トーレスのオフィシャルサイトより、'El Pais'によるインタビューです。下でご紹介した公式HPの記事の元になったもので、重複している部分もあります。
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El Pais:ゴールマウスを前にした時、あなたの頭に真っ先に浮かぶことは何ですか?
Fernando Torres:僕たちにはシャビ・バレーロというスペイン人のゴールキーパーコーチがいて、彼は、次の試合で僕にゴール前でどんな種類の仕事が待っているかを、毎週正確に教えてくれるんだ。今までは、こんな風に僕と仕事をした人間は誰もいなかったし、これは大きな助けになっている。基本的に、僕は次の試合の何日か前には、これから対戦するキーパーに対してどうチャンスを決めるか、その最善の方法を正確に知っている。
シャビ・バレーロは僕に、それぞれのキーパーがどういう傾向を持っているかを正確に教えてくれる・・・ゴールマウスに留まるか、早めに飛び出すか。もしも彼らに好きなサイドがあるなら、彼らは相手をそっちに、右か左に押しやろうとする。キーパーが何をしようとするかということをシュートを打つ前に知っていれば、それは正しい判断をする助けになる。結果的に、僕はチャンスを決めるやり方に磨きをかけることができた。
イングランドのゴールキーパーは通常、かなり早めに飛び出して来る。キーパーに対して回り込むか、それともゴールキーパーが最初に動くのを待つか、そのどちらかで僕は多くのゴールが決まるのを見て来たよ。破るのが一番難しいキーパーは、ファンデルサールとツェフだ。彼らは長くゴールに留まり、ボールが彼らを越すためには素早さが求められる。
El Pais:プレミアリーグのディフェンダーたちに向かい合う暮らしはどうですか?
Torres:センターバックは普通、大きく、強く、かなりアグレッシブだね。それは多分、彼らが背後にスペースを開ける傾向があるという特徴からきているんじゃないかな。彼らにはディフェンシブなポジショニングが足りないのかもしれない。そして、優れたチームはそこを利用することが可能だ。
El Pais:あなたは6時間以上に渡って、テリーとカルバーリョと戦いましたね。その経験はどうでしたか?
Torres:彼らはすばらしいパートナーシップを形成している。カルバーリョはポジショニングのうまい卓越した選手だよ。彼は試合のペースを決めるやり方を知っているし、もし必要なら、ハードでアグレッシブにもプレーできる。しかし、彼はディフェンスからどうボールを供給するかも知っている。彼は、求められるものを全て兼ね備えているよ。彼はテリーと同じぐらいハードにプレーできるセンターバックだ。ジョン・テリーはキャプテンとしてとても高い評価を受けていて、彼は常に物事の中心にいる。テリーはカルバーリョほど完璧ではないけど、彼のリーダーシップで十分以上にそれを補っているね。
El Pais:リバプールでは、あなたはあまりボールに触れませんね。おそらく1試合でパスを受けるのはほんの4回くらいでは・・・
Torres:僕はとてもハードワークをするチームでプレーしていて、チェイスをしなくてはならないことは遥かに少ないんだ。カイトのような何人かの選手は、スペースを生み出すためにハードワークをしてくれる。彼がどれだけ懸命に働いているか、その注ぐ労力は驚くほどだよ。彼は2人分の仕事をして、1人で前線で仕事をするストライカーをフレッシュな状態にしておいてくれるんだ。チャンスが来た時は、いつもよりもはるかに走っている時間が少なくて、僕はよりフレッシュだったよ。多分来シーズンには、もしも誰か新加入の選手がきたら、僕たち全員で守るディフェンスのやり方は変わるかもしれない。しかしどうなるかはわからないし、もしもそうなっても全てが上手く調和するかもしれない。僕はチーム全体でやっている労力から多くの恩恵を受けたし、得るチャンスは少なかったかもしれないけど、一度来たチャンスはより決定的なものだったよ。
El Pais:リバプールと対戦するチームは、多かれ少なかれプレッシャーにさらされますか?
Torres:リバプールとチェルシーは似たようなスタイルでやっているけど、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナル(ボールを支配する2チーム)と対戦するチームは、ボールの後ろに全員が引いて来る。ボールと一緒に取り残されて、相手チームは下がって待ち構えている・・・破られたらどんな風にやられるか、彼らはわかっているからね。
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3連続トーレスの記事になってしまいました。公式HPの記事ともまたニュアンスがかなり違って面白かったので、せっせと訳してしまいました(苦笑)。スペインの元記事はもうちょっといろいろと語っているようです。
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