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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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「アンフィールド・クライシス」がメディアを賑わせているようで、ラファ・クライシスも盛んにあちこちで報じられています。そんな中、リバプールの現状にについてバレット記者が書いた、2つの記事をご紹介します。あらかじめお断りしておきますが、内容の一部には非常にユーウツになるものを含みます。現況に深く憂慮している方は読まないか、さもなければ一杯キュッとひっかけるかおいしい物でもパクッと食べて、元気をつけてからご覧ください。まずは1本めから。アンフィールドの問題について、Q&A形式で答えています。
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どうしてリバプールはこのような状況になったんでしょうか?

まだ11月にもなっていないこの時期に、リバプールの今シーズンは危機に瀕しているという絶望感が広がっています。誰が悪いのかということに関しては、皆それぞれの意見があります。ラファエル・ベニテス、選手たち、負傷者の問題という意見もあるでしょう。しかし、ピッチの外で進んでいるオーナー問題がやがて危機を招くだろうというのは、時間の問題でした。

日曜にアンフィールドにマンチェスター・ユナイテッドがやって来るこの時が、まさに誰にとっても重大な局面です。しかし現時点で、選手層は明らかに、トロフィーに挑戦することを期待されるクラブに要求される基準にはある部分足りていません。

現在の問題について、批判されるべきは誰ですか?

まず一番にはオーナーですが、ベニテスと選手たちも、批判されるべき部分はあります。監督への包囲網はじりじりと迫っていますが、彼の指揮が重役会の安定性の欠如に脅かされ続けて来たことを考えれば、非難を真正面からベニテスに被せるのはフェアではありません。

ジョージ・ジレット・ジュニアは昨夜(火曜)アンフィールドにやって来て、チームが突如として弱く、すきだらけになったのを見ました。そう、ベニテスは移籍市場でもっと上手くやれたかもしれないし、選手たちのモチベーションを高め、今シーズンのこれまでに彼らのベストを引き出すことをもっと上手くやれたかもしれません。しかし、夏の移籍市場中に活動不足だったことが、クラブがこれまで長年に渡ってやってきたのと同じように、チャンスを無駄にしてしまいました。

昨シーズンを2位で終え、チームをさらに強化するために、良い資金での投資がなされるだろうという希望がありました。しかし、オーナーたちはベニテスに収支を0にするように言いました・・・彼は自分が作った資金しか使うことが出来ず、それは必然的に、選手層の薄さと力不足という結果になりました。

とにかくマンチェスター・ユナイテッド戦はこれまでも大一番でしたが、現在の問題はさらにその重要性を高めています。リバプールにとっては、これはどれぐらい大きな一戦でしょうか?

リーグの順位がどこであるかに関わらず、ユナイテッド戦はリバプールにとって常に非常に大きな一戦です。毎シーズン、他のどの試合よりもファンが勝って欲しいと思う一戦です。

日曜の敗戦はほとんどのリバプールファンにとって考えられないことですが、万一それが起こったら、それはまさに警報ベルを鳴らすでしょう。昨シーズンのリバプールはフェルナンド・トーレスとスティーブン・ジェラードを欠いてユナイテッドを破りましたが、今年の彼らの調子が非常に不安定なことを考えれば、少なくともピッチの上で何かビッグプレーが必要でしょう。でなければ、競い合うことは出来ません。

ユナイテッドは、昨夜のリヨンがしたように、血の匂いを嗅ぎつけ、リバプールをタイトルレースから叩き出してクラブをさらに深い危機に陥れるチャンスを楽しむでしょう。

昨夜は、ヨッシ・ベナユンを下げることでベニテスはブーイングを受けました。彼がファンからのサポートを失いつつあるという兆候はありますか?

結果というものは、しばしば人々から試合の経過を思い出す方法を変えます。リバプールが1-0だった時には、KOPは彼の名前を歌っていました。アンフィールドで観客が交代の不満を示すことには、何も新しいものはありません。観客が気に入らないならば彼らはそれを伝えようとしますし、ここ近年のシーズンでは、そういうことはかなりありました。

とは言え、昨夜のブーイングははるかに大きく、明らかに純粋な怒りがベニテスに向けられていました。今度の日曜には、チームがユナイテッドを倒すチャンスを得るためには、完全な彼らのサポートが必要であることをファンは知っています。リバプールは何人かのキープレーヤーを欠くようで、今はチームや監督に背を向ける時ではありません。

トム・ヒックスとジレットは二人ともグラウンドに来るようですから、状況がリバプールに不利になったら、彼らはその怒りをダイレクトに彼らに向けるかもしれません。マイケル・オーウェンのアンフィールド帰還もあいまって、いつもよりもさらに一触即発の雰囲気になる可能性があります。

オーナーたちは、今も100%ベニテスを支持していますか?

