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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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トーレスのオフィシャルサイトより、Guillem Balagueによるインタビューです。
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Guillem Balague:チェルシーからのオファーの可能性について、何か言わなくてはならないことはありますか?

Fernando Torres:はっきりと言っておきたいんだけど、僕は移籍市場には出されていないし、僕の願いはリバプールに居続けることだ。リバプールでとても幸せだし、これを続けて行きたい。

Guillem:あなたは今シーズンの目標は全て達成しましたか?残した記録は壮観です。ルード・ファンニステルローイの持っていた外国人選手のデビューシーズンとしての最多ゴール記録を、リーグ24得点で破りました。リバプールではロビー・ファウラー以来の最多ゴールをあげ、アンフィールドでは8試合連続ゴールも達成しました。次は何ですか?
Torres:僕はそういうこと全てを短期間のうちにやって、いくつか目標を達成したよ。心配してはいたんだけど、適応するのに問題もなく成功できた。リバプールは僕に大金を支払ったんだし、もしも適応するのに悪戦苦闘していたら、人は神経質になり始め、疑いも忍び寄って来る。僕自身も自分を疑い始めていたかもしれない。

でも、僕たちは集団としては目標を達成できなかった。僕はここにトロフィーを勝ち取るためにやって来た。とにかく、僕は長い期間の契約を残しているんだし、その間にいくつか優勝杯を獲得できることを期待しているよ。僕は今まで決して経験したことがなかったことを体験したよ。チャンピオンズリーグの準決勝でプレーするような経験をし、今は栄光にもう少しで触れられる所にいる。僕はその全てが欲しい。今はチャンピオンでいることが何を意味するかわかっているし、そのおかげでさらに成功に飢えているよ。

Guillem:私たちが何か欠点を探さなくてはいけないとしたら、あなたの昨シーズンの全ゴールのほとんどが、アンフィールドでの得点だということになるでしょうか?

Torres:改善の余地というのは常に残されている。来シーズンは、アンフィールドでは同じ流れを続けて、アウェイでは改善したいと思っているよ。違う大会の違うグラウンドではゴールを決めているんだけど、プレミアリーグではそれがもっと難しいことに気がついたのも事実だ。今はそれが来シーズンの目標だね。

Guillem:あなたはテレビでプレミアリーグを良く見ていましたね。しかし実際にそこでプレーするのはまた違うでしょう・・・

Torres:フットボールのまた違うスタイルだね。予想されることはわかっていて来たんだけど、それでも度々、その強烈さは半端じゃなくて驚かされるよ。チャンピオンズリーグのチェルシー戦が良い例だね。彼らは、肉体的にも精神的にもとても強力な、有能な選手たちがとても献身的に働くチームだ。僕はそういう選手たちと直に対戦するのが好きだ。選手としてさらに成長させてくれるからね。

スペインよりもディフェンスがもっと複雑だということもわかったよ。相手がどういう風にプレーするかをわかっていたとしても、ボールが空中にある時間があれだけ多いと、戦術がしっかりしていなければ相手を止めるのは難しい。このプレースタイルで僕たちは多くのポイントを失うことになり、結局はクラブはトップと競い合うことが出来なかった。

Guillem:ラファ・ベニテスは既に、あなたの2シーズン目はもっとやっかいなものになるだろうと警告しています・・・

Torres:2シーズン目というのはもっと難しくなるものだということに、僕は賛成するよ。相手は今は僕の何もかもを知っている。それでも僕も同じように相手のことをもっと知っているし、彼らの弱点をどうやって突くかもわかっている。しかし、これからは僕はもっと良く知られているという事実を認識しなくてはならないということに、疑問の余地はないね。

Guillem:スティーブン・ジェラードは、今シーズンからさらに上積みできるかは、全てクラブの努力にかかっていると語りました・・・

Torres:完全に同意するよ。マンチェスター・ユナイテッドとチェルシーと競い合うためには、もしも僕たちが経済的に彼らについて行けなかったら、それは移籍市場でてきめんに現れることになる。彼らに2,000万から2,500万ポンドの選手たちが大勢いるのは明らかだし、その違いは僕たちをリーグの順位表で彼らから隔てている。僕は、必要とされることをクラブがやって、僕たちがすぐに彼らを捕まえられるようになることを願っているよ。

Guillem:シーズンのあなたの最高の記憶は何でしょうか?

