チェルシー戦後の、ルーカスとカイト、トーレスのコメントです。
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●ルーカス(
SKY SPORTS)「ブラジル人選手がただ妙技だけではなく、チームのために『ダーティ』な仕事もできるところを見せられてうれしいよ。それが僕のやろうとしていることなんだ。そういう仕事をして守り、可能な時には前へ出て行く。
選手としては、安定したプレーをしようとしている。今シーズンの僕は成長している。とにかくこのレベルをキープし続け、ずっとチームの中に入れるよう努力するつもりだ。ここ数試合では、自分のプレーに本当に満足しているんだ。
チームは勝っていて、チームが勝利している時には全員のパフォーマンスが良くなる。そのことが本当に良いムードを作ってくれていて、僕たちは同じレベルのパフォーマンスを続けようと努力するつもりだ。
僕たちは自分たちのチームを信じていると思う。それが何より肝心なことだ。僕たちは熱意を持ってプレーしている。チーム全体の熱意がどれほど強いかは、試合を見た誰もがわかっただろう。僕たちは満足しているけど、もちろんまだ自分たちがいたいポジションにいるわけじゃない。もっと順位を上げたいと思っているけど、それには前進を続けなければならないね。」
●カイト
(Liverpool Echo)「すばらしい結果だったし、チームのすばらしい努力だったよ。僕たちは正直になり、後半のチェルシーがとても上手くやったことを認めなければならないね。でも僕たちは一つのチームとなって守った。
週ごとに僕たちのプレーは良くなっている。そして今は4連勝だ。能力と強さがこのチームの中に戻りつつあり、僕たちは序盤の悪戦苦闘から改善されつつある。でも、そういうことは忘れて前に進まなければならない。ウィガン戦のことを考え、確実にもう3ポイントを積み上げなければならないね。それが全員が考えるべきことだ。僕たちは、全試合に勝ちに行かなければならない。チェルシー戦ではすばらしい結果を出せた。タフな試合だったし、何人かの選手は疲れているだろう。でも僕たちは、ウィガン戦に向かって再び立ち上がらなければならない。
4週間離脱していて、チームと2回トレーニングセッションをしただけで復帰したのはきつかったよ。でも監督が僕にやれるかと聞いて来て、僕は『イエス』と答えた。フィジカル的にはいい感じだよ。足首を何回か蹴られてちょっと気にはなったけど、僕は何でもやれるし、リハビリテーションが上手く進んだことには本当に満足しているんだ。
僕はこれまでのキャリアの中でそれほど怪我をしたことがなかったんだけど、今シーズンは2度もひどい怪我をしてしまった。アムステルダムのドレッシングルームにいた時に、彼ら(オランダ代表のメディカルスタッフ)は、手術が必要かもしれないと僕に告げたんだ。もしそうなっていたら、僕は何ヶ月も離脱していただろう。あの時は厳しかったけど、僕は幸運だったし、メディカルチームが僕を助けてくれたよ。
復帰するっていうのはすばらしいね。最初の1分から雰囲気はすばらしかった。オランダではこう言うんだよ、『1+1は2』ってね。チームが良いプレーをしている時は、ストライカーも良いプレーができるという意味なんだ。それがフェルナンドに起きたことだよ。」
●トーレス
(Liverpool Echo)「難しかったよ。僕にとってタフなシーズンを終えた後で、ワールドカップで困難な時期を過ごした。度重なる怪我、毎日のトレーニング。でも日ごとに自分が良くなり、毎日改善されていると感じているよ。すぐにベストのプレーができるかどうかはわからないけど、自分のベストのプレーをやれることを願っている。
批判されるというのは、フットボーラーの生活の一部なんだ。フットボールというのはこうなんだよ。リバプールのようなチームにいれば、みんなが毎試合を見るんだ。自分がやっていることは、その1分後には世界中に知れ渡る。僕への期待はわかっているし、自分のトップフォームになれるように懸命に戦いたいと思っている。
僕たちのシーズンスタートは十分とは言えなかった。それはよくわかっていた。もちろん、今までリバプールは9試合を消化して降格圏内にいたことなんかなかった。今の僕たちは順位を上げつつあり、日ごとにプレーが良くなっている。
新監督と新しい選手たちが来て、僕たちには一緒に取り組む時間が必要だと、シーズンの初めから僕たちは考えていた。今度は中位のチームを相手に、チェルシーほどは強くないチームを相手に、僕たちはこういうやり方で、この激しさと強さでプレーができるんだということを証明しなければならない。それをやれれば、僕たちは大きなものを目指して戦えるだろう。今度はウィガン戦、そしてストーク戦で、自分たちは試合に勝ち続けられることを証明しなければならない。
