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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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Daily Express紙に土曜に掲載された、キャラガーのインタビュー記事です。
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メルウッドのロビーには、ビル・シャンクリーのブロンズの胸像が立っている。その背後の壁には、典型的で深遠な言葉が飾られている・・・"We are Liverpool."

さらに通路を下るとガラスのキャビネットがある。その中には、2005年のイスタンブールの背筋が震える夜に永久保持を許された、赤いリボンで飾られたヨーロピアンカップが、一番良い場所に飾られている。

「キャビネットの中は輝いているよ。そしてその多くに関わったサミー・リーは大きな賞賛に値する。」ジェイミー・キャラガーは語る。「後ろに回りこむと、モンタージュもあるんだ。クラブでプレーした全選手のリストが、レジェンド全員の写真と共に壁に飾られている。中に入ると、存在感を感じる場所だ。仲間は全員、毎日ヨーロピアンカップの横を通り過ぎ、考えさせられるんだよ。人は、過去を振り返るべきではないと言う・・・そして俺たちは、歴史を作り変えたいと思っている・・・しかし、自分たちがフットボールのビッグネームの一つなんだと言う事実は、誇りに思うべきなんだ。」

しかし、地平線を支配するのは未来である。
リバプールの未来、キャラガー自身の見通し、そしてこのディフェンダーほど裕福ではない人々の未来予想。彼は週末のトッテナムとの開幕戦の敗北で5センチの深い切り傷を負い、21針を縫った。
水曜のストーク戦でキャラガーは400試合出場を果たし、この勝利でホワイトハートレーンでのつまらない敗戦が引き起こしたヒステリーは鎮められた。けれどもキャラガーは、彼のチームメートたちにかけられている独特のプレッシャーに対して達観している。

「俺はそんなことがどうでもいいクラブ、勝利へのプレッシャーがないようなクラブには絶対にいたくない。」リバプールでの14シーズン目を迎える彼はそう言う。
「そういう環境でプレーすることが意味がないとは、俺は言わない。しかし少なくとも、ここでは自分がちゃんとしたチームでプレーしているんだと認識できる。俺たちがトロフィーなしで1シーズンを送れば、疑問が投げかけられるべきなんだ。ビッグクラブでは疑問が投げかけられる、それが当たり前だ。
タイトルレースは混戦になるだろう。マンチェスター・ユナイテッドはクリスティアーノ・ロナウドを失い、俺たちは上手く行けば、フェルナンド・トーレスがシーズンを通してフィットしてくれるだろう。アーセン・ベンゲルのような優秀な人間は絶対に除外できない。セスク・ファブレガスは昨シーズンはちょっと怪我をしたが、アンドレイ・アルシャビンはトッププレーヤーのようだし、テオ・ウォルコットはもう1年経験を積んだことでさらに力をつけるだろう。エドゥアルド?彼はすごい力があるようだな。
俺たちよりも金のあるクラブはいくつかある。レアル・マドリー、ユナイテッド、チェルシー、そしてもちろんマンチェスター・シティも割って入って来た。シティは間違いなく、俺たちの選手がすごく欲しいだろうと思うよ。」

彼の心が永遠にフットボールの周りを廻っているのだとしたら、キャラガーの利益は彼が成熟すると共に広がって来た。彼はレストランを所有しており、No.23基金(彼のシャツの番号から名前を取っている)を立ち上げている最中である。

「例えば、俺たちがチャリティマッチで£1mを作ったとすると、それを直接チャリティに寄付するよりも基金に入れて、毎年利子を積み上げる方がいいんだ。それはリバプールの地元の子供たちのために使われるだろう。ある青少年クラブにはスヌーカーテーブルが必要かもしれないし、ボクシングジムは備品を必要としているかもしれない。病気の子供には手術が必要かもしれないと俺は考え、そういう金を払うんだよ。
俺は毎年£10万を永久に寄付し続けることができるように、十分な金を作りたいと思っているんだ。上手く行けば、来年の夏にはチャリティマッチを開けるだろう。俺の契約はあと2年足らずで、これから何が起きるかは誰にもわからない。俺は誰かに取って代わられるかもしれないし、監督は俺を売りたいと思うかもしれないし、俺が去りたいと思うかもしれない。」

ラファ・ベニテスは、£2mでソティリオス・キルギアコスを獲得してセンターバックの選択肢を増やしたばかりだ。彼はキャリアを不安に駆り立てられながら過ごして来たが、キャラガーなしのチームは今も考えられない。プレシーズンのトレーニングが始まる前、彼は兄弟と一緒にボクシングジムに通い、彼のディフェンスのライバルたちから試合を盗み取ろうと努力していた。

