公式HPより、ラファのインタビューです。
-----------------------------------------
Liverpoolfc.tv:ラファ、火曜の夜には、終了間際のあの残酷なゴールの打撃で、大勢のファンが私たちが負けたかのように感じました。しかし私たちは負けたわけではなく、まだこの対戦は続いているんだと思い出すことが重要ですね?
Rafael Benitez:はい。その通りです。私たちは92分までチャンスを掴んでおり、その後94分に失点しました・・・プラス5秒にね・・・ですからあたかも負けたかのように感じるのはわかりますが、実際はそうではありません。もう90分試合がありますし、私たちはそこで全力を尽くすつもりです。
Liv.tv:ヨン・アルネ・リーセは、あのオウンゴールの後でどうだったでしょうか?
Rafa:彼は本当に落ち込んでいましたが、私は彼に、これを変える唯一の道は、スタンフォード・ブリッジで正しい方にゴールを決めることだと言ったんです。彼はこれまでトレーニングで本当にがんばって来たと思いますし、ファビオ・アウレリオが負傷したことも彼は知っていますから、彼はチャンスを得るでしょう。
Liv.tv:彼がこれまで長年に渡ってクラブに忠実に尽くしてきたことを考えれば、彼にとってなおさら辛いことですね?
Rafa:彼は長い間ゴールを決め続け、懸命に努力を重ねて良いプレーをして来たと思います。私は選手全員のために本当に落胆しましたが、特に彼のために落胆しました。試合の最後の数秒にああいうことが起きるというのは、本当に受け入れるのが辛いものです。
Liv.tv:ああいう落胆を、選手はどのように受け止めればいいでしょうか?
Rafa:監督としては、彼と話し合い、なぜ起こったかを分析しなくてはならないと考えます・・・マスチェラーノとアルベロアがあのクロスをブロックできたと思いますが、上がった後での判断は秒単位のものですから、非常に難しいですね。普通、利き足が左の選手ならば右足を使ってクリアするのはさらに難しくなりますし、問題はそれだったと思います。
Liv.tv:ファビオ・アウレリオに関してですが、彼はリバプールに来て以来、怪我にひどくついていないですね?
Rafa:ええ、彼が本当に良いプレーをしていた昨シーズンと同じです。私たちは彼を大事に使い、一週間に一度しかプレーさせず、それは本当にうまく働いていました。しかし今度は、ふくらはぎではなく内転筋という違う箇所を痛めてしまいました。しかしうまくいけば、2、3週間でもしかしたら決勝には間に合うでしょう。
Liv.tv:この対戦のチャンスをあなたはどう見ていますか・・・非常に拮抗した戦いなるのではないでしょうか?
Rafa:私はチームのパフォーマンスに本当に嬉しく感じました。私たちには決定機が何度かあり、今シーズン30ゴール決めているフェルナンド・トーレスに2、3度チャンスがありましたし、通常ならば彼は決めていたでしょう。しかし、アウェイのレグで私たちがポジティブになって同じチャンスを作れば、それを決められるという自信が私にはあります。
Liv.tv:次はプレミアリーグでバーミンガムと対戦します。先週フルハムを破った時と同じようなチームで行くつもりですか?
Rafa:はい、私の狙いは勝ちに行くことであり、先日は、私たちが選手層を使ってそれが出来るところが見られました。ですから、バーミンガム戦でも私たちは同じことを狙います。選手たちの状態しだいですが、私たちはおそらく何人かの選手を変えて勝利を狙います。4位を確保しなくてはなりませんからね。
Liv.tv:過去にはFAカップ戦ではバーミンガムを相手にすばらしい勝利をしています。しかしプレミアリーグでは彼らに少々てこずっていますね?
Rafa:はい、彼らは対戦するのが難しいチームですし、私たちの記録は最高とは言えません。ですから今度の試合は、カップ戦だと考えながら挑むことになるかもしれませんね。
Liv.tv:フルハム戦の2-0の勝利は、選手層が十分に厚いことの証明となって嬉しかったでしょうか?