(チェルシー戦の勝利は)結論を言えば3ポイントを重ねたということだけど、誰もがわかっている通り、これは他とは違う種類の試合なんだ。3ポイントを加えるだけじゃなく、タフな1週間に向かって行くのに、より大きな自信を与えてくれる。僕たちは7日間で3試合をしなければならない。今は水曜のウィガン戦のことを考えなくてはならない。僕たちは序盤に多くのポイントを無駄にしてしまい、これからは全ての試合に勝たなければならない。ポイントを重ね続けなければならない。」
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ルーカスは「ダーティ」と言っておりますが、ファンとしてはとても見ごたえのある美しいプレーだったと思います。この調子でがんばれ!ちなみに試合後のツイッターで彼は、「今日のアンフィールドは驚くようだった、レッズサポーターたちみんなありがとう。この勝利は、これから進んでいくためにチームに大きな自信を与えてくれるだろう。よくやったレッズ。」と言い、それから「今日は本当に疲れたからもう寝るよ、明日には次の試合のことを考え始めないと。おやすみ、#happy」とつぶやきました。そうだよねそりゃ疲れたよねと思ったその1時間後、「やっぱり眠れないから、ポール・マッカートニーがブラジルの僕の町、ポルト・アレグレで演奏しているのを知らせに戻ってきたよ。」とつぶやいてました。なんじゃそりゃ(笑)。やっぱりルーカスは面白い。
カイトは考えてみれば、1ヶ月離脱後、2回しかトレーニングしないでいきなりの先発だったんですね。「彼なら大丈夫だろ」と気楽に先発予想していましたが、秘密の双子の弟がいてもさすがにきつかったか。でもすごいよカイト。「復帰するっていうのはすばらしいね。」と語っておりますが、「復帰した君がすばらしいんです。」と言い返したくなりますね。これでウィガン戦も先発だったらひっくり返ります。しかしありそうな気もしないでもない。
トーレスのコメントは全く浮かれていないというか、しまってますね。SKYの試合後のインタビューも固い表情で、あれほどのゴールを決めていても、彼自身が自分はまだトップフォームにないと良くわかっている様子です。まだ無理はできない状態かな。彼はウィガン戦は休むかもしれませんね。
気持ちの良い勝利を収めたチェルシー戦ですが、ジャーナリストのポール・トムキンスが、パスデータを使って試合を分析する
興味深い記事を書いています。ボルトン戦や2年前の同じスコアで勝利したチェルシー戦と比較しているんですが、結論としては「2年前の試合に比べればまだまだまだ」。2年前の試合ではレッズの回したパスは356本でそのうち292本が成功、チェルシーは340本のパスで276本が成功。今回の試合では、レッズの回したパスは240本で189本成功、チェルシーは521本中445本が成功でした。その差は倍以上!ちなみに後半だけで見ると、チェルシーは244本202本を成功させ、対するレッズは91本中68本、本数だけでなく成功率も前半の81%から74%に激減しています。ひゃー、本当によく守りきりました。
さらにびっくりしたのはトーレスのデータで、彼がこの試合でボールを持って出したパスはわずかに7本!前半4本、後半3本でした。相変わらず彼は孤立してプレーに関われなかったのがわかります。打ったシュートは前半3本、後半がわずか1本、そして前半の3本中2本を決めてくれました。すげー。後半は彼もここまで下がるかというくらい深い位置まで戻って守備に加わっていましたからわかるとしても、前半も決してチャンスは多くなかったんですね。
記事ではその他に、キャプテンとルーカスが良くプレーに関与していたことをポジティブな要素として挙げ、また、レイナからのボールがハーフウェイラインを超すロングボール主体になっており、それが全体のボールキープを難しくしていることにも触れています。
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無題
トーレスはウィガン戦休むのでしょうか?今後のことを考えると休ませたほうが良いと思いますが
やっぱり出て欲しいというのが本音です。メイレレスとコンチェスキーはそろそろお休みですかね
?そういえば昨シーズン、ウィガンに負けたような?まぁ今回は絶対勝ちます!!!
Re:無題
無題
フニクラさんわかります?
