リバプール 2-0 チェルシー

かかかか、勝っちましたーーーっ！レッズとアンフィールドを私はなめていました、正直言って、試合前はあまり勝てる気がしておりませんでした。選手たちを信じられず申し訳ないです、懺悔。トーレスありがとう、ルーカスありがとう、レイナありがとう、レッズサポたちありがとおおおお。うえーん。

スターティングメンバーを知った時は「！？？？！」でした。キルギアコスがいない！ジョンソンがいない！ケリーが入っとる！！サブメンバーにはDFがウィルソンたったひとり！！！一体どうした！？そして試合のホイッスルが鳴って、メイレレスが真ん中ではなく右サイドにいるのを見て、心配はさらに増しました。しかしその不安は5分で吹っ飛びました。アンフィールドのすばらしい雰囲気の中で、選手たちは守りに入るのではなく果敢にプレスをかけて前に出てましたね。チェルシーが立ち上がりあまりハイプレスをかけずに引き気味に来て、それでレッズの方はわりと楽にボールを持てたと思います。それに何と言ってもルーカスが良かった！彼がしっかり守り、キャプテンも前に上がってポジションを空けるよりもプレスとパスの仕事を意識していたことで、中を制することができました。今日のルーカスは凶暴じゃないマスチェラーノのようでした（嬉涙）。開始すぐのメイレレスに通したパスなんかもありましたね～。

早い時間にトーレスが入れた、カイトの良いクロスをばっちりトラップしてびしっと決めた1点目も良かったですが、前半終了間際のゴールが見事でしたね。3人残っていた相手ディフェンダーをあざ笑うかのような、ツェフも全く動けないシュートでした。トーレスが帰って来た！そう確信できる一発。決めた後いい顔してたなあ。
この試合は2得点を決めたトーレスがMOTMになるでしょうが、個人的には、トーレスは彼の本来の実力を発揮したプレー、ルーカスはまた一つステップアップしたプレーを見せてくれたので、ルーカスをMOTMに推したいですね。彼の値段が￡4m？ケッ、欲しけりゃその10倍持って来やがれ。

後半に入ってチェルシーが攻勢をかけて来てからは、防戦一方になりました。前半はほぼフィフティだったポゼッションは、最終的には35%まで下がりました。後半だけのポゼッション率はいくつだったんだろう･･･。ドログバが入ったこと自体よりも、チームが引き気味になって前半ほどのプレスがかからなくなり、気持ちが守勢に入ってしまったことが大きかったような気がします。前半のプレスを90分通してチェルシーを相手にかけ続けるのは、至難の業なんですけどね。しかし押し込まれていても、中盤の主導権を決して渡さず踏ん張れたこと、そしてレイナの活躍でなんとか守り通すことができました。スーパーセーブでしびれるガッツポーズばかりじゃなくおちゃめなところもちらりと見せる、そんな君が好きだよペペ。

カイトはしばらく休んでいたにも関わらず、試合開始から良く動いて前からプレスをかけ、1点目はいい仕事をしてくれましたね！さすがの電池うさぎ君も後半は疲れを見せましたが、メイレスとポジションを入れ替えて右に入ってからも、交代まで気合でボールを追ってくれました。メイレレスは右にいた時も中に入り、ルーカスやキャプテンを良くサポートしていたと思います。それからケリーはいきなり今季リーグ初先発で、相手はチェルシーというものすごくプレッシャーのかかる状況にも関わらず、落ちついてしっかりやっかいな相手を抑えてくれました。前半の左足シュートも良かったですね！守備に関しては、高さもあるしジョンソンよりいいんじゃないだろうか･･･。

後半はチェルシーが次々と交代カードを切って来るのに対して、こちらは結局残り6分まで動きませんでした。ケリーは足を攣らせるし、他にも相当しんどそうな選手がいたので早く守備にてこ入れしたかったところでしょうが、DFがウィルソンしかいませんでしたから、動きようがありませんでした。疲れたカイトを少し早めに休ませ、残りの二人は時間を使うためだけの交代です。それでも、後半ロスタイムにはルーカス--＞スピーリング--＞エンゴグと若い3人で繋ぎ、マキシ兄さん決めてよ！というボールを渡しましたね。兄さんはあそこでぶっ倒れるのではなく、きっちり決めて貫禄見せて欲しかったなあ。

交代で入った選手は、18歳、21歳、21歳の3人でした。ベンチには経験を積んだDMFも左ウィングもいたんですが、ホジソンが選んだのは若い選手たちでした。これはクラブの新しい方針を意識しての采配なのか、それとも彼の若手に対する信頼の現われなのか、それはこれから見守って行きたいと思います。このチェルシー戦の勝利で、少なくとも彼は今年一杯は指揮を執る権利を得たと思います、それは当然です。それでもやっぱり私はいずれもっと若く戦術に優れた監督にバトンタッチしてもらいたいと思っている（鬼）し、彼はおそらく来年の夏以降はいないと予想しているので、今日見に来ていたNESVの面々とその後ろのコモリには、これからじっくり、将来を任せられる監督探しに取り組んでもらいたいと思います。それまでがんばって、選手たちを気持ちよくピッチの上で躍らせてやってください、校長先生！

