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FIELDS OF ANFIELD ROAD

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BBCのサイトに、かつてのアーセナルの右サイドバック、リー・ディクソンがキーンの現状についてコラムを書いています。興味深い内容だったので訳してみました。
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●リー・ディクソン(BBC)

ロビー・キーンが夏にあれほどの巨額の移籍金でリバプールに加入し、私は彼のプレーを見ることに興味をそそられた。トッテナムで彼はチームにあれほど大きな影響力を与え、デミタール・ベルバトフとのパートナーシップを楽しんでいた。キーンは昨シーズン23ゴールを決め、そのうちの多くはベルバトフとの連携から生まれたものだった。

彼はフェルナンド・トーレスとも同じようなパートナーシップを築くことができるか?しかし、チームのラインナップでは、彼は5人の中盤の左ウィングに位置していた。
元サイドバックとして、もしも私がキーンと対戦し、彼が左のウィングで私と向き合っていたら、私は実に喜んでいただろう。彼はゴール正面のセンターフォワードの周囲にいた方が、はるかに危険な存在だ。だから誰でも、可能な限り彼をその場所から遠ざけたいと願う。キーンは左サイドでスタートしたが、明らかに中でプレーしたがっており、ボールを受けるとそこに切れ込む傾向にある。
しかしボールを離すと、彼はボールを欲しがるあまりにそれを求めてさまよう。彼のその生来の傾向は、彼をピッチの真ん中から右サイドへさえ動かしている。

もしも彼がホールの位置でプレーしているなら、それでも構わない。彼はどこも空けることはないからだ。しかしワイドな位置を任されているならば、それはリバプールの左サイドに大きな穴を開けることを意味する。

2度か3度、シャビ・アロンソがボールを左サイドに展開しようとし、そこに誰もいないという状況があった。キーンが真ん中に位置することで、ゴール前のエリアは非常に混雑していた。







6人のリバプールの選手が、お互いが非常に接近しているという状況になった。そこにいるヴィラの選手たちも同様で、非常に込み合っていて守るのは簡単だ。

皮肉にも、キーンが試合の中で影響力を発揮し始めたのは、トーレスが負傷退場した後だった。ダビド・エンゴグがトーレスの交代で入り、キーンは彼のいつものポジションであるホールの位置に移った。そこでの彼はマークするのが難しい。
それはキーンにセンターフォワードの周囲でプレーすることを許し、ほとんどその直後に彼はエンゴグにシュートチャンスを演出し、彼はシュートをバーに当てた。
左サイドに大きな穴を開けるよりもそこで攻めのオプションを作るために、ルーカスが左に移った。

後半には、キーンがアロンソのシュートのお膳立てをするという得点チャンスが再び見られた。キーンは中盤を走り抜けてプレーすることで、自らのシュートチャンスさえ作った。あれはすばらしいチャンスだったが、彼はただゴールだけを決められず、あれは彼が自信を失っていることの明確なしるしだった。
彼はシュートを打つ前に肩越しに2度視線を動かしたが、それはナイジェル・レオ=コーカーに戻って追いつく時間を与えた。

あのアイルランド人は、自分のフットボールに完全に満足しているようには見えないし、それは彼に勢いを与えるためのゴールの必要性を映し出している。

試合開始直後から、彼はあの場所にはいたくないように見えた。ホールの位置に入ってからの方がはるかに幸せそうだった。すばらしいプレーをしたとは言えないが、それでも彼は3回か4回、影響力のあるプレーをした。その一方で左サイドでは全くインパクトを与えられなかった。

彼らは夏の間中ヴィラのギャレス・バリーを追いかけていたが、彼は左サイドでプレーできるとは言え、現実的にはアロンソの場所を取って代わっていただろう。
エスパニョールのアルベルト・レイラを獲得したことが一つの答えだが、彼らはライアン・バベルとジャーメイン・ペナントをその場所で使おうとして来た。しかしいかなる理由であれ、彼らは機能しなかった。







リバプールは中盤の真ん中は強力だが、ワイドなポジションは問題を抱えたエリアであり、彼らは結局狭いプレーをしている。

スティーブン・ジェラードという推進力がなく、トーレスを怪我で失い、ラファ・ベニテスは相手に何も与えないためのチームを編成した。だからヴィラでの引き分けは全く災難ではなく、ベニテスはおそらく十分に満足だろう。
私は、彼はもうほんのちょっと冒険的であるべきだったと思う。
おそらくあれは一回限りのことであり、キーンはチームのために自分の仕事をした。私は得点を決められる非常に危険な選手に£20m以上を支払い、その選手を左サイドに置いておくその理由がわからない。

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個人的にはかなり納得できる内容の記事でした。4-2-3-1でキーンをトーレスの後ろのトップ下で起用し、キャプテン右サイドがいいんじゃないかとはプレシーズンからずっと思っていたんですが、キャプテンをサイドに移すときっと世論が黙っちゃいないですね(笑)。CMFが不在でそのフォーメーションは一度も組めていませんが、どこかで試して欲しいと思っています。
いずれにしろトーレスが負傷で離脱し、当面はキーンが真ん中で代役を務めることになるでしょう。その間に良いプレーをしてゴールを決めて自信をつけてくれれば、また彼のプレーも変わってくると思います。早くトーレスとの共存のバランスを見つけて、ベルバトフとに負けない「名コンビ」になって欲しい、いや、なってくれないと困ります。

BBCのサイトでは図がもうちょっとわかりやすく見られますので、興味のある方はリンクからたどってみて下さい。
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無題

キーンに対する考え方は三者三様ですね。失敗と言う人もいればもう少し待つべきと言う人も・・・個人的にはだんだん良くなってきてると思うのでここは粘り強く、と思ってます。レッズサポなら我慢が大事ですから(笑)

ただ、トーレスとキャプテンがいない今は、マンU戦のフォメがどうなるか気になりますね。もしやキーンとカイトの組み合わせ?一番はエース様とキャプテン様が驚異的回復力で復帰することですが◎リエラ期待してます。

Re:無題

>レッズサポなら我慢が大事
そうそう、その通りですね!クラウチが上手く行かない時もKOPは彼を支持し続け、そのことで彼は移籍した後も感謝の言葉を語っていました。
おっしゃるとおりキーンはだんだん良くなってきていると思います。あとは結果だけ。キャプテンは間に合いそうですし、彼との良いコンビネーションを見せて、ネガティブな意見を吹き飛ばして欲しいと思います。

無題

フニクラさん、こんばんは。ご無沙汰しております。
コレ、私も読みましたが、かなりアイタタ…な記事ですよね。
レオ・コーカにブチ破られたシーンはどうなるかと心配しました。
ドッセーナとアルベロアはまずまずプラン通りやってくれたようですね。

Re:無題

こんばんわ~、ブログいつも拝見してます!この人のチェルシーに関する記事もお読みになりましたか?あれも面白かったですね。デコが入って中盤で流動的なパス回しが出来ていることを称賛しながら、勝機は4-4-2で対抗してサイドで数的優位を作ることにあり!と言ってました。この人は元SBだけあってサイド攻撃重視なのかな、とも感じました。レッズはキーンじゃなくても、他のウィンガーでも中に中に入って来るのは実は同じなんですよね。むしろそれが良い方に機能すれば、と思うんですが無理でしょうか。
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