誰にとってより必要なものか、それは意見の分かれるところだ。UEFAはチャンピオンズリーグからは遠く及ばない2番目の大会と見なされているこの大会を盛り上げる大看板を得、リバプールは正真正銘の優勝チャンスを持ってこの大会に入っていくだろう。彼らがうらやましいほどの歴史を持っている大会に。
リバプールはUEFAカップに3度優勝している。その記録に並ぶのは、インテルとユベントスの2つだけだ。そして、彼らの現在の選手団はほとんど1人残らず、その記録をさらに増やすことで彼らのチャンピオンズリーグの苦痛を吹き払うことを目指して、この大会に向かって行く。
「ヨーロッパリーグは僕たちにとってもう一つの大会で、そこで優勝したいと思っている。」ゴールキーパーのペペ・レイナは語った。「そこにも強力なチームがいくつもあるし、その中でプレーするのは楽しいだろう。目標はもうそっちにある。とてもたくさんの優秀なチームが加わっているから、タフな戦いになるだろう。しかし僕たちは前を向き、勝利を目指し続けなくてはならない。」
参加チームには、ベンフィカ、アヤックス、バレンシア、ローマ、ビジャレアルが含まれている。そこにさらにスパイスを加えるのはエバートンで、彼らはベスト32チームに入るチャンスを得ている。さらにアトレティコ・マドリーが加わり、チャンピオンズリーグから敗退すればバイエルン・ミュンヘンとマルセイユも加わるはずだ。従って、この大会に優勝することはそれ自体が一つの偉業である。リバプールがその中に入ることが決まる前からブックメーカーの有力な優勝候補であったとは言え、彼らの調子がこれだけお粗末な今、そのパフォーマンスが劇的に上昇しなくては、優勝のチャンスはないだろう。
彼らはまた、ヨーロッパのフットボールの見劣りがする場所に「転落した」という心理面も乗り越えなくてはならないだろう。ハビエル・マスチェラーノが問題ないだろうと主張しながらも、このアルゼンチンミッドフィールダーは彼らの直面する状況が慣れないものであることは認めている。マスチェラーノはこう語った。
「クラブの全員にとって、奇妙な感覚だよ。僕たち全員がものすごく落胆している。チャンピオンズリーグは僕たちにとって特別な大会だけど、それは終わって、僕たちは前進するのみだ。
今は違う大会の中に入り、そこで優勝できるように全力を尽くすつもりだ。モチベーションに関しては問題はないだろう。リバプールのためにプレーするということ、それが単純にモチベーションなんだ。
僕たちはトップチームを代表し、僕たち全員がリバプールのために良い仕事をしたいと思っている。自分たちが優れた選手であること、それを証明する必要があるんだ。モチベーションには何の関係もない。毎年、僕たちはチャンピオンズリーグの出場権を得るために全力を尽くす。今は僕たちはグループステージで敗退したけど、そういうこともあるんだ。リバプールはもっとやれるはずだし、だからこそヨーロッパリーグを獲得するために全力を尽くす。」
リバプールが前回チャンピオンズリーグから敗退したのは2002-03シーズンで、そのダメージを数週間引きずり、彼らは敗退に続くプレミアリーグの10試合で勝利できなかった。
全ての大会を通してこの11試合で2勝しかできていない現状では、彼らにはその過去を繰り返す余裕はない。それは彼らのトップ4でのフィニッシュという望み、来季のチャンピオンズリーグの出場権を終わりにするだろう。
マスチェラーノは語った。「リーグで再び勝利を開始しなくてはならないことを、僕たちは認識している。今はトップ4圏内にいないからね。それはクラブの全員とファン皆にとって奇妙なことなんだ。過去4年間、僕たちはいつもトップ4の中にいて、時にはタイトル争いを繰り広げるだけでなく、いつもチャンピオンズリーグの中で戦っていた。」
