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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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24時間の出来事、その後です。ムーア名誉会長のコメントがエコー紙に掲載され、Daily Mailには10日の手紙に関するヒックスのインタビューの内容が掲載されました。非常に不愉快な話でしかも長いですので、「こんなものは知りたくない」という方や「日曜日の朝っぱらから不愉快な思いをしたくない」という方は読まないことをお勧めします。
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●デビッド・ムーア名誉会長(Liverpool Echo)
「悲痛な思いだ。現在クラブが被ったダメージに関しては、私は言葉を失っている。一人のファンとして、クラブを愛するものとして、こういうことが公然と行われているのを見るのは完全に受け入れ難い。こんなことは間違いなく、このクラブにあるべきことではない。この6ヶ月間に我々が見て来た、公然と行われていた事は、子供のころからのサポーターである私が思い返しても決して今までなかったことだ。
それは恥ずかしいことであり、このようなやり方は受け入れられない。こんなことは今まで私は知らないし、激しくショックを受けている。

このことで最も心が痛むのは、我々が火曜の夜のアーセナル戦後の高揚している時にこういうことが起こり、選手たちと監督がやり遂げたあのすばらしいことを完全に消し去ってしまったことだ。このことが白日にさらされてしまったために、彼らがあの夜に成し遂げたすばらしい成功は完全に減らされ、完全に過ぎ去ってしまった。
私が言えるのは、こんなことになって非常に残念だということだけだ。人前に出されるべきではない、もっとはるかにデリケートに扱われるべきである物のために、あの夜のすばらしさが消し去られてしまった。

これは明らかにチームのためにはならない。他のことが優先されているために、彼らは本来なら受けるはずである賞賛を受けられていないからだ。誰もが彼らのパフォーマンスのすばらしさ、ラファの戦術の見事さについて語るべきだ。何と言っても、たった4年間で3度もチャンピオンズリーグの準決勝まで勝ち進む、これは信じがたい快挙だ。
しかしその輝きは失われた。そんなことはすべきではない。

私はヒックスのことは良く知らず、ジョージの方はずっと良く知っていた。ジョージは、スポーツを愛し良く知っている、陽気で熱烈な人間という印象を与えた。しかし彼は誰が他の人間を役員に連れて来なくては、取引をするだけの資金を持っていなかった。
私がトム・ヒックスに会ったのは、取引を終えるまさに直前で、彼のことを良く知るチャンスは私にはなかった。しかし私はジョージの言葉を信じた。

それはすべて信義に基づいていた。私は彼らを信じたし、彼らが私に語ったこと全てを信じた。彼らはそれをメディアを通してファンにも全て語ったから、彼らがその約束を守ったかどうかは誰もが判断できる。
私は驚かされている。彼らが私に語ったこと、そしてメディアを通じてファンに語ったことで、私は彼らがこのクラブの歴史と価値を高く評価していると思っていたからだ。彼らは、新スタジアムに資金を投入すること、そしてクラブにいかなる負債も負わせないことを語った。あの時は我々全員がこれは良い取引になるだろうと感じていたが、それはまったく実体化されていない。
私は失望を感じている。成り行き全てに失望を感じざるを得ない。これは私が予見していたようなものではなく、間違いなくファンが予見していたものでもない。

もしも私がこのクラブを前進させるだけの資金を出せたならそうしていたが、私にはできなかった。新スタジアム建設、そして新しい選手を獲得する年間£30~40mの資金が私にはなかった。それで、私には選択肢はなかった。会長に留まっていたかったが、それはクラブを停滞させていただろう。
私が二人の紳士に、自分自身の威信ではなくクラブのことを考えて欲しいと頼んでいるのは、それが理由だ。ファン、監督、そしてチームは、こんなことよりも良い報いを受けるに値する。我々は今、安定性、持続性、そして上手く行けば経験できるモスクワのすばらしい夜に向かって歩みを進めることに集中しなくてはならない。
しかし、現在彼らがこういう風に演じている物事は、事実上このクラブを物笑いの種にしている。それは受け入れがたいことだ。このように中心で彼らが分裂して、どうやって彼らの役割を果たせるだろうか?

これはできるだけ早急に解決されなくてはならない。二人のオーナーはクラブを前進させるやり方について合意していない。一体となることが必須なんだ。彼らは自分自身のことを考えるのをやめて、このクラブ、伝統と遺産を持つこのクラブのことを考え始めなくてはならない。彼らはクラブのためにベストとなることをやらなくてはならないし、可能な限り早くこの問題を解決しなくてはならない。今起きていることは、クラブにとって何も良いことはない。
私はこのダメージは修復可能だと思うが、この二人の紳士がクラブを前進させる方法について、早く合意に達しなくてはならない。それが出来ないならば、場所を誰か他の人間に明け渡すように言わなくてはならないだろう。
この二人の紳士が何をするつもりなのか、私には言えない。彼らは売るつもりなのか?私にはわからない。

私たちはこの船を前進させなくてはならないし、そのために私は全力を尽くすつもりだ。そしてリックもそれをすると確信している。私たちは前進し、シーズンの最後に成功を得るために努力し、政治からは離れ、ピッチの上で起きていることに集中する。

