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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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バルセロナのDiario Sportのトーレスへのインタビュー記事が、スペインのサイトに掲載されています。それをスペインのレッズファンが英訳してくれましたので、さらに日本語訳してみました。
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Lluis Miguelsanz

フェルナンド・トーレスは、あらゆる種類の期待をあっという間に実現して我々のインタビューに現れた。彼の出現は印象的であり、彼のフットボールはリバプールのサポーターたちのハートを掴んでいる。ファーストシーズンで、彼はすでにプレミアリーグ22ゴールを決め、彼のチームは偉大な事を達成するために進撃中だ。

そして、それこそが彼がイングランドに移住した理由である。敗北というアトレティコの単調さから逃れ、世界のフットボールの中で重要な人間になる。‘The Kid' は、彼に賭けてトーレスが忠誠を感じている監督、ベニテスのリバプールの偶像である。疑いなく、彼は‘エル・ニーニョ' についてミスは犯さなかった。なぜならトーレスは、アンフィールドのレジェンドになる道をひた走っている。未来は彼のものだ。
Lluis Miguelsanz:これだけ物事が上手く行っていて、あなたはキャリアのもっと早い段階でラ・リーガを去ればよかったと後悔してはいませんか?

Fernando Torres:いや、何が起こるかなんて誰にもわからないからね。多分僕がもっと早く去っていたら、今はこういうことは何も起こっていなかったと思うよ。多分、全てがもっとずっとゆっくりと進んでいただろう。物事がこういう風に進んで、僕は満足しているよ。これからまだ道は長いけどね。

Miguelsanz:あなたの能力を疑問視していた人々がいましたね。これはあなたにとってちょっとしたリベンジでしょうか?

Torres:悲しいことではあるけど、時には、自分を評価してくれる人々、そして自分自身が成長して優れた選手であることを実証するために、どこか違う場所に行かなくてはならないことがある。それを潜り抜けて来たのは僕一人じゃない。ファブレガス、レイナ、シャビ・アロンソも同じだよ。スペインのフットボールにとっては残念だけど、これからは間違いなくそういうことがもっと起きるだろう。

Miguelsanz:昨シーズンバルセロナに0-6で負けた後、あなたがアトレティコを去る決心をしたといううわさがありますが・・・

Torres:正確にはあの試合ではないよ。何年間もの間にいろんなことが起こって、僕はクラブが自分の願っているようには働いていないということがわかったんだ。あの試合がちょうど我慢の限界だった。正確に思い起こせば、バルセロナはタイトルを争い続けるためにあの試合に勝利を必要としていたし、もしも僕たちが彼らを破れば、それはレアル・マドリーを助けることを意味した。僕は、アトレティコのファンがバルセロナを応援するバナーを掲げているのを見て、傷ついたよ。0-6で負けた後に、僕は自分の将来について真剣に考えたんだ。物事がこれ以上良くはならないということに気がついたから、時間を無駄にしたくはなかった。

Miguelsanz:結局のところは、あなたの移籍は、あなたにとってもアトレティコ・マドリーにとっても有益なものになるかもしれません。

Torres:時間が答えを出すだろうね。今は、アトレティコはいくつかとても良い契約を交わすことができて、彼らはチャンピオンズリーグの出場権を争っている。正しい方向へ一歩前進しているよ。僕の方はすばらしく進んでいる。チャンピオンズリーグの準決勝でプレーできるし、これまでになくゴールを決めているしね。

Miguelsanz:かつて、バルセロナと契約間近まで行ったことはありますか?クラブから大きな興味を示されたことはありましたか?

Torres:僕がデビューしたすぐ後に、いくつか興味は示されたよ。バルサはすばらしいクラブだし、彼らのサポーターはいつも僕を本当に良く扱ってくれたから、彼らからすばらしい愛情を感じるよ。僕はカンプノウでいつもすばらしい試合をしていたから、ちょっと変な話だね。あそこには友人がいるし、あの町が大好きだよ。移籍は実現しなかったけど、今は僕はそういうことは考えないね。

Miguelsanz:準決勝についてのあなたの見通しは?チェルシーとの対戦は他の2試合よりも予想しにくいですか?

