負傷者情報など

ホジソンが、負傷者の状態などについてコメントをしています。また、代表戦でやっちまったレイナのコメント、そしてアクイラーニがローン移籍について語っています。
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●ホジソン（公式HP）
「彼（エンゴグ）は問題（ハムストリング）の治療を続けているが、今はかなり良くなっているよ。10日前にU-21フランス代表が召集された時には彼はフィットしておらず、我々は彼の辞退を余儀なくされた。フランスの人々はその件にすばらしい理解を示してくれた。私は、彼が回復して今週末に間に合うことを願っている。ずっと彼の治療に取り組んでおり、うまく行けば今日（木曜）か金曜のどちらかにはトレーニングに復帰できるだろう。

（カイトの負傷は）4週間以上かかるかもしれない。これはドクターが診断をするのが非常に難しい類の負傷で、私は4週間というのは非常に控えめな予想だと思っている。それよりも早く回復できれば我々は幸運だが、もっと長引く可能性もある。このタイプの負傷は非常に注意深く取り扱わねばならないから、我々はかなり慎重に対処しなければならないね。
ディルクは我々のファーストチームの重要な一員だから、非常に大きな痛手だよ。彼はフィールド上であの役割を果たすために求められる全ての能力を兼ね備えており、代えるのが簡単ではない仕事をしている。こういうことが起きてしまい、非常に悲しんでいるよ。トレーニング中の出来事だから特にだ。代表チームの本戦でのプレー中に起きていても十分に不運なのに、トレーニング中に起きたのだから、より痛手だ。

彼は回復が早い男で、治療に向けてすばらしいメンタリティと姿勢を持っている。だから人間としては可能な限り早く復帰できるだろう。しかし我々は少なくとも1ヶ月はかかると見ており、それ以上になる可能性もある。

ファビオ（アウレリオ）は（アキレス腱の負傷から）非常に良く回復しており、明らかに良い方へ向かっているよ。比較的軽い怪我ではあるんだが、アキレス腱の怪我は大きな問題となる場合があるから、我々は大事を取る必要があった。

（トーレスに関して）スペイン代表監督と話をしたんだが、彼の遠征免除は不可能だった。もし彼がそれをやったら、他の大勢の有名選手たちが、同じように免除されることを願ったかもしれない。公平を期すためには、全員を連れて行かなければならないと彼らは感じていた。しかしありがたいことに、彼をあまり使い過ぎないで欲しいという私の要請は聞いてくれたよ。あの試合に出場しなかったことで、うまく行けば彼は良い状態で戻って来て我々と仕事ができるだろう。

（金曜の代表戦でゴールを決めたことは）良い兆候だね。彼はゴールスコアラーであり、能力のある選手だ。我々が良いシーズンを過ごすためには、彼のような人間が必要なんだ。怪我から完全に復調するまでにはさらに時間が必要だろうが、彼は懸命にがんばっており、スポーツサイエンス部門のスタッフたちと非常に良い関係を築いている。彼らがひとつになって正しい決断を下してくれると、私は信頼しているよ。

（パチェコについて）マンチェスター･シティ戦では交代で入って5分か6分プレーをしたが、ダニはとても良くやったと思う。トラブゾンスポル戦で交代で出た時にも非常に良くやり、違いを作ったと私は感じた。彼は我々が本当に信頼を置いている選手なんだ。
彼はまだ若いが、フィールドの上でああいう時間とチャンスを与え続けることができれば、すばらしいと思うよ。シーズンが進んで行くごとに、ああいう時間はさらに長くなるだろうと思う。
今は我々にはヨーロッパリーグがある。彼やスピーリング、シェルベイのような選手たちにチャンスを与えられるというのは、私にとっても良いことだよ。彼らには試合が必要で、我々にはこれからの数ヶ月間、そのチャンスがたっぷりとある。」

●パチェコ（公式HP）
「僕は、自分が大きな役割を果たせることを願っているんだ。トレーニングで懸命に努力を続けなくてはならないのはわかっているし、監督が僕にチャンスを与えてくれたら、それを掴むつもりだよ。」

●レイナ（Liverpool Echo）
「ああいう風に滑ってしまった時は、すさまじい責任と重荷を感じるよ。でも滑ったのは不運な出来事だった。それでも僕は失敗は認めなければならないし、あれは事故だと思って前に進むことが必要だ。
監督が与えてくれた時間を生かさなければならないのに、今回はそれができなかったよ。メッシは脅威的だった。それはアルゼンチン代表の他の選手たちも同じで、僕たちは彼らを賞賛するよ。おそらく僕たちは負けることには慣れていないが、願わくはそれはフレンドリーマッチ限定で、チームはここから進歩できるだろう。
あの3点目のゴールが試合を実質決めてしまった。僕たちは枠に3回弾かれたが、それでも試合をあきらめなかった。この試合から得られるポジティブなものはそれだね。

