エコー紙に、ラファがスペイン代表チームを応援するコメントをしています。
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●ラファ
(Liverpool Echo)「私はスペインを応援しますよ、もちろんね。このクラブからの4人を含めて、私たちには非常に優れた選手たちがいます。
イングランドのクラブの監督として、自分の選手たちが代表チームでプレーしているのを見るというのは本当に重要なことですし、これだけ多くの選手がスペイン代表に選出されているのを見て、私たちは非常に誇りに思うべきです。特別な状況であり、私たちにとって本当に良い状況と言えますからね。代表チームでプレーするのに十分な力を持った選手を私たちは連れて来ているということで、それは非常にポジティブなことです。
選出された4人のリバプール選手たちは、彼らの持っている能力を証明しています。
イケル・カシージャスが非常に優れたゴールキーパーであることを私たちは知っていますが、私にとってぺぺ・レイナは、彼と同等の力を持つ選手です。
アルベロアは2つ以上のポジションでプレー出来、今は経験も積んでいますので、彼はチャンスを得るでしょう。シャビは知っての通り、他のミッドフィールダーと同じレベルの、トップクラスの選手です。そして、フェルナンドトーレスが今シーズンどれだけすばらしかったかは誰もが見ています。
スペインは大勢の優れた選手たちを擁しています。誰もが彼らがメジャーな大会で優勝を果たしていないという事実について言いますが、そういう統計は破られるためにあるんです・・・今回は彼らの時になるでしょう。
1年目に私たちはチャンピオンズリーグで優勝し、スペインの大勢の人々が、決勝や他の試合で私たちをサポートしてくれました。誰もが、まず自分の一番のクラブを持っています・・・バルセロナ、レアル・マドリー、バレンシア、ビジャアレル、どこか・・・そして彼らの2番目のクラブは、今は通常リバプールですよ。」
●スペイン人ジャーナリストGuillem Balague
「ベニテスがアンフィールドに来て以来、スペインでのリバプールに対する関心は着実に高まっているね。リバプールフットボールクラブの監督がスペイン人であるという事実は誰もの注目を引いているし、そしてスペイン人選手たち・・・ルイス・ガルシア、シャビ・アロンソ、ホセミやアントニオ・ヌネスのような選手たち・・・彼らが関心のレベルをさらに大きくした。
しかし、今シーズンはその関心が一段階上がったよ。それは全て一人の男のためだ・・・フェルナンド・トーレス。
スペインの誰もが、彼のリバプールでのパフォーマンスを追いかけていたし、今はスペインのTVではこれまでになくリバプールを取り上げていて、僕のような記者は、ベニテスやトーレス、アンフィールドにいる他のスペイン人選手のことをもっと記事にしてくれと催促されているよ。
イングランドのクラブがスペインでこれだけ大きな関心を集めているというのはちょっとした事件で、リバプールは間違いなく、ほとんどの人々にとって2番目に応援するクラブになっているよ。一部の人々は、リバプールをラ・リーガの非公式の21番目のクラブだとさえみなしている。
代表チームでは、彼(トーレス)はもっと難しいだろうね。それに疑問の余地はない。
代表チームのプレーのテンポは、トーレスが所属チームで慣れているのよりもずっと遅いから、彼はそれに合わせなくてはならないだろう。それはセスク・ファブレガスにとっても同じだ。イングランドのフットボールは彼らに合っている。彼らのチームのプレースタイルは、彼らのベストを引き出しているからね。しかしスペインで同じことが出来るかというと、僕には確証はない。リバプールはトーレスの強みを生かしているが、スペインでは必ずしもそうなるとは限らない。しかしそうは言っても、トーレスは今大きな自信を持っており、そういうことにも関わらず、本当にうまくやってのけるかもしれない。
(大会期間中、キャラガーが自分の店の名前を"Cafe Sports England"から"Cafe Sports Spain"に変えることについて)まったく面白いね。しかしそれも、チームに在籍しているスペイン人選手のおかげで、スペイン代表が大きなサポートを得ているとうことの表れだ。
僕の働いているSKYでは"Revista La Liga show"で宣伝をやっていて、スペイン代表をサポートしていると送ってくる人たちに、『私はスペイン代表をサポートしています』と入ったTシャツを送り返しているよ。そういう現象は注目に値するし、多くの関心はリバプールから来ているね。
僕たちは、Tシャツを40枚ジェイミー・キャラガーにも送ったよ。彼のレストランのスタッフたちがEuro2008の期間中に着られるようにね。」
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リバプールはイングランドとスペインの架け橋?イングランドからの応援も背に受けて、4人の選手たちの気合もますます上がるでしょう。ぜひスペイン代表の快進撃の原動力になって欲しいと思います。ルイガルも入っていたらもっと嬉しかったんですけどね。
一方で土曜にオランダ対ウクライナの国際親善試合が行われ、オランダが3-0で快勝、カイトとバベルがそれぞれ1点目と3点目を決めてカイトは90分間フル出場を果たしています。メンバーを23人に絞り込むテストマッチで、監督に良いアピールになったでしょうか。ファンバステンさん、頼みますよ!
そしてキャラガー、店の名前まで変えるという徹底ぶり、やっぱり彼は最高です(笑)。
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