ボクシングデーに無事ホームで勝利!相手の退場が試合を分けました。2枚目のイエローはやや厳しい判定でしたけどね。審判が2枚目であることを意識していたら、お目こぼししてもらえたかも。
ホームで0-0で相手が1人足りなくなるという状況は、思い切って守りに徹してきますから決してもろ手を挙げて歓迎できるわけではないんですが、あれをきっかけにチームのギアが一つ上がりました。これをなぜ11対11で出来ないのかとも思いましたが、そこがチームの自信の欠如なのか。
前半はこれまで何度も見たような形で、立ち上がりは良い感じで攻め込み、チャンスは作るものの決めきれず、そのうちに相手が慣れて来てパスミスを拾われ、カウンターで脅かされると慌ててバタバタ、という流れです。ウルブズがロングボールでインスーアのところを何度か狙って来たのには、若いもんをあんまりいじめんなよと思いましたが、彼は競り負けしませんでした。今日の彼は良かったですね。守備だけでなく攻撃にも非常に効いていました。キャプテンへのアシストになったクロスも見事でしたが、その前のゴール前でのアクイラーニとのまた抜きワンツーからキャプテンに渡してシュートまで行ったプレーなど、いくつか見せ場を作りました。キャプテンの先制点は、あれぞ気持ちで入れたヘッド、久々に彼のああいうゴールを見た気がします。その後の選手たちの喜びようが、どれだけあのゴールを待っていたかを表していました。キャプテンはなぜインスーアでなく、何もしてないジョンソンのところへとも思いましたけどね(笑)。アウレリオと中継のスイッチャーは良いフォローでした。
アクイラーニは立ち上がりは良くプレーに絡んでいたんですが、だんだんと消えて行ってしまいました。ベナユンへのパスなど時折さすがというところは見せましたが、本来の彼はあんなもんじゃないです。ブランクの長さを感じさせるプレーでしたので、もう少し時間はかかるでしょうが、実戦を積んで行くことで確実に上がって行くでしょう。今回も終盤かなり疲れが見えましたが、とにかく「ほぼ」フル出場ができたのはめでたいです。
相棒のルーカスは、底の位置にいながら攻撃にも顔を出し、彼の良さを見せていました。前半終了間際、ジョンソンが右でボールを持ったときにそれを受けに最前線まで上がって行き、そのジョンソンがボールを取られて危ないカウンターシーンがありましたが、最前線から一気に戻ってドイルを抑え、危険をつぶしたのは「これこれ」と思いました。今日は本当に良く動き、パスを繋ぎ、いい仕事をしていたと思います。しかし、彼はマスチェラーノとコンビじゃない方がずっといいプレーをするんですよね・・・なぜか。
トーレスはまだ本調子ではないようで、70分ぐらいからは疲労のためか動きも落ちてしまいました。そろそろ交代かなと思っていたら代わったのはアウレリオで、結局彼がフル出場したのには驚きました。「気をつけながら使う」と言い続けているラファが、中2日の試合を控えて2点リードという状況でも交代させなかったということは、怪我の心配はそれほどないんでしょうか。むしろプレー時間を与えることでマッチフィットネスを上げたい状態なんだとしたら、それは好材料です。それから、レイナが首をタートルネックで覆っていたのは、防寒でなくちょっと痛めでもしたんでしょうか?気になりましたが、審判に抗議にあそこまで走って行く元気があったから大丈夫ですね。
そしてパチェコがついにプレミアデビューを果たしました!これからを十分に期待させてくれるプレーでした。ボールタッチ、パスを出した後の動き、それは彼の才能ですが、体がかなりしっかり出来てきたように見えることと、それから何より周りをちゃんと見られる冷静さがいいですね。前回のファーストタッチでのシュートに続き、今回のファーストタッチのパスにもハートの強さが感じられました。今度はぜひ、リスクを賭けて攻めに行かねばならない状況で彼に何ができるか見てみたい、そう思わせるプレーでした。
