イングランド代表は初戦のUSA戦を引き分けに終わりました。キャプテン、キャラのコメント、そしてこれから登場のトーレスがキャプテンについて語っています。
----------------------------------
●キャプテン
「(
公式HPより、試合前のコメント)ワールドカップの本戦でイングランド代表キャプテンを勤めるというのは、ものすごい名誉だ。そしてもちろん、大きな喜びを与えてくれる。自分がここに来るための力になってくれた、リバプールのみんなにはとにかく感謝の言葉しかないよ。コーチングスタッフから、常に支えてくれたサポーターたちまで・・・彼らが果たしてくれた役割を、僕は決して忘れることはないだろう。
とてつもない貴重なものがかかったこのレベルでプレーできて、僕は幸運だよ。そして、リバプールでたくさんの成功を楽しむことが出来て、ラッキーだった。しかし今は、この大会に最後まで勝ち残ろうと決意している。何年か後には、喜びを持って、自分が役割を果たしてイングランド代表チームを成功に導いたと思いながら、南アフリカを振り返りたいと思っている。
子供の頃は、ワールドカップの本大会でプレーすることを誰もが夢見る・・・1990年、ポール・ガスコインがスター選手だった時の大会が、僕がそれを実感した最初だった。もし自分が同じようなインパクトを与えることができたら、すごいと思うよ。
(通りがセント・ジョージの旗で埋め尽くされていた映像を見て)その映像は見たよ。感動的だった。故郷でサポーターたちが応援してくれていることは、良くわかっている。自分のルーツは決して忘れていない。戻って自分の思い出を皆と共有できるようになりたいと、強く願っているよ。
(100mの金メダリスト、ウサイン・ボルトからシャツにサインを求められたことについて)ウサイン・ボルトが大のフットボールファンだということは聞いていたよ。彼が僕のシャツを欲しがったのは本当に光栄だったね。彼みたいな速さが僕にないのが残念だよ。
彼がマンチェスター・ユナイテッドのファンだというのはちょっとがっかりだけどね。イングランドに来たら僕たちのトレーニングセッションを見に来たら、と言うつもりだったんだけど、もう僕はそれに悩まないかもしれないね!
真面目に言えば、ウサインは僕が本当に尊敬しているアスリートなんだ。スプリンターとして彼は第一人者だろう?彼は勝者で、インスピレーションを与え、僕が見たいと思う選手だよ。
(
ITVより、試合後のコメント)難しい試合だった。開幕初戦で一番大事なのは、負けないことだ。勝ちを狙っていたけど、残念ながら僕たちはお粗末なゴールを許して、勝利を得ることができなかった。これからは7ポイント獲得を狙わなければならない。
(失点について)ああいう珍しいことはあるんだよ。キーパーを非難しようとは思わない。ボールのことはずいぶん言われ続けていて、あれは曲者だよ。ロブはこのことから学ぶだろうし、僕たちに勝利をもたらす重要なセーブをこれからしてくれるかもしれない。僕たち全員が、彼を支えている。ちょっとショックで、あれを乗り越えるのに僕たちには少し時間がかかった。」
●キャラガー
(FIFA.com)「ワールドカップで母国のキャプテンを勤めるというのは、すばらしい偉業だ。スティービーはそこで際立ったプレーをしたと思う。ゴールを決めたからってだけじゃなく、何度もびしっとタックルを決めていた。
人々は時々、スティービーとフランク・ランパードはあのポジションで組めないと言う・・・しかしスティービーは中盤の底でも、世界の他のどの選手とも同じくらいやれる。右サイドバックもやれるし、トップ下、中盤の真ん中、攻撃的な位置でもやれる。あれだけいろんなポジションで良いプレーができるから、時にはそれが俺たちの問題になるくらいさ。彼は手本となってチームを導く。それがUSA戦であいつがやったことだ。
(標高の影響について)俺たちはこの試合を見直すことになるだろう。ビデオを見て、スタッツやその他のことを検討する。しかし、シーズンの終わりや試合の終わりには感じるように、皆がそれを感じるだろう、それは両チームともだ。
おそらく、大会が進むに連れて次第に標高に慣れていくと思う。ワールドカップはいつも同じさ。進んで行くに連れて環境に適応するんだ。初戦に100%は求められない。
(アルティドールに打たれたシュートについて)良いプレーだったが、おそらく俺はちょっと彼にタイトに付き過ぎたんだと思う。早い時間に1枚カードを受けていたから、退場を恐れてタックルに行けなかった。しかしロブ・グリーンがすばらしいセーブをしてくれて、彼に感謝だよ。ああいうゴールがあった後で、彼は自分の精神的な強さと気持ちの強さを証明した。
(カペッロ監督について)俺にとっては勉強だ。32歳にはなったが、学べることは決してなくならない。彼はここ15~20年間のトップクラスの監督の1人で、これからの4、5週間で俺は間違いなく彼からたくさんのことを学べる。ラファの元でのやり方と本当に似ているから、おれはそれに慣れているし、選手というのはそういう厳しさを求めていると俺は思う。」
