ナポリ 0-0 リバプール

試合後の、ホジソンのコメントです。
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●ホジソン（公式HP）
「いろんな面で非常にポジティブなパフォーマンスだったし、良い1ポイントだった･･･選ばれたこのチームで、ここで我々が1ポイントを獲れるだけの力があると考えた人間は、おそらく多くはいなかったと思う。しかしチームは、それが間違いだと証明してくれた。フィールドの上での彼らの努力は、非常に立派なものだった。良いプレーをし、ポイントを獲得し、依然としてグループの首位にいるのだから、喜ぶ以外にないと思うよ。

リーグ戦を真剣に受け止めるつもりならば、このグループのどのチームも、選手を休ませることを強いられるだろう。特にナポリと我々は重要なリーグで戦っており、計画に従ってしっかりと選手を起用して行く必要がある。スカッドに少しでも力があるなら、選手たちはステップアップし、そこでやれるだろう。
今夜の我々が、まさにそれだった。意気込んで戦いに挑み、しっかりと対処した。大勢の選手たち、ジョンジョ･シェルベイのような選手を起用するのは初めてのことだが、タフな雰囲気の中で我々はしっかりとやったよ。ナポリはアウェイで戦うのはいつも厳しい場所だ。
今夜は、良いパフォーマンスで良い結果を出したことに満足すべきだね。そうして当然だと思う。

（ファンの間で衝突があったことについて）知っていたし、心配もしていたよ。そういうサポーターたちは、ナポリに来るというすばらしい仕事をしてくれた･･･ナポリは、来てくれと求めるのが昔から厳しい場所なんだ。彼らのうちの大勢は、トラズボンに来てくれたのと同じ人たちだった。
私がとにかく言えることは、彼らのサポートに我々がどれだけ感謝をしているか、そして彼らの何人かが襲われたことに、悲しみと共感を抱いている、それだけだよ。ひどい怪我ではなく、あまり悪い思い出を抱えないで家に帰れることを願っている。フットボールで我々が見たくはないことだ。

（SKY SPORTSより、進退に関して）そういうばかげたうわさがウェブサイトにあるが、辞任などは私の心に浮かんだこともないし、これからも決して浮かばないだろう。
私は自分がちょっとしたファイターであることを誇りに思っているし、こういう悪い時期に立ち向かえる人間であることを誇りに思っている。
私は最近、良いことがたくさんあった･･･昨シーズンのバークレイズ年間最優秀監督に選ばれ、あちこちどこでも、すばらしい賞賛を受けた･･･フットボールでは終始賞賛を受けることなどなく、歯を食いしばって耐えなければならない時があるのを、私は良くわかっている。

ウェブサイトであれだけたくさんのばかげたことが言われているのには、がっかりしているよ。毎日誰かが私に、こういうことがありそうだという新しいうわさを言うんだ。真面目な人間がそういううわさを使って私に質問をして来るのは、少々アンフェアだと思う。文字通り私が思いもよらなかった質問で、これからも思いもよらないものなのだから、そういう質問には答えるべきでさえない。

私は長くやるつもりでここにいるんだし、良い仕事をするためにここにいる。自分がリバプールを再建して再び前に進む力になれると信じて、ここに来たんだ。選手たちは、我々がやっていることを完全に支持してくれているよ。
だから私に言わせれば、まだ途中段階なんだ。現時点では我々は順位表の最低のところを推移しているのだから、それは問題であり、負けていて勝利していないのだから、それは問題だ。しかし、そのためにやれることはただ一つ･･･毎週ピッチに出て行き、もっと良いプレーをし、勝利を手に入れ、順位を上げる。そうすれば、私のしかめ面よりも笑顔の方を、もっと頻繁に見られるようになるだろう。

（Sky Betでは、ホジソンの交代候補としてライカールトが支持されていることについて）全く気にもとめていないよ。」

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勝てませんでしたね～、しかしメンバーを考えればスコアレスドローは納得の内容で、ポジティブなことがいろいろと見られた試合でした。放送の時間帯と動きの少ない内容があいまって、時々意識が遠のいたのは内緒。全体的に、すごくスローな試合でした。それで守りに入ったときに戻る余裕が十分すぎるほどあって、うわさに聞いたナポリの前線の3人にも、怖さはそれほど感じませんでした。

シェルベイがとても良かったですね！この試合の一番の収穫でした。彼が18歳というのはどうもおかしい、年齢詐称しているに違いない。落ち着いていてボール扱いが上手いし、周りを動かすパスを供給していました。今日のMOTMは彼です。これからリーグ戦でもぜひ起用して、つるつる隊を増強させてもらいたいと思いました。後半途中からバベルとポジションを入れ替えて右サイドに入ってからは攻撃ではちょっと消えてしまいましたが、あれはどういう意図だったんでしょう？バベルを中に入れたいのかなと思ったらすぐに交代で下がってしまったし、その狙いを読み取れませんでした。

シェルベイ以外の若手も良かったです。ケリーは相変わらず安定したプレーで、ドッセーナとのマッチアップも問題なし。スピーリングも今日は非常に良く動いて、相手の攻撃の芽を摘む仕事をしていました。キルギアコスとシュクルテルも相手の攻撃を良く跳ね返して、手堅かったですね。キャラの交代は何だったんでしょうか、最初から温存のために半分だけ起用するプランだったとしたら、それで交代枠を一つ使ってしまうことになるんだし、最初から本当にガチガチの引き分け狙いだったんでしょう。

相手の決定的チャンスはそれほどありませんでしたが、こちらも同じくそれほどはありませんでした。前半は激しく動き回っていたナポリが後半は疲れたのか足が止まりがちになり、その分ボールを高い位置で余裕を持って持てるようになり、試合を優勢に進められるようになりました。しかしゴールまでは至らず。ヨバからバベルへの決定的なパスが前後半に1本ずつあり、特に2本目はキーパーと1対1になったので、あそこは決めて欲しかったな～。しかしキーパーに弾かれたよりも、そこで頭を抱えてバベルが足を止めてしまったのに「おい！」と思いました。ボールはまだ生きていてチャンスだったので、すぐに動き直してまた狙ってもらいたかったです。
相手を追いかけずにコーナーにしてしまった場面なども見ると、ポテンシャルがどうとか周りを使えないとか言う以前に、もう少しひたむきになってくれないもんかと感じてしまいました。カイトという同国の良いお手本がいるんですけどね･･･って、これも何度言ってきたかな（苦笑）。

エンゴグも3人を背負ってかっこいいターンして、惜しいシーンがありましたね！あれを決めていたら、絶対今季ベストゴールの一つになってました。普段チャンスのない若手選手たちの良いプレーが随所に見られて、楽しい試合だったと思います。猛烈に眠かったけど。それからアウレリオの復帰を見られたのも良かったですね。

日曜を見据えて引き分け御の字で臨んだ試合ですが、1ポイントを持ち帰って若手にアウェイの良い経験となり、まずまずと言ったところではないでしょうか。でも最終的に正解だったと言えるのは、日曜に勝利し、そして無事グループ突破を果たせた時です。まずは日曜、ホームで必勝！居残りの選手たちには、休んだ成果をしっかりばっちり見せてもらいましょう。

ナポリで刺されたレッズファンの2人とまた別に負傷した3人は、病院に運ばれましたがいずれも命に関わるような怪我ではないそうで、それが何よりでした。