公式HPより、ルイス・ガルシアから届いたリバプール・フットボールクラブへの手紙です。
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親愛なるレッズへ
まず最初に、もっと早く手紙を送らなかったことを謝りたい。でも最近のいろんな変化に対応するのに僕には少し時間が必要で、それから君たちにこの手紙を書いている。きっと理解してくれるよね。
僕はこの手紙で、ただ単にさようならを言うよりもむしろ、お礼と感謝の気持ちを伝えたい。そう、まさに感謝、それが君たちみんなに対して僕が感じている気持ちを一番良く表している言葉だ。
クラブを変わるという決断は、簡単じゃなかった。本当に簡単なものじゃなかった。僕はこのクラブとこの町で、すばらしい3年間を経験した。ファンとチームと共にあった3年間、僕たちはすばらしい成果をいくつか成し遂げ、この成功が近い将来にも繰り返されて行くことを僕は確信している。
僕がチャレンジを好み、セカンドベストに満足する人間ではないことを君たちは知っている。
あの当時、リバプール・フットボールクラブは僕に、レッズをこの競技の頂点に戻すという野心的なプランの一翼を担うチャンスを与えてくれた。僕たちは団結してそれを成し遂げたと思う。
さっきも書いたように僕はチャレンジすることが好きで、あの時自分が故郷の町の世界最大のクラブのひとつでプレーしていたという事実にもかかわらず、リバプールが僕に提示したプロジェクトの一翼を担いたいと思い、そのチャレンジを受け入れた。
今、プレミアリーグで3シーズンを過ごしていくつかメジャーなトロフィーを獲得して、僕の元に、ラ・リーガに戻って自分が良く知っているクラブの新しいプロジェクトの一翼を担うチャンスがやって来た。僕が過去3年にリバプールで共に経験してきたようなことを、スペインのクラブでまた味わうという考えは僕にとって魅力的で、それがこのオファーを受け入れた理由だ。
リバプール・フットボールクラブで働く全ての人々に対して、彼らが僕の家族と僕をとても良く遇してくれたことに感謝の言葉を言いたい。彼らは着いた瞬間から出て行くその日まで、僕たちをホームにいるような気持ちにさせてくれた。
マネージメント、コーチングスタッフと経営陣にも、リバプールのような重要でとても愛されているクラブに加わるチャンスを僕に与えてくれたことに感謝の言葉を言いたい。僕を一人のフットボーラーとして成長させてくれ、自分のキャリアの中で最も大きな成功の日を与えてくれた。
疑いなく、この成功は、過去3年間に渡って僕がドレッシングルームで共に過ごしてきたすばらしい選手たちのグループがいてこそ可能だった。誰かの名前を取り立てて言うつもりはない。なぜならこのチームの成功の秘密は、こういうことなんだ。誰も他の誰かよりも目立ちたいとは思わず、チームの中にはすばらしい一体感が常にあった。選手たちのグループというよりもむしろ、友達のグループのようだった。
君たちの助けと友情に、みんなにありがとうと言うよ。
最後に残しておいた、僕とって最も重要な感謝の言葉を言いたい。サポーターのみんな、ありがとう。
君たちのサポートが、僕がこのクラブとこの町にすぐに馴染ませてくれた。君たちは僕を、来たその瞬間からくつろいだ気持ちにさせてくれたよ。僕がここにいた間に2、3度あった難しい時期の間にも、君たちが僕の助けになってくれた。
君たちが僕のために作ってくれた歌に、特に感謝の気持ちを言いたい。君たちが歌うのを聞くたびにいつも、僕が力とモチベーションが沸く特別な注射を貰ったように感じていたことを、ぜひ知って欲しい。それは試合の間に時おり感じた痛みさえ乗り越えさせてくれた。
君たちの無条件のサポートは、間違いなくこのチームを最も困難な状況からでも引っ張り上げてくれるものだ。そして、チーム全員がそのことをわかっていて君たちに感謝していることを、僕ははっきりと言える。
フットボールクラブというのは、選手たち、コーチ、経営陣だけで出来ているわけじゃない。何よりサポーターがクラブを作っているんだ。そしてたぶん、リバプール・フットボールクラブを他のどのチームとも違いを際立たせているのは君たちだ。サポーターだよ。
だから、ここ数年を過ごして僕の中にはっきりと残っているものが一つあるとすれば、それは君たちのようなサポーターがついていて、リバプール・フットボールクラブは決して一人ではないといことだ。
僕は、このクラブがこれからも多くのメジャーなトロフィーを獲得することを心から願っている。これからも、一人のレッズとしてアンフィールドでホームチームとしてプレーした、全てのフットボールファンなら少なくとも人生の中で一度は訪れるべきあのグラウンドでプレーした、そういう人間だけが持てる誇りを持って、僕は遠くからそれを見守るだろう。
全てに感謝の気持ちをこめて。
あなたたちの友人、ルイス・ガルシアより。
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ルイガルーーーーー!"Liverpool Football Club will never walk alone."という言葉を彼は残してくれました。もちろんクラブとサポーターたちは、その言葉をそのままルイガルに返してくれるでしょう。彼はリバプールのレジェンドです。
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