過去のヨーロッパでの栄光を繰り返したいという彼らの気持ちがどれほど強かろうと、そしてUEFAの大会から脱落したことでの痛みがどれほど大きくても、リバプールの財政状況はプレミアリーグが最優先であることを要求している。
チャンピオンズリーグのノックアウトステージ進出失敗は、財政的な損害というよりも金脈を掘り当てるチャンスを逃したと表現した方がふさわしいかもしれない一方で、来年の大会の出場権を逃すことは、確実にアンフィールドに警報を鳴らすだろう。
ラファエル・ベニテスの任務は、監督とクラブの上層部と同じように、この優先度について彼の選手たちにしっかりと浸透させることだ。それが既に理解されている証拠に、左サイドバックのファビオ・アウレリオは、ヨーロッパリーグの優勝が目標ではあるが、最も重要な任務はリーグの状態を立て直すことだと語る。
「チャンピオンズリーグから脱落したことはわかっているけど、僕たちにとって新しい大会でのチャンスはある。それはトロフィーを獲得するチャンスだし、僕たちはそれを考えてこの大会に挑むつもりだ。でもまずはプレミアリーグで調子を上げないと・・・僕たちは、そこでもっと上手くやらなくてはならないことを理解しているよ。」
失われた資金☆リバプールが毎シーズン設定している伝統的な財政計画に基づくと、チャンピオンズリーグ敗退によって生じる予算不足は、ヨーロピアンリーグで勝ち上がることによって相殺されるもの以上になるだろう。リバプールはチャンピオンズリーグのベスト16に勝ち上がるまでを予算計上しており、それより1段階早く敗退したことでおよそ£2.4mの不足となる。
☆昨シーズン、ウェルダー・ブレーメンはチャンピオンズリーグのグループステージで敗退し、そこからUEFAカップ決勝まで進出し、一連の勝利で£6.1mを獲得した。今シーズンのこの大会はもっと金額が上がり、優勝チームは合計およそ£8.5mの獲得が見込まれる。
☆リバプールは昨シーズンの準々決勝でチェルシーとの対戦に敗退し、UEFAから£23.2mを獲得した。その中には、ノックアウトステージに進出したことでの約£8mが含まれる。今回は、彼らはグループステージ参加の£6.4m、及び勝利と引き分けのボーナスが最大£2.5mのみである。
2009-10のチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグの賞金チャンピオンズリーグ優勝:£8m ヨーロピアンリーグ優勝:£2.65m
準優勝 £4.6m/ £1.77m
準決勝 £3.6m/ £0.558m
準々決勝 £2.9m/ £0.319m
ベスト16 £2.7m/ £0.27m
敗退の責任はどこに?(タイムズ紙)「監督にあり」Tony Cascarino2、3週間前までは、私はラファエル・ベニテスはリバプールの流れを変えるチャンスを得るに値すると感じていた。今はそれに確信が持てない・・・私は彼にそれができるかに疑問を感じ始めているからだ。彼が犯したミスは、リバプールが今シーズンの混乱の中にいる大きな原因となっており、私は彼がこの状況を打破する危機管理能力があるのか確信が持てない。
ベニテスは、チャレンジをするのに十分な力のない戦力、制限はあってもそれ以上の成果を達成するのに十分な強い意志のない戦力を構築した。
そこには十分に強い精神力が見当たらない。簡単に折れてしまうチームのように見える。動揺したアンフィールドから聞こえてくる穏やかな雑音は、チェルシーが昨シーズンぐらついていた時の彼らの苛立ちとは対照的だ。リバプールはおとなしい・・・そして、それがベニテスの好みなんだと私は思う。
