いよいよ今日はGuangdong Sunray Caveとのプレシーズン初戦です。試合に先立ち、リバプールのとある、若手を中心に取り上げているファンブログが
「この若手3人に注目」という記事を掲載しています。その内容を訳してみました。
------------------------------------------
さて、中国戦。
リバプールFCは明日、このクラブとは何であるかを見せる使命を帯びている。あるいは、シーズンが開始した時に願わくはサンダーランドを叩きのめすべく、その準備としてマッチフィットを作るという使命を。どちらにせよ、フットボールが戻って来る。昨シーズンのハイライトを見てなんとかもたせて来た人間にとって、明日は待ちに待った日であり、同時に新しい選手たちがGuangdong Sunray Caveを相手にどう戦うか、それを見るチャンスだ。
どんなすばらしい名前がそこにあろうと、このブログでは我々は、若手選手に注目するという重要なテーマを持っている。
ある選手は、フィットネスを向上させて行くことより何より、自分に何ができるかを証明しなければならない。ある選手は自分のポジションを脅かされており、ある選手はキャリアの分岐点に立っている。
こういう選手たちが・・・
ジェイ・スピアリング別名「小さな列車」。非常に多くの疑問符、非常に多くの見限りを後にして、ジェイ・スピアリングは絶不調のリバプールの中に入って来た。そして少しずつ人々の信頼を勝ち取り、ベンチメンバーの位置を確保した。少なくとも・・・この夏ヘンダーソンとアダムが加入し、ユベントスでのローンを終えたアクイラーニが戻って来るまでは。
中盤は現在過密であり、右サイドでの功績の方が知られているヘンダーソンがその場所でプレーしようとそうでなかろうと、スピアリングのポジションは脅かされている。ということはつまり、彼はプレミアリーグでの調子をプレシーズンからやって行かなければならない。パフォーマンスに失敗すれば、彼は余剰人員と見なされるかもしれない・・・特に、コーディーが昇格して来ており、シェルベイはケニーのお気に入りだ。しかしそれでも、スピアリングが簡単にあきらめることは今まで決してなかった・・・そしてここの書き手たちの意見では、彼は世間が考えているよりも才能豊かな選手だ。
アンドレ・ウィズダムスピアリングとは違ってウィズダムにはまだたっぷりと時間があり、それ以外にも彼はあらゆるものを兼ね備えている。身体的にはパワフルで、速く、技術的に優れ、ディフェンダーとして精神的に成熟している。彼の昇格は予想通りのことで、唯一の懸念は怪我の多さだ。彼は昨シーズン、ファーストチームの試合で2度ベンチ入りしている・・・そしてジョーンズをマンチェスター・ユナイテッドに奪われたことにより、彼はファーストチームに入って自分の価値を証明するチャンスを得た。
しかしU-20ワールドカップが間近に迫っており、彼はこの試合で自分を証明するか、さもなければもう1シーズンをリザーブで過ごすことになるだろう。それで彼のリバプールでのキャリアが終わりを迎えるわけではないが、それでもなお、リバプールのゴリアテに対するダビデになろうと待ち構えている相手と、彼が戦う試合をスタッフが見る機会は減ってしまうだろう。しかし、今回の初戦が彼の少ないチャンスであることを除いても、ダルグリッシュ・リバプールチームでのウィズダムを見るのは、上手く行けば楽しいものになるだろう・・・最終ラインからの配球、激しいタックル、空中戦の能力、彼は全てを兼ね備えている・・・欠けているのは、トップレベルでのフルパフォーマンスだけだ。
ダニ・パチェコ私が思うには、大一番だ。スピアリングは彼が何をしようと、勝ち目のない戦いに挑むことになるかもしれない・・・そしてアンドレ・ウィズダムには時間がある。これまでの3年間余りリザーブのスターだったダニ・パチェコは、今回のツアーで印象付けなければならない、それは確かだ。彼は非常に才能豊かな選手だが、現在20歳、やがて21歳になる・・・彼の最近のローン先であるノリッチでのデビュー戦は、Paul Lamberts監督の言葉によれば彼が今までに見た中で最高のデビューだった。しかしその後のノリッチでの出場は散発的だった。リバプールのファーストチームでのデビューでは、ヨーロッパリーグのウニレア・ウルジチェニ戦で決勝点となるエンゴグのゴールをアシストした。しかしその他にも記憶に残るパフォーマンスがあったにも関わらず、彼はチームの中でレギュラーポジションを掴むことはできず、サブにも、ベンチからさえ外れた。見たところでは、何か正しくないことがあったか、あるいはあるようだ。このミステリアスな問題を正すのに十分な時間が、パチェコにはない・・・U-20ワールドカップが迫っており、アンドレ・ウィズダム同様に彼もこの大会に参加するために、プレシーズンの大部分を不在になるだろう。ウィズダムとは違ってパチェコには年齢の余裕がない。彼に必要なのは、その才能をコンスタントに発揮することだ・・・それができれば、リバプールでのすばらしいキャリアは彼のものだ。できなければ、高く予想されていた彼のリバプールキャリアは、始まる前に終わってしまうかもしれない。
さて、この3人の選手たちの運命は、このプレシーズンにかかっているかもしれない。90分間、1試合、そこに運命がかかる。若手選手にのしかかる重圧はどれほどだろうか?