（テレグラフ紙より）マスチェラーノの離脱は、リバプールにとって大きな問題だ。彼はピッチ上で、彼のようなタイプの選手たちの中で最高の一人だからね。ハビエルはとても負けず嫌いのまさにアルゼンチン人で、どの試合にも最大限の力を出し尽くす。バルサにとっては良い補強だが、僕たちにとってはそうじゃない。
マスチェラーノは、ラ･リーガにポジティブなサプライズを起こすだろう。彼はがんばり、がんばり、がんばるフットボーラーだ。加えて人間的には、彼は良い性格の持ち主なんだ。物静かだけどとても親しみやすい。彼は喧嘩に入っていくような人間じゃなかった。ドレッシングルームで騒ぎを起こすようなことは決してなかったよ。ピッチの上ではすばらしく、カウンターアタックを防いでいた。今は僕たちは、彼のような特徴を持った選手が誰か必要だ。」

●アクイラーニ（SKY SPORTS）
「あっという間の、電撃的な出来事だったよ。ある日には僕はホジソンと話をし、リバプールの今シーズンについて話し合っていた。そしてその3日後、気がつくと僕はトリノでメディカルチェックを受けていたんだ。
リバプールは僕を戦力として計算しており、最終的に留まっていた可能性もあった。昨シーズンの終盤には僕はフィジカル的に準備ができつつあり、シーズン最後の8試合でプレーしていた。ファンは僕に愛情を示し始めていた。その後でこの機会が訪れ、僕はそれを考慮するのに1分もかからなかったよ。リバプールは僕をローンでのみ出したがっていたんだけど、（ユベントスのジェネラルディレクター）マロッタは買取オプションを主張した。
トリノは僕に美しいインパクトを与えているよ。この気候も好きだ。その点に関してリバプールはね･･･。美しい町だよ。ここがこんな感じだとは予想していなかった。ポジティブな驚きだったね。
ユベントスに関しては、驚きは何もないよ。この町のことは今回知ったけど、ユベントスは外から見ていた通りのユベントスだ。世界でもっとも重要なクラブのひとつだよ。」

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カイトは9月中に復帰したい気持ち満々でしたが、ホジソンは慎重ですね。でも、「人間なら可能な最速で回復できる」ってなんだかすごいな（笑）。これは日ごろの努力もあるんでしょうが、持って生まれた大きな才能ですね。

アクイラーニは、どうやら彼は今シーズンリバプールでプレーするつもりで、ホジソンも彼を戦力として計算していたようです。ということは、このローン移籍はクラブの意向だったんでしょう。買い取りオプションをつけたがらなかったのは、シーズン終了時に値段が上がるのを期待してかもしれません。

ホジソンはパチェコのELでの起用を示唆しています。ブレーク明け後の日程はかなり過密なので、カーリングカップも含めて若手にチャンスが来そうですね。イキのいいプレーを見せてもらいたいところです。火曜のリザーブマッチではスーソが公式戦リザーブデビューを果たし、さっそく1ゴールを決めました。この試合での彼のプレーのダイジェストが、こちらで見られます。ボールを持ち込む段階からシュートまで、まさにゴラッソです。後半は相手の厳しいマークに会うようになり、疲れもあってか消え気味になりましたが、それでも16歳でいきなり、ワンプレーだけでなく試合を通じてレベルの違いを見せつけました。

彼のような選手を見ると、ワクワクして期待する反面、もっと高いレベルでプレーさせたいじれったい気持ちに駆られます。この試合でも、彼がパスを欲しいだろうと思うような時にもらえない、という場面が何度か目につきました。バルサBのように2部で毎週戦ったりセレソンのお相手ができれば、こういう若手はそれをもりもり食べて成長できるんでしょうが、リザーブリーグは試合数でもレベルでも物足りない。これから伸びて欲しい選手にこそ実戦が必要なんですけどね。これは大きなジレンマです。

それから最後に、10月の負債返済期限に関してESPNに記事が出ていました。興味深い内容だったので訳してみました。
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リバプールのオーナー、ジョージ･ジレットとトム･ヒックスは、この夏に彼らの負債を借り換えるために、クラブに残った資産を抵当に入れようとした･･･それは、スタジアム、トレーニンググラウンド、選手たち、および保証されているTV放映権料である。