彼はクラブを堅く掌握し、支配的な人物となっている。このスペイン人の影響力、ベニテスへの忠誠はアカデミーから上で根強い。彼は易々と仕事ができる。彼とファンたちがオーナーの資金提供不足を非難できるようになって特にだ。しかし、その心強い従順さが今は問題となっている。彼には闘争心と怒りを見せられる選手が必要だが、単純にそういう選手がいないからだ。
資金不足は弱い弁解だ。ベニテスはジェラール・ウリエから非常に優れたチームを引き継ぎ、そこに根本的な変更は必要なかった。資金不足は想定内にも関わらず、彼はフェルナンド・トーレスのようなワールドクラスの選手を獲得することができた。
問題は資金不足ではなく、ベニテスの売買が下手だったからだ。アンドリー・ボロニン、ダビド・エンゴグ、ルーカス・レイバ、エミリアーノ・インスーア、全員がプレミアリーグの標準レベルで、リバプールのレベルではない。そして今は、ベニテスはその彼らに頼っている。
戦術的には、リバプールはセットプレーからあまりに多くの失点を許し、あまりにもディフェンシブだ。ベニテスはもっと攻撃性を求め、グレン・ジョンソンを獲得してサイドバックに前に出る攻撃性を加えた・・・しかし現在、ディフェンスは揺らいでいる。
彼は、スティーブン・ジェラードをトーレスの後ろでプレーさせるというアイディアを非常に好むようになり、このスペイン人フォワードのバックアップとして適当なストライカーを獲得することを軽視した。しかしそれでも、彼にはピーター・クラウチとロビー・キーンという2人がいた・・・そしてその2人とも、十分な理由なく売却された。
ひと夏で、リバプールは傑出からお粗末へ、タイトル候補から順位表の真ん中の無価値な存在へと変わった。私は、ベニテスがそれについて何かできるのかということに懐疑的である。
「オーナーにあり」Patrick Barclayリバプールの問題を見極めるためには、彼らの競争相手に目を向けなくてはならない。そして留意すべきは、リバプールが中に入ろうと努力している3つのクラブ・・・彼らは依然としてチャンピオンズリーグの中にいる・・・彼らはビションの力を借りている。
1986年に敬称のないアレックス・ファーガソンがマンチェスター・ユナイテッドにやって来た時には、サー・マット・バスビーのクラブを再構築するという決意があった。ユースを発展させ、最もエキサイティングな選手たちで予算を引き伸ばす。一時はバスビー・ベイブスであったサー・ボビー・チャールトンはこれを賞賛し、その達成を認めた。ユナイテッドは現在は30,000シートを増やし、そこはほとんど常に満席である。
1996年にアーセン・ベンゲルがアーセナルにやってきた時は、副会長のデヴィッド・デインの招聘だった。彼はベンゲルのことを知っており、彼の新バルセロナというビジョンに魅了されていた。さらに、ユースの発展に深く関わった。忍耐がフットボールの哲学と合致した。アーセナルは現在23,000シートを増やし、そこはほとんど常に満席である。
チェルシーの場合は違っている。彼らには、ロマン・アブラモビッチの富と、それに伴う哲学という支えがある。もし剣が使えなかったら、彼らはこん棒に手を伸ばす。彼らは気が短いが、そうできるだけの余裕がある。彼らは監督を誰かが上手く行くまで変え続ける。もし誰かがジョン・テリーを買おうとしても、彼は留まる。
彼らはスタジアム建設に悩まされることがない。それは物事を複雑にするだけだ。パイプラインから収入が流れ込んでくるのに、誰が小川の流れを必要とするだろうか?チェルシーはもはや破壊者とさえ言われない。シャイフ・マンスールのマンチェスター・シティへの登場がその声を消し去った。しかしそのビジョンは依然として続いている。
ではリバプールは?彼らのビジョンは何から成っているのか?次の借り換えか?
