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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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公式HPより、ラファのシーズンレビューPART1です。
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Liverpoolfc.tv:リバプール・フットボールクラブの監督であることが簡単な年ではありませんでしたね?

Rafa Benitez:ええ、明らかに困難で、特殊で、いつもとは違う年でした。しかし最終的には、私たちは何とかやって行こうと努力しましたよ。必要なのはトロフィーですから完璧なシーズンとは言えませんが、しかし悪くもありません。私たちはプレミアリーグとチャンピオンズリーグでトップ4でフィニッシュしましたからね。最高ではありませんが、それほど悪くもありません。

Liv.tv:あなたのチームは国内で最多のゴールを決めました・・・実際、トロフィーが足りない唯一のものでしたね?
Rafa:私たちはFAカップとチャンピオンズリーグに大きな自信を持っていましたが、結局そうですね、私たちはある程度の記録は残していますが、欲しいものは優勝杯です。

Liv.tv:昨シーズンからチームはさらに成長したと思いますか?

Rafa:ええ、そう思います。選手層は厚くなり、私たちはさらに良いチームになっています。特に最後の3ヶ月間、選手たちの連携は非常に良くなりました。私たちは試合に勝ち、ゴールを決めていました。チャンピオンズリーグの決勝まで、あとほんの少しでした。

Liv.tv:アテネでのチャンピオンズリーグ決勝後、あなたは移籍市場で他のチームについていくことが必要だと発言しました。それが出来たとお感じですか?

Rafa:今年の私たちは非常に進歩しました。2、3人の本当に優れた選手たちを獲得しましたし、今までの優れた選手たちもいました。私たちは毎年進歩して行かなくてはなりません。他のチームも同じ事をしていますからね。チェルシーは決勝まで到達してさえ、一人の右サイドバックに1,600万ポンドも使っています。

Liv.tv:フェルナンド・トーレスは昨年の夏のあなたの一番のターゲットだったんですか?

Rafa:ええ、私たちは12人のストライカーのリストを作り、その選手たちの全てをチェックしました。年齢、能力、そして価格です。その結果トーレスが一番のターゲットでした。

Liv.tv:それをギャンブルとは全く思いませんでしたか?他にも2、3のクラブが彼に注目していながら、移籍は実現しませんでしたね?

Rafa:ギャンブルではありません。その選手に関して私たちはよく知っていました。多くの情報を集めていましたし、私は彼と話をしていました。レイナやシャビからの話で私たちは彼がトップチームに移籍したがっていることを知りましたが、私たちにとって2,000万ポンドは大金でした。

Liv.tv:彼をかなり説得したんですか?

Rafa:そうでもありません。彼は本当に喜んでいましたよ。初めて彼と電話で話した時は私は休暇中で、彼は犬と散歩していました。会話は2、3分でしたが、後で彼は私に、あれは冗談なのかと考えていたと言いましたよ。私はもう一度彼と話す必要があり、彼に、これは真面目で、私たちには進歩が必要なんだと言いました。最後には彼は驚いていたと思います。

Liv.tv:ライアン・バベルは、あなたのもう一人の大きな契約でした。彼に最初に注目したのはいつですか?

Rafa:私たちには非常に優秀なスカウト部門があります。彼については長い間知っていました。ライアンが16、17、18歳の年代でプレーしていた時に、私たちのチーフスカウトは彼に注目していました。ライアンと契約した鍵は、彼が4-3-3でも、アヤックスでは4-4-2の右ウィンガーとしてもプレーしていたことです。アヤックスの選手と契約する時は、彼らは自分たちのシステムのために独特の動き方をします。ライアンを連れてくるのはちょっとしたギャンブルでした。彼は大きな才能を持つ若い選手ですが、私たちは彼を違うポジションでプレーさせることが必要でした。彼はもっと走り、40メートル戻って来ることが必要でした。アヤックスではおそらく20メートルで良かったでしょう。

Liv.tv:昨年の夏、あなたが獲得しそこなったのがガブリエル・エインセでした。ディフェンスのカバーが不足していたことが、シーズンの序盤につけとなって現れたと思いますか?