彼らの立場は最近になって変わり、ベニテスは100%この仕事を担える人間だと発言しました。以前の経験から私たちが知っている通り、ジレットとヒックスの言うことはしばしば裏で起きていることとは異なっています。ベニテスにとっての最大の問題は、彼の運命を決める立場にいる人間が、彼の問題の根本的原因となっていることです。

アンフィールドでのユナイテッド戦の敗北は、どういう意味を持つでしょうか?

これからこれだけ多くのビッグゲームを残し、チームをこれだけ多くの疑問が取り巻く中、今シーズンのプレミアリーグのタイトル奪取は、既に非常に勝ち目の薄いものになっています。
ユナイテッド戦の敗北は、間違いなくリバプールのタイトルへの希望にとどめを差すでしょう。しかし、起こっていること全てにも関わらず、ベニテスはオッズを無視して流れを変える勝利を得られると自信を持っている、私はそういう気がします。

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最後の一文は非常に励みになります。次の記事は、「もしリバプールが日曜に負けたら?」という、考えるだけでもいやーな気分になるテーマです。
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4連敗は、見たところリバプールに崩壊の危機を与えているようだ。火曜のチャンピオンズリーグ、リヨン戦で敗北し、彼らの次の相手はマンチェスター・ユナイテッドである。もう1敗をしたら彼らのプレミアリーグタイトルの望みは7ヶ月を残してほとんど失われてしまうことを認識しながら、ラファエル・ベニテスのチームは日曜にアンフィールドのピッチに出て行くことになるだろう。

タイムズ紙は、その1敗がどういう意味を持つかを考えてみた。選手たち、サポーター、オーナーにとって・・・そして、ベニテスにとって。

ラファエル・ベニテス
7ヶ月前に5年の契約延長をしたにも関わらず、彼は解任から免除されてはいない。しかし、たとえクラブが望んだとしても、彼を解雇できる余裕があるだろうか?1シーズンおよそ£4mというサラリーは、彼に約£18mを受け取る権利を与える。
しかしながら、リバプールの年間収益はトム・ヒックスとジョージ・ジレットジュニアが作った£250mの負債の利息に飲み込まれており、このクラブには、監督が想定していた4人の選手獲得をするだけの余裕はなかった。だから、クラブに彼を辞めさせる手段があるかどうかは疑わしい。

同時に、ベニテスがこのような長期契約を得た主な理由の一つは、可能性のある投資家に対してオーナーがチームの安定性を示したいという強い願いからだった。彼を解雇することは、今はそれが単なるジェスチャーであったことを露わにするだけでなく、ヒックスとジレットに新監督を見つけるという難題も与える。

しかし、ベニテスには結果が必要だ・・・そして、彼には切実にそれが必要だ。ここ数週間はあたかも、おびただしい内部争いが彼らに大打撃を与えたように見えた。レアル・マドリーがスペイン人監督の最も有力な行き先としてしばしば名前が出て来るが、リバプールのこの低調が続けば、彼らの監督の株も同様に下がるだろう。

選手たち
チームスピリットは、プレ・シーズン以来欠けている。このチームが最大のタイトルにチャレンジできるだけの戦力を備えていないこと、そしてベニテスのプロジェクトに対する彼らの信頼がしぼんでいること、それをあたかも確固としたスターたちが認めてしまっているかのようだ。

フェルナンド・トーレス、スティーブン・ジェラード、ジェイミー・キャラガー、ハビエル・マスチェラーノ、彼らはトップクラスの選手たちだが、その誰も最高の状態にはない。マスチェラーノを除く全員がクラブに忠誠を示しているが、もしもリバプールがこれだけ試合数を残しながらタイトルレースから脱落することになれば、彼らの忍耐力は確実に試されるだろう。

トーレス、ジェラード、マスチェラーノには来年のワールドカップのことが心の内にあり、ベニテスにとっての懸念は、タイトルチャレンジやチャンピオンズリーグ勝ち上がりのモチベーションを欠いて、彼のビッグネームたちのベストをどうやって引き出すかということになるだろう。

しかし最大の懸念は、来季のチャンピオンズリーグ出場権を失うという最後の審判が下った時のオーナーたちの反応だ。日曜に敗戦したら、リバプールとトップ5との差は5ポイントに広がる可能性がある。もしリバプールが「ビッグ4」から脱落したならば、その時にはヒックスとジレットは、負債の返済金を捻出するために、減った賞金を選手の売却で埋めようとするかもしれない。最も売りやすい資産、それはクラブが最も失ってはならないものになるだろう。

