公式HPより、キャプテンのインタビューです。2006年の総括と、DICの件についてもコメントしています。
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Liverpoolfc.tv:もうすぐ1年が終わろうとしていますが、2006年をあなたはどう評価しますか?
Steven Gerrard:今年全体を振り返ってみれば、誰でも本当にいい1年だったと言うはずだ。僕たちはFAカップで優勝したし、リーグではチャンピオンズリーグの出場権が獲得できるだけの、すごく有意義な順位で終わることができた。 今シーズンのリーグでの調子はすごくいいってわけじゃないけど、カップ戦は本当にうまく行っている。
個人的な面で言えば、自分の調子が一貫してきていて本当にうれしいよ。ここ6~8週間は上がったり下がったりだったけど、今は自分が本来の調子に戻って来ていると感じられる。
Liv:あなたにとっての今年のハイライトは何でしょうか?
Gerrard:FAカップを掲げたのはもちろんすごいスペシャルな瞬間だったけど、あの大会の僕たちの勝ち進み方全体が本当にエキサイティングだったと思う。勝ち上がっていく間に、僕たちはいくつかすばらしい試合をした。そしてとうとう最後にFAカップの優勝メダルを身につけてドレッシングルームに座ったときは本当に特別な気分で、それを言い表すのは難しいよ。
Liv: 今年の間に、チームが進歩し成長しているという監督の見方に、あなたも同意見ですか?
Gerrard:もちろん。監督は今年の夏に賢い契約をしたし、彼らは今新しい環境に慣れつつあると思う。新加入の選手たちが慣れるまでの時間はそれぞれ違うけど、僕は監督がこの集団をはるかに強くしたという意見に同意するし、未来は本当に明るいと思う。
Liv:新しい選手たち全員がうまく機能し始めている兆候を感じます?
Gerrard:うん、僕はそう思う。僕たちの最近の結果と彼らがどんなパフォーマンスしているかを見れば、チームになじんできているのがわかるよ。リバプールは世界で最も大きなクラブの一つで、それだけ期待も高いしプレーのレベルも高いから、なじむのは本当に難しいんだ。でも彼らはすばらしい選手たちだし、僕はサポーター全員に、このチームがはるかに強くなってこれからもっと多くのトロフィーを勝ち取れると保証するよ。
Liv: 彼らができるだけ早くチームに馴染めるよう、キャプテンとして彼らを助ける責任は大きいのでは?
Gerrard:自分の調子を取り戻そうと懸命で、最近はちょっとばかりそれが難しいと思っていた。自分が良いプレーができていれば他の選手たちの手助けをするのは易しいことなんだけど、僕のプレーは良くなかったから、それを正すことに集中する必要があった。頑張ることも他の選手の手助けをすることも僕の責任なんだけど、僕は自分自身のことを考えていて、他の選手たちはみんな今トップフォームに向かいつつあるし、最近の僕たちの結果でそれは分かると思う。
Liv:リーグの順位表が極めて期待はずれの様相を呈する前にトップフォームを取り戻すことが、あなた自身とチームにとって重要だったのでは?
Gerrard:どんなチームでもキャプテンは常に高いレベルを見せなくてはならないし、あらゆる試合で僕が目指しているのはそれだ。全ての試合でベストは出せないことはわかっているし、調子が落ち込む時だってあるかもしれないのもわかっているけど、僕のプレーのやり方は、自分がちゃんと調子が良いからこそ他の選手を助けられるんだ。自分が良いプレーができていて、他の選手たちがいいプレーをするのを手助けして、それでこそチームがちゃんとした結果が出せると思う。僕たちが調子を早く取り戻せなかったとしたら、僕たちの順位ははるかに下がってしまっていた危険があった。
Liv:それでは、あなたは今の時点でどのくらいのレベルに来ていますか?
Gerrard:ベストだとは思っていない。まだもっと良くなれるよ。でもここ3、4週間、自分のベストの調子が戻りつつあるのが感じられる。ゴールが戻ってきたし、最近はアシストもいくつか出来ているし、今はすごく自信を感じている。
Liv: 今シーズンのリーグはこれまでちょっとアップダウンがありましたが、チャンピオンズリーグのグループを勝ち上がった成果についてはどうお考えですか?
Gerrard:本当に大きな成果だ。一部の人々は僕たちがグループの本命だったと言っているけど、本当に強いチームがいくつか中にいたし、チャンピオンズリーグで対戦するどのチームもタフだよ。僕たちは本当に良くやってグループをトップ通過した。次のラウンドでどこと当たることになるか楽しみだよ。
Liv:ドローに先立って、何か希望はありますか?
Gerrard:言いたくないな。どこが来てもそことやるだけだよ。ベスト16に入ったどこのチームとやっても難しい対戦になるだろうけど、今僕たちがやっているプレーとヨーロッパでいい結果が出せていることを考えれば、どこと対戦しても自信を持って挑めるはずだ。
Liv:リバプールの未来についてわくわくしていますか?
Gerrard:未来は明るいと思う。ここのところメディアでずいぶん買収の件が騒がれていて、僕は幸運にもクラブを買収しようとしている人たちに会うことができた。僕はすごくわくわくしているよ。彼らは僕にと他の選手たちに、クラブは堅実な手の中に委ねられ、未来は本当に明るいものになるだろうと保証した。
Liv:彼らは、この買収が長期的な展望に立つものだということを明言したんですか?
Gerrard:うん、はっきりとね。そしてそれが最も重要なことの一つだ。まず最初に彼らが言ったのは、彼らは未来を明るいものにすることに非常に関心を持っているということ、そしてピッチの上でも外でもこのクラブが大きな成功を収めるだろうということだった。それは僕たちが聞きたいと思っていたことだ。
Liv:ファンはこの買収話に非常にわくわくしています・・・選手も同じでしょうか?
Gerrard:うん。選手たちもファンと同じ気持ちだと思う。僕たちは本当に成功を望んでいる。ファンは僕が読んできたものと同じものを読んでいるから、わくわくするだけの正しい情報を得ている。彼らに会って、面と向かって彼らの考えを聞いて、僕は今はさらに一層わくわくしているよ。
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