ジョージ・ジレット・ジュニアとトム・ヒックスという共同オーナーの元で、リバプールはまさにデビッド・ムーア時代の停滞期の中にいる。狭苦しいスタジアム(壮麗な雰囲気であるとしても)、ユースの方針はあまりに頻発する哲学の衝突によって痛めつけられ、監督はその中でシャンクリーの精神にのっとってベストを尽くし、できる限りの結果をひねり出している。
ジェラール・ウリエは1シーズンに3つのカップを獲得した。ラファエル・ベニテスは大方の言うとおりそれよりさらに良い、2005年のチャンピオンズリーグ優勝を果たし、ユナイテッドを上回るヨーロッパでのリバプールの名誉を保った。国内では、ファーガソンのチームが19回のリーグタイトルという記録を脅かしてはいてもである。しかし、来シーズンにはリバプールはヨーロッパリーグにいるかもしれない。
日曜にエバートンを破ることで、彼らは先月ユナイテッドを倒した時のように自らを励ますことができるかもしれない。しかし思い出して欲しいのは、ベニテスは以前に、エバートンのことを不器用にこう表現したことである。彼は彼らを「小さなクラブ」と言った。
リバプールの町を訪れた人間が気づくのは、そこが「小さな」場所であるということだ。なるほど、我々が思い出すことのできる限り、フットボールはそれを大きく見せて来た。しかし危険なのは、ビジョンを失い、それがリバプールの重みに打撃を与え、2つのビッグクラブを擁するミラノではなく、2つの「小さな」クラブを擁するシェフィールドのような町になることだ。
全く異なるオーナーシップ、片や本物のブルーズのビル・ケンライト、片やアメリカ人たちである。彼らが共有スタジアムや、ミュージアムやアカデミーなどのフットボール界がうらやむような施設を持つという将来は見えない。その代わりに、彼らは新しいホームスタジアム、建てるべきではないか、あるいは建つことのないスタジアムの模型を見せびらかしている。
彼らはファンの希望を反映すると主張する。そうならば、ファンは彼らに値する未来を受け取るだろう。
「負傷者にあり」Tony Barrett「ヒーローたち」それはチャンピオンズリーグから脱落した選手たちを称するのに最も明快な言葉とは言えないが、リバプールのマネージング・ディレクター、クリスティアン・パースローは彼らの敗退の直後にこう表現した。
パースローはこう語った。「我々は、負傷から戻ってきたばかりの、まだ完全にフィットしていない選手たちで戦いました。我々のファンがそのことを理解するのは、本当に重要なことです。ここ数試合では、ピッチの上にはヒーローたちがいました。彼らは半分しかフィットしていない状態や、痛み止めを打った状態で我々のクラブのために仕事をしていたんです。」
火曜の夜には、ベニテスはまたしても応急処置のチームをピッチに送り出した。ハンガリーに遠征した18名の選手は、不人気のアンドリー・ボロニンを1人除いて、ほとんど起用可能な選手の寄せ集めだった。
デブレツェニ戦での欠場選手のリストは、それほど処置なしには見えない。フェルナンド・トーレス、アルベルト・リエラ、ライアン・バベル、マーティン・ケリーは負傷欠場、それだけならば何とか対応できる状況で、それほど大きな問題ではないはずだ。
一番の懸念は、戦闘中の負傷者たちである。シーズン開始以来、リバプールは次々と起こる負傷クライシスに対処を続けている。ベニテスはほとんど4ヶ月間、まだ彼の最強チームをピッチに送り出すことができていない、それが何より現状を物語っている。
デブレツェニ戦での彼のスターティングラインナップには、100%の状態ではない選手が4名含まれていた。スティーブン・ジェラード、ファビオ・アウレリオ、ダニエル・アッガー、グレン・ジョンソン、彼ら全員がフルフィットネスへの復帰を目指して努力している最中である。ベンチにいるサブの中からは、ヨッシ・ベナユン、アンドレア・ドッセーナ、アルベルト・アクイラーニがフィジカルの状態に懸念があるにも関わらず出場した。
ベニテスは彼の戦力がこのところの状態よりも良くなっていると主張を続け、これまで彼が経験したことのないほどの負傷者状況が、彼らの不安定なシーズンの最大の原因であると示唆し、強調している。