サポーター
火曜にヨッシ・ベナユンを下げてアンドリー・ボロニンを入れるというベニテスの決断に向けられたブーイング、それはアンフィールドで今始まったものではないかもしれないが、彼らの非難の獰猛さは今までになかったものだった。これは、リバプールが不調を止めるのに無力であることへの不満が吹き出た瞬間だったが、しかしそのわずか30分前、ベナユンがゴールを決めてチームをリードさせた時には、KOPはベニテスの名前を歌っていた。

2年前にベニテスの仕事が危機にさらされた時、ファンたちは彼と肩を組んで抵抗した。彼らはヒックスとジレットがヨルゲン・クリンスマンを代役にしようとしたことに抗議して、スタジアムに向かってデモ行進さえした。アンフィールドにあるような、監督とサポーターとの絆がこれほど強いクラブは他にはほとんどない。伝説のビル・シャンクリーと、アンフィールドの観客との信じがたいほどの絆から受け継がれてきたものだ。しかしベニテスは知るだろう。あれだけ強烈な愛情でさえ、それは条件つきのものであり、結果を出せないことは必然的に、彼のもっとも献身的なファンからでさえ、彼らが渇望しているリーグタイトルを勝ち取る能力が彼にあるのかという、疑問を導くだろう。

ユナイテッド戦の敗北は、彼を非常に堅い決意で支持するサポーターたちの目にも、彼の輝きにさらなるダメージを与えるだろう。しかし、もっと賢明なサポーターたちは、ピッチ上の問題をベニテスのせいにするよりも、オーナーを責めるはずだ。

オーナー
リバプールのこの状況は、この数週間非常に切羽つまったものになりつつある。一部のファンは、日曜の敗北も、それがオーナーたちを出て行かせることになるのなら我慢できると言うほどだ。

ヒックスとジレットはこの試合を観戦する予定で、彼らの体制に対する幻滅がこれまでにないほど高まっている中で、手荒い扱いを受けそうである。アメリカ人に対する抗議デモがサポーターズユニオンSpirit Of Shanklyによって計画されており、数千人がこの抗議に参加することが期待されている。

これほどの不人気にも関わらず彼らは出て行くことを否定しており、投資者が金銭的な利益をもたらしてくれる時のみ、彼らは喜んでアンフィールドから出て行くだろうというのが圧倒的な見方だ。彼ら二人とも、中東地域での投資者探しに今のところ失敗している。彼らの抱える問題は、クラブがチャンピオンズリーグの金の儲かるステージに勝ち進むことに失敗し、来シーズンの大会出場権を失う見込みが増せば、可能性のある投資家たちがリバプールの価値は下がっていると主張するだろうということである。

さらに痛い1敗を喫することで彼らがどう動くか、それは大きな疑問である。ジレットは今週、過去にヒックスがしたように、ベニテスの支持を公に発言した。
彼らが、彼が指揮を執っていることが、投資を得ること、もしくはクラブ全体を売却することにダメージを与えるかもしれないと考えるならば、ベニテスを消耗品と見なし始めるかもしれない。

ウェブからの抜粋

「ベニテスは負傷者続出に何で泣き言を言っているんだ?そう、トーレスとジェラードを失えば、どんなチームであろうと打撃だ。でもチームには他にも一流の選手たちがいるんだ。僕が気になるのは、突然の負傷者が出た時に入って来る二流の選手たちが、プレミアリーグのレベルにないことだ。」bbc.co.uk/606より

「また不名誉な結果。役員たちと監督を更迭する時だ。時は来た。」bbc.co.uk/606より

「リバプールの選手層はマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーだけでなく、アーセナルにさえもほど遠い。ユナイテッドでルーニーやビディッチが怪我をしても、彼らは勝利をもぎ取る。リバプールにはそれが出来ない。」bbc.co.uk/606より

「エンゴグもバベルも、他の上位5位や6位のチームならレギュラーポジションに入れないだろう。なのにどうして、彼らがリバプールでやれる力が十分あると思える?僕は自分のチームを愛しているしその歴史を愛しているけど、この監督のことは全く愛していない。これは、生まれて40年間LFCをサポートして来た人間の意見だ・・・ベニテスはそうじゃない。リバプールの舵取りをするのにふさわしい男じゃない。」timesonline.co.ukより