------------------------------------------
新加入のアダムがどんなプレーを見せてくれるかも楽しみですが、若手にとっては気合が入る一戦になりそうですね。U-20に召集されているパチェコとウィズダム、ロビンソンにとっては、今日の試合とマレーシアでの試合の2戦が勝負です。もしU-20の大会で最後まで行くと、決勝が8月20日なのでシーズンインにかぶってしまい、若手にとっては絶好のアピールの場であるU-19チャンピオンズリーグ初戦、ホームのスポルティング・リスボン戦にも出られません。この大会はパチェコの年齢だと出場できませんが、ウィズダム、ロビンソン、フラナガン、コーディー、スソなどの選手たちにとっては、とても良い経験の場所になるでしょう。
今日の試合では「リバプールのゴリアテ」ウィズダムのプレーは見られるでしょうか。ケニーは帯同した全員にプレー時間を与えると明言していますので、2試合のうちのどこかではプレーチャンスがもらえますね。ものすごーーーく楽しみです。彼は35歳のようにも見えますが5月に18歳になったばかり、ディフェンダーとして伸びるのはまだまだこれからとは言え、フィル・ジョーンズとわずか1歳しか違わないんですよね。もしかしたら今シーズンにブレークはあるか!?
リザーブチームは一足早く、火曜にプレシーズンマッチを戦いました。スソやエクレストンと共に、チームの中にエル・ザールの名前が。彼はリザーブにいたんですね。試合は4-4の引き分けでエル・ザールもゴールを決めています。LFC.TVでも放映されなかったので試合は見られませんでしたが、リザーブの中では別格のプレーだったそうです。それでもローン先のPAOKではあまりプレーチャンスをもらえなかったようなので、リザーブとその上の力の差は大きいんだなと改めて感じました。
中国に到着したレッズ御一行様は、記者会見やイベントなどをこなしていくつかコメントが出ています。記者会見でのケニーとアダムのコメントと、メイレレスとキャロルのコメントをご紹介します。
---------------------------------------------
●ケニー
(公式HP)「スティーブンは現在負傷しており、そのために我々に帯同しなかった。昨シーズンの終わりごろに手術をしてから、彼は目覚しい回復を見せているよ。後はほんのちょっとした最後の心配を取り除けば良いだけで、シーズン開幕のサンダーランド戦には間に合うだろう。
ここに彼が帯同していないことに人々が落胆しているのは理解しているが、もしも彼が開幕戦にプレーできなければ、その落胆ははるかに大きなものになるだろう。彼が残ったのはそのためで、彼を休ませ、シーズン開幕にフィットしているために最善の道を取ったんだ。
ぺぺに関しても状況は同じだ・・・彼は6月に両側ヘルニアの手術を受けている。まだフィットしておらず、英国に残らなければならなかった。シーズン開幕戦には間に合うはずだ。
私たちはここにすばらしい選手たちを連れて来たよ。その全員が、メルウッドのトレーニングでは実にシャープな動きをしていた。彼らはフィットしており、飢えている様子だね。ここにやって来た全員が、プレー時間を与えられてチャンスを得られるだろう。
ここにいる全員が、それを勝ち取った選手たちだ。我々を落胆させるような人間は誰一人いない。コパ・アメリカや負傷で何人か選手を欠いているが、我々にとって最も重要な人間は、今ここにいる人間だ。もしもホームで試合をすることになっていたとしても、全く同じ選手のグループで挑んでいただろう。負傷はフットボールの一部で、そこにつきものだということを私たちは受け入れなければならない。
(移籍市場のプランについて聞かれて)ここまでのビジネスに私たちは満足しているよ。上手く行けば、市場が閉じる前にもう少し取引ができるだろうが、ここに座ってその名前を言うつもりはないよ。それは失礼なことだからね。
私たちはあと何人か選手を獲得したいと思っている。そうなれば、何人かは去ることになるかもしれない。それがフットボールだよ。しかしまだ時間はしばらくあるから、何ができるか見てみるつもりだ。」
●アダム