ロイヤル･バンク･オブ･スコットランドからの借入金￡237m、プラス4月以来の追加金￡60mの返済期限は10月6日であり、アメリカ人オーナーたちがもう一度借り換えを試みるのではないかという恐れは依然として存在している。しかしリバプールの役員会の5人中の他のメンバーは、現存する負債を支払うための抵当として選手たちやスタジアムを「資産」として使うという試みを、もう一度法的に阻止しようとするだろう。いかなる借り換えも、ヒックスとジレットに票数3-2で上回る役員会によって否決されるだろう。しかしアメリカ人たちは、法的手段でそれに対抗するかもしれない。

現在、￡40mの年利はクラブの利益から支払われている。しかしESPNsoccernetは、負債はスタジアムや選手たちには課せられていないことを知った。ヒックスとジレットは数ヶ月前、スタジアムと選手たちを「抵当」として使うことで、￡290mを借り換えようと試みた。役員会は、彼らにはそれを拒否する権利があるという法的アドバイスを受け、その提案を却下した。

10月6日のデッドラインは急速に迫りつつあり、もしもRBSがクラブを管理下に置き、彼らの債権回収専門家に投売り資産として手渡すことを選ぶならば、ヒックスとジレットはリバプールにおける彼らの強権を失うことになる。10月6日の最終期限を迎えてRBSがクラブを差し押さえることが有効であるかどうかは、プレミアリーグの承認次第だ。リバプールは既にプレミアリーグとUEFAに対して、毎月の￡8mの給与と、今シーズンの対戦を履行することができるだけの金融手段を確保していると伝えているからだ。

このかなりの額の給与をクラブはまだ支払える余裕があるのかと尋ねられた時、スポークスマンはこう答えた。「リバプールFCは良識的な額の運転資金を保有しており、クラブに支出が発生した時のためにしっかりと準備できています。この運転資金は、プレミアリーグとUEFAの双方にとって全く申し分のないものです。」

2008-09シーズンの収支報告書における年間支払給与は、￡90.8mだった。そして今年もほぼ同じ程度の額と思われるが、リバプールは初めて赤字に転落している。￡40mの利子の毎月の支払いが、生み出している利益を拭い去り、クラブのキャッシュフローを圧迫しているのではないかという問いに対して、その返答は、そのような詳細はクラブの記録の中にはなく、答えられないというものだった。
しかしながら、新オーナーが見つからない限り、クラブは財政的メルトダウンへと向かう恐れがある。そして、これまで「確実な」入札者は現れていない。実現されなかったケニー･ホアンの入札は言うまでもなく、キース･ハリスが関わる謎の入札も何もなかった。

市場の専門家は今、RBSがリバプールを投売りに出した場合の価格は、わずか￡150m程度になるかもしれないと推測している。それはヒックスとジレットが最初に要求した￡800m、その後値下げした￡600mをもはるかに下回る。
移籍市場が閉じる前に買収が成立するという話は、落胆の夜明け前の微光だったことが明らかになった。そして金融専門家は、クラブの価格はこれから急落すると考えている。
￡237mの負債の返済期限である10月6日を迎え、RBSがクラブ自体を売却するという状況に直面した時には、クラブは破格の値段で売却される。新オーナーの可能性のある人物たちがその時を待っていることを、リバプールはうすうすわかっている。

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オーナーたちは、とにかく一秒でも長く、クラブを保有していたいようです。そのうち何かが上向いて、クラブの値段が上がって儲かることを期待しているんでしょう。でもそのためにスタジアムや選手を抵当に入れるって･･･新スタジアム建設を約束して入って来た奴らがアンフィールドを売っ払うんですか、笑い話にもなりません。ボードは良く阻止しました。少なくとも彼らがオーナーの言いなりではないことがわかりました。
10月6日あたりにありそうなことは、①新オーナー就任！！！　②借金を返せず、クラブはRBSの手に渡る　③オーナーズがどこからともなく資金調達して負債を返し、居座る　④RBSがまた返済期限を延長してこの状態がずるずる続く･･･などが考えられます。④の可能性が高そうなのがいやです。4月からの半年間の追加の罰金が￡60mというのには、もう涙も出ません。アクイラーニをローンしていくら節約したの？￡3m？LDVとカカニクリッチはいくらで売ったの？￡1.5m？この夏の移籍市場で半泣きになりながらセコセコ節約して、なんとかかんとかひねり出した￡14mが空しい･･･。