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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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 ヒーピアのオフィシャルブログに、彼の移籍についての気持ちが掲載されています。
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●ヒーピア(オフィシャルブログ)
僕は今まで革のパンツを持っていたことはなかった。今度は一本買わなくてはならない。僕の知る限り、ドイツのビールフェスティバルは選手が参加しなくてはならないものの一つのようだからね。僕は構わないよ。それも、新しいリーグと新しい環境に移る次の夏と秋での経験の一つになるだろう。

僕のキャリアは、大きな変化をすることなく着実に進んで来た。フィンランドでは僕はMypaでだけプレーし、オランダではヴィレムⅡだけ、そしてイングランドではリバプールだけでプレーした。ドイツでもレバークーゼンだけでプレーすることになると思う。僕は金銭的な理由のために移籍するような選手じゃない。僕のキャリアの中での決断はどれも良く考えた末のもので、選手としての自分にとって何か一番の選択肢かを見つけるのは厳しかった。これまで僕は上手くやって来たし、レバークーゼンへの移籍が成功しない理由は僕には考えられない。
ドイツへ移籍するという決断は、最終的にはすばやく決まった。僕はたくさんのオファーを受け、そのほとんどはプレミアリーグのクラブからのものだった。リバプールも僕に契約延長のオファーをくれたけど、現実的にならなくてはいけない。僕は今シーズンよりも長い時間をプレーすることはないだろう。彼らは僕に、徐々にコーチングスタッフに移行するというチャンスを提示してくれた。理論的に言えば、それは実に魅力的なオファーだ。プレーするチャンスは時々あり、チームと共に練習しながらコーチングを学び、金銭的には良い報酬を得る。僕は世界で最も大きなクラブの一つのスタッフになっていただろう。

僕は自分が何を選択するか、熟慮しなくてはならなかった。自分が本当に望むものは何か?そして、自分はまだフットボーラーでありたい、フットボーラーでだけありたいという結論に達したんだ。フィジカル的には僕はすばらしいコンディションにあり、今シーズンやったよりももっと長い時間をプレーできる。次に考えたのは、全てのオファーを検討することだった。プレミアリーグの他のクラブに敬意を払いつつも、僕にとってはイングランドのクラブはリバプール唯一つだ。リバプールの一選手として、そして一"スカウサー"として、僕はすばらしい10年間を過ごして来た。このクラブ、スタッフ、そして何よりファンは常に僕の心の中にあり続けるだろう。だからこそ、イングランドの他のクラブではプレーしないという決断は、僕にとってはとても簡単なことだった。

レバークーゼンがコンタクトを取ってきたのはしばらく前のことだった。彼らは、僕を本当に獲得したいんだということをいろんな方法で見せてくれた。僕はいつもドイツのフットボールを賞賛していたし、大きな興味を持って見ていた。ドイツでプレーするのはすばらしいだろうと何度も考えていたよ。もちろん、ディディ・ハマンやマルクス・バベルとの友情も、ドイツのフットボールに興味を抱く大きな理由だった。ブンデスリーガは大きなリーグで、フットボールのレベルは高く、ファンは熱い。これは僕にとって新しい挑戦だ。35歳でヨーロッパ最高のリーグからまた別の最高のリーグに移る、それは大きなことだし、自分のキャリアの中で正しいことだというのを物語っている。レバークーゼンは交渉の中で僕を納得させた。彼らは若い、才能豊かなチームだ。彼らはそこに経験を加えることを望んでおり、僕はそれを提供できる。ルディ・フェラーやブルーノ・ラッバディアと一緒に仕事ができるというのは、僕にとって名誉なことだ。バラック、ルシオ、ベルバトフのようなビッグネームたちがレバークーゼンでプレーをして来た。来シーズンはレバークーゼンがタイトルに挑戦できると、僕は信じている。