●トーレス
(Daily Star)「このシーズンのリバプールは、ずいぶん書かれたり言われたりした。でも人々は、昨シーズンがまず選手たちとボスと傷つけたということを忘れている。このクラブは僕たちにとって大きな意味を持ち、ファンは僕たちにとって大きな意味を持っている。ああいうシーズンを彼らにもたらしたくはなかった。
スティービーよりも深く傷ついた人間はいない、そういう僕の言葉を信じて欲しい。彼はミスター・リバプールであり、リバプールファンを家族のように思っている。昨シーズンは本当に彼を傷つけた。彼はプレミアリーグ優勝を果たしたいと激しく願っている・・・リバプールでね。そして毎シーズン、それができないことに少しずつ傷を深めているんだ。
彼は情熱と強い感情を持った選手だ。リバプールのお粗末なシーズンは、イングランドにとっては利益になり得る。スティービーはこのシーズンを気持ちよく終わらせたいと思っているだろうし、リバプールのシーズンが彼にいつもよりもさらに激しい情熱をもたらすだろうと思う。いつものスティービーは、世界で5本の指に入る選手だ・・・でも手負いのスティービーは、止められない存在になるかもしれない。
スティービーをキャプテンにしたのは、正しい選択だ。失礼を覚悟で言うけど、僕ならリオ・ファーディナンドが怪我をしていなくても、彼をキャプテンに選んだだろう。彼は、僕が今まで一緒にやった中で最高のキャプテンだ。僕たちが早い段階でぶつからない限り、僕はイングランドとスペインの決勝になると思っている。彼らはピッチ中にすばらしい選手たちを擁している。僕はそのことを、スペインの代表仲間みんなに教えているよ。
ジェラードとルーニーは、メッシ、チャビ、カカ、ロナウド、そのほかのトッププレーヤーたちと同じレベルにあると僕は見ている。決勝でイングランドと対戦するのは、僕の夢が現実になるだろうね。イングランド対スペインの決勝は、世界のフットボールで最高の2カ国によるショーケースになるだろう。
(ラファについて)ラファについては尊敬以外の何物もないし、彼は僕にたくさんのことを教えてくれた。でもそのことは今は考えられない。誰がリバプールの次期監督になるかはわからないけど、今はスペイン代表に集中を保たなければならない。」
-----------------------------------------
とうれす(泣)。イングランド対スペインの決勝は私も夢ですが、アルゼンチン代表でのマスチェラーノを見て、決勝戦はチームを率いる両キャプテンがリバプールの選手だったら・・・という妄想も抱いてしまいました。マスチェラーノも気合が入って良かったですね~。アルゼンチン代表はまだまだこれからですが、大化けしそうなポテンシャルもビシビシ感じました。監督がああいう人なので、彼にプレスの話題が集まって選手たちは静かに過ごせるかもしれないし。
キャプテンのゴールには夜中に絶叫しました。ピッチに出て行く彼の表情が堅く見えて、大丈夫かと気をもんでいただけに、ゴール前での冷静さが嬉しくて飛び上がりました。キャラの言うとおり、気合の入ったタックルも何度もかましてましたね。「昨シーズンのこんな君を見たことないぞ・・・」という気持ちはなんとか押しとどめました(笑)。ジョンソンは良い時のジョンソンだったし、キャラはシーズン通りのキャラでした。ヘスキーのキャプテンへのアシストやシュートの外しっぷりを見て、ああ彼もいつも通りの彼だ、となつかしくなったり。試合は、エリクソンの時代からのキャプテン・ランパードコンビの問題は、カペッロも解決できていなかったんだなと改めて思いました。ルーニーを生かすためにも、キャプテンは左サイドで彼の近くに置くべきだと思います。バリーがいればそれは簡単なんですが、カペッロはキャリックに対する信頼を失っているんでしょうか。ミルナーの下げ方とか、どうもカペッロ監督のやり方は時々気に入らない・・・のは、もともと私はあまり彼が好きではないので偏見入っています。
今日はカイトとバベル、アッガーが登場します。そして我らが日本代表も!内容は今までのところどこも押しなべて慎重で、だんだん熱くなって行くのは2戦目からでしょうか。大会の中でそれぞれのチームがこれからどう成長して行くかが楽しみです。長丁場で選手たちはコンディショニングが大変でしょうが、見る方のコンディショニングもそのうちきつくなって行くことが予想されます。でも楽しい・・・。
PR
無題
マスチェラーノのキャプテンシーは、ジェラードのそれをも上まっているようで、相当なオーラを感じました。めちゃめちゃ格好良かったですね。
ただ、南アでイタリア語を勉強しているらしいです(T_T)
そんなぁ・・・って感じです。
Re:無題
こんにちは!
