ラファ･ベニテスインタビュー

FAカップルートン戦を前に、公式HPよりラファのインタビューです。
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Liverpoolfc.tv：ラファ、あの落胆したウィガン戦の1-1の引き分け、そしてマンチェスター･シティでのスコアレスドローから数日が経ちました。これらの試合をどう分析していますか？

Rafael Benitez：どちらの試合も私たちは勝利に値したと思います。私たちには十分なチャンスがありましたが、それを決められませんでした。一部の人たちは「ああ、また言い古された同じ話か」と言っていますが、事実です。私たちはチャンスを得点に変えることが出来ず、落胆のうちに取り残されることになりました。今はハードワークを重ねるとともに、なぜ試合を殺すことが出来ないか分析を進めていますし、改善しようと努力しています。ここに立ってどれほど自分が落胆しているかを語ることも出来ますが、私は改善することに集中していますし、私たち全員が100%の献身をしており、勝利を望んでいます。ルートンを相手に、その後はミドルズブラとアントン･ヴィラを相手にこれをやるつもりです。

Liv.tv：大勢のファンが、ウィガン戦の引き分けにはフラストレーションを感じました。フェルナンド･トーレスを1トップで起用した考え方を説明していただけますか？

Rafa：ウィガンのようなチームと対戦する時、相手は狭く深く守ってこようとします。私たちはその解決法として、ウィンガーを広く開かせてジェラードのためのスペースを作ろうとしました。そしてそれで4つのチャンスを作りましたので、プランは悪くなかったと思います。鍵はチャンスを決められるかどうかだったと思います。私たちは試合をコントロールし、かなりのポゼッションをキープしましたが、その数字については申し上げません。鍵は2点目を決めて試合を殺すことで、それが結果を変えてしまいました。

Liv.tv：あなたは、現在の選手団がプレミアリーグ優勝を果たすのに十分であると考えていますか？

Rafa：ルートンを相手に勝利するには十分ですし、ミドルズブラを破るにも十分ですし、私たちは一度に一試合のことを考えています。他のチームが本当に強力であることはわかっていますし、プレミアリーグのどこも大金を費やしています。しかし、私たちは自分たちがチェルシー、アーセナル、マンチェスター･ユナイテッドと競い合える十分な力があることを証明したと思います。しかし、時に正確性が違いを生み出します。私たちはどのトロフィーも獲得が可能ですし、プレミアリーグは今は厳しいものになりましたが、私たちがやれるということははっきりしています。2シーズン前、私たちは何連勝もしましたし、ああいう連勝が今度も必要でしょう。

Liv.tv：日曜にFAカップ戦でルートン･タウンと当たります。あなたにとってこの大会の重要性はどれほどでしょうか？何人かサブの選手を使いますか？

Rafa：私たちは常に強力なチームを起用しようとしています。私にすれば、アロンソとマスチェラーノの違いは大きなものではありません。彼らは二人とも、スタイルの違う非常に優れた選手です。そしてルーカス･レイバとモモ･シソコについて語るならば、彼らはプレミアリーグでの経験を持っていますから、FAカップでやれる能力以上のものがあります。しかし私たちには、ジェラード、アルベロア、アウレリオが怪我で出られないという問題があります。サミ･ヒーピアとダニエル･アッガーは復帰までほんのわずかですが、彼らが大丈夫かどうかはぎりぎりまでチェックしなくてはならないでしょう。選手を変える必要があり、それは明らかですが、それが何人になるかは私はまだ決めていません。

Liv.tv：アーセナルはカップ戦ではリザーブチームを起用する傾向があり、これらの試合をファーストチームへの登竜門のように使っています。リバプールでも同じことを出来ないかとは思いませんか？

Rafa：私たちもリザーブチームでこれをやろうとしていると私は思いますよ。能力を持つ若い選手を連れて来ており、うまく行けば2、3年後には、彼らはプレミアリーグとカップ戦でプレーできるだけの能力を身に着けているでしょう。しかし私たちには優れた選手団がいますし、選手を入れ替えることが出来ます。例えば、ボロニン、クラウチ、またはカイトを起用しようと、彼ら全員が違う選手ですが、全員が力を持っています。鍵は若手選手です。彼らをチームに連れて来れば、ゆくゆくはチームをさらに充実させられます。

