移籍の話

タイムズ紙より、ベナユンのチェルシー移籍や、次期監督についての記事です。
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ヨッシ･ベナユンはプレミアリーグチャンピオンと原則４年契約に合意し、リバプールからチェルシーへの移籍へ大きな一歩を踏み出した。両クラブ間は移籍金ではまだ合意に達していないが、リバプールの役員は彼の移籍に関してはずっと覚悟をしており、ベナユンのアンフィールドを離れる意思は固いようである。
30歳のベナユンはラファ･ベニテスと仲違いをしていたことを知られており、もし監督が出て行くなら、このイスラエル選手は残るだろうと広く認識されていた。しかしベニテスの退任さえも、彼を残るよう説得するのに十分ではなかった。

この夏にジョー･コールがフリーでスタンフォード･ブリッジを離れたことで、チェルシーはベナユンを獲得してその穴を埋めたいと強く願っており、すでにリバプールに￡4mという額のオファーを出した。このオファーはリバプールに拒否され、彼らはベナユンを少なくともその倍の価値はあると査定している。しかしクラブは次第に彼の移籍についてあきらめつつあり、移籍金は妥協して￡5.5mあたりで合意しそうだ。

ベナユンはわずか12ヶ月前に週給￡55,000の4年契約に合意したばかりで、ほんの1月前には「もしこれが僕次第なら、ここに残ってリバプールで引退する。ここのファンは世界最高だ。でもたくさんのことが関わっているんだ。」と発言した。
しかしながら、来シーズンにはリバプールが出場を逃したチャンピオンズリーグでプレーできるという魅力と、さらにかなりの賃上げが、2007年7月にウェストハム･ユナイテッドから加わったこのクラブを離れたいというベナユンの望みを掻き立てた。

ベナユンの西ロンドンへの移籍が完了すれば、ベニテスの退任を皮切りに激変の夏を迎えそうなリバプールを去る、数多くの選手の最初の1人になるかもしれない。
ハビエル･マスチェラーノはスペイン人監督を追ってインテルへ行きたいと熱望しており、ワールドカップでアルゼンチン代表に加わっている間にイタリア語を学習している。スティーブン･ジェラードとフェルナンド･トーレスは、大会が終わるまで彼らのこれからについて話し合うことを拒否しており、残留するかあるいは移籍するかを決断する前に、リバプールが彼らの野望を満たすことができるかどうかを見極めようと待っている。

他にも数多くの選手たちが売りに出されている。リバプールは中でもライアン･バベル、アルベルト･リエラ、フィリップ･デゲンへのオファーの門を開いており、一方でクラブのセカンドキーパーであるディエゴ･カバリエリは2年間ぺぺ･レイナの控えを続けており、ファーストチームのフットボールを確約された移籍を求めている。

これは、リバプールが新監督を探し続けていることが背景にある。うわさではフルハムの監督ロイ･ホジソンが彼らの第一候補と広く信じられており、彼は今週南アフリカへ飛ぶ前にオファーが来ることを望んでいたと言われているが、にも関わらず、クラブ役員たちはベニテスの後任指名を急がないという意思が固い。

ホジソンは、自身の旧友であるケニー･ダルグリッシュの人気に気がついているだろう。彼をベニテスの後継者にという期待はマージーサイドで高まっており、このリバプールのレジェンドは、このポジションに付きたいという意思を明らかにしている。ホジソンはフルハムを去る決断をまだしていないが、彼はリバプールの話を聞きたいと思っていると理解されている。
しかしながら、リバプールはこのような後任候補選定の進行状況に満足している。早まった指名をして後悔することのないよう、出来る限り最高の監督を引き寄せたいと考えているのだ。

それは、ワールドカップ期間中はBBCの解説の仕事をしているホジソンを宙ぶらりんの状態にし、1週間前にはほぼ確定であるかのように見えた、彼への正式なアプローチがあるのかどうか不確かなものにしている。

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ワールドカップで日本のフットボールファンが喜びに湧いているこの時に、レッズファンがかくんと落ち込む記事を紹介してしまいました。ベナユンのチェルシー移籍はどうやら避けられなくなってきた様子で、クラブは当初主張していた移籍金の減額も強いられることになりそうです。金持ってるくせに、チェルシーけちだな･･･。リバプールの会長はあちらにパイプがあるようですから、西ロンドンに直談判に行って￡8mくらいふんだくって来い、と言いたくなりますが、彼はもしかしたら喜んでいるのかも？？？よそのクラブのサポーターがレッズの会長って、ヨコシマな妄想が膨らんでしまうのでなんだかイヤです。

新監督が決まらないことには、選手たちも自分たちの身の振り方を決断するのが難しいでしょう。しかしクラブはあくまで急がず、少しでも良い監督を連れてこようという方針です。いざとなればキングに頼めばいい、と思っているのか、それとも新オーナーが電撃的に決まって大物を連れてこられる可能性がわずかでもあるのか、ただもったいつけているだけか、全くわかりません。のちのち後悔だけはすることのないようにお願いしたいです。

昨日はカイトとアッガーが、それぞれ非常に良いプレーを見せてくれました。試合残り10分ぐらいのカイトは彼の真骨頂で、疲れを見せない精力的な動きには感動さえ覚えました。ゴールの時にマークしていたのがアッガーなら絶対にカイトを抜けさせなかったでしょうが、キアルは油断したな。試合終了後に彼らはシャツを交換して何か話をしていましたね、あれはワールドカップならではの良い光景でした。カイトが「AGGER」と背中に入ったシャツを着て嬉しそうにスタンドのファンに挨拶をしていて、レッズファン冥利につきました。2人とも来季は･･･いるよね？！！！
ヨバノビッチも良いプレーを見せていたし、出場したレッズ勢は今のところみんな良いパフォーマンスで嬉しい限りです。マスチェラーノはサムエルやミリートにイタリア語を習ってもいいですが、頼むから公言は控えてこっそりとやってください。マキシが泣くよ。