Torres:どちらの対戦も、互角の戦いだろう。おそらく僕たちの試合は、その前のアーセナル戦のような見ていて楽しいものにはならないだろうね。僕たちは典型的なイングランドのチームじゃない。とても戦術的だし、どちらも多くの失点は許さない。それはとても細部、おそらくセットプレーにまで及んでいる。その一方で、バルセロナ対マンチェスターはすばらしいショーになると思うよ。スペインの人達はマンチェスターの威力を良くは知らないだろうと思うし、気をつけなくてはならないだろうね。ここでは僕たちは毎週彼らを見ているけど、彼らのプレーぶりは驚くべきものだ。クリスティアーノ・ロナウドは完全にレベルが違うけど、彼らはポゼッションをキープしてくるチームとの対戦には問題を抱えているから、バルセロナはいいプレーをして彼らを倒せるかもしれない。彼らはイングランドでは普通ボールをキープしている側だから、守ることには慣れていないんだ。

Miguelsanz:バルセロナがマンチェスターについて警戒しなくてはならない、一番のことは何でしょうか?

Torres:彼らがどう攻撃してくるか、予測するのは難しいよ。最終ラインはシステムがあるけど、前線では彼らの選手たちは絶えず動き回っている。彼らがどう攻撃して来るか知るのは難しいんだ。ロナウド、ギグス、ナニ、テベス全員がすごく動き回る。彼らは攻撃に人数をかけて来て、守るのは難しい。

Miguelsanz:あなたはあのポルトガル人の脅威について言いましたね。

Torres:彼は世界のどの選手たちよりも上を行っている。毎試合、彼はチームをその肩に背負っているよ。彼は体のあらゆる場所で得点でき、ドリブルで相手を破ることができる。まさに完璧な選手だ。バルセロナがやらなくてはならないのは、彼を孤立させることだ。そうすれば勝ち抜けるチャンスは増すだろう。彼を気持ちよくプレーさせてひらめきを発揮させたら、バルセロナにとってとても複雑なことになる。しかし、僕はこの対戦は本当に拮抗していて、彼らが勝ち抜けると言うよ。マンチェスターを倒すのは不可能じゃないし、僕はバルセロナがうまく決勝までたどり着けると思うよ。僕は彼らに決勝まで勝ち進んで欲しいし、モスクワで対戦したい。決勝がスペイン人で一杯になって欲しいんだ。

Miguelsanz:リバプールが勝ち上がったら、それはものすごい偉業以外の何物でもないですし、誰かベニテスの功績を称えて記念碑を建てるべきですね。

Torres:簡単に見えるかもしれないけど、4年間で3度も準決勝まで勝ち進むというのは本当に難しいことなんだ。彼の仕事の手法は、2レグ制のノックアウトの大会にとても良く合っている。多くのチームは90分間の準備をして来るけど、180分のことまで考えなくてはならないし、その間中何が起きるかわからない。ラファはその面ではすばらしいし、それは結果を見ればわかるよ。一つ逸話として、アーセナル戦のセカンドレグで、僕たちは引き分けでOKだったけど、2人のストライカーを置いてジェラードは違うポジションでプレーした。選手たちの間でそのことは議論したけど、僕たちには自信があったよ。彼はいつも正しいからね。監督が何かを決断する時、彼は自分が何をしているかわかっているし、僕たちはそれを尊重している。

(Diario Sportのもう一つのインタビュー)

Miguelsanz:もしもあなたがスペインのフットボールに復帰するとしたら、そしてそれがビッグクラブの一つだとしたら、どこを選びますか?

Torres:正直言って、僕はスペインのフットボールに復帰するつもりはないんだ。未来はどう変わるかわからないとしてもね。僕はリバプールに長い間在籍したいよ。はっきりしているのは、レアル・マドリーにだけは行きたくないってことだね。僕は絶対に彼らには加わらないよ。僕の考えとしては、もしもレアル・マドリーに加入するチャンスが来て、その時に他のどこかすばらしいチームに加わる選択肢もあったとしたら、僕は必ず彼ら以外のどこかを選ぶだろうね。

Miguelsanz:では、アトレティコについてはどうですか?

Torres:いつの日かは戻りたいと思う。僕はあそこにやり残した仕事を置いて来たと感じているからね。良心にかけて僕はあそこで全力を捧げて来たけど、僕たちがやれたと僕が感じることに、妨げとなるものがあったんだ。あそこでタイトルを勝ち取れたり、ただレアル・マドリーを倒せただけでも、チャンピオンズリーグでプレーできても嬉しかったと思うよ。複雑な感情はたくさんあるけど、僕は去るという選択は正しかったと感じている。

Miguelsanz:では、なぜあなたはリバプールを選んだんでしょうか?

