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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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ラファがスペインのAS紙に答えたインタビューの内容です。
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AS紙:腎臓の具合はどうですか?

ラファ:そーっと、そっとです!まず始めに石が一つ見つかり、それから医師は私の腎臓に穿孔があると言ったんです。人生で初めて3度の全身麻酔を受けました。アーセナルとのアウェイの試合を逃してしまいましたが、それは22年間で初めてのことでした。あの試合の前日に、非常に高い熱が出たんです。

AS紙:22年間で初めてですか・・・

ラファ:監督は全ての試合に出られますからね。マドリーのユースチームの監督をしていた時代まで遡ってです。私は非常に若い時に監督を始めました。26歳ですでに監督業をやっていました。

AS紙:あなたは膝の故障で現役引退を強いられました。

ラファ:1979年、メキシコでのユニバーシアードでのことでした。私はあの大会に参加したスペイン代表の一員でした。キューバを4-0で破り、それからカナダと対戦しました。そこで後ろからぶつかられ、それでさようならでした。偉大なイタリア人スプリンター、ピエトロ・メンエアが200mで19秒72を出して世界新記録を出したのは、同じ日でしたよ。

AS紙:あの記録は、1996年にマイケル・ジョンソンに破られるまで17年間保持されていました。それで、あなたはどれくらい優れた選手だったんでしょうか?

ラファ:私は1部でプレーが可能でした。Horacio de Leiva、メキシコでの私たちの監督で後ほど審判学校の会長となった人物が、私にオビエドと契約することを提案してくれたんです。ブトラゲーニョが来た時、私はレアル・マドリーの2部のチームでプレーしていました。チェンドとミケルもいました。彼らはいい人たちでしたが、彼らが私たちを相手にプレーした時は、いつも私たちが負けていましたね。私は守備的ミッドフィールダーとしてプレーしていましたが、「リベロ」のポジションの方がやりやすいと感じていました。あのポジションからだと、試合をもっと良く見渡せるんです。

AS紙:あなたはすでに監督のように考えていたんですね。

ラファ:13歳で、私はすでにチームシートを作っていました。他の仲間たちを評価していたんです。ただ自分の楽しみだけのためだけでも、物事を組織するのが好きでしたね。INEF(マドリード国立体育大学) では、私は選手兼監督でした。スタンドに座ってチームを監督し、自分自身が試合の中で必要だと感じたら、その時はピッチに出ていたんです。レアル・マドリーのユースチームの監督もやっていました。こんな感じです。午後5時に自分のクラスが終わり、それは私たちのトレーニングセッションが始まるのと同時刻でした。ホールを急いで走り抜けて、ストレッチとウォームアップ全部が半分ほど過ぎた頃にそこに到着していました。スターではない私たちは、自分の名前を揚げるために必死で戦わなくてはなりませんでした。

AS紙:しかしおそらく、本当に幸福な日々だったでしょう。

ラファ:その時には気がつかないんですよ。あまりにも全てのことに関わり過ぎて・・・レアル・マドリーのユースチームのトレーニングの1ヵ月後には、体重が4キロ落ちたことを覚えています。粗末な食事を慌てて掻き込んで、さあチームのトレーニングに行け!でした。そういうこと全てに加えて、私はアルカラ・デ・エナレス大学で医学部に在籍していたんです。

AS紙:もちろん、それはやめなくてはならなかったんですね。

ラファ:ええ、続けられませんでした。エルチェのミゲル・エルナンデス大学で名誉博士号を受けた時は、有頂天になりましたよ。私はずっとINEFで博士号を取りたいと思っていたんですが、仕事のために出来ませんでしたからね。時々あの頃のことを振り返ると、全てが非現実的に思えます。マドリーではすでに監督として、1週間に7日働くことを何ヶ月も続けていました。ある日はカスティージャで、次の日はガルシア・レモンと共にファーストチームで仕事をし、それから下部組織全体の責任者であるデル・ボスケの指示で、2部でリザーブの監督をする・・・その上学校でも教えていたんです!そしてもちろん試合については、週末には出来る限り、10~12試合ぐらいは見ていましたね。

AS紙:そして、そういう時期にはガールフレンドもいて?

ラファ:不可能です!それはその後、もう少し私が落ち着いてからでした(笑)。

AS紙:最も感謝している人は誰ですか?