「みんな聞けよ。ベニテスは策を弄し、無罪を演じるのが大好きだ。彼には責任はないし、間違ってないってわけだ。頼むよ、SAF(※サー・アレックス・ファーガソン)でさえ時には間違いを認める。ベニテスがフットボールのことを全てコントロールしているなら、おそらく彼は言い訳を使い果たし、彼らは7位で終わるだろう。ベニテスがいくつかいい結果を出しているということは、才能ある選手たちが何人かいるんだ。でも彼は、自分の欠点から目を逸らさせるために、文句を言うことにあまりに多くの時間を使っている。そりゃあオーナーは金がないが、責任は監督にあるよ。」timesonline.co.ukより

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最後のコメントは、ユナイテッドファンが書いたのか?こういうネガティブな意見ばかり最後に並べてバレット記者ときたら、逆に彼のナニクソという気持ちを感じます。

最後にもう一つ。現地のファンフォーラムにポストされた、19歳のリバプールファンの書き込みです。長いですが、非常に印象に残ったので。彼は英語のネイティブではないとのことなので、おそらく外国のファンです。
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僕は14年間、5歳の時からリバプールをサポートしている。その時のことを良く覚えている。1995年9月23日だった。スポーツの歴史上最悪のヘアスタイルを争っている一人の若い選手が、おじいちゃんのTVに映っていた。いろんな意味で、すばらしい日だった。まず一番に、そのセンスの悪い人間というのはロビー・ファウラーで、彼はちょうどボルトンを相手の5-2の勝利で4ゴールを決めたところだった。そして2番目に、僕は自分のフットボールチームを見つけた。それは、60年代の初めからマンクスをサポートしていた僕のおじいちゃんが激しく忌み嫌うチームだった。あの日、僕はただのファンの一団を超える、もっと大きな何かの一部になった。僕はリバプールサポーターになった。特別なもの、まさにあの日以来、僕が常に誇りにしているものに。

大きくなって、僕は自分のチームの歴史を勉強し始め、僕たちが実にどれほど偉大であるかを知った。僕は偉大なビル・シャンクリーと彼がクラブでやったことを詳しく言うつもりはない。僕の前に他の人々がやって来たほど僕に正当な評価が出来るとは思えないし、その完璧を超えようとするのに僕はふさわしくないと思う。そして、僕には自分をあの偉大な人物に例えるような勇気はない。でも、何十年も前のことであっても、僕たちは一つのものを共有している。それは、この偉大なクラブの中で壊すことのできない信念だ。僕たちが完全な無名であった時でさえ、シャンクリーは信じる価値のある何かを見出し、そのために戦っていた。誇りに思える何かを。そして人類が進化して以来、リバプールは最高にすばらしいものではないと彼に納得させることの出来る人間は世界に誰もいなかった。僕は、完全にそれに賛成する。僕たちが最後にリーグ優勝を果たした数日後に僕は生まれて、僕はまだリーグチャンピオンになるという純粋な喜びを経験したことがない。そして率直に言って、僕はそれを気にしていない。僕たちがリーグ優勝をした時には、自分はとんでもないバカな猿みたいになるだろう、それは否定しない。でももしそれが(何か捻じ曲がった吐き気がするような理由のために)できなかったとしても、それでも僕は気にしない。マンクスやガナーズやしぶといチェルシーがリーグ優勝したり、FA、CL、そんなものに優勝して、学校で彼らのファンにあざけられたり極限まで威張り散らされたりするのに我慢をしながらでも。僕はくよくよはしない。イラッとはするけど、でも人をイライラさせないマンクスに今まで会ったことがあるだろうか?僕はいつも、ただ笑って満足していた。僕は、彼らにはないものを持っていた。僕はリバプールを持っていた。リバプールをサポートしているということ、それは今までずっと、そしてこれからもずっと、もっと大きな何かなんだ。僕たちは英国の歴史上最も成功したクラブであり、それをものすごく誇りに思っている。でも、トロフィーは、それを誰のために勝ち取ったのかに意味がある。何万人ものマンクスたちが彼らの勝ち取ったトロフィーを祝い、それから18ヵ月後には彼らはそのことを忘れているだろう。僕は、膨大な人数のレッズが一つになり、僕たちが決してこれからも忘れない人々のために、正義を求めて戦い続けているのを示すことが出来る。

世界中のレッズがなぜあれほどヒルズボロにこだわっているのかを、人はよく不思議がって聞く。僕たちが生まれる前の、他の国で起こった出来事を。そういう人たちには決してわからないだろうし、見ることもできないだろう。そしてその答えは?僕たちはリバプールだから。僕たちは白黒の分け隔てをしない。僕たちは、政治、人種、階級、金のあるなしにはこだわらない。僕たちは全員がレッズで、同じなんだ。僕たち自身よりもはるかに大きなものに、僕たちは属している。

