リバプールがニューカッスルとエンリケの獲得について合意し、今日メディカルチェックを行うと各紙が報じています。
エコー紙によると移籍金は£5.5m。ニューカッスルが2007年に彼をビジャレアルから獲得した時の£6.3mよりも安い価格です。おおー。
ようやっと懸案だった左サイドバック獲得が決まりそうですね。今度こそ、チームのこのポジションの不動の選手となってもらいたいところです。
エンリケ以外にもクリシーやベインズが獲得のうわさに上がっていたころ、現地ファンサイトが、プレミアの昨シーズンの左サイドバックの5人のデータを
比較・検証する記事を掲載していました。うわさの3人にPL屈指のLSBと言われるエブラとアシュリー・コールを加えて、誰が一番優れているか見てみようというわけです。エンリケがどんな選手が知るための良い手がかりになりそうなので、内容を紹介してみようと思います。
1.守備面
2010/11シーズンのディフェンス面でのデータは、下のようになっています。
ベインズの出場時間は、リーグ戦38試合を90分フルに出場した時間数です。他の選手たちも若干ばらつきがあるとは言え、ほぼフル出場に近い数字を残しています。全員頑丈さは文句なし!
ディフェンスの具体的な数字を見て行きます。グラウンダーでのフィフティのボールの競り合いと勝率、これも全員がほぼ互角です。違いが見えるのは空中戦での競り合いの数字で、これはクリシーが圧倒的に多く、次いでエブラとなっています。エンリケは数が少ない上に、競り合いの勝率も低い!彼はこの5人の中で一番背が高いので、これは非常に意外な数字でした。空中戦が苦手であまり積極的にヘッドで競りに行かず、競っても勝ていないのがわかります。ベインズは小柄なのに、数こそ少ないですが勝率はエブラに並んでトップ。
次はタックルです。これもクリシーが一番数が多く、なおかつ勝率も高いです。コールが勝率最下位なのはとても意外です。勝率トップはエンリケですが、そもそも仕掛ける数が少なく、クリシーのほぼ半分。狙い澄まして判断良くタックルを仕掛けているとも言えますね。時間にすると51.2分にタックル1つで、一試合に換算すると1~2本ということになります。
インターセプト数はクリシーが断トツで、1試合平均3.2本。コールの倍以上です!エンリケはここはまあ平均といったところで、コールがまたしても最下位なのは面白いですね。彼はドリブルで抜かれた数も38回と、寂しい数字です。特筆すべきはエンリケの抜かれた数がわずか9回で、ここに彼の持ち味が見えます。しかしボールロストの数は一番多い。ここでも、クリシーのロストの少なさが目を引きます。
この数字を見てわかるのは、
・空中戦弱い
・タックルをあまり仕掛けないが、仕掛けた時は強い
・ドリブルでめったに抜かれない
・結構ボールロストする
・ファウルが少ない
こんな感じでしょうか。空中戦が苦手というのは、状況によってはCBのカバーに入ってゴール前でボールを跳ね返さなければならないポジションとしては、若干不安を感じます。ドリブルには強いってところも合わせて、スペイン人ディフェンダーっぽいですね。この数字の結果では、守備の最強はクリシー、最弱はおそらくコールでしょう。どちらもちょっと意外です。
2.攻撃面
次に攻撃面を見てみます。数字は下の通りです。
正確なクロス、トータルのクロスの数を見ると、ベインズがまさに抜きん出ています!351本ということは、1試合平均9本以上のクロスを上げている計算になります。守備で良い数字だったクリシーがここで最下位なのはまあわかるとして、エブラが彼とそう変わらない数字を残しています。エンリケはベインズには遠く及ばないにしても、クロスではまずまずの数字を残しています。しかし、チャンスを作った数では下から2番目です。
エンリケはここでも、ドリブルに関して良い数字を出しています。成功したドリブルは65で、他の選手たちの3倍近い数です!やっぱりスペイン人ですね~。それから狙ったゴール数については、シュートを11本打ってオンターゲット4本、ゴールは0本。ここでもベインズのすごさが光っています。彼はなんと、放ったシュートの数は19本とそれほど抜きん出てはいいませんが、枠内6本でうち5本を決めています!打ったシュートの4本に1本は決めているということで、この数字はFWにも匹敵し、DFとしては異常です。
この数字でわかるのは、
・クロスの精度はまずまず
・しかし作った決定機は少なかった
・ドリブル得意
って感じでしょうか。前半戦はチームメートにキャロルがいたのに、アシスト0本というのは若干物足りない気もします。全体的に見て、エンリケは守備面よりも攻撃面の方が5人の中では勝っているようです。それにしてもベインズはすごいな・・・。
3、タッチ数
最後に、試合でのボールタッチ数です。エンリケはかなりボールに絡んでいることがこの数字がらわかります。1位はクリシー。
記事の筆者は、攻撃と守備の両面で優れていたLSBは残念ながらいないが、守備では驚くことにクリシーがエブラを抑えてベスト、そして攻撃では文句なくベインズと言っています。エンリケも傾向としては、ベインズに近い、守備より攻撃が光るサイドバックと言えるでしょう。課題は空中戦!さて、実際にピッチの上での彼を見たら、なるほどと思えるか、それとも数字は当てにならないなあと感じるか。赤いシャツを着てのこれからのプレーに大いに注目です。開幕戦出場はさすがに早いか?トッテナムの試合延期は決まりましたが、他の試合についても木曜中、日本時間では明日深夜ごろには開催するかどうか結論が出る見込みです。
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無題
課題だった左サイドバック、ようやく決まりそうですね!これで残るはCBか・・・。まあ、仮にCBが取れなくてもこの夏の補強は満点に近いのではないでしょうか。開幕がますます楽しみになってきました!
あとは放出の方ですが、果たして誰が出て行くのやら・・・。
このデータはとてもおもしろいですね。グラウンダーでのフィフティのボールの競り合いと勝率なんてどんな基準で出しているんだろ?
エンリケに関してはそれ程見ていないのですが、勝手に守備的な選手と思っていました。でもこのデータを見るとどうやらそうでもないようですね。コールに関しても意外でした・・・。
まあ、チームが変わればこういったデータも大きく変わってくるかもしれませんね。エンリケには怪我なく、一年を通して安定したパフォーマンスを望みたいところです。
ようこそアンフィールドへ!
(まだ決まってないか・・・。)
Re:無題
データは面白いですよね!コールも意外でしたがクリシーがびっくりでした。彼の場合はオフサイドラインに一人残ってたりという集中を欠いたようなミスが時々あるんですが、それは数字のどこに入るのかなあなんて考えながら眺めていました。
puripuriさんがご指摘の通り、チームが変われば数字も変わるでしょうね。特にアシスト、ここは期待大です!当然のようにスタメンに入るんじゃなく、アウレリオと大いに競い合ってもらいたいところです。インスーアはやっぱり出ていくんでしょうかね・・・。
無題
昨日はあまりにも楽しみで寝れず、いざ寝たら「実際の獲得は冬らしいよ」といった夢をみてへこんだりしてました。
でも笑顔でメディカルチェックしてる姿を見て安心です。
早く馴染むとよいですね。
頼むよレイナ!
Re:無題
私も移籍のニュースの夢は良く見るんですよ!私の場合は獲得が決まって「やっほーーー!」と喜ぶ夢がほとんどで、起きてニュースを確認して「あれ・・・夢だったんだ・・・」へこむことがすごく多いです(笑)。今年は現実のうれしいニュースが多くて幸せです。レイナも喜んでいるでしょうね!