ドッセーナがイタリアの雑誌Guerin Sportivoに語った
インタビューです。イタリア語→英語→日本語です。
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Guerin Sportivo:アンドレア、どんな感じですか?
Andrea Dossena:ピッチの上と外、全てが違っているよ。まずはスタジアムが、もっと美しくて進んでいる。試合のプレーのやり方も違うね。僕はインテル対ローマ戦を見たけど、彼らはピッチでボールを持ってプレーしていた。ここでは試合ははるかにフィジカルで、もっと走るし、考える時間は少ない。
Guerin:上手くやれないことを恐れたりは?
Dossena:自分がやれそうに思えないとは言わないけど、慣れるまでには時間がかかるね。グラスゴーでのレンジャーズ戦で、僕はレフェリーが何もかも流すことを理解したよ。笛を吹くのは、両足でのタックルやそれよりもひどいプレーだけだ。それにトレーニングも全く違う。僕が今までやっていたような、ランニングも反復練習もないんだ。たった1時間ボールを使った練習をするだけなんだけど、それがとても激しい。彼らが一体どうやっているのか、僕は理解できないよ。僕たちに比べると彼らは半分の練習しかしないのに、試合では2倍も走るんだ。それはメンタリティの問題で、彼らの試合へのアプローチの仕方だ。もしも僕たちイタリア人が彼らと同じぐらい走ったら、僕たちは毎回ワールドチャンピオンだよ。
Guerin:フットボール以外での問題は?
Dossena:よくある慣れの問題だね。フットボールと生活のどちらも、全てが新しい。妻と一緒に(彼はイングランドに移籍する直前に結婚したばかり)中心部に家を買ったよ。僕は英語がわかるし、自分が言っていることも通じる。1週間に2、3回、僕たちはトレーニングに行く前にレッスンを受けているんだ。既にある程度はわかっていたし、毎日上達しているよ。
Guerin:ベニテスとはイタリア語で話すんですか?
Dossena:いや、英語だよ。他の選手と全く同じようにね。彼は4ヶ国語を話すんだけど、他のどれでも叫んだりはしない。状況によって僕にイタリア語で指示することはある。
Guerin:プレッシャーにはどう対処していますか?今シーズン、あなたたちはプレミアリーグを獲得しなくてはなりません。
Dossena:僕たちはリバプールだ。プレッシャーは当然だ。チャンピオンズリーグの予備戦があり、1990年以来彼らが待ち望み続けているリーグタイトルがある。しかしプレッシャーは気にならない。重要なのは、健全な状態であることだ。フットボールはその次だよ。
Guerin:失って最も残念に思うものは?
Dossena:単純なものがとても大事なものになって行くね。生活様式、外食すること。必要とするほんのちょっとした習慣。失って初めて、そういうものがどれだけ大きな存在だったかに気がつく。僕は4年契約を交わしているから、妻がなんとか慣れてくれることを願うよ。
Guerin:チームの中では上手くやっていますか?
Dossena:ジェラードを初めとして、全員が進んで助けてくれているよ。サポーターは全力を尽くす人間を高く評価してくれるから、僕には何の問題もない。僕はここで自分が受けた歓迎を忘れないよ。フットボールでは上向きになるのは簡単だけど、下向きになるのはもっと簡単だ。ウディネと比較して、僕は自分のポジションを変えている。マリーノは僕をもっとピッチの高い位置でプレーさせ、僕たちはしばしば3バックでプレーしていた。ベニテスは僕に、4バックの中でもっと伝統的な左サイドバックとしてのプレーを望んでいる。
Guerin:優秀な左サイドバックが不足している中で、なぜイタリア代表選手がイタリアを去らなくてはならなかったんでしょうか?
Dossena:僕が去ることを選んだわけじゃない。ビッグチームがプランを立て、ベニテスが僕に電話をして来て「アンドレア、用意は出来ているか?」と聞いたんだ。僕たちは1週間のうちに全てを決めたよ。
ローディ(※ドッセーナの出身地)からアンフィールドへ、まるでおとぎ話のようなストーリーだ。ハッピーエンドになるかな?僕はFanfullaでキャリアをスタートし、14歳でベローナに移籍した。ここまで来れたのは、ハードワークと犠牲にしてきたもののおかげだよ。これまで上手く行ってきたけど、とにかく一日一日を頑張りたい。
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生活環境に慣れることに、ちょっと苦労しているようですね。スペインの選手たちもそうですが、イングランドの生活様式にどうしても適応できない人たちがいます。プレースタイルへの適応もまだまだこれからですね、頑張って欲しいです。
マルカ紙によると、スペイン代表から奥さんの出産のために離脱してバルセロナに行っていたリエラに、無事女の子が誕生しました。おめでとう!名前はAlejandraちゃんだそうです。
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