(公式HP)「やっとここにいられて、僕はうれしいよ。1月に下された決断は、もちろん辛いものだった。そのことに関しては僕はブラックプールを尊重し、今は僕はここに来られて、すばらしいクラブ、世界中に知れ渡った巨大なクラブに加わることが出来た。
僕をここに連れて来てくれた監督には、もちろん感謝の言葉を言いたい。僕が待ち望んでいたキャリアの一歩だ。僕は学びたい。このクラブには世界最高の選手たちが所属しているから、彼らから学ぶことが出来れば、僕は選手として成長できる。それが僕の目指すところだ。」
●メイレレス
(SKY SPORTS)「(今シーズンもリバプールにいるかと聞かれて)もちろん。足首にちょっと怪我を抱えているんだけど、今日(火曜)はトレーニングを始めたよ。軽い怪我だ。」
●キャロル(SKY SPORTS)
「加入してから怪我を引きずっていたのには落胆したよ。今は体調が戻って来ている。フィットして来て、シーズンスタートが待ちきれない気持ちだよ。成功のシーズンになるはずだ。」
---------------------------------------------
メイレレスは軽い怪我ですか・・・。イベントで「今シーズンもいますか?」と聞かれて「さあ・・・」とは答えられないですよね(苦笑)。「浦」の字は彼が書いたもので、上手ですがスピアリングが書いた「物」に比べると小さすぎ。画用紙にこういう風に書く子って、小学校の頃いましたねえ。
キャロルには、本物の彼を早くピッチの上で見せてもらいたいです。写真や動画の様子を見ると、彼は本当にチームの誰とでも仲良くやっている感じですね。きっと他人との距離感が近い、相手の懐にポンと入って行ける人なんでしょう。イベントの舞台に立つのにシャツのすそを中途半端に入れているところとかにも、人柄がうかがえます。
ツアーの選手たちの様子は公式でいろいろ動画が紹介されていますが、オフィシャルにないものを一つ。まるで酔っ払いオヤジたちのようにユルネバを歌う、キャラ、フラナガン、カイト、マキシです。音程が・・・。
ツアーに帯同していないコンチェスキーについて、レスターへの移籍が報じられています。
テレグラフ紙は「今夜(火曜)にメディカルチェックを受けるためにレスターの合宿地であるスウェーデンに飛び、移籍金は£1.5m」と報じています。BBCの記者の最新情報では、すでに飛び立ってレスターのチームに合流したと言っています。
それから、アジアツアーにシュクルテルの姿が見当たらないんですよね。髪を激しく伸ばしてわからないというわけではないでしょうから、彼も怪我で居残りなんでしょうか・・・?
PR
無題
さて、シュクルテルですが、以下のサイトによるとふくらはぎの怪我のようです。加えて、新しい家族についても語っていますね、なんと微笑ましい(笑)
http://www.martinskrtel.sk/index.php?page=news_detail&systemid=bfff1154e1d6e136d5bd&action=newsDetail&language=en
Re:無題
無題
個人的に上記の3人ではスピアリングがいい印象を与えたのではないでしょうか?前線に飛び込むタイミングやボールを散らしたり、守備にも一生懸命戻って走り回ってました。
ウィズダムはちょっと・・・って感じだったのですが慣れない右SBのプレーでしたからまあ仕方ないと思います。
パチェコは個人的に残念でした。味方がボール奪った時に空いたスペースへ向かわずポーっと歩いてたりするとこが多々見られました。U-20のために力温存してるのか?と思ってしまったくらいです。
コンチェスキー決まりましたね。阿部選手とともにプレミア目指して頑張ってほしいです。元シティのK.シュマイケルなども補強し十分狙える戦力ですし。
Re:無題
レスターにはシュマイケル息子も入ったんですか。コンチェスキーは、レッズ移籍を決断したことを彼が後悔することのないよう、またプレミアに戻って来てもらいたいですね・・・今後の活躍を祈ります。
無題
ダウニング合意したみたいですね!!
ちょっとお高い気もしますが…。
開幕に向けゆっくりですが着実に進んでますね〜。
あとはLBだけかなぁ。
Re:無題