ミラー紙に、カイトのダービーに対する意気込み、そして移籍を決意した気持ちを語るインタビューが掲載されています。
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●カイト
(ミラー紙)「(ダービーが)待ちきれないよ、僕を信じて欲しい。僕がプレーしたくてしょうがない試合がいくつかある・・・自分のベストを引き出してくれるような試合だ。僕は観客席のエネルギーをモチベーションにするからね。
僕はいつも、ファンからのエネルギーを受け止める種類の選手なんだ。ホームゲームでは観衆は支えてくれる・・・僕はそれを使い、さらに何パーセントかの力を出せるんだ。
でも、僕はホームを離れてライオンの穴に入っていくのもすごく好きだ。ライバルのファンから、あらゆるタッチごとにブーイングを受けるような場所にね。率直に言って、それは僕のやる気を削ぐことはなく、むしろ発奮させるんだよ。
僕はテレビでマージーサイドの試合を見てきたけど、ものすごいね。誰もが歌い、試合はものすごく速い。僕は本当に楽しみにしている。あの情熱、あの雰囲気を愛しているんだ。
一番のライバルに対して勝つことや得点することが、自分のキャリアにとってどんな意味を持ち得るかを僕は知っている。僕は、エバートン相手にゴールを決めて、ファンとの繋がりを強固なものにしたい。
エバートンのブーイングのターゲットになるのは幸せだね。もしもそれが起こったら、それは彼らが僕を認めているということだ。僕はそういうビッグマッチに慣れているし、そこでうまくやりたいよ。
僕は今まで、アヤックス相手に何点か決めているし、PSV相手にも何年もいいプレーをしてきた。それをエバートンとの試合にも持ち込みたい。
(リバプールへの移籍について)僕のパパは、僕はリバプールに行くべきだと力説した。とても難しいことだったけど、僕の父と家族は、行くべきだと言ったんだ。父はすごい影響力を持っている。彼はいつも、ガイダンスやアドバイスをしてくれた。
彼は健康上の問題を抱えているけど、リバプールでプレーする僕の姿を見るために乗り越えると言った。僕は、家族なしでは何も成し遂げられなかっただろう。僕の父は今まであらゆる場所で僕を見てくれた。もしも彼が僕のリバプールでのプレーを見なかったらおかしいよ。移籍は大きな決断で、タフな決断だった。離れるのは本当に苦しかった。でも、ここはすばらしいクラブで、僕はパパは正しかったとわかっているよ。ここに来るべき時だったんだ。
僕は、イングランドに移籍するのは自分の夢のためだと言った。それで(フェイエノールトの)ファンは僕を認めてくれたし、敬意を表してくれたと思う。クラブを去る決意をしたことの悲しみは去ったよ。リバプールはすばらしいクラブで、僕に去る決意をさせる唯一の存在だった。」
●ラファ
(公式HP)「全ての選手たちがこの試合でプレーすることを渇望しています。私にとっては大きな問題ですが、うれしくもありますね。
昨日、家への帰り道でラジオを聴いていたんですが、皆が私たちの攻撃オプションについて話していましたよ。ある人は、彼ならクラウチとベラミーを選ぶだろうと言っていました。その後、ファウラーとカイトはどうかと尋ねられていたんですが、彼はそれもいいオプションだと同意していました。おそらく、私はこの状況なら4人のストライカーをプレーさせられるかどうか尋ねるべきですね。
彼ら全員がプレーしたいと思っているのを私は知っています。しかし、私は彼らに、1シーズンに60試合もあるのだから、彼ら全員にチャンスがあるのだと言っているんです。私にとってはいいことですが、同時に決断するのが難しくなりました。しかし、私はまずチームのことを考えなくてはなりませんから、選手全員がこのことを理解するのが大切です。
私のここでの最初のダービーは、使えるストライカーが一人しかいませんでした。どちらの状況を好むかは明白です。」
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記事によるとカイトのお父さんは癌を患っているそうで、カイトが移籍を決意するのには相当の決心が必要だったようです。だからこそ、リバプールで成功したいという気持ちはとても強いものがあるでしょう。ダービーではゴールを決めて、彼のお父さんを喜ばせてあげて欲しいですが、そのチャンスはもらえるでしょうか。
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