試合後のホジソンのコメントです。
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●ホジソン（公式HP）
「パフォーマンス全体に満足しているよ。そして、フェルナンド･トーレスが大きな喝采を受けるだろうということにも満足している。彼はフェアとは言えない批判を受けてきており、その一部はひどく誇張されたもので、完全に正当というわけではなかった。もちろん、チームが勝利できていない時はそういうことを防ぐのは難しい。しかし今日は彼は大きな称賛を受けるだろうし、人々はベストの彼が戻って来たと言うだろう。これからそうなることを願うが、今日の彼は間違いなくそうだった。非常に、非常に良いプレーをしてくれた。
ああいう質の高い選手がいてくれれば、この非常に高いレベルでプレーすることを常に望むものだ。今日の我々にはフェルナンド･トーレスの能力があり、その能力が、他の選手たちの非常に規律の取れた組織的なパフォーマンスと相まって、我々をこの試合に勝たせてくれたよ。

9位は喜ばしいことだが、2敗すれば16位に逆戻りするかもしれない。我々は水曜（ウィガン戦）に向けて、再び動き出さなければならない。
病気と負傷者が出ており、スカッドは非常に薄い状況だ。シーズンは長い。11試合を消化したばかりで、まだ3分の1にさえ達していない。フットボールでは、地に足をつけておきたいね。今から5月まで、このようなパフォーマンスをもっとたくさん演じなければならないだろう。我々はそれをやるという保証は私にはできないが、あの子たちが毎週こういうパフォーマンスを演じたいと思っていることは知っているよ。

（フルハム時代は一度も倒せなかった相手を倒して、どのように祝うかと聞かれて）他の試合にも関心があるから、おそらくマッチ･オブ･ザ･デイを見るだろうね。もし早い時間に眠れなければ、DVDかLFC TVで試合を見るかもしれない。私はフルハム時代は彼らを破ったことがなかった。それを思い出させてくれて感謝するよ！
彼らは今シーズンはあまり試合を落としてはいないから、そういう彼らを相手に勝利を達成できたことをうれしく思う。

ソリティオス･キルギアコスは、扁桃腺がひどい炎症を起こし、ちょうどこの時にひどく具合が悪くなってしまった。グレン･ジョンソンは鼠径部に問題が起こり、フィジオがこの試合には出場できないと判断した。

（NESV買収によるインパクトはと聞かれて）クラブにとって、彼らはとても良い効果をもたらしている。間違った方向へ進んでいた期間がかなり長きに及び、新オーナーは我々に、もう自分たちは間違った方向に進む恐れはなくなったんだという希望を与えてくれた。彼らがボストン･レッドソックスで達成したのと同じ成功をリバプール･フットボールクラブでも成し遂げてくれる、私はとにかくそう望むことができる。もしそうなれば、これから数年の内には、我々は振動するアンフィールドを見ることになるだろう。

アッガーは長期の離脱になる。日付がいつとは言えない。現時点では彼は練習ができず、とにかく今は休養を取り、次回もう一度専門家の診察を受けに行くのを待たなければならない状態だ。彼らはは骨が形成されないことを非常に強く願っている。これは石灰化という問題で、トレーニングは確実に石灰化を加速させる。今は医療チームは状況を見守り、彼がトレーニングに復帰する前に、まずは体が石灰化する物質を分解することを願っているんだ。だから、非常に長期になる可能性がある。」

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アッガーはどうしたことか･･･。内出血が固まって石灰化するという話は聞いたことがあるんですが、そういう症状なんですかね？干されているわけでもなさそうなのは良かったですが、いつ戻って来られるかわらかないというのは、これもまた心配です。

それから、ホジソンのポストマッチカンファレンスでは、こんなやり取りもあったそうです。

記者：ドレッシングルームのムードはどうです、大きな音楽の音が漏れて来るんですが、どんな雰囲気なんですか？

ホジソン：いや、あれは我々の音ではない、違うよ。近くにディスコか何かがあるに違いない。ドレッシングルームに音楽はないし、我々には関わりのない音だ。私はそういうものから完全に距離を取っているよ。

ホジソンのコメントで初めて笑わせてもらいました。ドレッシングルームはかなり盛り上がったみたいですね。すぐ次の試合が入っていてお祝いする暇もないですから、試合後くらいホジソンも中に入って一緒に踊ればいいのに。いや、踊ったかな。

●SKY SPORTSのレーティング
レイナ：7　至近距離のシュートをスーパーセーブし、マルダを止めた
ケリー：7　危なっかしいスタートの後は、手堅いパフォーマンス
コンチェスキー：6　リバプールの左サイドバックとして、良くも悪くもあった午後
キャラ：8　ディフェンスを統率し、ドログバを止める見事なタックルを決めた
シュクルテル：6　常に良いポジションを取っていたが、時々コントロールでがっかり
キャプテン：8　レッズのキャプテンとして際立ったプレー
メイレレス：7　何度か良いクロスを送り、2点目のゴールとなるパスを供給した
ルーカス：7　シーズンのベストパフォーマンスの一つ
マキシ：7　ウィンガーとして勤勉なプレー
カイト：8　このオランダ人のいつもどおりの決して止まらない走りを見せ、彼のクロスで先制点をお膳立てした
トーレス：8　見事な2ゴールを決め、試合ごとにシャープになっている印象
（SUB）シェルベイ：5　印象を与えるほどの時間はなかった
（SUB）スピーリング：5　残りわずかでの投入
（SUB）エンゴグ：6　交代で入ってから、前線でボールを上手く保持