今、僕にはわからない何かの理由で、それが消え去りつつあるように見える。どういうわけなのか、僕たちは自分たちの誇りを失っているように見える。リバプールは常にファンがいてのもので、ファンのためのものだった。アンフィールドは、世界で最もすばらしいサポーターたちのホームだった。フットボールの聖地メッカだ。僕たちは、自分たちの根本を見失っている。僕はたった19歳で、みんなに言うけど、ビリー・リデルや彼がこのクラブのためにやったことを否定できるほど賢くはない。トロフィーと金が、僕たちの土台と誇りを蝕んでいる。繰り返すが、僕は年齢的にはまだティーンエイジジャーで、必要以上に考えすぎているのかもしれないことはわかっている。でも、自分たちはリバプールサポーターなんだと声高に叫んで、それを誇りに思う人々が見られないのが僕は悲しい。前にも書いたように、僕は、リバプールサポーターとして知られた偉大な人々の一人であることを、いつも誇りに感じて来た。でも最近は、そこまでは思わない。僕はアンフィールドでのブーイングを聞いた。僕たちの選手が、あのフィールドの上でブーイングされているのを聞くのは悲しい。彼らが小さなミスをするたびにズタズタにされる、でもそれは経験不足や自信の欠如からだ(何故かはわからないけど)。僕たちは、ボロニンのポニーテールを切って額に入れて飾ることを考えるべきで、彼の投入にブーイングするべきじゃない。僕たちの若い選手(例えばルーカス)の成長ぶりに目を向けるべきで、あの不幸な男を僕たちのかけた汚泥の中で転げ回らせるべきじゃない。

僕たちが厳しい立場にいることは否定できない。既に多すぎる試合を落とし、僕たちのチームの自信は目を覆うばかりで、全ての望みは失われている。今こそ、ウリエではなくシャンクリーの元のリバプールを思い出すべき時だ。あの暗い時代、ファンのサポートを受け、フットボール以外の何も考えず、どうやって僕たちのクラブを進歩させるかだけを考え、今日の僕たちを作った監督のことを!選手たちはサポーターのためにプレーしている、そのサポーターが彼らのことを信じないで、どうやって彼らが自分自身を信じることができるだろう。リードされていたり悪いプレーをしている時、僕たちは席に座って自分自身に、あるいは隣の席の人間に「終わったな」と言うんじゃなく、立ち上がって声の限りにこう叫ぶべきだ。「LIIIIIIIIIIIIIIIIIIIIVERPOOOL. LIIIIIIIIIIIIVERPOOOOOOOOOOOL. OH LIVERPOOL WE LOVE YOU!」

僕たちはひどく悲観的になっている。2位にいたら、進歩の余地があると考える代わりに、自分たちには十分な力がないと言う。1点リードされていたら、これは僕たちの選手が輝くチャンスだと考える代わりに、ディフェンスがひどいと考える。今の悪い考え方を、過去の良い考え方に変える必要がある。

WE ARE LIVERPOOL、それを思い出して、誇りに思うんだ!僕たちは過去に一つになってそれをやったんだし、今も一つになってそれがやれる。ひとつになれば立ち上がることができ、ばらばらになれば倒れてしまう。僕たちが自分たちのチームを信じないで、他に信じる人間はいない。だから次は、クラブが自分に与えてくれたすばらしい思い出と感情、それだけを考えながらリバプールをサポートしよう。

言いたいことはこれで出し尽くしました。英語は僕のネイティブではないので、ちょっと難しくて、スペルや文法ミスはすみません。そして疲れましたが、言いたいことは言い尽くしました。
それから、時間をかけて実際にこれを読んでくれた方たちに感謝します。少なくともそれだけの努力を払ってくれた、それが僕にとってとても大切なことです。

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ここまで読んでくださった方々に、私からも感謝します。ありがとうございました。
リバプールのファンになったのは私も些細なきっかけですが、それがだんだんのめりこんで行くことになったのも、この投稿をしたようなサポーターがいるクラブだからかもしれません。19歳か・・・。彼の投稿には賞賛のコメントがたくさん寄せられていて、「英国にはいなくても、君はスカウサーだ」というものもありました。
人にはそれぞれいろんな応援の仕方があるし、これが正解というのはないと思います。しかし、少なくともスタジアムにいるファンには、試合の開始から終わりまで全力でチームを支えて欲しい。日曜日が楽しみです。
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こんにちは