ラファ:ラモン・マルティネス(現セルタゼネラルマネージャー)です。彼は毎シーズン私を昇格させてくれました。彼にはこれからも常に感謝するでしょう。デル・ボスケが私に言ったこの言葉も覚えています。「フットボールの監督なんて誰もいないんだよ、ラファ。フットボールを監督する人間がいるんだ。そして君は長年にわたって監督をするだろう。」

AS紙:彼は正しかったですね。あなたがリバプールでのチャンスを得たのは、スペインでご自分の価値を証明したからです。

ラファ:いろんな瞬間があり、全てが同じ状況というわけではありませんでした。クーペルがバレンシアですばらしい仕事をした後で、私はそこに行きました。チームは非常に強力で、私たちはまさにその水準を引き上げることができました。テネリフェとエクストレマドゥーラでは違っていて、どちらも2部で、どちらも私たちは昇格を果たしました。テネリフェでは、アトレティコ、セビージャ、ベティスのようなチームと競い合ってでした。

AS紙:リバプールのオーナーたちとの間の今の問題は何でしょうか?

ラファ:イングランドはスペインとは違っています。ここでは、もしもあなたが契約を1年残しているなら、それは何もないのと同じです・・・そして私はあと18ヶ月しか残していません。人がこのこと、監督があとこれだけしか時間が残されていないことを知ったら、その監督は死んでいるも同然です。私には、6月に契約が切れる共同スタッフが10~12人います。2、3年間は共同作業チームが確立されていない状態で、監督はどんなプロジェクトを展開できるでしょうか?やれやれ!そして一つはっきりとさせておきましょう。私は決して絶対的権力を求めたことはありません。決定を下し操作する資格なら、その通りです。それは同じものではありません。

AS紙:ユナイテッドとチェルシーは、リバプールよりも多額の資金を持っています。今はシティもですね。

ラファ:ユナイテッドは毎年65mユーロ以上の収入を得ており、彼らには毎シーズン20mの選手を3人買えるだけの資金力があります。チェルシーは過去5年間で£500m以上を使って来ました。私たちはチーム全体を築いてきましたが、経済的には劣っており、それでも私たちは彼らと競い合うことが出来ています。うんざりするような数字が山ほどありますよ。ユナイテッドはベルバトフ1人に£32mを使い、毎年彼らが必要とするだけの資金を使っています。ハーグリーブスに£20m、それからナニに£20m、アンデルソンに£18m。7年前はファーディナンドに£45m使っています!私はここに来てから5年ですが、トーレスとキーンを合わせて£40m以下です。議論にもなりません!

AS紙:それではアーセナルについてはどうですか、ラファ?

ラファ:それはまた違う哲学です。彼らは大勢の若手選手たちと契約していますが、もしも1人の選手に£7mをかけなくてはならないとしたら、例えばラムジーのような例ですが、彼らはそれをやります。またはアルシャビンに£18m・・・

AS紙:そしてアレックス・ファーガソンは?

ラファ:彼はここで全てをコントロールしています。それは事実であり、実際にそうなっています。そして彼はリバプールについて発言する必要を感じ、私はそれに返答しなくてはなりませんでした。

AS紙:あなたの不慣れな英語でですね。

ラファ:私はここに来た時、英語のクラスを取らないという間違いをしたんです。私には語彙も文法も足りません。私の娘たちは生粋のリバプール言葉で話をし、彼女たちが何を言っているのか私がわからないことがしょっちゅうですよ。最後には、どうかスペイン語で言ってくれと頼むんです。姉のクラウディアは、私たちがリバプールに来た時は6歳でした。最初は彼女は言葉を失っていましたが、6ヵ月後には教師からのこんな手紙を持って帰って来ました。「おめでとうございます、あなたの娘さんは声を取り戻しました。」彼女がしゃべるのをやめることはありませんでした。妹のアガタは今6歳ですが、スペイン語よりも英語の方が上手ですね。

AS紙:食べ物についてはどうです?

ラファ:問題ありません。私は肉が大好きで、スコットランドの肉はとてもおいしいですね。そして家では、パエリアやオムレツ、レンズ豆といったスペイン料理を欠かすことはありません。

AS紙:公的活動についてはどうですか?

ラファ:私の妻は私よりもいい仕事をしていますね。彼女はガンと戦うNGOに参加しており、病院をしばしば訪問しています。私も一緒に行く時は、自分の役割を果たしています。ほとんどの週、私たちは3試合をプレーします。私は自分の世界でやっていますが、一番変わったのは家族の生活ですね。私はクラブに午前9時に到着し、そこを出るのは午後6時か7時です・・・休日の旅行というのもあまりしていませんね。リバプール、チェスター、北部の湖沼地帯、知っているのはそれぐらいです。

AS紙:大一番のマドリー戦まではあとわずか10日です。あなたの予想は?

