ふくらはぎの怪我から回復し、練習に参加しているギャリー・ネビルの記者会見でのコメントです。
(Sky Sports)------------------------------------------------------------
●ギャリー・ネビル
「1週間前よりは確実に幸せだよ。練習に復帰できたし、出場は可能だ。ワールドカップの期間中に怪我をするなんて、フラストレーションがたまるよ。しかし、どんなフットボーラーにも起こり得ることだ。
チーム練習に加わって、試合に出られる状態になるのが待ち遠しいよ。僕のふくらはぎはもう大丈夫だ。この2日間練習してきて、ふくらはぎに何の問題も起こらなかった。今週の始まりにはそれが目標だった。
最終的には監督が決断するだろう。それがどんな決断でも、僕は支持する。
僕は全ての試合に出たくてたまらないけど、チームの誰もが同じ気持ちで、僕の出場がリスクが大きすぎると感じるかどうかは、最終的に監督が決めることだ。
僕の今までのプレーを見ていたら、僕がピッチの上に出て何かスペシャルな事をするのを誰も期待はしないだろうね!僕はただ、ピッチの上に立って仲間たちとプレーがしたい。ベンチに座っているのはフラストレーションがたまるんだ。
僕はここ3試合を逃してしまった。うれしいことではないよ。土曜にはみんなに加わって、仲間たちと共にチームの一端を担えることを願っている。怪我をしていては、そんな気持ちは味わえないからね。
ワールドカップの準々決勝はすごい舞台だけど、僕は今まで多くのビッグゲームを経験してきたと思う。チャンピオンズリーグの準々決勝やEURO96でもね。僕は今まで多くの重要な試合でプレーしてきたけど、試合の規模によって余計なプレッシャーがあるとは言わないよ。
僕たちにとって次の試合は絶好のチャンスだ。ワールドカップの準決勝に進むのは重要だよ。フットボール選手の人生の中で、決してしょっちゅう起こるものじゃない。
4年前の日本のことを思い出せば、湿気もひどくてチームの経験も少なかったし、あの時のブラジルは桁外れのチームだった。今度は、僕たちは経験も積み、もっといい気候の元でポルトガルとプレーできる。願わくば、気温がもうちょっと僕たちに合ったものになって欲しいね。
僕たちのチームは、試合を決定づけられる4、5人の選手が加わって、4年前よりももう少し強くなった。うまく行けば、彼らのうちの何人かがそれを土曜の試合でやってくれるだろう。
僕たちがこの大会で何かすばらしいことをできるという、この代表チームへの信頼は、初めからずっと持っている。そしてそれは変わらずに、今も同じままだ。
ポルトガルはすばらしいチームだから、土曜の試合では僕たちはすごくいいプレーをしなくてはならないことは理解しているよ。何をやらなきゃならないかはわかっているし、それをやるつもりだ。
僕たちが黄金世代かどうかは、土曜に決まるだろう。僕にとっては、この年齢だからもっともっと難しい試合になるだろうね。
30を過ぎた選手にとっては、これはラストチャンスを意味する。でも、そんな考えを心に引きずって試合には臨めない。目の前にあるのは、これがフットボールなんだというものを国のみんなに見せる重要なチャンスなんだ。それをしっかりと認識しないと。
正直に言って、2年前EURO2004で負けたときのショックは大きかった。僕たちは絶望的なくらい落ち込んだよ。でも、2年前のイングランドがポルトガルを破れるチームだったとは誰も言わないかもしれない。
僕はポルトガルの勝利を妬まなかったかもしれない。彼らはいい試合をした。人は、ルーニーが20分で交代したことや、僕たちにひとつ認められなかったゴールがあったことを指摘するかもしれない。でも、試合全体を見れば、彼らはいいプレーをしていたし、おそらく、総体的に見て、勝利に値していただろう。
僕たちは、自分たちが土曜の試合に勝利に値するチームだと確かめなくてはならない。運命を左右する瞬間には威信を見せなくてはならないと、僕たちは大会に入る前から言ってきた。1-0でリードしている時こそ、自信に満ちたチームらしいプレーをしなくてはね。
僕たちは強いメンタリティを持つ選手の集団だ。それをここまで見せてきたと思う。ピークの状態のプレーをしていないにもかかわらず結果を掴んでいるのが、そのメンタリティの表れだよ。
(審判がカードを連発していることについて)それは僕たちのプレーには影響しないだろう。EURO96の準決勝は僕は2枚のイエローの累積で出られなかったけど、それは僕のプレーのやり方には影響しない。フットボールにはそういうこともある。うれしいことではないし、選手がビッグゲームを出場停止になるのを誰も見たくはないだろうけど、でもそういうことはあるんだ。
ここのところそういうことがずいぶん起こっているようだけど、それがメンタリティに影響するとは思わない。そんなことに影響されるのは愚かな選手だけだし、ポルトガルの選手たちもそれに影響されるとは思えないね。」
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ギャリー・ネビルが出場できれば、ハーグリーブスが中盤の底を勤められ、チームのバランスが良くなるでしょう。なんとか間に合って欲しいです。右サイドも中盤の底もキャラガーのオプションはあったはずなんですが、ちょっとあの出来では、リバプールファンでも使って欲しいとは言いにくい・・・。いや、CBなら誰にも引けはとらないと思っています。
まったく違う話ですが、
BBCのサイトによると、SUN紙がパウレタの捏造インタビューを掲載したそうで、ポルトガルチームの広報担当者が怒っています。インタビューの内容は、「イングランドのキーパー、ポール・ロビンソンが弱点だ。」とパウレタが発言したというもの。まったくSUNときたら・・・。まあ、捏造が得意なのはイングランドのプレスだけではないですけどね。
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