金曜日、クラブの
公式HPに、資金の借り換えと新スタジアムの構想が正式にアナウンスされました。
総額£350mのうち、クラブの負債になるのは£105m。これは、新スタジアム建設の費用、これからの選手の移籍費用、クラブの運営資金にあてられます。残りの£245mは持ち株会社の負債となり、これは昨年の買収時の£60mの負債と、株式の取得に伴う資金の借り換えです。
また、新スタジアムに関しては、HKSの新しいデザインが発表され、外見は以前のものとほとんど変わらないように見えますが、「コスト効率が良くサポーターに親しみやすい」ものだそうです。71,000席で、KOPスタンドは18,500席。2011年8月に完成予定です。
●ヒックス(公式HP)
「この新しい融資はクラブの財務の健全性についての強力な信任投票であり、スタンレー・パークに新たに建設する最先端技術を駆使したスタジアムに代表される、まれに見る機会の承認となります。この融資が完了したことは、最近の債務市場の状況を見れば特に重要なことです。借り換えのプロセスが終了したことで、クラブサポーターは新スタジアムの建設開始の時を楽しみにし、ピッチの上での活動に改めて集中することが出来ます。
(新スタジアムについて)HKSは、より効率的で、同時にオリジナルのデザインと全く同じくらい魅力的な設計をデザインしました。リバプールサポーターは未来への高い期待を抱くに違いありません。それはスタンレー・パークの新スタジアムでの最高のスポーツ体験、そしてクラブのこれから長年に渡る勝利です。
ラファと12月16日にミーティングを行い、そこで広く報道されていたコミュニケーションの問題が議論されて以来、ラファは、クラブの監督として継続的に熱烈なサポートを受けることを保証されています。
そのサポートを反映し、KOPホールディングス(持ち株会社)は彼の獲得要請に従って、マルティン・シュクルテルと£6.5 mでサインし、ラファとクラブ経営陣とともに、この夏の選手獲得に関して議論を進めています。
ラファは今シーズン後もあと2年の契約を残しています。私はラファを強固に支え、彼の指導の元にチームが競争力を増していくという前途に確信を持っています。」
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フーン。
これでとりあえず騒動は少し治まるかもしれません。それはチームにとって良いことでしょう。スタジアム建設資金が全額調達されたわけでもないですし、この借入の返済期限がいつなのかはわかりませんが、今のオーナーの下では財政不安は続くのではないかと思います。DIC買収のうわさもまた出てきそうです。オーナーはサポーターの不満を鎮めるために、今回調達した資金とシソコの移籍金で、マスチェラーノ完全移籍に一気に動くのではないかという報道もあります。
借り換えで資金ひと段落→夢のスタジアム構想→FAカップ大勝→マスチェラーノ完全移籍→サポーター満足しておとなしく・・・という流れをオーナーは期待しているんでしょうか。
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