イングランド代表に合流中のキャプテンは、グローインの負傷のためにチームから離脱し、メルウッドに戻って来ることになりました。
ガーディアン紙によると、火曜のトレーニングには出たもののすぐにフィジオと共に離脱し、サンダーランド戦の出場も危ぶまれるとしています。カペッロ監督は「昨日と痛みが変わらず、リバプールに戻ることになった。」と語っています。
トーレスの内転筋の負傷については、日曜にMRIの検査を受けて問題ないと診断され、月曜には練習に復帰。しかしマルカ紙のレポートによれば、火曜は練習試合には加わらず、フィジオと別メニューで調整をしていたそうです。消化試合なんだから帰せよ・・・。ボスニア戦の先発はネグレドが予想されています。
※追記
トーレスのオフィシャルサイトより、彼の試合前日会見のコメントをご紹介します。
「まだちょっと痛いんだけど、スペインはもう予選突破を決めていて、僕たちは焦る必要はない。もし僕がプレーできる体調になかったら、その時にはリスクを冒すような馬鹿なことはしない。フィットしていたら、その時はボスに僕がプレー出来るかどうか聞いてみるよ。最終的な決断は、その時に彼がすることだ。
ドクターとフィジオと僕で、何が僕にとってベストかを決めるよ。僕と同じだけプレーの権利を持つ選手は、チームの中に他にもいる。彼らの何人かは、ボスニア戦でチャンスを得たいと願っている。スペインは既に来年の夏のワールドカップの場所を確保しているんだから、リスクを冒すことに意味はない。
ラファは、僕がどんな様子か(デルボスケ監督に)尋ねて来た。それは予想していたよ。リバプールはこれからタフな月を迎えるからね。でも、僕をチームから離脱させろと、ヴィセンテがラファから圧力をかけられるようなことは全くなかった。」
二人とも深刻な怪我ではないようですが、サンダーランド戦が心配ですね。好調のダレン・ベントは代表戦がなくて元気一杯だし、ケンウィン・ジョーンズも怖いし、マルセイユでは2年越しで大変お世話になったロリク・カナもいるし・・・。
対するレッズは、マスチェラーノやインスーア、ルーカスは金曜の午後まで戻って来られません。マスチェラーノは相当消耗しそうなので、土曜の試合に出場はまず無理でしょう。アルゼンチンの試合を見ていると、彼が過労死しないか心配です。週末の試合は暴風雨の中頑張っていましたね。失点シーンでは、インスーアが抜かれた後をすかさず走ってフォローに行ったのは彼らしかったですが、その後相手に痛恨のヒールプレゼントパス!パレルモが最後に決めてくれたから良かったようなものの、そうでなかったら本国メディアに一体どれだけ叩かれていたことか、恐ろしい・・・。得点後のパレルモに真っ先に飛びついていたし、最後までひっついていたのはよっぽど嬉しかったんだろうなあと思います。なんとかキャプテンの重責を果たし、ウルグアイ戦に勝利してくれることを祈ります。そしてマラドーナ勇退、というのがアルゼンチンにとって最良のシナリオでしょう。
U20のハンガリーは、残念ながら準決勝で敗れてしまいました。しかし前半の押されぶりにはもう試合は終わったかと感じたんですが、後半の巻き返しはすばらしかったですね。あれだけ前半にやられて、気持ちが折れずに跳ね返した選手たち、立て直した監督はさすがです。ハンガリーは、イタリア戦で前線に何度も良いパスを供給していた、バーリ所属のキャプテン7番のコマンが累積で出場停止だったのが、非常に痛かったと思います。ネメトは前半で交代し、怪我でもしたかと心配しましたが、彼は風邪を引いて月曜は練習できず食事もほとんど取れず、どうやらコンディション不良だったようです。残念!しかしまだ金曜にコスタリカとの3位決定戦があるし、ぜひ出場して大会を勝利で終えて欲しいと思います。後半のシモンは体を張って前線でキープし、強いところを見せましたね。彼が前で張ってネメトが少し下がり目というのも面白そうだと思いましたが、シモンの守備力の方を買われて、彼が少し下がり目に位置しているんでしょうか。
しかし、TVで若手のプレーが見られるのはいいもんですね~。シモンの双子の兄弟はシャツを取り替えてもわからないぐらいそっくりだなあとか、やっぱりグラクシはツェフに似てるよねとか、そういうどうでもいいところでも楽しんでいました。グラクシ最後に泣いてたなあ・・・。
話変わって
公式HPには、ラファのスパーズ戦後のコメントに関するFAの制裁問題について、こんなステートメントが出ています。
----------------------------------
ラファ・ベニテスは本日マンチェスターに赴き、リバプールのシーズン開幕戦、トッテナム・ホットスパー戦に関わる3つの告発について検討するFAの聴聞会に出席しました。
委員会は、マッチ・レフェリーに関して述べられたコメントに関わる2つの申し立てについては証明がなされず、従って告発を却下しました。
3つめについては、委員会はメガネを使ってのジェスチャーを「悪意のないユーモア」と見なし、ベニテス氏のこれまでの汚点のない経歴をかんがみ、彼の今後の振る舞いについて警告するに留めました。リバプール監督に対して、いかなる罰金も費用も課せられませんでした。
委員会は、さらにもう一人、同じ週に似たようなジェスチャーをした監督の告発についても、驚きの意を表明しました。
----------------------------------
これを補足すると、スパーズ戦についてのコメントというのは、ボロニンへのファウルにPKが与えられなかったことについて、フィル・ダウド主審を非難したものについてです。「ジェスチャー」というのは、試合後会見で記者からレフェリーのジャッジをどう思うかと質問が飛んだときに、ラファはメガネケースからメガネを取り出してかけ、記者たちの笑いを取ったしぐさです。2ヶ月も前の話に、ずいぶん長くかかりましたね。お咎めなしというのは何よりです。しかし問題とされたコメントは、わざわざ2ヵ月越しで検討されるほどのものじゃないと思うんですが・・・。それならファーガソン監督のワイリー主審に対するコメントはどうなるんだ!
PR
どうも
Re:どうも
トーレスとキャプテンの状態は気になりますね。二人とも仮病でサボるようなことはしないと思うし。しかし消化試合でしたから、本当に大事を取ってのことだと希望を持っています。土曜からの9日間、クラブの正念場ですからね!