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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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ボロニンがロシアの新聞のインタビューで、リバプールでの生活についてネガティブなことを語り、その内容が英国のメディアにも紹介されました。するとすかさず公式HPが、彼のインタビューを掲載してフォローをしています。長いですが、その2つの記事をご紹介します。
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●ボロニンのロシア紙でのインタビュー(テレグラフ紙)
「ドイツと比べて、イングランドは快適さと文化においてはるかに劣っている。俺たちの近所の7軒中5軒はフットボーラーが住んでいる。スティーブン・ジェラードが最近強盗に入られたから、警察のパトロールカーがかなり頻繁に俺たちの敷地を巡回しているんだ。パトカーのサイレンがいつも聞こえるよ。比べてみれば、レバークーゼンの方がはるかに静かだったね。
ここの医療サービスはお粗末だ。ドイツに住んでいた時は、良い病院も医師もたくさんいたよ。ここでは全く違っている・・・俺たちの子供が皮膚アレルギーを起こした時は、医師の診察を受けるまで何時間も待ったよ。そしてやっと診断を受けたら、その医師は、自分は子供の扱い方はわからないから、この軟膏を塗ってみろと言うんだよ。そんな有様さ。俺は呆然としたよ。結果的に、俺の妻は子供を連れてオデッサ(※ウクライナの都市)まで帰り、そこで一通りの検査を受けなくてはならなかった。

俺は1週間に2回英語のレッスンを受けていて、ある程度上達しているよ。しかし英語が問題なわけじゃないんだ。一番の問題は、ジェラードやキャラガーのような地元の人間の訛を理解するのを学ぶことなんだよ。彼らは地元の独特のアクセントで話すから、俺は時々、あいつらが何を言っているか手がかりすら掴めない。大勢の外国人選手たちが、同じ問題を抱えているよ。」

●公式HPによるボロニンインタビュー

Liverpoolfc.tv:足首の負傷を抱えて、フラストレーションのたまる数ヶ月でしたね。トレーニングに復帰し、何分かプレーできたことを喜んでいますか?

Andriy Voronin:悪い時にケガをしたから、もちろん難しかったね。実際3ヶ月間プレーできなかったんだが、ありがたいことに今は全てがOKだよ。もうすでに何回かベンチにサブで入ってプレーもしたし、すぐにまたファーストチームに入れることを願っている。

Liv.tv:フィットネスはどんな具合ですか?

Voroni:はるかに良くなったよ。日に日に調子は上がっている。もちろん、長く離脱していたから今の俺にはプレーする時間が必要だ。しかし順調に進んでいるよ。

Liv.tv:チャンピオンズリーグとプレミアリーグは最終段階にさしかかっていますが、重要な役割が担えるという自信は持っていますか?

Voroni:俺はチームの力になれる、100%そう確信しているよ。今は難しい状況で、これから俺たちにはものすごくタフな試合が待っていることもわかっている。しかし俺は全力を尽くす準備ができている。

Liv.tv:準決勝はチェルシーと対戦します・・・彼らはアーセナルよりもタフな試練となるでしょうか?

Voroni:個人的な見解を言えば、アーセナルの方が良いフットボールをしている。しかし、チェルシーはプレミアリーグでとても安定している。アーセナルのプレーの方が危険だが、チェルシーにもとても危険な攻撃の選手たちがいるよ。とても面白い試合になると思うね。チェルシーは優れたチームだが、彼らは俺たちに大いに敬意を持っているだろう。

Liv.tv:この試合は、アンドリー・ボロニン対アンドリー・シェフチェンコの対戦にもなりますね・・・

Voroni:(笑)そう、たぶんベンチからのね!しかし真面目に言えば、すばらしいことだよ。俺は彼とカップ戦で対戦し、あの時はチェルシーが2-0で勝った。リベンジできたら嬉しいね。彼は試合のことで昨日俺に電話して来たんだが、俺の方に話す時間がなかったんだよ。俺たちは電話でよく話をするから、試合までに間違いなくたっぷりからかい合うだろうね。

Liv.tv:この舞台で私たちが2度チェルシーを倒しているという事実は、心理的なアドバンテージを与えてくれるでしょうか?

Voroni:チェルシーは、リバプールが彼らを準決勝でノックアウトした試合のことを覚えているだろうと思う。これは、俺たちが本当に真剣にこの試合のことを受け止めなくてはならないってことを意味していると、俺は思うよ。この試合を楽しみにしているし、勝利を願っている。特に決勝はモスクワだからね。

Liv.tv:決勝戦をロシアで戦っている、そのことを考えたりはしていますか?

Voroni:何よりもまずは、俺たちはチェルシー戦のことを考えなくてはならないからね。しかし俺は以前にモスクワに行ったことがあるよ。すばらしいスタジアムがある、大きく美しい都市だ。どのチームがそこでやることになろうと、驚くような雰囲気になるだろう。しかし、さっき言ったように、チェルシー戦が本当にタフな試合になるだろうから、俺たちはまだそのことは考えてはいない。

Liv.tv:しかし、もしもそこまで行けたら、あなたは沢山チケットを頼まれるんじゃないかと思いますが?

