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基本的な形はキャプテン右の4-4-2でしたが、キャプテンがかなり自由なポジションを取ってカイトが右に流れ、4-5-1に近い形を作っていました。これがうまく機能していたと思います。強烈プレスで高い位置でボールを奪ってから、サイドを使ってすばやい攻撃。クラウチというターゲットがはっきりしていると、攻撃のベクトルが一つになっていいですね。後半はちょっと抑えられてしまったので、もう少し変化が欲しいところでした。出来ればペナントは右に入れて欲しかった。
やっと勝った！長かった！3点とも決めるべき人が決めて、これを自信回復につなげて欲しいと切に願います。
･･･。ルーカスが入ってきた時は、ああ、これこれと思ったんですが、中盤でなくそのまま左サイドに入ってましたね。それでも彼と周りが繋がってやっと攻めの形が見えてきました。なんであれがスタートからやれないんだよと。60分間ほとんど死んだようなフットボールをしていて、それで勝利を望むのは無理ってもんです。ハマーズのお粗末なシュートに助けられても、結局最後の最後でやられてしまいました。キャラのあのプレーは、振られて左足を出してしまったのは全く必要のないプレーでした。リュングベリは後半ほとんど消えていたんですが、それでも肝心な所できっちり仕事をするのはベテランの味ですね。
FAカップの醍醐味をいやってほど満喫させてくれる前半でした。2度もリードされるって！どちらも非常にお粗末な失点で、1点目はCKのセンタリングをなぜか相手がドフリー、2点目はゴール前で味方がかぶって相手にボールをプレゼント。その他にもカウンターから何度もチャンスを作られ、内容的には互角に近かったと思います。後半はさすがに気合を入れてきたのか、相手の運動量も落ちて完璧に試合を支配できました。
シュート17対4･･･ヴィラは決して良い試合じゃなかったんですが。バリーはいなかったし、ヤングの攻撃はほとんど封じました。しかし勝てなかった･･･このクラブの状況の中、勝たなくてはならない試合だったのに。
2008年のレッズ初勝利、そして記念すべきキャラ500試合目はキャプテンのハットトリックでの快勝でした。「開始1分から100%」まさにそういう試合だったと思います。選手たちの勝ちに行く気持ち、特にキャプテンの気持ちが試合開始からひしひしと感じられました。前に後ろに右に左に、縦横無尽の走りっぷり。1点目は体を投げ出しての気持ちの入った渾身のヘディング、そして3点目は「ジェラーーード！」という感じの豪快ミドルでした。キャラのメモリアルゲームでもあるこの1戦への意気込みが大きかったんでしょう。
前半の悲惨な出来には目の前が暗くなりました。ラファはどう修正するのかと思いましたが、さすがに今日は早く動きましたね。しかし後半は選手一人ひとりのアグレッシブさは増したものの、組織で連動した場面はあまり見られませんでした。トーレスのゴールは本当に美しかったですが、あの個人技1点どまりでは「リーグをあきらめていない」というラファの言葉もむなしく聞こえます。結果がどうこうではなく、内容があまりに悪すぎました。
若手が見られるのを期待していたんですが、ラファはかなり本気のメンバーを選んで来ました。リーグ１のチームを相手に格の違いを見せ付けてくれるかと思ったんですが、むしろ押し込まれる展開に。相手に決定的なチャンスを何度か作られました。イタンジェの１対１での好セーブもあって何とか1点どまりに抑えましたが、相手の19番のシュートの精度がもう少しあったら一体何点決められていたことか･･･もちろんレッズにも決定機は何度もあったんですが。