「俺がこういうタイプの選手なのは、本当に怖いからなんだよ。自分のポジションを失うのが怖いんだ。」彼は隠すことなく語る。
「一部の人間には馬鹿げて聞こえるだろうってことはわかっているが、俺は自分のポジションを確立したと感じたことは一度もない。そんなものはあっという間に奪われてしまう。
俺はいつも、毎年夏には何か違うことをやって、あと何パーセントかを余分に積み上げようとしている。ボクシングに行ったし、いつでも良く食べることを心がけている。今は目一杯食ってるよ。
俺たちはみんな年をとる。しかし別の見方をすれば、ダニエル・アッガーやマルティン・シュクルテルはさらに経験を積み、それは彼らの力になって行く。彼らはキャリアの最盛期に入りつつある。俺は馬鹿じゃない。1月には32歳になる。いつかそれは起きるだろうな。」

そのことを考えるか?「ああ、かなり考えるね。俺は自分のポジションを失いたくはない。俺には休んでいるような時間はないんだ。ストライカーとウィンガーには時々は休むことが必要かもしれないが、ディフェンダーは違う。誰かが俺に取って代わる時は来るだろうが、それは俺が休むためじゃない。彼らが俺の場所を奪っているというだけだ。」

もしキャラガーが彼のやり方を貫けば、その時はすぐにはやって来ないだろう。「俺は自分のポジションを失うのが怖い、だからこそこういうタイプの選手なんだ。」
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いやあキャラらしい、こういう記事を読むと本当に嬉しくなりますね。ちょっと難しくて適当に訳した部分もあります、そこはご容赦ください。
スパーズ戦での彼のパフォーマンスには不満だったし心配しましたが、きっと誰よりもそれを感じたのは彼自身でしょう。アッガーが戻るまでは彼には頑張ってもらわなくてはなりませんし、アッガーが戻った時にはさらに闘志を燃やして頑張ってくれるだろうと思います。31歳の彼こそ、DFとしては絶頂期ですからね。
この記事を読んで、アンフィールドのミュージアムに飾ってあったキャラのメダルコレクションを見た時のことを思い出しました。彼はそれをかばんに詰めて突然メルウッドに持って来て、「ミュージアムにやるからスタッフに渡してくれ」と言ってテーブルの上にどさっと置いて出て行ったそうです。スタッフたちはもちろん驚愕したそうです。それは今はミュージアムの1つのショーケースの中にまとめて展示されていて、CLの優勝メダルを始めとして、UEFAカップ、FAカップ、スーパーカップの優勝メダル、CLの準優勝メダルなどたくさんのメダルが輝いていました。それを見ていると、「この全部のメダルを含めたよりも、たった一つここにはないメダルが欲しい」という彼の声が聞こえてくるようで、感慨深かったのを覚えています。今季こそそれを達成して欲しいし、その瞬間には彼には絶対にピッチに立っていて欲しい。それはレッズファン誰もの願いでしょう。
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無題

ごぶさたしとります<(_ _)>
少々出遅れましたが、貴重なキャラのロングインタビュー、ありがとうございます。

しかし…以前にも書いたかもしれませんが、どうも最近この手の内容の記事を読むと、
キャラらしい♪というより、切迫感というか、なんかせつない…と思ってしまうんですよねえ。
プレミアのタイトルへの渇望と、ライバルの成長と、自分に残された時間と、etc。。。
うーん、考えすぎだとは思いますが。

プレミアでもJでも、あちこちのCBとくらべてキャラはほんとにケガしないし(いやしてるんだけど)、
プレーは安定してるし(…いや最近ちょっと安値安定か…?)、トレーニングも熱心にやるし、
フニクラさんが言われるように、まだまだ選手としてこれからが絶頂期なんだぜってところを見せて
ほしいですよねっ。

頭のケガを心配しつつも、たまねぎネットかぶってくれたら永久保存版にするんだけどな、などど
くだらないことを考えてましたが、21針って!…ごめんよキャラ(T_T)

Re:無題

こんにちは!
かばちんさんのおっしゃることはすごく良くわかります。キャラにしてもキャプテンにしても、こういう自分の残された時間を示唆するコメントが増えてきましたよね。キャラの開幕戦のパフォーマンスには正直驚いたし、「どうした?」と心配になりました。でもこの記事を読んで、彼自身が相変わらず闘志を燃やしているというのがわかったのが何より嬉しかったです。そして自分の焦りや不安を隠さないところも彼の魅力ですね~。ヒーピアも一時期パフォーマンスが落ちたかと感じる時期がありましたが、昨シーズンは本当に良い仕事をしてくれていたし、ドイツではフル活動しているようです。キャラもまだまだ!

>たまねぎネット
これ笑いました。私はあの黒いはちまき(?)を見て、忍者みたいにはちがね入れて、その真ん中に「闘」と書いたら似合いそうだなあ、と妄想してました。
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