アラン・シアラーがイングランド代表の攻撃陣について語っています。
(BBC)-----------------------------------------------------------------------
イングランドのトリニダード・トバゴ戦は途中まで危なっかしかった。しかし、たとえチャンスがどうも決まらないっていう日に見えていても、俺はずっと、ゴールを上げられるという自信を持っていたよ。
スベン-ゴラン・エリクソンがマイケル・オーウェンをまたしても下げたのには驚いたね。ゴールを上げて勝利が欲しいなら、俺なら彼を残しておく。
しかし、スベンにフェアに言えば、彼は決断をし、その決断はうまく行った。彼はピーター・クラウチを残し、ピーターは何度もチャンスを外していたが、ベッカムからのものすごいボールをヘッドで決めて我々を勝利に導いた。
クラウチを残すという決断は正解だったわけだ。でも、俺ならスウェーデン戦ではマイケル・オーウェンとウェイン・ルーニーをスタメンにするね。マイケルは自信を得るためにゴールが必要だ。スウェーデンの守備は厳しいが、センターフォワードならできるだけ早くノーゴールの状態から抜け出さなきゃいけない。それは長く続けば続くほど、ますます抜け出すのが難しくなって行くんだ。
マイケルは以前にもそういう状況になったことがあるから、誰よりも良くわかっているだろう。あいつはあわてたりはしないだろうし、俺は全く心配していない。彼は絶対に得点したいと願っているよ・・・ヘディングでいいチャンスはひとつあったんだけどね。
一方で、ルーニーはまだおそるおそるの復帰だった。彼はもっと良くなるだろうから、それは問題じゃない。彼が復帰し、試合をこなし、元気に終えたってことは良かったよ。
しかし、交代で入って一番大きなインパクトを与えたのはアーロン・レノンだった。彼はチームにピッチの幅を広く使ったプレーをもたらし、スペースを作ってフォワードを元気づけた。彼は相手を抜きまくっていた唯一のプレーヤーだったからね。
テオ・ウォルコットがどんな状態にあるのか俺は知らない。エリクソンは彼を使ってないし、彼を使いそうにも見えない。しかし、ルーニーがフィットしているなら、彼は必要ないだろう。
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