リバプール 5-2 ハヴァント&ウォータールーヴィル

FAカップの醍醐味をいやってほど満喫させてくれる前半でした。2度もリードされるって！どちらも非常にお粗末な失点で、1点目はCKのセンタリングをなぜか相手がドフリー、2点目はゴール前で味方がかぶって相手にボールをプレゼント。その他にもカウンターから何度もチャンスを作られ、内容的には互角に近かったと思います。後半はさすがに気合を入れてきたのか、相手の運動量も落ちて完璧に試合を支配できました。
ルーカス初ゴールおめでとう！いやー、うまいシュートでした。今日は積極的に前に出てシュートを狙いパスも捌き、本当に良いプレーを見せてくれました。マスチェラーノも上がってシュートを何本も打っていましたが、彼のミドルには全く可能性を感じない（苦笑）。しかしロングレンジのパスを供給し、左サイドで一ついい突破も見せました。
バベルは最初念願のFWの位置でやっていたんですが、どうも左サイドに流れがちで、「本当はどっちが好きなんだ！」と思わせるプレーでした。そのうちラファの指示なのか、完全にベナユンとポジションを入れ替え。ベナユンは、やっぱり彼はトップ下の選手だなあ、と感じさせるプレーでした。
シュクルテルは･･･今日はあまりにも不安定でミス連発でした。連携の問題もあるんでしょうが、ちょっと自信が心配です。しかし相手のカウンターにすばやく戻ってタックルで一つピンチを防ぎ、足が速いところが見えたのは良かったです。
チームとして内容的には決して満足できない出来でしたが、ハヴァントの選手たちは気持ちの入ったすばらしいプレーを見せてくれたと思います。特に前半の激しいプレスからのカウンターはすごかった！試合終了後のアンフィールドの彼らに対する万雷の拍手が、FAカップならではのシーンでぐっと来ました。イングランドの人々がこのカップを愛する理由が、わかったような気がします。