ファイナルに向けて、
公式HPよりペナントのインタビューです。
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Liverpoolfc.tv:ジャーメイン、今度のファイナルをどれくらい楽しみにしていますか?
Jermaine Pennant:ものすごくだよ。すばらしい偉業だ。誰もがチャンピオンズリーグの決勝でプレーしたがっているし、幸運にも俺は今その一つに参加するチャンスを得た。
Liv.tv:昨年の夏にこのクラブに加わった時、あなたは自分の狙いは決勝でプレーすることだと語りましたね。今、その中でも最大の決勝でプレーする間際まで来ているわけですが・・・
Pennant:ああ、夢が現実になったよ。このクラブとサインする誰もがこういう大舞台でプレーしたいと思っているし、それは俺も変わらない。しかし実際にアテネでピッチのラインを跨ぐまでは実感できないだろうな。賭けられるものはものすごいし、きっとすばらしい雰囲気になるだろう。
Liv.tv:あなたは過去に他のクラブで残留争いに加わってきましたが、だからこそ今回はより嬉しく思っているのでは?
Pennant:もちろんだ。自分のキャリアの中で、チャンピオンリーグの決勝で戦えるチャンスを得られる選手はそう多くはない。そんなチャンスが俺のリバプールでの最初のシーズンにやってくるなんて、信じられないし、チームとファンと自分自身を誇りに思うよ。君が言った通り、俺は降格の苦しみも味わったし、あれはすごく落ち込んだけど、今は俺たち全員が高揚した気分だ。すごく興奮しているよ。
Liv.tv:チームの一団の中にいる気分はどうですか?ワクワクしているか、それともちょっとナーバスになっているとか?
Pennant:今はまだナーバスな気持ちはないね。しかし試合が近づいてきたら変わってくるのは間違いない。そわそわして落ち着かなくなる時が来るだろう。全員が、練習で自分自身を証明してボスに印象付けたくて必死さ。同時に俺たちは皆楽しく笑い合っているし、キャンプのムードはすばらしいよ。
Liv.tv:2005年にカップを勝ち取った選手たちは、あなたにその時の雰囲気や、あの舞台で予想されることについて話したりしていますか?
Pennant:正直なところそういう話はあまりないけど、何が予想されるか全員が知っているのは間違いない。テレビであの決勝を見ていて、俺はその雰囲気がどんなものか良くわかるよ。俺たちのファンがどんなだか知っているし、今回も同じようになるだろうと確信している。彼らは可能な限りすばらしい雰囲気を作り出してくれるだろう。
Liv.tv:もちろんあなたは試合のスタートから入りたいでしょうが、しかしおそらく、監督があなたに言えば、それがどんな役割だろうと果たす準備をしなくてはなりませんね・・・
Pennant:ああ、もちろんだよ。ボスがどのチームがベストと考えるかに全てがかかっているが、彼が俺に望むならどんなポジションだろうとやるよ。
Liv.tv:パオロ・マルディーニのようなワールドクラスのディフェンダーを相手にプレーすることについては、どのようにお感じですか?
Pennant:すばらしいだろうね。俺は偉大な選手たちを相手にプレーしたいんだ。もちろん、彼は今度の試合のレジェンドだし、もう何年もそうあり続けている。もし俺が彼を相手にプレーするなら、それはすばらしい戦いになるだろうし、俺は堪能するよ。
Liv.tv:あなたは準決勝でアシュリー・コールを相手に非常に良くやりました。それは自信になったに違いありませんね?
Pennant:その通りだ。優秀なサイドバックと対戦して良くやれたときは、いつだって自信が増すよ。俺は過去に何度も優秀なサイドバックときつい戦いをやってきて、名声に惑わされたりはしない。
Liv.tv:ACミランのゴールキーパー、ジーダについてはどうですか?彼がベストにはないという話もあります。試合の早い段階で彼を試してみるというのもいいアイディアですよね?
Pennant:彼は今でもとても優れたゴールキーパーだと思う。高さがあり、威圧するような存在感を持っているよ。しかし早い時間に彼にプレッシャーをかけて、動揺を誘ってみるというのはいいね。
Liv.tv:2005年の決勝はご覧になりましたか?
Pennant:前半は見ていたんだけど、3失点をしたのを見てハーフタイムに消したんだよ。俺はモーリシャスで休暇の最中で、大勢のイングランド人が同じことをしたと思うね。俺はふてくされて外出して、それから3-3になったっていうメールを受け取ったんだ。びっくりしたよ。
Liv.tv:あの試合を、自分がいつかリバプールの選手になれるかと考えながら見ていましたか?