ラファ:私は、バルサとの試合という経験を持っています。彼らは勝ち抜け候補でしたが、私たちは彼らを下しました。抽選結果は不運でしたが、それはレアルも同じです。それぞれの見解は違いますね。マドリーがシーズン全体に残しているのはチャンピオンズリーグだけで、私たちはまだリーグタイトルを戦っています。選手たちの何人かのコンディションが試合の時になってどうか、私たちは見なくてはならないでしょう。例を挙げると、トーレスはまだ彼のベストの状態を探している最中です。

AS紙:エバートンがあなたたちをFAカップで下した時は、あなたはそれをほとんど解放のように受け止めました。そうですよね?

ラファ:私たちはポジティブな面を見つけなくてはなりません。そしてそれは、私たちはプレーする試合数が減り、プレミアとチャンピオンズリーグに集中できるということです。プレミアは非常に競争が激しく、それはラ・リーガ以上です。最高のプレーをしなくてはならず、そうでなければどのチームも、ダイレクトなアプローチ、最後までファイトすることで難しい試合を仕掛けて来ることができます。しかし私たちは、相手チームを粉砕する力に欠けています。私たちの問題は、あまりにも大きな期待に囲まれていることです。プレミア、プレミア、私たちは19年間も優勝から遠ざかっているんです!そしてチャンピオンズリーグの時期が来た時には、それに勝利を目指します・・・ここ数年で、私たちは4つのタイトルを獲得し、7度決勝を戦い、さらに1度CLの準決勝まで勝ち進みました。私たちはいるべき場所にいて、今の問題は不安です。私たちはそれを扱わなくてはなりませんし、それは必ずしも簡単なことではありません。

AS紙:ジェラードはリバプールのラウルのようですね。彼の状態はどうですか?

ラファ:回復中です。怪我は起こるものですし、適切な治療が必要です。そしてそうですね、彼はラウルといろんな面で比較できます。彼は非常に大きなハートを持つカリスマ的なフットボーラーで、彼の人格は他の選手たちの心を動かします。彼は常に責任を負い、その努力は決して少なくなることはありません。ラウルはそういう美点全てに当てはまり、おそらくその経験の長さから上を行くかもしれません。私は彼を、アトレティコのユースチームにいた14歳の時から知っています。彼は常にその気持ちの強さで輝いていました。彼がまだファーストチョイスでいることに、私に驚きはありません。彼は若い時からずっと勝者でした。

AS紙:フロレンティーノ(ペレス)とあなたとの関係はどうですか?

ラファ:いいですよ。

AS紙:マドリーは花を添えるもの、あなたのキャリアのクライマックスになるでしょうか?

ラファ:私がYESと答えたら、一部の人間はそれを私がマドリーに行きたいと発言したと解釈するでしょう。NOと言ったら、マドリーを邪険にしたように見えるでしょうね・・・適切な答え、そして現実は、私はここを去ることは考えていないし、ここに長い間留まれることを願っているということです。マドリーはどんな監督にとってもキャリアに花を添えることになる・・・それについては疑問の余地はありません!それがあたかもその人間のキャリアの最終段階のように聞こえたとしてもです。そしてそれは私には当てはまりません。

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イングランドのメディアにはラファはは当たり障りのないことを言いますが、スペインのメディアにはもうちょっといろんなことを話してくれるので、読んでいて面白いです。ワーカーホリックは22年間継続中ですか(笑)。
彼の契約延長についてはまた報道がされていて、オーナーが3度目のオファーに今週いっぱいに返答しろと期限を設定したとか、別の報道ではあと数日のうちに契約延長にサインするだろうとも言われています。しかしどうやらオーナーたちとラファは契約の内容についてほぼ大筋で合意はしており、後はオーナーからの正式な書面を待っているという状況のようです。オーナーは今は少しでも早く契約延長をまとめたいらしいですが、契約書の細かい部分がどうなっているかによってはラファはまたサインを拒否する可能性もあります。オーナーたちはヴィラのオーナーであるランディ・ラーナーとも接触し、ラファの求める契約の内容がオニール監督の現在の権限を越えるものではないこと、そしてプレミアの他のほとんどの監督たちと比べても大きくはないことを確認しているそうです。
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