Rafa:ええ、そう思います。私たちは試合の終盤に失点をし、引き分けに終わっていました。センターバックはキャラとサミで、あまりにも多くの連戦を強いられていました。時にはジャック・ホッブスとアルベロアがプレーしましたが、アッガーを失った穴が大きいのは明らかでした。アッガーはボールをうまく扱えるセンターバックで、彼は相手の脅威となります。

Liv.tv:シーズンがスタートした時点で、あなたとあなたのスタッフの狙いは何でしたか?

Rafa:私たちは常にトロフィーの獲得を考えています。どのトロフィーをとは言いません。多くのゴールを決めて、いくつものトロフィーを獲得したいと考えています。シーズンスタート直後はプレミアリーグとチャンピオンズリーグが最優先ですが、FAカップで勝ち進んでリーグの望みがなくなれば、狙いはFAカップになります。

Liv.tv:アストン・ヴィラとのアウェイでのスタートは、決して簡単なものではありませんでした。スティーブン・ジェラードの決勝点について教えてください・・・あの開幕戦はどれほど重要だったでしょうか?

Rafa:本当に重要でした。私たちは勝利に値する良いプレーをし、ライアン・バベルとディルク・カイトにチャンスがありました。私たちは特に前半、試合をコントロールしていました。アウェイでの勝利でスタートするというのは、チームの自信のためにも本当に重要でした。

Liv.tv:スティーブンにとってすばらしい年になるという証拠でしたね・・・彼は21ゴール23アシストです。

Rafa:誰もがトーレスが多くのゴールを決めたことを口々に言っていますが、ジェラードもすばらしかったですね。彼は試合でその精神力と、常に持てる能力を証明しました。

Liv.tv:彼とフェルナンドがこのまさに特別な絆を結んだことに、あなたが最初に気づいたのはいつでしょうか?

Rafa:私たちはバランスを見出す必要がありました。チームは攻撃をし、失点をしていました。それをコントロールする必要があり、私たちはそれを、二人の中盤の底を置いて、ジェラードを前に上げて彼のパワーと強みを生かすことで出来たんです。そういう形のプレーを始めたと同時に、トーレストの相互理解が簡単なものになりました。

Liv.tv:ホームでの初戦では、非常にお粗末なペナルティの判定で、チェルシーと1ポイントで終わってしまいました・・・

Rafa:誰もがあのお粗末な判定はわかりましたね。特にドログバはそうでしょう。彼は驚いていました。トップチームとの対戦での2ポイントは高くつきましたし、自信にも影響します。私たちはもっと順位表の上まで行けました。全てをコントロールすることは出来ませんし、私たちに出来ることは何もありませんでした。しかし私たちは前進を続けることが必要でした。私たちの方が彼らよりもはるかに良いプレーをしていましたので、それは自信となりましたね。私たちはパスを本当にうまく繋ぎ、相手に多くのチャンスを与えませんでした。

Liv.tv:それからあなたたちはダービーに6-0で勝利し、大量点を奪いました。最終的には119ゴールまで達しましたね。今シーズンは何かメンタリティが変わったんでしょうか?

Rafa:そうではありません。2、3のことがありましたね。私たちは同じことをやっていたんですがセットプレーでより失点し、同じことをやっていてももっと得点しました。説明できないこともありますよ。それは選手たちの能力によると思います。私たちはより優れた選手たちを得て、攻撃をしてもっとチャンスを作っていました。

Liv.tv:あなたたちはアーセナルよりも多くのゴールを決めました。あなたたちの攻撃的なフットボールに関して、当然の評価がされていないと感じてはいませんか?

Rafa:アーセナルに関して言えば、彼らは攻撃的で見事なフットボールをしています。誰もがそれをファンタスティックと言えますよ。私にとってはトロフィーを獲得することが大事で、そのためには守備と攻撃のバランスを常に取らなくてはなりません。私たちは、クリーンシートをキープしてゴールを決めることを考えています。守備では強力で攻撃に優れている、私はそういうバランスの取れたチームを作ろうとしています。

Liv.tv:あなたがここに来てからの4年間で、今が最高のチームと最高のバランスが出来ているとお感じですか?

