするチャンスを与えたくないから。」と語っていましたが、アッガーを使えという声が出てもおかしくない出来でした。
攻撃に関してはチャンスを作っていたにもかかわらず、フィニッシュの精度がいまひとつ。怪我や疲労の影響があったのかもしれませんが、それならどうしてもっとフィットした選手を使わなかったのかという疑問が残ります。
それにしても3点目は余計でした･･･。昨シーズンはすばらしいプレーを見せていたレイナですが、今シーズンはどうもミスが目立ちますね。あのパフォーマンスを取り戻して、揺るがぬファンの信頼を勝ち取って欲しいと思います。そしてリーセの怪我がひどくないことを祈ります。

●試合後のラファのコメント（公式HP）
「私たちは多くのミスを、多すぎるミスを犯し、私たちの守備は本当にお粗末でした。昨シーズン、私たちは多くのクリーンシートを記録しました。なぜこのようにゴールを簡単に許してしまうのか、分析する必要があります。
我々は何度かあまりにすばらしいチャンスを作り、プレッシャーがかかってしまったのだと思います。誰かが私に、我々はゴールに21本のシュートを打ったと言いましたが、チャンスを決められなくては何の意味もありません。
全く、私たちにとって非常にがっかりした日です。

（リーセの怪我について、LFCOnlineより）同じ足首をひねってしまい、私たちは今は経過を見守らなくてはなりません。10～15日かかるかもしれません。」