スウェーデン戦プレビュー

既にグループ勝ち抜けを決めたイングランドは、スウェーデン戦では警告を1枚貰ったジェラードとクラウチを温存する見込み。しかし、エリクソン監督はできれば引き分けか勝利で1位抜けをしたいと考えているようで、同じく警告を1枚貰っているランパードはスタメンで使うようです。

●怪我人、ベンチ情報
・ギャリー･ネビルはふくらはぎの怪我で欠場。練習にもまだ復帰できていません。
・ジェラードとクラウチは1枚警告を貰っているため、ベンチからのスタート。代わりにウェイン･ルーニーとオーウェン･ハーグリーブスがスタメンに入る見込みです。
・スウェーデンのズラタン･イブラヒモビッチは鼠径部の痛みのために欠場は確実のようです。代わりにはマルカス・アルバエクが入る見込み。

●エリクソン監督のコメント（BBC）

「対戦相手は、ルーニーがスタメンだというニュースは聞きたくないでしょう。彼は練習でやる気満々です。至る所でタックルしていますよ。
彼のワールドカップでいいプレーをしたいという気持ちは、ものすごいものがあります。イングランドにとって彼がプレーするということは重要です･･･チームとファンの両方にとってね。ファンはウェイン･ルーニーがプレーするのを見たいでしょう。トッテナムやチェルシー、エバートンのファンもウェイン･ルーニーがプレーするのを見たいと思っています。マンチェスター･シティのファンでさえ、イングランドのためにウェイン･ルーニーがプレーするのを見たがっています。

ウェイン･ルーニーの回復ぶりについては、もう何も私を驚かせるものはないですね。練習の最後にフリー･キックを蹴っている時でさえ、彼はゴールの中に残りたがっています。だめだと言ってるんですけどね。
しかし、私たちはスウェーデン戦で彼に過大な期待をすべきではないと思います。100%のウェイン･ルーニーで、全てを一人で解決できるなどと期待しないで下さい。
私は、彼の調子が上がっていくことを期待しています。彼に必要なのは試合です。タッチ、コンビネーション、タイミングというのは、プレーをしていないと失われてしまうものです。

オーウェンとルーニーは、彼らがいい時にいつもしてきたように、プレーをしてくれると私は期待しています。彼らが一緒にプレーするのはいつもうまく行きますからね。スウェーデン戦は、マイケルにとってより簡単なものになるでしょう。彼のパートナーはルーニーですから、彼はもっと前線に留まることができ、ウェインは中盤と彼を繋ぐプレーヤーの仕事ができます。
全てのストライカーにとって、得点は必要なものです。得点をとることによってストライカーの自信は増しますし、点を取れなければその逆のことが起こります。

（リオ･ファーディナンドについて）彼はセンターバックとして必要な全てを備えた、最高にエレガントな選手の一人です。9月のオーストリア戦で私が彼をベンチに置いたときは、その時点の彼の状態を私はそう判断しました。しかし彼は決して不満を言いませんでしたよ。
彼は非常にいいプレーをしているとは言えませんでした。彼がいいプレーをしていなかったら、人は「怪我をしているのか？」とか、「集中していないのか？」と考えるでしょう。彼が怪我をせずに集中していたら、最高の選手ですからね。
彼は今また、すばらしいプレーをしています。イングランド代表で彼は既に50キャップですが、貰ったイエローカードはわずかに1枚です。これは信じられないような記録で、彼の質の高さを物語っていますよ。」

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スウェーデンは最低でも引き分けが欲しい試合。この試合の前にドイツが1位抜けを決めれば、イングランドも引き分けが欲しい。終盤までの試合展開によっては、「同点OK」の空気がお互いに流れる試合になるかもしれません。個人的にはイングランド対ドイツ、すごく見たいんですけど、やっぱり選手も監督もエクアドルの方と当たりたいでしょう。