Walk on!

アロンソの移籍がマドリーと合意に達したことが、公式HPにアナウンスされました。水曜にメディカルチェックを受ける予定だそうです。腹はくくっていたつもりでしたが、正式に決まったことを聞くと、悲しいと言うか悔しくてしかたありません。世界中で何十万人ものレッズファンが泣いているぞ、アロンソ。

中盤でボールを持てる時間が少ないプレミアよりも、ラ･リーガの方が彼の持ち味をより生かすことが出来るかもしれません。マドリーに行ったからには、「金に飽かせてスターをかき集めたけど、結局アロンソでもっているチームじゃないか」と言われるぐらいの選手になって欲しい。今は今季こそCLでマドリーと対戦したいと、猛烈に思っています。そしてぶっ倒す！

公式では移籍金は非公開ですが、インディペンデント紙などによると、￡30mプラス今後2年間の彼のCLとラ･リーガでの貢献度に応じて最大￡4mとのこと。この通りなら、当初からリバプールが一貫して要求していた額35m＋5mユーロで決着ということになります。マドリーからはいろいろと揺さぶりをかけられ、これ以上出せないとか代わりの選手を探しているとか、しまいには「シャツの売れない選手に大金は出せない」とまで言われながら、よくビタ１文値引きせずに交渉を成立させました。ラファ良くやった。

で！！こういう時こそ、"Walk on, with hope in your heart" ですよ。アロンソは希望通りのクラブに移籍できた、そしてラファは望み通りの資金を手に入れられた、これはWIN-WINじゃないかと思うことにします。ラファはこの資金で、昨シーズンよりもさらに強いチームを作ってくれると信じます。「アロンソ抜きのチーム」というのは、おそらく１年以上前から彼の頭にあっただろうと思います。個人的には、それはマスチェラーノを一番底に置く、守備時は4-2-3-1、そして攻撃時は4-1-4-1となるシステムではないかと想像しています。アロンソよりも前に出て前線との繋ぎ役になり、時には自身もペナルティボックスまで進入する、機動力のあるミッドフィールダーを獲得して欲しい。獲得候補として既にいろんな名前が挙がっていますね。アクイラーニが有力そうですが、SKY SPORTSによるとスタンダール･リエージュのMFデフールの代理人が、リバプールからの興味を認めています。「リエージュは彼の移籍を妨げないだろう」とも言っています。彼についてはほとんど知らないんですが、弱冠21歳にしてクラブのキャプテンを勤めているというのは、キャプテンコレクターのレッズとしては好材料ですね。また、SKY SPORTSの別の記事では、リバプールがポウルセンに興味を示しているとも言っています。お願いします、それだけは止めてください。

仮にアクイラーニを獲得して￡18mを使ったとして、他の移籍金を含めると、15m～20mぐらいはまだ使えるでしょう。これで誰を獲るか？CMFをもう1人なら、キャタモールという選択肢もあるかもしれません。あるいはCBと右サイドが出来る選手、それとも左のウィング、またはFW？選手層を厚くするためにバックアップを数人という考え方もあるでしょうが、個人的にはトップクラスの選手1人にバーンと使ってアタッカーを獲得してもらいたい。両ウィングとトップ下もできる選手が希望です。シルバはちょっと資金が足りないかな･･･。カソルラはどうだろう？

とにかく、開幕まであと10日となった今、ラファにはもうひと頑張りしてもらわなくてはなりません。チームは火曜にノルウェイに出発し、今日はリン･オスロとの対戦です。ルーカスとスピーリングがどこまでやってくれるかに注目です。