リーセからの手紙

公式HPに、リーセからファンへの手紙が届いています。
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親愛なるリバプールファンへ

アンフィールドで7年間を過ごして、僕にとって "walk on"の時がやって来た。新しい雇い主に慣れること、新しいファンに会い、新しい文化に触れ、新しい種類のフットボールをプレーすること、いろんな意味で刺激を受けてワクワクしているよ。この新しい冒険が待ちきれない思いだけど、失うもののある旅立ちでもある。

なぜなら、君たちの元から去るのは僕にとって簡単なことではなかったから･･･世界最高のサポーターたちから！この夏、僕はほとんど毎日このことを考え続けていたよ。7年間のすばらしいシーズンを過ごして、リバプールで340試合以上に出場した後で、僕には君たちに直にきちんとさよならを言うチャンスがなかった･･･世界で最も選手を鼓舞してくれるファンたちにね。君たちはいつでも僕とチームを支えてくれた。僕は君たち全員に、君たちがどれだけ僕にとって、そして他の選手たちにとって重要な存在だったかを知って欲しいと思う。

僕は、自分の"ありがとう"の気持ちを、クラブに、スタッフに、選手たちに伝えるよ。彼らはこれからもずっと僕の心の中の特別な一部になるだろう。そしてこれは、僕が在籍していた年月を、ずっとそこで支え続けてくれた全てのファンへの感謝の手紙だ。僕はイタリアからもチームをしっかり見守って行くつもりだし、大勢の選手たち、そしてリバプールの大勢の友人たちと、これからも連絡を取り合って行くつもりだ。

赤いシャツを着て僕が経験してきた数え切れないほどのすばらしい思い出、それを比べてどれか１つをハイライトとして取り出すのは公平とは言えないだろうね。アンフィールドで赤いシャツを着ている瞬間、それはいつだってハイライトだった。自分の心臓に最も近い場所にLFCの印を身に付けること、それはいつでも特権だった。君たち皆が知っている通り、僕はいつでも、何があろうと、あらゆるトレーニングセッション、あらゆる試合で110%を出し尽くす選手だった。僕はいつも、君たちが受けるに値する喜びを与えようと努力していた。そしてたとえ上手く行かない時であっても、君たちは僕とチームのためにそこにいてくれた。

赤い観衆の前でプレーすること、その全ての瞬間が特権だったよ。この前の４月に、チャンピオンズリーグの準決勝のチェルシー戦で僕が不運にもオウンゴールをしてしまった･･･僕たちの夢が潰えてしまったあの時･･･その後でさえ、僕は君たちのサポートと思いやりを、実感としてひしひしと感じた。７年前に僕がサインした時は、君たち皆が僕にこんなすばらしい年月を与えてくれるとは夢にも思わなかったよ。僕はそれにずっと感謝の気持ちを持ち続けるだろう。君たち全員に、大きな感謝を言いたい。

僕たちが経験した全てのすばらしい瞬間、そして君たち･･･僕たちのファンが･･･そういうすばらしい試合、すばらしい瞬間にどれほどすばらしい重要性を持っていたか、それを僕はいつも思い出すだろう。僕のこの言葉は100%心からのものだ。リバプールFCはこれからも、こういうすばらしい瞬間をもっとたくさん経験するだろうし、僕は自分の新しいチーム、ASローマでもそういうすばらしい瞬間を経験できることを願っている。君たちが僕のキャリアを見守り続けてくれることを願っているよ。

だから僕は、さよならではなく、じゃあまた、と言うよ。Arrivederci（※イタリア語でさようなら）･･･Walk on!

それでは。

John Arne Riise
"The ginger".

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移籍のことでちょっと凹み気味のこの時に、こんな手紙が来た日にはもうだめです･･･。
リーセありがとう、頑張れ！これからも応援して行くよ！そしてローマでも、いつも通りの110%のプレーでファンに愛される選手になってくれることを願っています。