Rafa:ええ、私たちには大勢の優れた選手たちがおり、本当に優秀な若い選手たちも何人かいます。これは重要なことです。チームの背骨が出来上がっていると思います。

Liv.tv:シーズンが進むに連れ、あなたたちは引き分けを喫するようになりました。この引き分けが最終的にはタイトルに影響したんでしょうか?

Rafa:そう思います。私たちはほんのちょっと自信を失っていました。ミスを犯し、チャンスを作れず、相手チームに得点を許していましたからね。よく覚えている試合が2、3あります。トッテナム戦では得点した後にも2、3のチャンスがありましたが、それから2ゴールを許してしまいました。ああいう類の試合は、タイトルを勝ち取りたいと思う時の自信に大きな影響を与えます。

Liv.tv:そういう数多くの引き分け試合があってグディソンパークに赴くのは最も避けたいことでしたが、終了間際にペナルティを得て終わりましたね・・・

Rafa:あれは良い試合でした。誰もがジェラードを交代させたことについていろいろと言っていましたが、私はルーカス投入の決断をし、彼がペナルティに繋がるシュートを放ったのは本当に良かったです。あれはペナルティでした。カイトがそれを蹴るという勇気が必要でしたが、彼は信頼できる選手です。私たちにとってすばらしい日でしたね。

Liv.tv:そうですね、カイトはフェルナンドのように常にヘッドラインを飾るわけではありませんが、彼は父を失うという困難な夏を過ごした後で、あなたは彼の貢献を過小評価してはいないでしょうね?

Rafa:カイトはすばらしいメンタリティの持ち主であり、強い精神力の持ち主です。彼は勝者であり、ファイターです。彼はあの夏の後、何か重要なことを成し遂げようと決意していました。私たちのファンがカイトを評価しているということが、重要だと思います。ここにいるのは、オランダで大量のゴールを決めていたストライカーであり、ここにやって来てセカンドストライカーの仕事をし、チームのために本当にハードワークをしてくれる、しかし多くのゴールを決めていない選手です。そして私たちは彼を右のウィンガーで起用すると言う決断をしました。彼はすばらしい仕事をし、重要な試合で重要なゴールを決めています。私は彼に本当に満足しています・・・彼は常に信頼できる選手です。

Liv.tv:リーグ戦から話を変えて、チャンピオンズリーグの3試合で私たちは苦境に陥りました。それからベジクタシュがアンフィールドにやって来て、8-0で敗れました。私は、ラファ、あなたが完全主義者であることを知っています。しかし、あのパフォーマンスに何か欠点は見つけられましたか?

Rafa:いいえ、あれは驚くべきものでした。私たちは今、記録保持者です。時に人は私が冷静だと言い、それはその通りです。私は物事を分析しようとしていますからね。私たちが3点や4点を取っていても、私は冷静でいますよ。相手監督と相手選手たちに敬意を表さなくてはなりません。

Liv.tv:ああいうような試合に今まで関わったことがありますか?

Rafa:このレベルではありません。レアル・マドリーのアカデミーでは私のチームが16得点したことを覚えていますが、このレベルでは驚くべきものでした。

Liv.tv:ヨッシ・ベナユンがハットトリックを決め、ライアン・バベルがベンチから出て2得点しました。大勢の選手がゴールを分け合いましたね・・・

Rafa:ええ、今年は6人の選手が二桁得点を決めたと思います。トーレスがゴールを決めていない場合に、そういう選手たちがいるのは重要なことです。最終的に、カイト、ジェラード、バベル、クラウチ、ベナユンが多くのゴールを決めました。

Liv.tv:選手の誰かにゴール目標は設定しましたか?

Rafa:いいえ。私は一人の選手に10ゴール決めなくてはならないと言ったことを覚えていますが、その選手はたった1ゴールに終わりました。ですから、何も言わずに彼らの成長を促した方がいいんですよ。

Liv.tv:ピッチの外でもいろんなことがありましたが、あなたはファンからとてつもないサポートを受けましたね。サポーターから完全な支持を得ていると知ることが、あなたが仕事を果たす上での力になっていますか?