いろいろと好材料が見えた試合でしたが、次のヴィラ戦でアウェイの3ポイントを取るためには、もう一段チームのプレーを向上させなくてはならないでしょう。とにかくディフェンスラインをもう少し上げて前線との距離を詰めて、前を孤立させないようにしなくては。相手は当然前に出て勝ちに来るでしょうから、アンフィールドでの試合とは違う戦いになると思います。
さて、これでリーグ戦も半分が終了しました。現在30ポイントですが、CL出場権を獲得するためには70ポイントは欲しいところです。となると、後半戦では40ポイント、13勝ですね。昨シーズンのようならば問題なくできる数字ですが、そのためにはチームの状態をもっと上げて行かなくてはなりません。しかし今シーズンは首位のチェルシーが42ポイントですから、優勝ラインも相当下がりそうな気配です。お互いのポイントの奪い合いも熾烈になって、混戦模様になるかもしれません。
今回は、試合後の正副キャプテンのコメントもご紹介しておきます。
●キャプテン
(ESPN)「ウルブズはしっかりと組織されてここに来ていた。彼らを破るのはいつでも難しかったよ。とにかくああいう突破口を待つだけだった。僕たちは時にナーバスになっていたし、観客も時々怒っていた。しかし、僕たちは信念を持っていれば得点はやって来るとわかっていたよ。そしてそうなった。
期待するような結果を出せていない時には、自信に影響するものなんだ。しかし僕たちは、それを修正したいと思っている。選手たちは今傷ついている。今日の僕たちが見せたような姿勢を見せ続ければ、望む場所まで上がって行けるだろう。」
●キャラガー
(Click Liverpool)「審判とラインズマンはちょっと混乱していたように思うが、結局はわかって正しい人間を退場させた。もちろんあれは俺たちを助けたよ。ウルブズは前半にはとても良いプレーをしていた。とても良く組織されていて、2度ほどカウンターアタックで俺たちを捕まえた。彼らは本当に良くやっていたから賞賛しなくてはならないが、あの退場が明らかに俺たちの助けになったよ。
先取点が決まればチームは落ち着くもんだが、あの2点目のゴールが試合を終わらせたと思う。特に相手は10人だったからな。今の俺たちは自信満々というわけじゃないから、あの2点目が俺たちが必要としていたものだった。あれで確実に気持ちが落ち着いたよ。勝利を得られたのは良かったし、これでアストン・ヴィラに向かえる。
サポーターに、何をすべきか言う必要は全くない。彼らは常に俺たちを支え、俺たちにすばらしいサポートを提供し、そして俺たちと同じようにフラストレーションを感じるんだ。それは俺たち皆が同じものを求めているからだ。勝利を掴み、順位を上げることだ。上手く行けば、俺たちは今日それをやれただろう。」
●SKY SPORTSのレーティングレイナ:7 困った様子は全くなし
インスーア:8 彼のリバプールでのベストゲームの一つ
アウレリオ:7 クロスが2点目のゴールを導く
ジョンソン:6 依然として守備に不安げ
アッガー:7 確固たる存在
キャラガー:7 ウルブズの脅威を殺す
キャプテン:8 彼の優れた得点能力を再発見
ルーカス:7 ウォードの退場に不可欠だった
アクイラーニ:7 時折輝いていたが、疲れた
トーレス:6 不満げでフィットしていない様子
ベナユン:8 じりじりした試合の中で存在感が増した
(SUB)スピーリング:6 遅い時間の投入
(SUB)カイト:7 いつもどおりの全力プレー
(SUB)パチェコ:7 前途有望なプレミア見参
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無題
Re:無題
無題
ユナイテッドに2-0で勝って、ポーツマスに0-2で負ける様なチームのファンは、そんな事言われてもビクともしません(笑)
折り返し地点ですね。冬には何かありますかね?バーミンガムの例を見てもわかるように
オーナーの交代も、監督の交代も、大して変わらないと思うんですよね。なぜ、新監督はすぐに結果を出すのか?そして絶賛されるのか?能力の違いだけだとは僕は思いません。とにかくラファで乗り越えることに価値があると思います。できれば3位くらい目指してやりやがれー!
