忍者ブログ

   

FIELDS OF ANFIELD ROAD

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


Liverpool Daily Postより、トーレスのインタビュー記事です。
-------------------------------
試合前には必ず、同じことをする。キックオフ前の時、あたかもハンターが獲物に狙いを定めるように、フェルナンド・トーレスはゆっくりとしゃがみ、相手ゴールを真剣に見つめる。

「それをやり始めたの理由は、自分でもわからない。」スペイン人選手はこう語る。「でも僕は、相手側と、そのゴールの向こうのスタンドにいる人々を見るのが好きなんだ。試合前にはいつもそうする。相手選手とキーパーのいるところを見るのが好きなんだよ。ゴールを見て、ボールが入る場面を考えている。」

シーズンのここまで、トーレスは彼が鮮やかな想像を超えるものを持っていることを証明している。プレミアリーグ7試合出場で8ゴールし、このリバプールの男は、開幕数週間の精彩を欠いたプレーに対して彼に疑問を呈した人々を黙らせた。
事実、このストライカーにとっては良い時が続いている。トーレスは長く交際していたオラーラと今年結婚し、このカップルは彼らの2人の最初の子供、長女Noraの誕生を祝った。
彼はディフェンダーたちには眠れぬ夜を与えるかもしれないが、このスペイン代表選手自身にはそういう問題はないようだ。

「僕は人生の本当にすばらしい時を過ごしている。それを楽しんでいるよ。僕の赤ん坊はリバプールで育つことになるだろうから、またスカウサーが一人増えるね。
父親になったことが自分を変えたとは思わない。僕は同じだ。自分の妻や子供と一緒に過ごす時間は増えたよ。
最初の1ヶ月目は大変だったよ。何もかもが初めてで、何もかもに心配していた。でも問題はない。こういう経験をするのは本当にすばらしいことで、同時にフットボールに集中している。
それに僕は寝られるしね。あの子が本当に良い子で、僕は本当にラッキーだよ!」

トーレスは、リバプールでの生活も心地ち良く過ごしている。2007年夏にアトレティコ・マドリーからやって来て以来、この町を彼の故郷のようにして暮らしている。

「僕はここでは本当にリラックスできる。」彼は語る。「マドリーにいた時には、ほとんど何もできなかった。マドリーは大都市で、僕はそこの最強チームでプレーしていたわけではなかった。だからそこの人々の80%はレアルファンで、僕はただ外へ出たり、レストランや映画に行くだけでも大変だった。ここの人たちが選手たちにしてくれるような敬意を、あそこの人々は払ってくれなかった。

ここリバプールでは、僕はやりたいことはほとんど何でもできる。公園を散歩したり、アルバートドックに行ったりとかね。人々は僕に気がつきはするけど、選手に大きな敬意を払ってくれる。だから、生活の質というのは僕にとって一番肝心なことなんだ。
僕が自分をここの人々の一員のように感じる、それがなぜかはわからない。彼らは僕に気がつくと幸運を祈ってくれるけど、スペインでは周りを取り囲まれて、何もできなくなる。ここの人たちは僕がいることを喜んでくれていると思うし、僕はここでトロフィーを勝ち取り、彼らに自分ができるお返しは全てしたいと願っている。」

トロフィーを勝ち取ること、それは彼の心の中のまず一番にあるものだ。アトレティコ・マドリー時代では2部優勝でトロフィーを掲げたのが唯一で、このストライカーはアンフィールドでの彼の最初の優勝杯を心待ちにしている。
そして、昨年のヨーロピアン・チャンピオンシップでスペインの優勝を決めるゴールを決めたにも関わらず、この25歳の選手は、リバプールで栄光を達成することは、彼の代表でのどんな偉業をもしのぐだろうと考えている。

「僕にとって、リバプールでメダルを獲得することは本当に重要なんだ。」トーレスは語る。「僕は今はスペイン代表で最高の名誉を勝ち取り、そしてもちろん、リバプールでここのファンのためにトロフィーを勝ち取りたいという切望感を持っている。僕だけでなく彼らにって、それがどれほど大事なものかを知っているし、僕たちが最後にトロフィーを獲得してからあまりに時間が経っているからね。
3年間無冠というのは、リバプールにとっては長すぎる。そして特にプレミアリーグのタイトルに関しては、このクラブにとってあまりにも長すぎる。僕がここに来た時にはそういうトロフィーを獲得することを目指していたし、今も僕の狙いは全く同じで、むしろ強くなっている。今年はそのシーズンだと僕は思っている。
4年間無冠というのは、リバプールにとって大きな痛手になるだろう。タイトルが現実の目標で、リバプールは常にトロフィーを獲得することを考えていなくてはならないクラブだ。とても強力なチームがいくつかあってとても困難なことではあるけど、僕たちは自分自身のことを考えていなくてはならない。
スペイン代表でヨーロピアン・チャンピオンシップ優勝を果たして、僕は大きなトロフィーを獲得した時にどんな気持ちになれるかを実感した。もし僕たちがリバプールで優勝できたら、スペイン代表の時と同じか、もっといい気分になれるよ。」

トーレスはしかし、忍耐が美徳となり得ることも理解している。「僕は、クラブレベルではまだメジャーなトロフィーを待ちわびていて、それが欲しいと思っている。でも僕はまだ若い・・・まだたった25歳だ。」彼は言う。「バルセロナのカルロス・プジョルと何年か前に話したんだけど、その時彼は23か24歳で、バルセロナでまだ1つもトロフィーを獲得していないと言っていた。でも今はたくさんのトロフィーを手にしている。
プジョルは僕に、我慢だと言ったよ。僕は巨大なクラブにいるんだから、最終的にはトロフィーを獲得できるだろうってね。それがすぐかどうかはわからないけど、辛抱強く自分たちはやれるんだと思い続けていれば、間違いなくそれはやって来るだろう。」