Rafa:はい、私は試合前に彼らに、良いプレーを見せることが重要だと話したんです。彼ら選手たちの誰かがいつ必要になるかわかりませんからね。例えば、ファビオ・アウレリオのような負傷者が出ることもありますから、選手たちは準備をしていなくてはなりませんし、彼らの能力を見せなくてはなりません。ですから、マンチェスター・シティ戦やトッテナム戦にも勝利を求めて挑みます。彼らがバーミンガム戦で良いプレーを見せれば、チェルシー戦にチャンスはありますし、おそらく決勝にもチャンスはあるでしょう。
Liv.tv:バーミンガムとの試合は、降格の危機の中にあるチームと再び対戦することになります。しかし彼らはホームではあまり試合を落としていませんね?
Rafa:ええ、私はこのことに先ほど触れたと思いますが、彼らは対戦するのが難しいチームです。しかし私たちは可能な限り早く4位を確保するために、勝利を狙わなくてはなりません。
Liv.tv:あなたはチェルシー戦後にトム・ヒックスと会いました・・・その会合がどんなものだったか、教えていただけますか?
Rafa:はい、私たちは非常にポジティブな会合を持ちました。どうやって進歩するかを話し合い、私は彼に私たちは共に働かなくてはならないと言いましたし、彼は、私たちには話し合いが必要なこと、どのように進歩して新しい選手を獲得するかを確認することについて同意しました。私は全てがポジティブだと思いますし、今は何人かのターゲットについて話し合っています。
Liv.tv:クラブの現在の状況の中で、そういう獲得のいくつかを失ってしまうのではないかという懸念はありませんか?
Rafa:そんなことはありませんよ。私たちは進歩していると思いますし、スカウティング部門の働きに私たちは満足しています。会合はポジティブなものでしたし、リック・パリーは私たちと共に働くだろうと思います。全員が懸命に働き、協力し合って働けば、よりやり易くなるでしょう。
Liv.tv:この夏にあなたが欲しいトッププレーヤー獲得に合意できるかどうかが不確かにもかかわらず、あなたはそう感じているんでしょうか?
Rafa:はい。先ほど言ったように、会合は非常にポジティブなものでしたし、私たちは何人かのターゲットについて話し合っています。今は前進に向かっての準備が出来ていると思います。
Liv.tv:ジョージ・ジレットはそのターゲットを知っていますか?彼はそういう話に加わったんでしょうか?
Rafa:加わりました。全員が加わりましたし、全員が情報を共有しています。
Liv.tv:マウロ・サラテは、セント・アンドリュースで短い時間で大きなインパクトを与えています。彼の何をご存知ですか?
Rafa:彼は、アルゼンチンがU-20ワールドカップで優勝した時のエミリアーノ・インスーアのチームメートでした。非常に優れたストライカーで、昨シーズン私たちがモニタリングしていた選手です。彼は4人兄弟で、全員がフットボールをしています。彼らに親しい人間を私たちは知っていますから、彼が非常に優れた選手であることを知っています。
Liv.tv:彼は一瞬で試合を変えることのできるタイプの選手ですから、脅威となりますね?
Rafa:そうですね、4人兄弟の中では彼が最高だと思いますよ!一人はスペイン、二人はアルゼンチンでプレーしていますが、マウロは非常に優れた選手です。
Liv.tv:あなたは、週末に選手を変更する可能性を示唆しました。ぺぺ・レイナはこれまでプレミアリーグの全試合にフル出場しており、週末もぜひプレーしたいと発言しています。彼はプレーしそうですか?
Rafa:全員がプレーしたがっています。2、3人のビッグネームの選手が、自分はプレーしたい、プレーしたいと言っていました。しかし私は個々の状況を分析する必要がありますし、その後で決断をします。最も重要なのはチームですからね。全員にイエスと言えば、私はリスクを抱えることになるでしょうし、そういうことをしたくはありません。
Liv.tv:チャンピオンズリーグの準決勝セカンドレグのような大一番がすぐそこという中で、選手全員がプレーしたいと言う、それに感銘を受けていますか?
Rafa:はい、選手全員ができる限りプレーしたいと思っていますし、それはこのチームのメンタリティと気持ちの強さの証明です。
PR