9月1日の夏の移籍市場クローズを受けて、Daily Mailに「勝者と敗者」と題して、各クラブが使った移籍金の金額が載った新聞記事の画像が掲載されています。一目瞭然でわかりやすいので、転載してみました。移籍金は非公開のものが多いので、この金額はあくまで推定です。リバプールは£37.5mを使い、収入は£19.25m、差し引き£18.25mで「敗者」の判定です。メインターゲットを獲得できなかったので仕方ないですね。
金額で目を引くのはシティとヴィラです。シティの新オーナー、アブダビ投資グループADUGのDr Sulaiman Al-Fahimは
ガーディアン紙に、「ロナウドは£135mの価値がある。1月に見てみよう」「我々はクラブをマドリーやユナイテッドよりも大きな、世界最大のクラブにする」「最低18人は選手を獲得する」などなどと豪語しています。ちなみにトーレスとセスクも獲得対象に入っているそうです。ざけんな。
ユナイテッドは余裕のピンポイント補強、チェルシーとアーセナルは上手く帳尻を合わせて思いのほか使った金額は少ないです。個人的にはデコがどれだけ力になるかは疑問に思っていますし、アーセナルは結局中盤の真ん中にぽっかり空いた巨大な穴を埋めることはできませんでした。最終日に£14mでアロンソを獲りに来て拒否されたと言う報道がありますが、真実は?いずれにせよバリーが取れなかった以上、アロンソを出すことは200%あり得なかったでしょう。
スパーズはシーズン早めに動いて派手な補強をしていましたが、市場が閉まってみれば大幅黒字です。なんたって売りの2トップを非常にいい値段で売却しましたからね・・・。レヴィ会長はまた「本当は2人とも売りたくなかったんだ!」と発言していますが、個人的には「うそをつけ」と思います、ひねくれてますか(笑)。どちらのFWも売却することは早くから折込済みで、より高く売りつけようとなりふり構わない作戦を取っていたように思えます。結果としてお金をかけず若い可能性のあるチームを作ることが出来ましたが、それが成績に結びつくまではおそらくもう少し時間がかかるでしょう。
お隣エバートンは、レッズもお世話になったスタンダール・リエージュのフェライーニを£15mで獲得!驚きの高評価です。FW登録になっていますが、レッズ戦では確か中盤の真ん中をやっていました。身体能力が高く、守備に走りながらいいパスも出していましたので、いろいろな起用ができそうな選手だと思います。しかしリエージュはこれからエバートンとUEFAカップで当るのに、よく出しましたね・・・。彼はカップタイドで出場できないでしょうが。
ニューカッスルはなかなか良い補強をして今シーズンは復活か?と思いきや、計算外のミルナーの移籍、さらに突然キーガン監督の更迭問題がこの時期に発生し、驚いています。二転三転どうなるかわかりませんが、このクラブは選手の補強や監督うんぬんより、まずは経営陣がどうにかならないと・・・。ガスリー頑張れよ。
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無題
しかしこれからのプレミアリーグはどうなっていくんでしょうか。このあまりにもやりすぎな金満主義なやり方ではいつか英国のフットボールファンにそっぽ向かれそうな気がします。そしてファンにしかもう止められないかもしれないと思ったりします。
Re:無題