フニクラさん、良いお年を!余りモチベーションの上がらなさそうなシーズン、ブログの更新お疲れ様でした。楽しませてもらいました。
その他、ご自身共々、頑張ってくださいね!
YNWA
Re:無題
あっ、これいいですね!今のレッズを端的に言い表してます。力はあるはずなのになー、上手くかみ合わないんですよね。
冬に何か・・・大物の獲得はありそうにないし、万一あってもローンだろうし、オーナー交代はこれはわからないし、とにかく現状で何とかするしかないですよね!3位とは言わず1位を目指して欲しいところですが、まずは一つ一つ順位を上げて行かないと。そこからです。
にわかファンさんには楽しいコメントをいつもいただいて、こちらこそありがとうございました。あまりの不調ぶりが逆モチベーションになったりするシーズンです(笑)。これからもよろしくお願いいたします、良いお年を!
無題
相手が10人になってからの得点だったとはいえ勝ちは勝ち。良かったです。
キャプテンのヘッドには気持ちが見えてすごく興奮しました。
ルーカスは組む相手と同調しちゃう選手なのかな?と昨日の試合を見て感じました。
マスチェだと守備的に、アクィラーニだと攻撃的だったのを観るとそうなのかな?と。
立場的に批判されてしまう選手ではあるけど、乗り越えてほしいです。
Re:無題
キャプテンのヘッドには魂が見えましたね。「レッズキャプテン」のゴールでした。
ルーカスは相手によって、状況によって、どういう仕事を与えられているかにもよるんでしょうが、どうもマスチェラーノとだと役割がかぶりすぎて中途半端になってしまうように感じます。キャプテンとやると遠慮してしまうのかとも思っていたんですが、この試合はそんなこともなかったし、相棒に感化されてしまうんでしょうかね~。とにかく、批判にさらされやすい立場で本当に良くやってくれていると思います。
無題
それと、ついにアクイラーニ先発デビューとパチェコのPLデビューでしたね^^アクイラーニは試合ごとに良くなっていくと思ってます。パチェコはやっぱり良いですね~ボール持つたびにワクワクしました~。今度は本調子のトーレスとの凸凹コンビを観てみたいです。
今年も素敵なブログをありがとうございます^^お体には気をつけてくださいね。
今年ラストゲームも勝利で飾っていいお正月を迎えれると嬉しいですね。
Re:無題
こちらこそいつも素敵なコメントをいただいて、どうもありがとうございます^^。さあラストゲーム、勝利で締めくくりたいですね!!!
無題
アクイラーニに関して、みんなもう少し信頼してあげて欲しいです。フリーでいい位置にいてもパスがこないことが多々見られました。見ていてわかるとおりロングパス、ボールタッチにしてもかなりうまいです。なのでもう少しパスをもらえるようになればアクイラーニもチームも良くなると思います。
交代に関しては最高でしたね。パチェコ、スピーリング、あとダービーが出れていればさらによかったですけど。有望な若手が交代で出せるのはいいですね。今後もこういう機会ができればクラブにとっては最高ですね。
Re:無題
確かにアクイラーニは、もうちょっと周りが信頼してボールを預けても良かったかもしれません。彼もワンツーでボールを受けたがる、使い使われる選手ですから、そういうことでさらにリズムが良くなるかも・・・楽しみです。ルーカスと時おり相互理解の良さを見せて、この2人なら上手く役割分担ができるんじゃないか、と予感させました。とにかくこれからですね。
今季は怪我やら不調やらのせいもあるんですが、若手の出場チャンスが多くて、それは嬉しいことの一つです。彼らの中のどれだけが厚い壁を破ってくれるか、とても楽しみです。
ごぶさてです。
相手が10人になったとはいえ、いいリズムでプレーできた時間が今後に役立ってくれそうですね。