Liv.tv：FAカップを再び獲得することは、あなたにとってどんな意味があるでしょうか？

Rafa：トップチームならば、全てのトロフィーを勝ち取りに行くというのは非常に重要なことです。私たちは毎年これを取りに行き、2006年には優勝しました。そうですね、最初の年にはカーリングカップとチャンピオンズリーグの決勝まで勝ち進みましたから、私たちにとっては全てのトロフィーが重要なんです。私がスペインにいた時からFAカップが非常に有名だということは知っていましたから、私はこのトロフィーを勝ち取りたいと思いますし、選手たちも勝ち取りたいと思っているでしょう。

Liv.tv：ルートンのことはどう評価していますか？FAカップでは常に大番狂わせのチャンスがありますし、ハッターズ（※ルートンの愛称）はホームの記録がとても良いですね。

Rafa：ええ、彼らは多くのゴールを決めてはいませんが、勝利を続けておりフィジカル的に非常に強いチームですから、タフな試合になるでしょう。しかし私たちは、このカップ戦を戦うのに十分な力と経験を持っています。

Liv.tv：下部リーグのチームのいくつかは、プレミアリーグの順位を保つために選手たちをフレッシュにしておく必要性から、週末のカップ戦ではメンバーを落としたチームと対戦するでしょう。あなたはこのことがカップ戦の価値を下げると思いますか？

Rafa：どこのチームもそれぞれの問題を抱えています。私たちは勝利することを考えています。選手の名前は問題ではありませんし、私たちは自分たちが強力だと考えるチームで試合に臨みますよ。

Liv.tv：2年前、私たちはルートンを相手に3-1のビハインドから5-3の逆転を果たしました。今回は、あなたはもっとドラマチックではないスコアを望んでいると思いますが。

Rafa：私たちが5点を挙げて、彼らが3点返してくるならOKです。しかしもしも彼らが3得点して私たちが5点必要ということになったら、私の心臓が耐えられるとは思いませんね！！！

Liv.tv：あの試合にはどのような思い出がありますか？

Rafa：皆さん、ハーフウェイラインの手前から決めたアロンソのゴールと、ジェラードのリアクションを覚えていると思いますよ。私もほとんど同じことを考えていたと認めなくてはなりませんね！ジェラードのPKと、相手の選手に出されたイエローカードのことも覚えています。彼は6ヤードのゴールエリアにいた最後の一人で、彼らはあれはイエローだと言いました。私は信じられませんでしたね。とにかく、私たちは勝利しましたし、すばらしい試合でしたよ。

Liv.tv：2005年にバーンリーに敗れた、あの有名なFAカップでの最初の経験から、あなたは自分が学んだとお考えですか？

Rafa：私たちは重要性を理解していましたが、毎年4つのトロフィーを戦うんですから、チーム全体を使わなくてはなりません。それが出来なくては全ての大会で勝ち進むことは出来ませんよ。優先順位は、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップ、カーリングカップです。しかしチーム全体を使う必要がありますし、3、4人レギュラーではない選手がいたとしても十分な力があると思います。そういう選手がこの大会でプレーしなくては、プレミアリーグやチャンピオンズリーグで競い合うことは出来ません。

Liv.tv：プレミアリーグでの最近の2度の引き分けの後で、選手たちの自信は減退したとお感じですか？

Rafa：ウィガン戦の後は全員が非常に落胆していましたが、ここ2日はトレーニングセッションはとても良いですし、なぜ私たちが引き分けてしまったか、そしてどう改善が必要か、私たちは話をしています。彼らはそれを完璧に理解していると思います。

Liv.tv：ルートンと対戦するにあたって、どの若手選手がチームに入ってくるでしょうか？

Rafa：まずはサミ･ヒーピアとダニエル･アッガーが起用可能かどうかチェックする必要がありますし、その後決断することになるでしょう。通常ならば1、2人ですね。ジャック･ホッブスとナビル（エル･ザハル）が入ることになるかもしれません。

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公式HPによるとキャプテン、アルベロアの2人はふくらはぎの負傷、アウレリオはハムストリングを痛めて欠場だそうですが、個人的には最近の公式の負傷者のアナウンスは、軽いものはあまり信用できなくなってきました。まとめてふくらはぎとか胃痛とか･･･ちょっとうがちすぎですか？