Torres:ビッグクラブからたくさんのオファーがあったよ。そのうちいくつかは興味を示す以上の真剣なものではなかったけど、僕たちは、これ(リバプールのオファー)は最初から真剣なものだとわかっていて、まとまるだろうと思っていた。僕はそのことを聞かされ、ラファは個人的に僕に電話をかけて来て、僕はオファーを受け入れると決めたんだ。スペイン代表のチームメートは、このチーム、このクラブ、この町のことをすばらしいと言っていたよ。全員が一つになって働き、優勝カップの獲得に向けてチャレンジするクラブなんだ。彼らは僕が関心を持っているのと同じ価値観を共有している。それが僕がとても心地よく感じている理由だよ。

Miguelsanz:非常に若い、これから成長し進歩し続けられるチームですね・・・

Torres:このチームは成長できるし、クラブも同じだ。僕たちはもう一段階前に進んで、プレミアのタイトルを争わなくてはならない。今が頂上だとは思っていないし、成長を続けて美しい時代を作れるという感触を持っているよ。

Miguelsanz:あなたのチームには大勢の優秀な選手たちがいますが、ベニテスはマスチェラーノのことをいつも非常に愛情を持って語りますね。彼はバルセロナとも接触があった選手です・・・

Torres:嬉しいことに、バルセロナは彼をさらっては行かなかったね。彼は僕たちにとってとても重要な選手だ。一人で仕事ができる守備的ミッドフィールダーは、世界にそう大勢はいない。彼は本当に懸命に仕事をして、他の選手たちに自由を与えるんだ。本来受けるべき称賛を決して受けていないフットボーラーの一人だよ。マドリーのマケレレもそうだった。そういう選手が去ると、チームはポイントや試合を失い始める。タイトルを勝ち取ろうという野望を持つビッグクラブなら必ず、すばらしい守備的ミッドフィールダーが必要なんだ。そしてマスチェラーノはまさにそういう選手だよ。ヨーロッパの沢山のビッグクラブが興味を示したことを、僕が驚かない理由はそれだよ。

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なるほど、バルサ勝ち上がりのチャンス十分ありですか。バルセロナのメディアのインタビューですから多少リップサービスはあるでしょうが、このインタビューを読んで、今までは決勝でユナイテッドと当たりたいと思っていましたが、バルサもいいかなあと思うようになりました。もちろんそれ以前にレッズがチェルシーを破らなくてはならないんですが、トーレスがやってくれるでしょう!そしてこれから、ぜひ美しい時代を見せて欲しいです。
2枚目の写真を見て、ああ、イングランドに馴染んでいるんだなあというのが、その微妙な服装からもうかがえました(笑)。キャプテンも試合のスタンドでこんな色のセーターを着て、トーレスのゴールに飛び上がっていたいたような・・・。
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無題

貴重なインタビューの訳をありがとうございます。やはりアーセナル戦2nd leg の4-4-2については、選手間でも議論があったのですね。最初は全く機能しなかったあの布陣を、後半立て直してきた今のリバプールには確かな強さを感じます。私は今のユナイテッドは怖すぎるので、決勝ではバルサと当たりたいです(笑)。トーレスの服装、確かに微妙ですね。。。

無題

筋金入りのトーレスファンとしていわせてもらいます。下の写真はおそらくヒルズボロの悲劇の追悼式の後そのままインタを受けたためスーツの上着とネクタイをとった状態だったのだと思われます。
とは言え普段センスが良いわけではありませんが(汗)

無題

こんばんは☆

頻繁にチェックさせて頂いている割にはなかなかコメント残せないですがいつも情報と写真満載の楽しいブログ有難うございます~。

私もアトレティコ時代からのトーレスファンですが、服のセンスは確かに時々あれ?って思うことも?!でもインタビューの受け答えはしっかりしてて若いのにエライなぁと感心してますw。

決勝はマンUに借りを返してもらおうかと思ってましたが彼のインタ見てるとバルサもいいかなとホント思います♪

無題

>cybeleさん
このインタビューで一番興味深かったのが、その2トップを議論したというところでした。やっぱり驚きますよね。それでもラファを選手たちが信頼している様子が伺えました。今日も4-4-2になりそうですね。クラウチとボロニンはシーズン序盤に結構合っていたので、楽しみです。トーレスの交代出場はあるでしょうか。

>あんさん
なるほど、追悼式の服装ですか、さすが筋金入り!気づきませんでした。グレーのベストを着てるなあとは思っていたんですが、セーターだったんですね。スペイン人だけに寒がりなんでしょうか?
アトレティコの退団会見のスーツ姿がかっこ良かったのでお洒落な人かと思っていたんですが、その評価は最近変わりつつあります(笑)。

>mickyさん
こちらこそ読んで頂いてありがとうございます、これからもよろしくお願いします^^。
彼のインタビューを読むといつも驚かされます。フットボールに本当に真摯に取り組んでいる人ですね。若いうちからキャプテンをやって、もまれて来たからでしょうか。
オフィシャルではぺぺとの対談も掲載されていて、時間があったらそれも訳してみたいと思っています。その写真のTシャツ姿がこれまた微妙で(笑)。
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