クレイグ・ベラミーインタビューVol.1の続きです。
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Liv.tv:最も良く訪れるウェブサイトはどこですか?
Bellamy:YouTube、俺が気に入っているフットボーラー全員のベストのビデオを、全部ダウンロードできるからね。
Liv.tv:もしも新しいスタジアムが現実になるとしたら、それについてのあなたのお考えは?
Bellamy:たらればの話だな。俺はアンフィールドでプレーすることだけに集中している。それだけの偉大なスタジアムだよ、ここは。そのまま大きく作り変えることができるならそれはすばらしいだろうが、俺はそれが可能だとは思わない。あらゆるクラブは前に進み続けるもんだし、それが自分たちが今いる所よりさらに一段高いレベルでやれる助けになるのなら、そうすべきだ。人々は歴史について言及するが、リバプールのようなクラブは歴史を生み出し続けなくてはならないんだ。俺たちは、過去を振り返ってばかりいたいとは思っていない。俺たちは人々に、ただ昔のチームを振り返るんじゃなく、この30数年の流れの中でこのチームを振り返って欲しいんだ。俺の言いたいことがわかるよな。勝ち続けることが唯一、このクラブの歴史を維持できる方法であり、この選手の一団がやらなくてはならいのはそれだ。新しいスタジアムが建つことでもっと金が入り、それが他のトップクラブと競い合う助けになるなら、もちろんそうすべきだ。
Liv.tv:クラブで一番仲の良い友人は誰ですか?
Bellamy:ここは皆が全くオープンだよ。特に仲がいいのはロビー、キャラ、スティービー、クラウチー、ペナントかな。ディルクもいい奴だ。全員が仲がいいんだ。しかし俺はこのクラブで、トレーニングが終わったと同時に家に帰るってことを学んでいるよ。次の日もまっすぐ帰って、その次も同じさ。俺はここに来て以来まだ何もしていないんだ。町の中心地にも行ってないし、どんな店があるかさえ言えないよ。俺が所属したどのクラブもプロフェッショナルだったが、ここはちょっと違っているな。試合がかなり多い。チャンピオンズリーグに勝ち残っているし、カップ戦も勝ち進んでいる。
Liv.tv:自分のプレーには満足していますか?
Bellamy:最近については、イエスだ。先月の俺のレーティングは、5か6から7か8へ上がった。そうならなくてはいけなかったんだが、望んでいたより長くかかったよ。俺は、自分のパフォーマンスがまだまだ上がると思っている。自分が本当に望んでいるレベルに達するために、やるべきことがまだ一つ二つある。
Liv.tv:私はマルタ島出身で、あなたにマルタ島の親戚がいるとどこかで読みました。そうなんですよね?
Bellamy:うん、俺のじいさんがマルタ人だよ。俺の母方の親戚だ。彼らはフットボールよりもボクシングに興味があるから、俺がフットボールをしていようがいまいが酷評したりはしないね!俺たちは仲良くやっているが、話すのはボクシングのことばかりさ。俺はボクシングが好きだけど、あれは絶対にうまくはなれないね。
Liv.tv:今シーズンのゴール目標はありますか?
Bellamy:リバプールのようなクラブにいれば、そういう目標はあるよ。俺がここに来たときには自分なりの目標を持っていたが、ラファは俺に、ある程度の数を稼げればそれで彼は満足だと言った。今は彼が何を言おうとしていたのか理解しているよ。常に90分フルにプレーできるわけじゃないし、全試合スタメンってわけでもない。自分がピッチにいる時間を他のそれぞれのフォワードと比較したら、全く違っている。ラファの期待と俺自身のが比較されることになるから、目標は言わないことにしよう!
Liv.tv:他の選手と一緒にカラオケバーに行って、彼らに立って何か歌えと言われたらどうします?
Bellamy:何か歌うよ。まあ俺は歌がすごくうまいってわけじゃないけど、出てってそういうことをするのは構わない。どんな歌でも歌ってやるよ、新しいのでも古いのでも、どんなジャンルの歌でも、ちゃんと知っていて歌詞があればね。
Liv.tv:あなたは自分のプレー振りを見るためにハイライトを見ますか?そしてもしそうなら、見ていて楽しい他のチームはどこですか?
Bellamy:俺はスカイの"Football First"を見るのが好きなんだ。あれなら見たい試合は何でも見られる。俺はアーセナルを見るのが好きだ、特に彼らがホームでやっているのをね。彼らはそこでやる時は実に早いボール回しをする。
Liv.tv:もしもフットボーラーにならなかったら、何をしていたと思いますか?学校で得意だったのは?
Bellamy:何をしていたかなんて全く思いつかないから、尋ねられても答えるのに困るよ。俺は学校ではお粗末だった。この道に入ることについては俺は世間知らずで、小さい頃から自分はフットボーラーになるんだとしか考えていなかった。もしもその頃に、俺が今知っていることを知っていたら、俺は学校の勉強に必死に取り組んで、何か他に頼れるものを必ず見つけていただろうと思うよ。フットボールっていうのはそれだけきつい仕事だからな。おまけに、そういう小さいうちから、十分なレベルに達していない奴は脱落していく。それは本当に微妙な境目だよ。ただ能力だけでなく、正しい心構えも必要なんだ。プロとしてやっていくだけで十分ハードで、トップレベルに達することまで気が回らないよ。
Liv.tv:あなたはいくつか違うクラブでプレーしていますから、アンフィールドを訪れた相手チームがどんな風に感じるかを説明するにはおそらく格好の立場ですね?
Bellamy:俺はいつもリバプールとアンフィールドでプレーしたいと思っていたから、俺にとってはちょっと違う。アンフィールドに来るってことはどのチームにとっても難しいものだ。ピッチはタイトだし、このクラブには常にトッププレーヤーたちがいる。何かでも持ち帰ることができれば、いい遠征だったと言えるだろうな。
Liv.tv:あなたが今まで所属したクラブと比較して、ここのドレッシングルームの雰囲気はどうですか?
Bellamy:ちょっと違っているね。ブラックバーンはやかましくて、冗談が飛び交っていた。セルティックも同じようにやかましくて、ニューカッスルは音楽がかかっていてもっとリラックスした雰囲気だった。リバプールでは、試合前にもっと集中している。俺たちは自分たちのやらなくてはならないことを考え、チームシートを見つめているよ。個別に親方からの話もあって、あらゆる手段が講じられるんだ。
Liv.tv:ディルク・カイトは見た目どおりのいい人ですか?
Bellamy:うん、彼は愛すべき奴だよ。
Liv.tv:あなたが1対1での対戦を恐れるゴールキーパーはいますか?
Bellamy:プレミアシップにはいいキーパーが大勢いる。俺はウェールズ代表でプレーしたときペトル・ツェフと1対1になったんだが、それ以来そのことが頭から離れないよ。それは決定的なやつで、角度も良く、何も障害はなかった。なのに俺は彼をかわすのをしくじったんだ。彼は本当に俺を読んだんだよ。俺は彼にひとつ借りがある。いいかい、チェルシーみたいなチーム相手には、決定的な1対1のチャンスを得ることさえなかなかないんだ。彼らはそういうプレーをする。俺は、次にウェールズがチェコと対戦するまで待たなきゃならないかも知れないな。
Liv.tv:最後にクレイグ、いつか監督をやりたいというお気持ちは?
Bellamy:それほどないね。ユースのコーチの方がいい。そこなら来る日も来る日も結果のことばかり気にしないでいられるだろう。
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