ナポリ戦前のコメント

ELグループ第3戦、ナポリ戦の遠征メンバーは下記の通りです。
レイナ、ジョーンズ、ハンセン、コンチェスキー、アウレリオ、キルギアコス、シュクルテル、ウィルソン、キャラ、ケリー、スピーリング、ポウルセン、シェルベイ、マキシ、バベル、ヨバ、パチェコ、エクレストン、ジョー、エンゴグ
試合を前に、ホジソンのコメントです。
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●ホジソン
「（公式HPより、遠征メンバー発表前の負傷者についてのコメント）怪我のあと、今はアッガーは病気になっている。だから、彼は自分で外れた。
ディルクは足首にひどい怪我を負っている。皆は実際よりも悪く見えるだけだと私に言っているんだが、本当にそうであることを願っているよ。良くは見えないからね。まだかなりひどく腫れているんだ。
クリスティアン・ポウルセンは回復しており、問題ない。
グレン･ジョンソンはまだ怪我が治っていないが、今日はランニングしているのを見られたし、金曜に我々が戻って来た時には彼はトレーニングに復帰しているだろうと、私は希望を持っているよ。だから彼は日曜にはまだわからない･･･しかし木曜は無理だね。

何人かの選手は（日曜に備えて）遠征から外す、それは間違いない。より重要なシニアの選手たちの何人かは残ることになる。そういう選手たちが日曜に出場することは、我々にとってとても重要になるだろうからね。

１週間で３試合プレーするという問題ばかりでなく、負傷者の問題もある。我々のスカッドはそれほど厚いわけではないから、彼らにリスクを負わせる余裕がないんだ。しかしそれでも我々がピッチに送り出すチームは強力なチームになるだろうし、ダビド･エンゴグやその他のライアン･バベルのような、今までほどんとプレー機会がなかった控えの選手たちにとって、良いチャンスになると思う。
そういう選手たちにとっては、チームに割って入るチャンスがまたやって来る。私が彼らに目を向けるようにさせ、自分たちはリストの順番の下ではなく、最初に置かれる選手なんだと納得させるチャンスだよ。

（公式HPより、キャプテンとトーレスを遠征メンバーから外した理由について）彼らは全く問題はない。もし私がプレーして欲しいと言ったら、彼らにはその準備ができていただろう。
スティーブン･ジェラードとフェルナンド･トーレスに関して言えば、我々は日曜に重要なリーグ戦を控えている。これは私の決断だ。この試合は彼らを温存し、明日はチームのほかの選手たちに、自分たちがリバプールのスカッドの中にいるのに値し、仕事がやれるんだということを証明する、その責任を任せた方がいいと私は考えた。彼らはこれまで良くやっており、ヨーロッパリーグでプレーした6試合中、スティーブン･ジェラードとフェルナンド･トーレスは2試合しかプレーしていない。

これは優先順位の問題だから、私にとっては非常に簡単な話だった。我々はこのグループで2試合で4ポイントを獲得しており、良いスタートを切っている。残り4試合で、おそらく勝ち抜けに必要なのはあと6ポイントだろう。
最近の結果と我々の非常にお粗末なシーズンスタートを受けて、私にとって優先順位はきわめて単純だ。我々に勝利が必要であることには全く同意するが、明日よりも日曜の勝利の方が、もっと切実に必要であると私は思う。ジェラードやトーレスがプレーして、彼らのどちらかが負傷したり、あるいは日曜には疲労していて我々のパフォーマンスが下がることは、私は望んでいない。明日の夜の試合で日曜のパフォーマンスに影響が出るようなことは、絶対に避けたいと思っている。
もし我々がそれで負け、我々が弱いチームを選び、この一戦よりも日曜の試合を優先したと言われたら、私は両手を上げてそうだと認めなければならないだろう。