ファンに目を向ければ、誰もが彼らのことを12人目の選手のようだと言い続けている。先日の夜の彼らはまたしても信じられないほとすばらしく、彼らは今現在起こっているようなものよりももっと良いものを得るに値する存在だ。私が彼らに約束できるのは、クラブがこれを切り抜けるために私は精一杯のことをするつもりであること、そして我々はピッチの外ではなく中で起きることに集中を取り戻すということだ。

ここは今はもう私のクラブではないが、出来ることは全てするつもりだし、ファンが監督とチームに与えてくれているすばらしいサポートについて、彼らに大きな感謝の言葉を伝えたい。
アンフィールドでのヨーロッパ戦の夜は、他のどこにも見られないようなものだ。比類ない、信じがたい夜をファンは作ってくれる。」

●ヒックスの、LFCへの手紙の内容に関するコメント(Daily Mail)
「リック・パリーはリバプールのCEOを10年間務めており、彼のリーダーシップの元で我々はリーグチャンピオンシップを勝ち取っていない。その間、我々の商業的収益は他のクラブについて行っておらず、それはプレミアリーグを競い合うことを非常に困難にして来た。

彼の経営ぶりを見て、彼の組織運営についての無能、我々のサポーターへの傲慢に見える姿勢、ラファとのコミュニケーションの欠如という理由から、私は彼に辞任を求めるときが来たという結論に達した。数週間前に私はすでにこの結論に達していたが、エバートン戦とアーセナル戦が終わるまで待っていた。5月までに新しいCEOを就任させるのは重要なことで、そうすれば我々はラファとともに選手獲得の仕事に着手できる。

ラファに彼がトロフィーを獲得するために必要なサポートを与えること、我々の商業的収益を世界規模に育てること、そして世界最高のスタジアムを建設するためには、リバプールは強力な一人のオーナーを持つ時だ。そして私は自分がそのオーナーだと信じている。
私のオーナーシップの元で、Ian Ayre(※ヒックスが次のCEOにしようとしている商業ディレクター)、Philip Nash(財務ディレクター)そしてラファ・ベニテスは目覚しい経営チームを作ることになるだろう。2011年の新スタジアム移転準備に伴い、我々は競い合うための資金を毎年絶え間なく得られ、リバプールフットボールクラブを世界No1のクラブの地位に戻すことになるだろう。

(パリーの解任を)ジレットが選択しないなら、成績ははっきりとするだろう。ファンが心配していることは、私はもちろん理解できる。」

●リック・パリー(Daily Mail)
「私には、イングランドフットボール、そしてリバプールフットボールクラブのCEOとしての自分の業績があります。根拠のない主張で、私について細かいことをコメントするのは不適当でしょう・・・それはリバプールの役員会で取り上げられるべきものです。
実際、私は共同オーナーと役員会のメンバーとそういう事柄を議論するのは歓迎します。こういうことをメディアに公然と続けるのは、シーズンの決定的な段階に明らかに力にはなりません。

(Liverpool Daily Postより)デビッド(ムーア)と私は、12月には自分たちが放り出されるかもしれないと思っていました。私たちを解雇するかもしれないと考えていたんです。彼らはそうしませんでした。公平に言って、我々がしたこと(借り換えの負債のほとんどをクラブに負わせなかったこと)は忘れられてはいませんがね。
ずっと悪夢です、恐ろしい年ですよ。」

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ここまで読んだ方お疲れ様でした。めげずに楽しい日曜を過ごしてください。以下、個人的な愚痴です。
ムーアは「だってあんな人だと思わなくて信じたんだもん」って子供か!クラブを愛しているなら、なんでもっと真剣にどんな人物にクラブを託すのか調査しなかったのか。ベストを尽くすと約束するならまず、クラブを売って得た£200mを全部ファンの買収計画に寄付して欲しいです。
ヒックスはメリルリンチへの資金協力要請が失敗したと伝えられる中、どうやってクラブの株を買ってオーナーになるつもりなんだ?新スタジアム建設ってその資金はどうするの?また借金するの?一人オーナーになればクラブの資産を担保にして借金できるし、その負債は全部クラブに負わせられますからね。そんなことさせるか!出てけ。それから、何かとラファの名前を出すのにも、ものすごく腹が立ちます。ラファがファンの支持を得ているのに痛い思いをさせられたから、彼の支持を表明することでそのファンを取り込もうとしているのが見え見えです。しかし、一人オーナーになったらがらりと態度を変えそうな気がします。
そしてパリー。そもそもの原因を作ったのは彼とムーアなんだから、責任取ってヒックスを阻止すべく頑張っていただきたい。悪夢だなんて泣き言を言うな。今現在は対ヒックスとしてファンは彼を支持しているかもしれませんが、決して彼の手腕を評価しているわけではないと思います。
取りとめなく長々書いてしまいました。何より、こういうごたごたを、アーセナル戦で必死の応援をしたサポーターたちがどんなに心を痛めているかと思うと、泣けてきます。あんなに、あんなにクラブを愛して支えてくれる、世界一のすばらしいサポーターたちなのにーーーーー!
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