リバプールでの年月は、僕の人生で最高の時だった。今は、僕の人生の新しいページを開いて新しい挑戦に向かう時だ。変化はそれほど大きなものじゃない。どちらのチームも赤で、どちらのクラブも"L"で始まり、レバークーゼンでも4番のシャツが僕を待っている。しかし今は、僕は自分たちのリーグの残り3試合に集中するつもりだ。僕たちにはまだ、リーグ優勝という夢を実現するチャンスがある。クラブを去るのに、チャンピオンとしてよりもすばらしい方法を僕は考えられない。

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リバプールでこれを読んでじーんと来てしまい、もう遅くなってしまったんですが訳しました。移籍の発表の後も彼はメルウッドで元気に練習していました。残り3試合、あるかどうかわからない出番に備えてしっかりと準備をしてくれているんでしょう。彼がアンフィールドのピッチに立って最後にプレーする姿を見たいですね・・・そしてトロフィーを掲げる姿を!
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無題

まずはフニクラさんお帰りなさい!アンフィールドに行ってたなんて~、それも突然、しかも興味深いレポまでさっそく上げて下さって、素敵すぎます。

そしてサミの心情を綴ったものを丁寧に訳してくださってありがとうございました。
移籍の話を目にした時から、頭では理解しようとしているつもりでも心がついていかなくて、どんよりとボーっとしている感じでした。でも、今これを読ませていただいて涙が止まりません。それと同時に明るい陽射しが差し込んできたような気持ちにやっとなれました。
これからもサミとリバプールをしっかりと応援していこうと思いました。
長々とすみません。なにより長旅でお疲れのところを本当にありがとうございました。

Re:無題

ヒーピアを誰より愛するまりあさんにそう言っていただいて、本当に嬉しいです!彼の「プレミアの他のクラブでやるつもりはなかった」という気持ち、そしてリバプールからの魅力的なオファーを蹴っても、それでも現役でもっとやりたいんだという強い気持ち、新天地でがんばろうという意気込み、それを伝えるこのブログはぜひ訳さなくてはと思っていたので・・・。

ラファは試合前日会見で、「彼は2年間最高レベルでプレーできると思う。違う国でプレーしてさらに経験を積むのは、彼にとって本当に良いことだ。彼がここにコーチの役割で戻りたいと思う時は、そのドアは開いている。」と言っています。彼が現役を終えることを決断したその時には、必ずレッズに戻ってきてくれると信じています!

無題

お帰りなさい♪
良い旅だったみたいで良かったです。一人旅ですか?
KOPスタンドで見れたなんて羨ましすぎます!僕は今独学で英語ちょっと勉強してるんですが早く行きたいなあ!
リザーブ遠征と同じになるとはラッキーでしたね。スカウサーのダービー、スピアリング、そして復帰間に合わなかったけどプッテリルのトリオの老け顔具合はワールドクラスだと思います(笑)
試合は負けちゃったみたいですね。ただアヤックスはスノとか出ててリザーブというよりは1.5軍的なメンバーだったみたいですが

ヒューピアのブログの記事は誰に質問される訳でもなく、彼が話したい事を全部伝えてくれる感じでとても感動しました。“僕にとってはイングランドのクラブはリバプール唯一つだ”の部分が特に。10年も居たらもう完全にスカウサーなんですね。レバークーゼンでも皆の手本として頑張るんだろうなあ。

Re:無題

旅行は何人かで行ったんですが、みんな観戦後一足先に帰っちゃいまして、最後は一人で帰ってきました。でもいい旅でしたよ~。

>ダービー、スピアリング、そしてプッテリルのトリオ老け顔具合はワールドクラスだと思います
これすごくウケました。言われてみればその通りですね!3人とも色素が薄くて老け顔で、スカウサーにはこういう人が多いんでしょうか。アヤックス戦はダービーがオウンゴールしちゃったみたいですね・・・思い切って声かけて、がんばれとカツ入れとけばよかったか(笑)。

ヒーピアはじぇいそんさんがおっしゃるとおり周りの手本となれる人ですから、きっとレバークーゼンでもチームに欠かせない選手になることと思います。唯一の気がかりは、彼の人柄に感銘したフェラーさんに、そのままコーチとして横取りされないかです。
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