（今、リバプールのボスであることをどう感じているかと問われて）リバプールの監督であることは名誉であり、まさにその通りだよ。我々が毎試合勝利を重ねていて、順位表の下から2番目にいなかったとしたら、もちろんもっと幸せだっただろう。しかし、私がリバプールにやって来た理由は、すばらしいクラブであり、すばらしい仕事で、このクラブを立て直して以前の輝かしいポジションを取り戻す力になるとういう、すばらしいチャンスだからだ。その事実は変わっていない。我々は今も、この状況をひっくり返せると信じている。
もし私は幸せかと聞かれれば、幸せではないよ。しかし世界中のどこのどのクラブにいようと、下から2番目の順位にいて8試合で6ポイントしか取っていなければ、それは不幸せだろう。

（パースローが経営担当取締役から降格したことについて）彼はマーティン･ブロートンと共に、適切なオーナーにクラブを売却して、彼らがクラブで間違っていると思っている数多くのものを正す、そのために働いていた。私がクラブに連れて来られた時に、そのことは知っていたよ。彼はそれをやるために、非常に懸命に仕事をしたと思う。
負債をきれいにし、クラブを前進させ、新しいスタートを切らせてくれる新オーナーを見つけることが、彼とマーティン･ブロートンに課せられた仕事だった。それは間違いなく、彼の永遠に残る遺産となるだろう。彼らはしっかりとそれを成し遂げた。
クラブをこれから前進させてくれる新オーナーを得て、我々は非常に興奮している。それをやってくれた彼は大きな賞賛に値するよ。

（テレグラフ紙より、リーグ戦について）私は、我々が今いる状況から抜け出せるという自信があるよ。アウェイでプレーするのが非常に難しい、マンチェスター･ユナイテッド戦での我々のパフォーマンスがあったからね。そしてエバートン戦でのパフォーマンスもある。あれも、アウェイで戦うのが非常に難しい場所だった。
あのトップチームを相手にアウェイで戦った２試合のようなプレーができるのなら、この状況を抜け出すのに十分な力が我々にあるということだ。しかしそれは一夜にして起こるわけじゃない。それをやるための試合が必要であり、そこで勝つことが必要だ。
リーグ戦の次の試合、そしてその次の試合には、ものすごいプレッシャーがかかるだろう。もしその２試合に勝てなければ、我々は依然として降格ゾーンにいることになるからだ。

（ポゼッションをゴールに結び付けられないのは）非常に大きな懸念だよ。我々にはフェルナンド･トーレスというトップクラスのストライカーがいるが、現時点では、彼は我々が期待していたようにはゴールを決めていない。
彼はワールドカップ期間中に叩かれ、これまでと日曜のパフォーマンスを批判され、この国とスペインの両方から叩かれて来た。そのことで、精神的にちょっと参っているんだと思う。

（SKY SPORTSより、ユナイテッドがルーニーの代わりにトーレスを狙うのでは、といううわさについて聞かれて）実際に問題が起こってから考えることにする、そう言わなければならないと思うね。ウェイン･ルーニーのようなすばらしい選手がクラブを離れようと考えているなら、マンチェスター･ユナイテッドは間違いなく、世界中のものすごい大勢の選手たちをターゲットとする立場になるだろう。彼らがターゲットにするストライカーがフェルナンド･トーレスただ一人だとは思わないし、自分のところのストライカーがターゲットにされるかもしれないと心配するクラブが、我々ただ一つになるとも思わないよ。彼らはルーニーの代わりとして、世界中の大勢のスタープレーヤーを獲得するチャンスを得るだろう。だから私が言えるのは、この状況に対して自分はうぶではないということだけだ。

危険は何もない、我々は絶対にトーレスのような選手を失わないと、そう信じるほど私はうぶじゃない。そうならないことを願うのみだ。そして、彼をこのクラブで幸せにしておくために、私は自分の力を全て出し尽くすつもりだよ。彼の今の調子が上向くように手助けをし、過去に彼がリバプールでやってくれたようなプレーをさせるためにね。