マスチェもかっこ良かったですね!だけどやっぱりインテルに行っちゃうんでしょうね;
「キャラがシーズン通りのキャラ」は笑ってしまいました。あっさり抜かれたところは恐ろしかったです(苦笑)
ミルナーは胃腸炎で体重が落ちたっていうのにいきなりスタメンでびっくりしました;ゲッソリしてて明らかにしんどそうでしたが。。
キャプテン&ルーニーの絶妙コンビはバリーがいないと見られないのかもしれませんね;
トーレスは代表に行ってもキャプテンが恋しくてたまらないようですね(笑)ほんとにトーレス大好きです(笑)決勝で会えるように、トーレスがキャプテンのために毎日祈ってくれてると思います(笑)
Re:こんにちは!
私の方が緊張していたのでそういう風に見えたのかも。板でペチペチ腿を叩いてモソモソ動いていたので、「おちつけっ!」と思っていた見ていたお前こそ落ち着けです。
キャラはねえ、テリーをカバーしたり彼らしいプレーをしていたんですが、あのぶっちぎられかたが目だってしまいました。でもキングはどうやら大会絶望みたいで、彼の出番ですね、これからチームを救う活躍をしてもらいたいです。
ミルナーは胃腸を壊していたんですか・・・知りませんでした。出してはみたものの限界で交代だったんでしょうか。カペッロきっついなあ、と思っていたんですが、それなら仕方のない交代ですね。
無題
とは言いつつ、リバプールの後任候補には密かに彼を推しますが(笑)
イングランドはキーパーとアンカーに不安があるのが分かってはいましたがどちらも露呈しちゃった試合でしたね。
Re:無題
そうそう、ラッシュさん気が合いますね!彼は好きじゃないですが、それでも来てくれたら強いチームを作ってくれそうで喜びます。
イングランドもこれからでしょう。グループリーグを終える頃にはあの曲者ボールに各国が慣れて来て、それからどんなパフォーマンスに変わるかが見物です。
無題
何かキングは駄目っぽいですね、キャラが見れるのが増えるのは嬉しいですがイングランドのセンターバックは非常事態になってきましたね。
ちなみにに入場ゲートでのマスチェが妙にスッキリした顔に見えるなぁと思ったら髭を綺麗に剃ってあったのね、マラドーナはネクタイしてるし、やっぱ南米はWCに対する思い入れが他の地域よりも強い気がします。
Re:無題
>ファールもらいの倒れ込みがありませんでした
そうですね!あれはすごく気になっていたんですが、全くそんな気配ありませんでしたね。精神的にも充実しているのかもしれないです。その調子で頑張ってもらいたい!グリーンのプレーは、私はユーロ予選の時のカーソンを思い出してしまいました。
マスチェラーノ、スッキリしてましたね~。ああいう風にしていると、色白と長いまつげのつぶらな瞳が目立って彼ではないみたいでした(笑)。でもプレーはいつもどおりの、変わらない彼でした。アルゼンチン代表はすごく面白いチームで、これからが楽しみです。韓国戦がすごく熱い試合になりそうですね。
無題
表情は僕もtoshiさんと同じで、武者震いを抑えようとしているような良い顔に見えました。
ランパードと並ぶとどっちも中途半端になっちゃいますよね。いくらバランス取ろうとしても守備は緩くなるし。バリーがダメなら僕はずっとパーカーが適任だと思ってたんですけどね。キャリックしか居ないんだから使えよ!もっとルーニーといちゃつかせてあげて欲しいです(笑) (トーレス我慢してね^^;)
キャラガーは怪我人達には申し訳ないですが、彼のためのストーリーが着々と進んでいるような気がします。キャプテンと二人で頑張って!
トーレスは大会中も「キャプテン残留キャンペーン」を続けてくれるんですね^^いいぞ!もっとやれ!(笑)
ここからレッズの選手達が続々と出てくるし楽しいですね~
Re:無題
そうなんですよ、このいちゃいちゃがないとイングランドは攻撃の核ができません。トーレスもビジャといちゃいちゃしてお返しすれば問題なし。でもスイス戦は微妙みたいですね。
ランパードとキャプテンが並ぶと、2人ともバランスを意識し過ぎでお互いを殺しているように見えます。いっそのこと気にしないで2人でガーっと前に出れば!ってわけには行かないんだろうなあ。でも、ミルナーよりSWPより本職でないキャプテンが左に入った方が機能するというのは、彼の才能のすごさだよなあと再認識です。
今日はシュクルテルが登場ですね!彼の怪我がたいしたことなく、本当に良かったです。