ただただ涙が出ます。
私はジェラードと出会ってリバプールを応援し始めましたが、本当にこのクラブに出会えてよかったと心から思います。
キャプテンにもこのファンのメッセージを読んでほしい。
日曜はみんな同じ思いで応援してると信じて臨んでほしいです。

Re:こんにちは

泣けますよねえ。
私は周りに人がいる所でこれを読んでぐぐっとこみ上げて、涙はなんとかごまかしましたが不覚にもハナミズを垂らしてしまい、ひどい鼻カゼということにして要らないコンタックを飲むはめになりました。
このクラブに出会えて良かったですよね。レッズファンで本当に幸せです。

無題

俺だけじゃないんなよな、くやしいのは。そう、選手の方がもっとくやしいはずなのに・・・・
 リバプールの精神を知っていたつもりですが、改めて勉強させていただきました。訳してくれたフニクラさん、そしてコメントしていただいたリバプールファンの19歳の方、本当にありがとう!!
 リバプールファンであることのすばらしさを改めて知りました!!

 ありがとう。

Re:無題

彼には私も本当に感謝です。そして読んでいただいて、こうやってコメントを寄せてくれる方たちにも!世界中に大勢のレッズたちがいて、こうやって悩んだり喜んだり考えたりしながら、クラブを支えているんだなあ・・・と実感します。

無題

選手+監督+スタッフ+オーナー+アンフィールド+サポーター=LIVERPOOL

Re:無題

◎100点!模範解答ですね。

無題

選手やファン、全ての人がこの今の危機を何とかしたいと思っているはずです。
でもそういう生の思いをこうして読むと、感動するというか、考えさせられるというか、自分も何かしなきゃいけないというか・・・。
チームが復活できるよう、今まで以上に応援しなきゃいけないと強く思います!

フニクラさんも、これだけの長文を訳されるんですから、相当に気合が入っておられますね!

とにかく、日曜は目一杯応援します!

Re:無題

気合入っております!できることなら英国まで飛んで行って、たとえスタジアムに入れなくてもせめてデモには参加したい気分です。
とにかく日曜は気合をためて、TVの前で絶叫する予定です(笑)。声は届かなくても気合はきっと届く!一緒に応援しましょう!

無題

背筋がゾクッとしました…。僕がレッズ大好きになったのは2005年(最近)。もちろんイスタンブールです。もちろん元から好きでしたが、このチームと生きようと思ったのはあの日でした。おもえば大逆転が凄かったから好きになったんじゃなくて、ハーフタイムにファンが絶対に諦めなかったから。こっちは「うわ~」ってなってのに現地で見てるファンが「俺たちが着いてるぞ!」って歌うから。

確かにわたくしめもレッズ愛のあまりタイトルとビッグネームの必要性を求めすぎて、なぜマンUでもガナーズでもなく「レッズ」なのかを忘れていたかもしんません。レッズも前に比べればやっぱり強くなった。でも、「強くなった」から好きになったんじゃんくてあの舞台で誰一人諦めず、みんなでレッズだったから好きなんですよね。あの試合のあと、多くのビックな人が言ったように何にも勝ると思ったから惚れ込んだわけで。

現地の人のことはわからないけどやっぱりタイトルが近づいたから僕と同じように「何やってんの」って思っちゃうのかもしれない。でもタイトル取れるレッズが好きなんじゃなくてレッズそのものが好きなんですよね。

うまく言えなかったんですが、とにかくハッとしました。「Cl出場権逃したら資金的に…」とか考えてたの反省します!!やっぱ僕もI LOVE ”LIVERPOOL"で行きます!!!!長くなってすいません!!!

きっと本物のKOP達には彼の声が届きますよ。マンU戦で俺たちは”強いから好き”な連中とは違うぞ!!って見せてほしいですね。きっとどんな対策を講じるより効果あるはず。フニクラさんもこんな素敵な話乗せてくれてありがとうございます!!一生ついていきます!(笑)

Re:無題

2005年といったらもう長いりっぱなファンですよ!ハマンの姿とともに聞こえたYNWA、あれは忘れられません。それからその後の、ベンフィカ戦のセカンドレグの終了近くのYNWAも。あれは、「ここで彼らは歌うんだ・・・」と文字通り胸をドスンと打たれました。

勝って気持ちよくなりたいだけなら、常勝できるチームを好きになればいいんですよね。威張れるし辛い思いもあんまりしなくて済むし(笑)。mikoさんのおっしゃるように、あきらめない、常に大きなものに立ち向かって行く、そういうクラブだから惚れてしまったんだと思います。