（SKY SPORTSより、パースローがいなくなったことは彼の将来に影響するのでは、という問いに）私の知る限りではそれはない。しかし、私に答えられる質問ではないことも確かだ。クリスティアンがクラブを出て行くとは思いもよらなかったし、その件に関して何も意見はないよ。私はフットボールクラブで仕事をやるためにここに来たのであって、クラブの誰か個人のために来たわけじゃない。
監督選定をしたチームは、じっくりと吟味をし、大勢の候補者を検討し、その上で私がこの仕事に最適の人間だと高く評価したのだと、私はそう信じている。私はそれに満足しているし、そうやって続けていけることに満足しているよ。」

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コメントの中にもあるとおり、パースローはクラブのトップの取締役を降り、これからは非常勤役員として特別顧問になることが公式HPで発表されました。よっしゃ！彼がクラブ売却についてがんばってくれたことには、本当に感謝しています。ありがとう。これからは本業の金融分野で新しい仕事を見つけて、そちらで牛乳飲んでがんばってください、お疲れ様でした。
それからこちらは公式に発表されたわけではありませんが、商業担当取締役のイアン･アイルはクラブに辞表を提出しましたが、慰留されて残るそうです。こちらもよっしゃ！彼はスポンサー契約などで辣腕を発揮して、収入増に大きく貢献してますからね。これからもがんばってください。
クラブの新体制作りは着々と進行中のようです。CEOには誰か来るのかな、もう決まっているのかなあ、すごく楽しみです。

ホジソンのコメントについてですが･･･突っ込みたいところがあるんですけど、困ったな、「監督変えて欲しい」とはっきり言ってしまったので、逆に偏見が入っているようで突っ込みにくくなってしまいました。でも一つだけ。アッガーのことですが、「he has ruled himself out」っていう言い方はないのでは。怪我の経緯もなんだかおかしいし、2人の間に亀裂ができているのではと、ものすごく心配です。

ポウルセンはエコー紙によれば風邪をひいていたとのことで、当初は個人の都合と報じられていましたが、いずれにせよ怪我ではなく、プレーに問題はなさそうです。キャプテン、トーレス、メイレレス、ルーカスはお休み。ルーカスが遠征メンバーから外れていたのには驚きました。CMFはポウルセンとスピーリングのコンビになるか？スターティングイレブンをこう予想します。

　　　　　　　　　レイナ
ケリー　キャラ　キルギアコス　コンチェスキー
マキシ　スピーリング　ポウルセン　バベル
　　　　　　コール
　　　　　　　　　エンゴグ

アウレリオの調子しだいでは、彼を先発させてもらいたいですけどね。ナポリは3-4-1-2なので、ドッセーナとマッチアップするのはケリーで！がんばれよ～～～。

それからガーディアン紙によれば、日曜にナポリのサンパオロ･スタジアムに6人組が侵入し、両方のゴールを壊して、ピッチの上に50個ほどの小さい穴を掘って行ったそうです。いろんな人がいるもんです。グラウンド･スタッフの懸命な復旧作業のかいあってUEFAは試合にゴーサインを出しましたが、選手たちはくれぐれも怪我には気をつけてもらいたいです。どうやらナポリの町は治安があまりよろしくないようで、アウェイに赴くサポーターもどうか気をつけて。

（※追記）Click Liverpoolより、ペジェグリーニ代理人のこんなコメントが入っています。元ネタはチリの新聞、La Segunda。

●Jesus Martinez　ペジェグリーニ代理人
「ペジェグリーニはイタリアの複数のクラブからオファーを受けて来ましたが、最初のうちはもう少し良いオプションを待ちたいと思っていました。そしてリバプールは、マヌエルが監督してみたいと思っているクラブです。
我々は何度かコンタクトがありましたが、今はクラブが変革中であること、そして誰がボスなのか誰にもわからず、この件に何も進展はありません。」