Torres:チャンピオンズリーグのチェルシー戦は僕の心に焼き付いている。最高の記憶ではないけど、間違いなく最も印象的だった。不運なペナルティ、試合を決定付けた3点目のゴール、そういう試合経過がね。1年の努力が2つの不運な出来事でふいになってしまった。

Guillem:あの試合の、あなたの負傷について疑問の声がありましたが・・・

Torres:僕はちょっと違和感を感じていて、コーチが僕を下げると決断したんだ。監督は常にチームのためにベストのことを望んでいる。彼は延長に入る直前に僕と話をした。僕が何か違和感を感じていたのは本当だよ。

Guillem:あなたは過去のリバプールの偉大な選手たちと比較されていますね。とは言ってもそれは少々早くはありませんか?

Torres:物事が上手く行っていて、人々が僕の仕事に満足している時は、最高の選手たちと比較されたりするものだよ。でも物事がそのままであれば、懸命な努力を続けて行かなくてはならない。もしも来シーズンに物事が同じように進まなければ、その時には、そういうこと全てがどれだけ早く忘れ去られるかを見ることになるだろうね。そういうことを起こさないようにする、それは僕自身にかかっている。

Guillem:リバプールの中での内紛や、オーナーたちの不安定な状況がありました。それはあなたに影響しましたか?

Torres:むしろ僕のチームメートたちの方に影響があったかもしれない。でも本当のところ、言葉と事実の違いというようなことには僕はあまり注意を払わなかったし、影響はしなかったよ。アトレティコ・マドリーでは、クラブのもっと小さな問題でさえ、それがクラブの全員、末端の従業員にまでどれだけ影響し、ダメージを与えるかを僕は見て来た。ここはビッグクラブで、競い合い続けるためにはそういう問題からどう距離を置くか、そのやり方を知っているんだ。

Guillem:Euro2008が、この大会に掛けられた国全体のあらゆる希望と不安と共にやって来ました。それは間違った期待を生み出しはしないでしょうか?

Torres:僕はそれが間違っていないと信じているよ。しかし、不必要なものでもあるね。優勝候補というタグは僕たちには合わないし、僕たちはそうじゃない。優勝候補というのは、ワールドカップで優勝したばかりのイタリア、またはフランスのような、ワールドカップとヨーロピアンチャンピオンシップで数え切れないぐらい何度も上位まで勝ち上がっているチームだ。

僕たちが優勝するだろうと言うのは大流行しているし、もうほとんど優勝のラベルが僕たちにくっつけられているように見えるね。彼らは僕たちを当てにしていて、この時期を期待を膨らませることに使っているんだよ。しかし結局は、それは義務と混同されてしまう。想像して欲しいんだけど、もしも僕たちが準決勝まで勝ち進んだとしたら、歴代の代表チームのさらに上を行ったことになるんだ。有名なチーム、僕たちよりもさらに有名だったチームよりもね。

僕たちは優勝したいし、本当に有能な選手たちがいて、僕たちにはチャンスがあると信じている。このことが要らない期待を生み、もしもこの大会が思うように進まなかったら、僕たちがこれまで成し遂げてきたもの全てが無益だったような印象を与えるだろう。そして、そうではないんだ。僕たちはオーストリアにたどり着くまでに悪い時期を経験し、それを潜り抜けてきた。もしも物事が上手く行かなかったとしても、僕たちは再びそれを潜り抜けるだろう。でも僕は確信を持って言えるよ、そういう間違った期待は僕たちには不要だ。。

Guillem:イングランド代表の選手たちの大勢が、そういう類の期待に足を引っ張られていたと言っても、私はそれが誤解ではないと思います。まさにそういう理由で、彼らの一部は代表に選ばれることさえ嫌がっていました。同じことがスペイン代表にはまだ起こっていないという印象を私は持っていますが・・・

Torres:僕が言えるのは自分のことだけで、他の選手たちのことは言えない。しかし誰もあのスリルを消し去ることはないだろう。僕たちはとても長い間優勝を果たしていないし、歴史に名を刻みたいと思っている。ヨーロピアンチャンピオンシップが選手たちにとってベストの時期に来ていないのは事実だし、それは予選もそうだった。対戦スケジュールが窮屈に押し込まれていたからね。しかし全員が、今回やワールドカップのような大会でプレーしたいと思っているよ。

時には、地球の反対側でやるようなフレンドリーマッチのことは魅力に感じないかもしれない。しかし僕たち全員が代表チームでプレーしたいと思っているし、それが僕たちが通り抜けなくてはならないものだ。夏のこの大会の一員となるためには、対戦がそれほど興味深いものではなくても、他の試合でもプレーすることが必要だ。

Guillem:この大会がどの選手のためのものになるか、大胆に予想していただけますか?

Torres:スペイン代表の誰かの大会になって欲しいね。僕はセスク・ファブレガスになるんじゃないかと思う。世界の他の国は、彼が世界最高の選手の1人だということに気がつくだろう。イングランドでは、僕たちはみんなもうそのことを知っているよ。
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