ビッグネームを欲しがるのも、CL出場権を逃したら金が、と私もまったく同じことを思っております!それもファンなら当然です!でも一番大事なのは「LIVERPOOL,WE LOVE YOU!」ですね。それを19歳の彼に改めて教えてもらいました。

無題

いつもいつもニュースやインタビューの名訳、またレッズの先輩としての声を提供してくださってありがとうございます。毎回更新を楽しみにしていますが、管理人様もお忙しいときがございましょうから、そのときはくれぐれも無理をなさらぬよう。

この記事を読んで勇気付けられました。このところのレッズの不調に気分が沈んでいましたが、このクラブのサポーターは特別ですね。自分はまだまだです。

自分はレッズサポとしては新米ですが、それでもこのクラブが特別なクラブだと思っています。言葉で表すのは難しいですが、選手たちの決してあきらめない姿勢や、サポートするファンたちの姿、栄光と悲劇の歴史などはLiverpool FCというクラブそのものであり、切っても切り離せないものだと思います。toshiさんもおっしゃるとおり、このようなクラブと出会えた事を、あらためて幸せに思います。もちろん他のクラブへのリスペクトも重要ですが。

きっと日曜日には、勇敢に走るレッズの選手たちがみられると信じています。

Re:無題

ありがとうございます^^。無理せずぼちぼちやっております。

私はこのクラブのファンになって、あきらめない、信じて戦うことの大切さを教えてもらったような気がします。噛めば噛むほど味が出る、そして気がつけばあなたも虜、ニクいクラブですね~。リバプールのファンで良かったなあ、と時折しみじみ感じます。このブログにコメントをしてくれる方たちも皆さん暖かくて真摯で、「さすがレッズファンは違うね!」と思っています。

>他のクラブへのリスペクトも重要ですが。
ああ、本当にその通りです。最近は私もどうもそれを忘れがちになって、時々「いかんいかん」と思っています。気をつけねば。

無題

いつも有り難く読ませていただいてます。
この少年とそれを訳してくださったフニクラさんに本当に勇気付けられました。

ユナイテッド戦ではとにかくレッズのフットボールを楽しみたいです。

Re:無題

ありがとうございます、一緒に楽しみましょう!そして、勝利のあかつきには、喜びのあまり「とんでもないバカなサル」みたいになるのも一緒におつきあいください^^。

無題

私がレッズファンになったのも、他のチームにはありえない何かがあるからこそなんですよね。
美しいサッカーが好きならバルサやアーセナルのファンになればいい。でもサッカーってそれだけじゃ私はつまらないです。そもそもリバプールは選手層は薄くても強大なチームでも怯まず戦術を駆使して全てを出し切って勝つ。そんな強いスピリットのチームだったはず。そしてそれが伝統なんじゃないかと思います。そして今まで受け継がれてきた伝統(選手とサポーターの絆)が怯まない気持ちや諦めない気持ちを生み、イスタンブールのような奇跡が起こったんじゃないかと思います。

19才の少年、こんな気持ちを思い出させてくれてありがとう。私もリバプールファンでよかった。

Re:無題

ジャバウォッキーさんのおっしゃるとおりです!サッカー好きの人と話をして「リバプールファン」と言うと、「何で?」とか「微妙」とか言われたりすることもありますが、フフフ、わかってないな。レッズファンになれば、他のファンでは味わえないあらゆる感動が漏れなくついてくるのに。
最強の時代の頃は私も知らないですが、そんな時でも彼らは常にファンとともに、「立ち向かう挑戦者」だったんだと思います。

無題

日曜のダービーは負けられませんね。
アンフィールドにブーイングは似合わないです。
地響きのようなチャントの復活を期待しています。

>ジャバウォッキーさん
>他のチームにはありえない何かがあるからこそなんですよね。

私もその何かを感じてる一人です。

今こそ我々サポーターも死力を尽くす必要がありますね。
まだまだこれからだ!!

Re:無題

負けられませんね。キャプテンはだめそうだしトーレスもどうやら間に合いそうにないし、もうこれ以上ないぐらいの崖っぷちです。選手もサポーターも、底力の見せ所です!ファンたちがアンフィールドにどんな雰囲気を作ってくれるか、それが楽しみでワクワクしています。声でユナイテッドの選手たちを押しつぶすぐらいの、地響きのようなチャントを聞きたいですね。

無題

フニクラ様

初めて書き込みます。リバプール愛に溢れる文章、いつも楽しみに拝見させていただいています。

現地フォーラムの少年の書き込み、感動しました。原文を見てみたいのですが、出所を教えていただくことはできますか?