ただ前半の内容をみると不安は否めません。両SB、SBとCBの間を意図的に狙われる試合が続いてるように思います。ラファの指示かもしれませんがここ数年と比べると両サイドバックのポジショニングが少し高い気もします。クロスを入れられた時にマーカーのズレからジョンソンが2枚をケアしなければ行けない場面も幾度か見られます。不安を感じつつSBは攻撃に参加していくわけですから精神的にタフですね。ジョンソンは最近の出来に満足してなかったでしょうし、ジェラが駆け寄ったのはその辺もあるんじゃないでしょうか。インスーアもよくやってくれました。相手が10人になり守備の負担が軽減したことで攻守のバランスがとれました。が、今後の試合においてルーカスがケアするのか?それとも別の解決策があるのか?注目したいと思います。(ルーカスはプレーエリアも広く攻守に負担が大きいんですよね)
アクイラーニは随所でいい潤滑をチームに与えてましたね、まだまだだと思いますが徐々に馴染んでいってくれそうですね。
レイナは首の後ろにシップ?貼ってましたね、痛めていたのかもしれません。
ガーディアンにErik HUSEKLEPPへの関心が出てました。カントナの様なゴールをしており、足元の器用さもあるので面白いかも知れません。トゥランと違い価格分だけ現実的かもしれませんね。
Re:ごぶさてです。
SBのポジションが高いのは、ラファの指示だと思います。そこをカバーするのがCMFの仕事なんですが、CBが深いと彼らも下がらざるを得ず、前との間が空いて上手く繋がらず、前は孤立してイライラ、というのが今季良く見られると思うんですが、どうでしょう?そこであの人がいれば深い位置からでも一発流れを変えるパスが出てきて、それを警戒して相手が下がって押し込めて、というのが今季はないんですよね(泣)。中盤の負担を減らすためにはSBが上がる判断を良くして、それから最終ラインをもっと上げることだと思うんですが、カウンターが怖くて上げきれない。空中戦の競り合いを狙って、ボコボコ放り込んで来ますからね、チキショー。
HUSEKLEPPは足元上手くてスピードもありそうだし、タイプ的にトーレスのいいバックアップになりそうな感じがします。ちょっと細い感じはしますが、こればっかりはやってみないとわからない。何より£2mってのが現実的です(笑)。しかし、夢物語の移籍のうわさはげんなりですが、これが現実かといううわさもちょっと寂しい気がしたり、我ながらわがままです。
無題
しかしトーレスが上手く噛み合わないですね、ストライカーだからしょうがないのですが、ちょっとむきになってシュートを打ちに行くのがこの所目に付いてしまいます(何かイラつき気味?)。
全体が崩しきろうとパスでこねくり回し過ぎかな、それでペースダウンしてトーレスに回る頃にはスペースがほとんど無くなってしまうのであと一本パスを少なくトーレスにまわしてあげたいです、多少放り込み気味でいいので早目に渡して勝負させてあげればトーレスなら何とかしてくれるはずですよね(楽観的)。
ヴィラはガナに完敗した様なのでREDSが叩いてこのきつい時期に連敗させる事が出来れば昨年同様崩れてくれそうな気がします。
後半戦の頭絶対叩かないと、ダブル喰らうのは御免です、このまま連勝で良い年を迎えたいものです。
Re:無題
ガナはA・ヤングを出停にしてくれたみたいですね。しかしヤングはこれまで割りときっちり抑えているし、サイドにミルナーが廻るのもそれはそれでいやだし・・・と考えて、いかんいかん弱気になっては、と自分を叱咤しています。なかなか連勝ができていないので、ここはひとつ勝ってリベンジし、大きく弾みにしたいところですね。
無題
今のチームには勝ちという薬が必要ですからね!
やっとアクイラーニをじっくり見られました。
ほとんどローマ時代の彼を見たことがないのですが、彼は姿勢がものすごく綺麗ですね!!
まだまだ本調子ではないと思いますが何度か可能性のあるプレーを見せてくれましたね。
交代後にすぐドレッシングルームに直接行ってしまったので少し心配になりました。
パチェコは見ててすごく楽しい選手ですね!!
ラファにはこれからも彼を使い続けてとお願いしたいですね(笑)
Re:無題
パチェコは本当に見ていて楽しいですね。既にチームが引いて落ち着いた状況だったんですが、彼が入って再び攻撃マインドが上がりました。球離れが良くて判断的確で、ほとんどボールロストしなかったのも合格です。せめてベンチには続けて入れて欲しいです。