Rafa:サポーターは始めからずっと、私に対してすばらしいですよ。ポルト戦前のこと(アンフィールドの外をデモ行進した)は、チームのため、そして私のためにも本当に重要でした。私は常にファンに感謝していますし、チャンピオンズリーグで私たちが勝ち進めたのも彼らのおかげです。彼らはチームのためにポジティブな空気を作り出し、試合中ずっと彼らをサポートしてくれました。それが鍵でしたね。

Liv.tv:ファンがあなたを信頼しているとわかっていれば、タフな決断、スティーブン・ジェラードをエバートン戦で下げるというような決断もやりやすくなりますか?

Rafa:ええ、監督にとっては、ファンのサポートを受けていると知るのは重要なことです。バレンシアで、私は何人かの人たちから、なぜ左サイドバックをストライカーとして起用するんだと聞かれたのを覚えています。私は「待ってください」と答えました。同じようなことが2、3ありましたね。しかし、私たちが成功すると、人は批判する前に待つようになりましたよ。

Liv.tv:ピッチの外では困難なシーズンでした。プレスカンファレンスのたびに、自分がコントロールできないことについて質問されるのに飽き飽きしませんでしたか?

Rafa:ええ、しかしフットボールは今はこういうものですよ。記者やファンは質問を求めています。必要なのは、冷静になって適切な返答を見つけることですね。私はファンとディナーを取ったんですが、彼らは私に、なぜいつも私は3つか4つの決まった返答しかしないんだと聞きましたよ。私は、あまり多くを語らないことが重要なんだと答えました。さもなければ試合の後に山のようなヘッドラインを見ることになり、自己弁護しなくてはならない羽目に陥るからです。カメラの前であまり多くを語らない方がいいですし、チームのためにその方がいいんです。

Liv.tv:ベジクタシュとポルトを相手に合計12ゴールを決め、あなたたちはスタッド・ヴェロドロームに赴いての勝利が必要でした。あの試合は、今シーズンの最も嬉しかったパフォーマンスのひとつだったはずですね。

Rafa:もちろんです。驚くべきものでした。私たちは勝利が必須で、それを良いスタイルでやりました。トーレスのゴールはすばらしかったですね。すばらしい雰囲気の中で、選手たちは献身を見せました。私たちは戦術的なアプローチをしっかりとやりました。クラブにとって本当に重要な試合でしたね。

Liv.tv:あの勝利は高くつきましたか?直前のレディング戦では敗北を喫していますね。

Rafa:私たちはレディング戦でペナルティを許し、それからフリーキックで失点し、最後に私はジェラードとトーレスを下げるという決断をしました。一部の人々は非難しましたが、3-1で残り時間は15分でした。この試合に勝つのは難しいと、私は認識していました。ワンチャンスはありましたね・・・それはポストに当たりました。困難な決断でしたが、私たちは選手を温存する必要があり、最終的にはそれは理にかなっていたと思います。私たちはチャンピオンズリーグでビッグネームを必要としており、彼らは違いを生み出せる選手ですからね。

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PART2に続く
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無題

10ゴール決めろと言われて1ゴールに終わった選手って誰でしょうね?気になります。ちなみに1ゴールは、アウレリオ、マスチェラーノ、ルーカスなどですが、これらの選手に10ゴール求めたとは思えません。アロンソとペナントが2ゴールなのですが、この二人の可能性の方が高いような。。。でも、ラファは1ゴールって言ってるし、気になる。。。

無題

>cybeleさん
たぶん、前にそういう事を言ったことがあるので、もう今はやらないよっていう意味じゃないかと思うんです。ニュアンスがうまく伝わらなくて申し訳ないです(汗)。
でもペナントの2ゴールには棚ぼたも一つ含まれていますので、ひょっとしたら彼かもしれません。新年の目標を5ゴールと言っていたんですが、出場機会があまりありませんでしたからね・・・。

無題

そうですね。確かに今シーズンよりも前のことって感じもします。ちなみに調べてみたら、昨シーズン1ゴールなのは、アルベロア、キューウェル、ペナント、カラガー、パレッタで、一昨シーズンは、カラガーとウォーノックでした。DFに10ゴールは求めないでしょうから、やはりペナントか(?)。

無題

おお~、調べていただいてありがとうございます。キューウェルはケガでしたから、ペナントっぽいですね。昨シーズンはかなり出ていましたし、終盤好調だったイメージが強いんですが、今シーズンより少ない1ゴールしか上げていないとうのは意外ですね。
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