公式HPより、ドバイ・インターナショナル・キャピタルの買収に関する、リック・パリーCEOのコラムです。
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●リック・パリー(リバプールFCチーフエグゼクティブ)
4億ポンドの買収の可能性と、それに伴う我々の新スタジアム建設に及ぼす影響についての憶測が、メディアのヘッドラインを飾って大波のように報道されているのは当然のことでしょう。
DICが私たちの財政状況を分析する"デューディリジェンス"の過程が続いている間は、私は詳細については何もコメントできません。私の言うべきことは、メディアはこの取引が成立したかのように報道していますが、これはまだ終っていないということです。
詳細な交渉は続いており、この話し合いに関するニュースが我々が望んでいたよりも早く漏れてしまったのは不運でした。しかしそれでも、話し合いは長期に渡ってきましたので、この段階まで到達したことに我々は非常に興奮しています。
私たちは、我々のような規模と身の丈のクラブにとって、DICがすばらしいパートナーになるだろうと絶対的に確信しています。我々は世界的なブランドであり、どんな取引でも、その資本団体とクラブの運営がトップクラスのビジネスとなることがきわめて重要です。
私たち全ての目標は成功を収めることです。しかし我々は、クラブがばかげた浪費をすることを望んではいません。チャレンジするということは、資金をばら撒くこととは違います。それでは長期的な戦略とは言えません。
これはもちろん、金持ちの遊びではありません。リバプールFCを次のレベルに押し上げ、今後数百年に渡るクラブの未来を確かなものにすることです。
また、収益の可能性を出来る限り広げ、クラブを可能な限り成功に導くことも確実にします。同時に、適切なパートナーを選ぶにあたり、そのようなパートナーがクラブの価値と財産を理解し、それに敬意を払っていることが確かならば言うことはありません。
もちろん、我々の財産の中で最も大切なものは、成功と獲得したトロフィーです。それはリバプールに関心を持つ全ての人々にとって最も重要なことであり、常にしっかりと思い出されることでしょう。
新しいパートナーが利益として得るものは、世界中に広がるファンを生み出したすばらしい財産です。
もちろん、我々は自らの歴史を大いに楽しんでいる一方で、過去に安住するクラブであったことは決してありません。自分たちの前にある全てのチャレンジに対して、常に注目をして前を見ています。特に新しいスタジアムについては早急に取り掛からねばなりません。
ある意味では、それはリスクのない計画ではありませんが、我々は全員がクラブの長期的な未来について非常に興奮しており、理想のパートナーを見つけたという希望を抱いています。
人は私に、我々の会長であるデビッド・ムーアについて尋ねています。明らかに、彼はクラブを前進させていく役割を担うでしょう。もちろん彼はそれを望んでいます。なんと言っても彼は要するに終生のファンであり、ただのオーナーではありません。彼は自分自身のことを、単なる筆頭株主ではなく、受託者以上のものとして見ているのです。彼の責任の一部は、クラブを正しい手に確実に委ねることです。
我々は、DICが成功への我々の情熱を共にすると信じています。特に、DICはビジネスでの投資において得られるものがあると信じています。我々はそのために、この取引で長期的な資金を得ることを望んでいます。
ファンは今、忍耐の必要があるでしょう。私はいかなる取引もまだ合意に達しておらず、リバプールフットボールクラブへのDICからの正式なオファーが含まれるかどうか、いかなる取引の詳細もまだ確認中であることを繰り返しておきます。
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