Pennant:いつかあそこにというのは確かに俺の望みだったよ。小さな子供の頃からこのクラブのサポーターだったからね。あの試合の時は俺は夏の休暇の最中だったんだけど、復活の奇跡を見てすぐにでも練習に戻りたくなったよ。
Liv.tv:イスタンブールのあのドラマチックなPK戦は誰も忘れはしないでしょうが、今回の試合も同じような道をたどる可能性をあなたは考えていますか?
Pennant:俺たち全員が何度もPKの練習をしているから、もしそんなシナリオがまた起こっても用意は出来ているだろう。PKを蹴る時は自信を感じていることが必要なんだが、自分が志願するかどうかはその日の感覚によるだろうね。しかしいいプレーが出来ていて気持ちが高揚していれば、そうだな、俺はもちろんPKを蹴るのに立候補するよ。
Liv.tv:リバプールはもちろん、素晴らしいヨーロッパでの戦績を持っていますが、6番目のヨーロピアンカップをホームに持ち帰るチームの一端をあなたが担うかもしれないと考えて、どう感じますか?
Pennant:その記録は脅威だし、俺はそれを伸ばしたくてたまらないよ。リバプールのような世界的な名声を持つクラブにいるってだけでも名誉だし、個人的には俺はまだキャリアの中で優勝ってものを経験したことがないから、チャンピオンズリーグで優勝したチームの一人いうのは、俺にとっては信じられないことだ。
Liv.tv:最近はいい調子が続いていますが、あなたが来シーズンのアンフィールドで確かなインパクトを与えるという自信はありますか?
Pennant:すぐにインパクトを与えるっていうのは難しいものだったよ。クラブに移籍した最初のシーズンにすごいプレーが出来る選手はそう多くはない。ロナウドでさえ、彼の本当の才能を見せるまでには時間が必要だった。今俺は1シーズンをここで過ごして、次のシーズンに爆発する準備は整ったよ。
Liv.tv:シーズンの終盤になって、あなたはリバプールのストライカーたちと本当に良い関係を築いているように見えます。ピーター・クラウチやディルク・カイトとのあなたの連携は、決勝の鍵の一つになるでしょうか?
Pennant:そうかもしれないね。彼らは二人とも空中戦に強く、もし俺が彼らにクロスをあげられればチャンスになるだろう。クラウチーは常に大きな脅威となるし、ディルクの強さは相手チームを慌てさせる。もちろん、俺たちはクレイグ・ベラミーも忘れちゃいけない。彼は小さいが、大きい男の足元をすくうことが出来る。全てはラファがどんなチームを送り出すかによるね。
Liv.tv:ミランではウィングが上がってくることが特に脅威となることはあなたもわかっているでしょうが、もし選ばれたら、あなたは決勝の夜にディフェンスの責任もあるかもしれませんね?
Pennant:うん、もちろんだ。彼らが純然たるウィングを置くとは思わないが、全ての選手が危険で、特にカカのような選手がね。誰と向き合おうとそれは問題じゃない。ディフェンスの責任は常に俺の仕事の一部だから、しっかりと準備をするよ。俺は楽しみにしているし、うまく行けば俺たちは最高の状態で挑めるだろう。
Liv.tv:今までアテネに行ったことは?
Pennant:ないと思う。たくさんの国でプレーしたから覚えてられないくらいなんだが、きっと行ったことはないと思う。最初のあそこへの旅が忘れられないものになることを願っているよ。
Liv.tv:リバプールのファンのためにプレーするということはどんな意味を持つでしょうか?そして決勝に先立って彼らへのメッセージはありますか?
Pennant:リバプールの観衆の声は俺をものすごく守り立ててくれる。彼らが準決勝のチェルシー戦のセカンドレグで作ってくれたあの雰囲気は、俺が今まで経験したことのないものだった。俺がピッチに入った時は緊張でそわそわしていて、彼らのすばらしいサポートに応えようと最後の一息まで力を尽くした。そういうすばらしい感覚だったし、アテネでも彼らがもう一度同じことをしてくれたら、俺たち全員が110%を出してそれに応える。
Liv.tv:アテネでピッチへ出て、全てのファンが旗とマフラーを掲げているのを見たら、背骨が震えるような気持ちになるでしょうか?
Pennant:間違いなく、それは驚くべきものだろう。チケットの割り当てが十分でないことだけが悲しいよ。
Liv.tv:準決勝のマンチェスター・ユナイテッド戦でのミランには、どんな印象を受けましたか?
Pennant:彼らは本当にすばらしかったけど、俺はあの夜のユナイテッドはベストではなかったと思う。ミランのパフォーマンスを割り引くつもりは全くないが、ユナイテッドのディフェンスはちょっと緩かったと思うし、彼らはそのつけを払わされた。俺たちのボスはミランを分析し、彼らの強みも弱点もしっかり把握するのは間違いない。俺たちは近々それを説明されて、彼らについて何から何まで知ることになるだろう。
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