予想される通りにトーレスは明日のチェルシー戦はスターティングメンバーのはずだが、その試合は彼のスタンフォード・ブリッジ出場のわずか2戦目となる。このストライカーが加入してからリバプールはあのロンドンのスタジアムに5度赴いているが、怪我ののために、彼がプレーしたのは2008年のチャンピオンズリーグ、セカンドレグでの敗戦のみで、そこでトーレスは1ゴールを決めた。

そして彼はこう語る。「昨シーズンの僕たちは、スタンフォード・ブリッジとオールド・トラフォードで勝った。それは、僕たちが心から自分たちを信じ、1つのチームとしてプレーしたからだ。同じことをやらなくてはならない。
チェルシーをアウェイで倒すことができたら、自分たちはイングランドでもヨーロッパでも、どこのチームであろうと倒せるということがわかる。もっと強くなるためには、こういう試合の勝利が僕たちには必要だ。」

トーレスは今、プレミアリーグ64試合出場で46得点という特筆すべき記録をあげている。そして小休止を待ち望んでいる相手ディフェンダーたちに向けて、このストライカーは憂鬱になるようなメッセージを送る。

「僕は今シーズンはトップスコアラーに名を連ねたいと思っているし、リバプールを今シーズンのリーグ首位でフィニッシュさせたいと思っている。
期待の中でやって行くことは、僕にとっては難しいことじゃない。イングランドの最初の2シーズンを良くやっていてもね。それが期待をさらに大きくさせることは知っているけど、僕はいつも、前のシーズンよりももっと良くやりたいと思っているんだ。」

-----------------------------------
まずお断りしておくのが、この記事では今日の試合を「トーレスのスタンフォード・ブリッジ2試合目」と言っていますが、昨シーズンの4月CL戦もスタメン出場していますので、3試合目が正解です。リーグでのアウェイ戦は、今回が彼にとって初めてです。チェルシー戦で彼は6試合に出場して5ゴール、スタンフォード・ブリッジでは記事に書いてある1ゴールだけです。今回の試合はドログバとのFW対決が話題になっていますが、彼はリバプール戦4試合4ゴールだそうです。

ウェストハム戦でキャラがカールトン・コールに四苦八苦しているのを見て、「ドログバとやるのは大丈夫か?」と密かに心配になりました。それを杞憂だったと思えるようなプレーを、今日の彼には見せて欲しいですね!それから、イバノビッチにセットプレーでやられたのも記憶に新しいところです。ドログバ、テリー、バラック、イバノビッチと高さに強い選手揃いのチェルシーを相手に、セットプレーの不安を言われているレッズがきっちり押さえられるか、ここは注目です。チェルシーがA・コールとボジングワで来るなら、イバノビッチはスタメンに入らないでしょう。右はイングランド代表SB同士のマッチアップになりますね。ジョンソンはこのカードには思うところがあるでしょうから、いつにも増して気合が入っていると思います。

昨シーズンのホームでのCLの時には、ヒディンク監督はキャプテンにエッシェンをマンマークに着けて来ましたが、同じ事をアンチェロッティ監督もやるかどうかにも注目しています。それを避けるためにキャプテンを1列下げるという選択肢もあるでしょうが、相手の強力2トップにはアンカー2人必要だと思うので、ルーカスとマスチェラーノで。左SBには経験とフリーキックを買ってアウレリオがいいと思います。スタメンを下記のように予想してみました。

         リエラ
ジョンソン キャラ アッガー アウレリオ
      マスチェラーノ ルーカス
     カイト キャプテン ベナユン
         トーレス

アッガーはコンディション次第で。
PR
COMMENT
Name
Title
Mail
URL
Color
Emoji Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Comment
Pass   コメント編集用パスワード
 管理人のみ閲覧

3Aはまだか…

アッガー出場なりませんでしたね・・・。

トーレスがリバプールの地を気に入ってくれているコメントを読むたび、安堵感に浸れます。
今シーズンは二人の主力スペイン人を失ってますからね。

リエラがキーパーですか!?
レイナの間違いですよね。笑

Re:3Aはまだか…

>リエラがキーパーですか!?
>レイナの間違いですよね。笑

あっ・・・!いや、間違いではありません、って嘘です(笑)。
トーレスは「金がなくてもリバプールでやる」んだそうです。ありがたやありがたや・・・。
3Aはまだ揃いませんね。でももう間もなくでしょう!アッガーがデンマーク代表に召集されたことをまたラファはブーブー言っているみたいですが、彼らの大一番だし、そこでマッチフィットネスを取り戻してくれればと思います。アクイラーニは黒猫戦でベンチ、リヨン戦で出られればベストですね!
TRACKBACK
Trackback URL:
10 2024/11 12
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新コメント
(05/20)
100
(04/16)
(04/15)
(03/01)
NAO
(02/28)
プロフィール
HN:
フニクラ
性別:
非公開
趣味:
サッカーを見ること。
自己紹介:
リバプールを応援しています。
ブログ内検索
携帯はこちらから
<<チェルシー 2-0 リバプール  | HOME |  次のキャラガーになれるか?>>
Copyright ©  -- FIELDS OF ANFIELD ROAD --  All Rights Reserved
Designed by CriCri / Photo by Melonenmann / Powered by [PR]
/ 忍者ブログ