コモリさんの件と、ホジソン校長の件はあながち冗談ではなく、正直僕、この今シーズンはあらゆる意味でジェラードにかかってそうな気がします。
ヘンリーさんはこれから、主にコモリと綿密にコミュニケーションを取るような気がするんですけどね。。若手を今シーズンから使うよう横槍が入っているんだとしたら(僕は大歓迎ですが)尚更、そんな気になりますね。
Re:無題
本来なら、オーナーが現場の起用法まで口出しするのはやっちゃいけないことなんですけどね。ホジソンが自ら意識してそうしているのでは?なんだか彼必死ですもん。
無題
一昨シーズン前というと、チェルシーはスコラーリ政権の末期で、彼が解任される決め手になった直接対決の時だと思います。(このシーズンは当時ニューカッスルにいたギブンやポーツマスのアダムス監督、そしてフェリポンと、ウチが引導を渡す形になったチームがやたら多かったですね。友人から「死神チーム」って言われたし。)
となると、置かれていた状況の程度は違いますがチェルシーが今のリバプールと逆の立場にありましたからデータだけで鵜呑みには出来ない様にも思えます。
ちなみにセイバーメトリクスについて調べてみた時に分かった事ですが、最初にこの統計学に基くチーム作りの方針を採用したのはアスレチックスで、レッドソックスはその統計学の第一人者をチームに招いて本格的に取り入れた様です。
フットボールで数値化出来るのは試合の中での走行距離やボールタッチ数、パスを繋いだ回数と成功率とそのパスを出した方向(前に出したり後ろに戻したり)とその成功率やらシュート数、枠内に飛ばした回数と撃たれた回数(PA内外含む)なんかがたまに紹介されますね。
アメリカでは集計したデータを書籍にして販売しているそうなので、もしフットボールでもそんな書籍が出たら買ってみたいです。
Re:無題
フットボールを数値化するのはすごく難しいですよね。ポピュラーなポゼッション率さえも必ずしも試合運びの良し悪しを測るものではないし、選手の走行距離もそれが直にハードワークと結びつくものではありません。それでも、この試合でここまで両チームの成功したパスの数が違うと、何か改善が必要だと誰もが感じるように、数字に見るべきものはあります。ファンとしては「へえーそうなんだ」と面白く思うくらいですが、クラブではこの百倍綿密な分析をしているんでしょうね、それを見てみたいですね。
無題
ルーカス・・おやすみの後にそんなこと呟いてたんですか(笑)もー愛すべきキャラですね^^。彼のような献身的なプレーこそ美しいと思います。守備さぼってる先輩ブラジル人選手多いですからね(苦笑)
あと、トーレスはピッチを出ればいつも冷静で、コメントも強い意志が伝わるんですが・・久しぶりの言葉はまだ何か違うなって感じです(勘繰り過ぎかな;)勝ったけど後半の出来を考えればチームとしての差を感じましたし、強豪相手じゃないチームにはもっと主導権握って今以上のプレーをしなくては・・とトーレス自身も気づいてますよね。
ウィガン戦は出るような気がするんですが、途中からかもですね^^。週末のストーク相手は厳しいので、ウィガン戦は疲れの残る選手は休ませて若手君らにもチャンスがあれば良いですね。とにかくパチェコ使って(泣)ヨバも使って・・でもヨバとギルギアコスはストーク戦の方がいいかな?ナポリ戦も一人私服だったバベルはどうしたんでしょう;
来週は代表もあるんですよね;リーグ戦合間の意味不明な親善試合・・カイトまた行くのかなぁ;メイレレスとトーレスのマッチアップは観たいような観たくないような・・鬼のような日程ですね;
Re:無題
>強豪相手じゃないチームにはもっと主導権握って今以上のプレーをしなくては・・とトーレス自身も気づいてますよね。
はい、T-Loveさんと同じ印象を私も受けました。彼はもっともっと上を目指しているんじゃないですかね?そうでないといけないし。ウィガン戦は彼は休みかなあとも思いましたが、今はやっぱり出るだろうと思っています!!そして早めに点を取って、早い時間に下げることができれば理想的です。パチェコはなんだか、素行不良なんてうわさも出ていてちょっと気になります・・・バベルについても、ホジソンは慎重に起用する意向みたいですね。
代表戦はねー、カイトは門外不出令を発令!トーレスは少し気分転換になっていいかもと思います。レイナはぜひ使ってあげて欲しいです!で、メイレレスの鬼ミドルをびしっと止めると。