Voroni:うん、もうすでに頼まれているよ。しかし決勝まではまだ長い道のりがある。そこにたどり着くためには、俺たちは最高の力を発揮しなくてはならないだろう。

Liv.tv:今日の新聞各紙に、あなたがイングランドのここで満足していないと示唆する発言が掲載されました。あなたが正確には何を言おうとしたか、説明していただけますか?

Voroni:まず始めに、俺はここが好きでないとは決して言っていない。最初にここに来た時は、簡単ではないと思ったよ。12年間もドイツで暮らしていたからね。言葉もわからなかったが、それもだんだんわかって来ている。俺の妻はここで子供を産み、ありがたいことに全てが順調だ。だから、俺は日ごとにここでの生活にどんどん慣れて来ているよ。

Liv.tv:では、あなたの発言は間違って引用されたということでしょうか?

Voroni:誤解されたか故意に違って引用されたか、そのどちらかだ。

Liv.tv:それでは、あなたのご家族は今は落ち着いている?

Voroni:6、7ヶ月前よりは、はるかに心地よく感じているよ。時間がある時は町に出ているしね。俺の妻は町で買い物をするのが好きなんだ。俺はここが好きだし、イングランドやこの町での暮らしに何の問題もない。天気を除いてね!

Liv.tv:ファンとは大いに接触していますか?彼らをどう思います?

Voroni:リバプールのファンは世界最高で、最も熱烈だ。ここに来る前から彼らのことは知っていたよ。今は俺は彼らの前でプレーできるし、それが大好きだ。俺たちが受けるサポートは驚くべきものだ。多くのスタジアムでプレーして来たが、ファンと問題が起きたことはない。しかし、ここリバプールのような、選手とファンの間の繋がりに出くわしたことは今まで決してなかったよ。

Liv.tv:あなたの英語はどんな感じですか?各紙のコメントの中には、あなたがスティーブン・ジェラードやジェイミー・キャラガーの言葉を理解するのに問題を抱えているというものがありましたが?

Voroni:(笑)スティービーとキャラはもちろんリバプドリアン訛だからね。スカウスアクセントを理解するのが難しいのはわかっているが、それは自然なことだと思うよ。俺にとっては、スペイン人の仲間やボスの言っていることの方が理解しやすい。彼らの方がゆっくりしゃべるからね。俺の英語はそれでもかなり上達して、今はチームメートや監督と良いコミュニケーションを取れている。スカウスアクセントもすぐに乗り越えられることを願っているよ。

Liv.tv:イングランドのここでのあなたのファーストシーズンを、どう評価していますか?

Voroni:スタートは悪くなかったと思う。最初の頃はかなりプレーしていたし、ゴールもいくつか決めた。明らかにケガが一歩後退になったよ。ここには優れた選手たちが大勢いて、競争も厳しい、だからケガの後ですぐチームに復帰するのは難しい。俺は全力を尽くすつもりだし、上手く行けば今シーズンのチームの力になれると思う。俺は、自分がファンに見せられるものがまだたくさんあると思っている。

Liv.tv:夏の選手の出入りに関しては、常に言われます。あなたは自分の将来をここに見ていますか?

Voroni:俺はここで何の問題もないよ。留まることを望んでいる。問題に出くわしたとしても、ここで解決できることを俺は知っている。自分の将来がリバプールにあることを願っているよ。

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やっとケガから復帰してがっかりするようなパフォーマンスだった時に、ロシア紙にこういう発言をしては、ファンの反発も買うでしょう。自国に誇りを持つ英国人ならきっとなおさらだと思います。同じく夏に加入したトーレスがあれだけリバプールを絶賛していて、スカウス訛さえしゃべっているらしいですからね・・・。NHSの悪名高さは英国人も認めるでしょうが(笑)。
すかさず公式がフォローしたのはすばやい仕事でしたが、こういうインタビューよりも何よりも、プレーで存在感を証明するのが一番ですね。良いプレーでチームの力になってくれれば、何を言おうとファンは彼を愛して応援するだろうと思います。
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無題

ボロニンの言ってることは、海外からイギリスに来た誰もが思うことです。(笑)
きっとイギリスのメディアじゃないから、ついノリで言ってしまったのでしょう。 きっと、フォローもしてると思うのですが、そういう部分はカットされちゃいますから。。。

それに比べて、トーレスは若いころからキャプテンとして、辛らつなスペインのメディアに対応してきて、発言の怖さとコツを知ってるのだと思います。

ボロニンにはいい勉強になったのではないでしょうか?(笑) 怪我明けでフィニッシュの精度は悪いですけど、いいポジションにつめてはいるので、これからプレシーズンの頃の調子を取り戻してほしいです♪

無題

>○━さん
そうですかー、英国暮らしも大変なんですね・・・○━さんもがんばってくださいね!それでも英国に住めるなんてめちゃめちゃうらやましいです。
なるほど、ボロニンよりもトーレスの方がその点に関してはずっと大人ということか(笑)。ボロニンにももちろんがんばってもらいたいと思いますし、期待もしています。ブラックバーン戦はメンバーを落とすようですので、彼のスタメンもあるかも?
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