リバプール 1-0 デブレツェニ

グループステージ初戦で無事3ポイント獲得。しかし勝っただけ、そういう内容でした。とにかくミスが多かったですね。それに苛立っていたのは選手だけではなくファンもだったのか、アンフィールド全体がどうも重い雰囲気でした。
スターティングメンバーは前回のバーンリー戦と変更なし。しかしパフォーマンスは全く違いました。相手が違うから、と言ってしまえばそれまでですが、今日のデブレツェニは決して守りが厳しいわけでなく、攻撃が脅威なわけでもなく、難しい相手ではありませんでした。相手は引いて守ってはいましたが、それでも前半は高い位置で何度もボールを奪取することができ、チャンスを作っていました。しかしシュート精度が今ひとつで得点に結びつかず。このまま前半終了か、と思う時にトーレスが強烈な一本を放ち、それにしっかり詰めていたカイトがキーパーの弾いた球をゴール！あれはまさにカイトらしい、そういうゴールでしたね。

これは後半はてこ入れするだろうと思って見ていたんですが、前半にも増してパスミスが目立ちました。相手に作られていたチャンスは、ほとんど自分たちのミスからだったと思います。ロスタイムにアウレリオが入った時は「やっと戻って来たか！」と嬉しくなったんですが、おそらく2度ほどしかボールに触っていないうちの1度が危ないパスミスになり、相手のコーナーにしてしまったのにはめまいがしました。受け手のマスチェラーノにも問題ありでしたけどね。

なぜこれほどシャキッとしない試合になったのか、理由を考えると、週末の試合に意識が行っていたのかぐらいしか思いつきません。トーレスの調子も上がってきませんね･･･。開幕の頃はまだフィットしていないと言われ、今は疲れがたまっているのではと言われています。しかし疲れているのなら、ラファはリーグに備えて早めに交代させたでしょう。この試合で気持ち良くゴールをいくつか決めてくれれば調子は上がるかな、と期待していたんですが、そうは行きませんでした。期待は週末に持越しです。

ベナユンやカイト、ルーカスは良かったですね。交代で入ったバベルも、右で良いプレーを見せてくれました。ベナユンとカイトはバーンリー戦ほどのポジションチェンジはなく、カイトは主に真ん中でプレーしていました。試合後のインタビューはカイトとキャラが受けたんですが、インタビューアーの「今日はいつものジェラードの位置でやりましたが、どこでプレーするのが好きですか？」という質問に、「チームに貢献できればどこであろうと嬉しいよ。昨シーズンは主に右で、今シーズンは中でやっているけど、土曜にはどこか違うところになるかもしれないね。」と答えています。それにキャラが口を挟んで、「うん、ベンチだな！」と言ったそうです。まあ、それはないでしょう（笑）。

前回の試合からメンバーを変えず、その結果パフォーマンスは落ちてしまいましたが、土曜の試合をラファはどういう構成で挑むでしょうか。アウレリオが復帰しましたが、左はインスーアとどちらを使うか。今日の試合のインスーアはミスが目立ちました。思い切ってトーレスを休ませることはするのか。キャプテンはどこで使うのか。試合はわずか3日後、楽しみに待ちたいと思います。

●SKY SPORTSのレーティング
レイナ：6
ジョンソン：7　シュクルテル：6　キャラガー：6　インスーア：6
ルーカス：6　キャプテン：7
ベナユン：7　カイト：8　リエラ：6
トーレス：6
（SUB）アウレリオ：5　マスチェラーノ：5　バベル：5