マルセイユ戦に向けてのキャプテンのインタビューです。基本的にSUN紙関連のニュースは乗せないつもりなんですが、今回のインタビューは公式HPにも引用されていますので、訳してみました。
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●キャプテン
(News of the World) 「もしも、アンフィールド でのマルセイユ戦の終了ホイッスルが鳴った5分後に、僕たちがグループステージ最終戦で突破には勝利が必要という状態で戦うことになるだろうと言われていたら、僕はその人間に噛み付いていただろうね。
ベジクタシュ戦を落としたことで、状況はさらに悪くなってしまった。その時に、これからかなり苦しい戦いが続くということはわかっていたけど、それからの大会での僕たちのパフォーマンスの結果で、今は再び自分たち次第になった。僕たちは今は違うチームになっていて、ホームでマルセイユに負けた時よりも自信が大きく増しているよ。
誰もが(2004/05シーズンの)オリンピアコス戦のことを思い出している。過去の僕たちの経験が力になるだろう。あの時と今回の大きな違いは、今度はホームじゃないことだ。だからもっとタフになるだろうね。しかし僕たちは良いフットボールをしていて、試合に勝ってゴールも決めている。
今度の試合は、僕たちと同じくらいマルセイユにもプレッシャーがかかるだろう。僕たちはノックアウトステージに勝ち抜けると予想されていたことは知っているよ。しかし彼らが僕たちをアンフィールドで破り、僕たちがトルコで敗れた後は、僕たちは勝ち抜け候補ではなくなっていた。
彼らは、僕たちが今の時点までに脱落し、彼らがすでに勝ち抜けを決めているという状況を望んでいたはずだ。しかし運良くそういうふうにはならなかったよ。
すでに僕たちを一度破ったにもかかわらず、勝ち抜けが決まっていないということは、彼らにとって不安なはずだ。だから僕たちは、自分たちの力でもぎ取ったこのチャンスを生かさなくてはならない。
(2004年にUEFAカップで対戦し、1-2で敗退したことについて)あのスタジアムのすばらしい雰囲気は覚えているよ。しかし僕たちは良いプレーが出来ていたし、イゴール・ビスチャンが退場になるまでは1-0でリードしていた。あれが、ドログバがイングランドで知られた最初だったよ。彼はファーストレグとセカンドレグの両方で得点した。
スタッド・ヴェロドロームは、ファンが自分たちのチームを本当に支えてくれるスタジアムのひとつだけど、僕たちはそういうのには慣れているし、間違いなくそれに対抗できる。
僕たちがホームで試合を落とした時には批判を受けたけど、彼らはそれに値するだけのプレーをした。彼らはちょうど監督が交代したばかりで、新監督に自分たちの力を証明するようなパフォーマンスをした。
僕は最近、ジブリルについて随分話しているよ。アンフィールドの試合後、僕たちは二人ともフランスのTV番組でジェラール・ウリエからインタビューを受けたんだ。ジブリルはもちろん結果に喜んでいたけど、僕は彼がリバプールで良い思い出を持っているのを知っているし、僕たちにどんな力があるか彼はわかっているよ。彼は、クラブを移籍した選手なら誰でも思う、自分の何かを証明してやろうという気持ちを持っているかもしれないね。
メジャーなトロフィーを獲得したいという野望を抱くチームならどこでも、ワールドクラスのストライカーが必要だ。そして僕たちはフェルナンドという選手を得た。彼は、まさに僕たちがずっと求めていたストライカーだよ。そして、あれだけ長い間この大会に出たいと待ち続けて、今年勝ち進んでいくことに彼がどれだけ飢えているか、僕は知っている。
今はこの一試合に勝つことだけが全てだ。クリスマスの時期の対戦はいつでも重要で、まだ戦っている全ての大会でこの時期を乗り越えることが出来れば、僕たちの能力をみんなに証明出来るだろう。」
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オリンピアコス戦、あの勝ち上がりを決めるミドルを叩き込んだ後のキャプテンは、後ろから抱きつきにくるチームメートをなぎ払って一直線にKOPスタンドに走って行き、たぶん見知らぬ一サポーターのおじさんに抱きつきました。そしてKOPスタンドはなだれをうってキャプテンの元に駆け下りて来ました。あれは美しかったなあ・・・。
今回もまさに待ったなしの勝たねばならない一戦、キャプテンは今季一度代表で同じ状況の試合を戦って落としていますから、その思いは絶対に繰り返したくはないはずです。オリンピアコス戦のような、あの魂のこもったプレーを期待しましょう!
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