いつも素晴らしい記事をありがとうございます。

Re:無題

こんにちは、こちらこそ読んでいただいてありがとうございます!
アドレスはこちらです↓
http://www.redandwhitekop.com/forum/index.php?topic=248862.0
訳すのに結構悪戦苦闘しました。もし間違っているところがあれば、教えていただけると大変ありがたいです。

無題

フニクラさん、そしてリバプールファンのみなさんとこれからも応援していきたいです。みなさん、これからもいっしょにがんばっていきましょう。よろしくお願いします。

Re:無題

ル タレックさん、こちらこそこれからもよろしくお願いいたします!まずは明日ですね。一緒にリバプールに向かって気持ちを飛ばしましょう。

泣けました

こんにちは、フニクラさん。以前アルベロアのインタビュー記事でやりとりさせてもらったnandoです。ごぶさたしています。
今回の記事、とっても感動しました。この男の子の思い入れたっぷりのコメントを訳するのは、とても大変だったと思います。お疲れさまです。そしてありがとうございます!
日曜日のユナイテッド戦にドキドキしてる人たちも、このコメントを読んだらきっと気持ちが楽になると思うので、もしよかったら記事をリンクさせてもらえないでしょうか?フニクラさんのOKをもらうまで勝手に載せることはしませんので、お返事いただけるとうれしいです。

Re:泣けました

こんにちは、返事が遅くなってすみません。
どうぞ何でもリンクしてください、大歓迎です。ありがとうございます。

無題

フニクラさん、こんにちは☆
こういう記事をUPして下さって本当に感謝しています!ありがとうございます!
崖っぷちの似合う?リヴァプールもここまでの崖っぷちは想像してなかったかと思いますがどんな時でも諦めてしまったら本当に終わりだと思うし、いつも以上に頑張って応援するのがサポーターというものですよね(^o^)丿
私も日曜全身全霊込めて応援します☆明けない夜はないっ!です(^^)v

Re:無題

明けない夜はない、その通りですね。しかも待つばかりではなく、この夜は自力で明けさせることができるのです!今日のサポーターはチームを勝たせて暗闇を吹き払うとともに、オーナーを蹴り出そうというもうひとつの大仕事もやろうとしています。今日の試合は、選手と監督とサポーター、全員が心を一つにして挑んでくれるに違いありません!

無題

ありがとうございます。心にジンジンきました。
大反省です。これを選手、監督、スタッフ、サポーター、リバプールのみんなに読んで欲しいですが、オーナーズには1万回くらい読ませたいです。
今日から立ち返って純粋に全力でリバプールを応援します!
あ~ドキドキする

Re:無題

>オーナーズには1万回くらい読ませたいです
本当です。読めば彼らの心にも響くだろうか。そして彼らにクラブを売却したムーアとパリーには100万回ぐらい読んでもらいたい。
今日はどんな試合になるでしょうね、今からドキドキワクワクです。トーレスがどうやら間に合いそうで、朝からテンションめちゃくちゃ上がってます!!!

はじめまして

いつもレッズの情報を楽しく見させていただいています。これからもコメントさせていただくと思いますがよろしくお願いします。

フニクラさん、皆さんのコメントを見ていると本当にみんなレッズというチームに対する愛を感じます。
自分は04-05シーズンのCLのオリンピアコス戦をみてからレッズの虜になりました。
たとえ試合終盤負けててもYNWAを歌うファン、それに最後までこたえようと必死になる選手達、これを見せられたらファンにならざるおえませんでした(笑)

このチームはどんな苦境にたたされてもそれを乗り切るだけの力を持っているチームだと感じます。
今日の試合はそんな気持ちの入った試合を見たいと思います!!

Re:はじめまして

こちらこそよろしくお願いいたします!kuytさんはカイトのファンですか?彼は外国人選手ですが、「レッズ魂」を体現しているような選手ですよね。今日は彼の泥くさい、気迫のあふれるプレーを楽しみにしています。

オリンピアコス戦からのファンですか!あの試合はしびれましたね~。あの時もけが人続出で、前線が誰もいないという緊急事態でした。キャプテンの鬼ミドルの3点目が決まった後、彼がKOPスタンドに駆け寄って、スタンドがなだれを打った光景は忘れられないです。
あの時の選手たちはもうほとんど残ってはいませんが、それでもあのチームスピリットはしっかり受け継がれていると思います。そして何より、KOPは変わっていません!彼らがきっと、選手を後押ししてくれるはずです。
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