問題は、ヨーロッパフットボールのエリート集団の容赦ない世界では、同情はされないということだ。ベニテスは批判を受けている・・・ある部分は正当で、ある部分は正当ではない・・・1番に言われているのは、最高レベルのクラブでレギュラーを取れるだけの強さがない選手をあまりにも大勢獲得したこと、2番目には、能力のあるシニアの選手たちを起用できない時に、代わりに入れるだけの能力を欠いたサブの戦力を集めたということである。
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ベスト16の賞金はELはCLの10分の1なんですね。しかし勝ち上がるに連れてその差は減っていくようです。この他に放映権料や入場料収入も加わるので一概に賞金だけで比較はできません(※追記 放映権料はUEFAが一括管理しているので、この中に含まれるようです。)が、セカンドベストの大会という感覚は否定できません。
公式HPのアンケートでは、ファンはELよりもFAカップを獲って欲しいそうです。どちらも頑張ってもらいたいですが、もしも今のような負傷者の状況が長引くとしたら、何よりプレミアを優先せざるを得ないでしょう。
「敗退の責任はどこ?」という記事はそれぞれ三者三様で面白かったです。面白がってちゃいけないのか。どれか一つというわけではなく、結果が出ないんですから監督が批判されるのは当たり前だし、オーナーと負傷者については言わずもがな、原因は3つどれも、ということになるんでしょう。
一番目の違うトニーさんの「ラファは言うことを聞く優等生ばかり集めたから、それでいざって時にファイトできる奴がいないんじゃないの?」というところは、それはあるかもねと感じました。ピッチの上でどつき合いを始める番長はいるんですけどね(笑)。彼自身が不調で、なかなかチームを引っ張って行けないというのも苦しいところかもしれません。しかしユナイテッド戦以来、彼は復調を見せていると思います。
2番目の記者の「ビジョンなきクラブ」というのが、正直一番こたえました。現場とボードが一体になって一つの方向へ両輪が上手く回っているか、でなければそんなこと関係ねーよってくらい潤沢な資金がなければ、上位をキープするのは無理なんでしょうか?しかし昨シーズンまでの5年間は、いろいろと足かせがありつつもクラブは確実にステップアップを続けていたと思うんですけどね・・・。調子が悪けりゃ粗探しをされるのは仕方のないところです。要は勝てば、そういう意見を黙らせることができるわけですからね!
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無題
いわゆるビッグクラブらしくは無いなあと、ファンになった時思いましたよ。見てて。ファンタジスタっぽいの(いわゆる日本人の好きそうな選手)がいないからだとも思うのですが、
それは間違いなく自国のリーグでタイトルが無いからですよね。だから好きなんですが。(又、言ってしまいました)
ラファは単なるビッグクラブのコーチではなく、
大きなハンディキャップを背負ったビッグクラブのコーチなんだと思います。どのチームでも沈む時期はあるのにレッズの場合はリーグタイトルという貯金が20年ないんですよ。借金みたいに。そりゃあハンディでしょ。
ただ<簡単に折れてしまうチームに見える>というのは笑えます。1シーズン変わっただけで、そこまで人間変わりませんよ(笑)まあ、いつだって結果如何で好き勝手に言う人はいますね。少なくとも僕にはそうは見えません。
YNWA
Re:無題
はい、最強の頃なんか全く知らない私もそう感じます。やっとTVでほとんど放送してもらえるようになって、CLで強豪と言われるようになって、キャプテンの認知度が上がって・・・CL敗退で批判されるのも、それだけ大きくなった証拠でしょうか。2005年に日本に来た時は、日テレに一番取り上げられていたのはシセの髪型でした(泣)。でもそれが今だったら「トーレス、トーレス、キャー」と煽られていたかも知れないわけで、それよりはるかにましですね。
ラファはそんなクラブを引き継いで本当に良くやってくれていると私は思っています。大きなハンディキャップを背負っている、なるほどです。古巣のマドリーのオファーを蹴り続けている理由は、ひょっとしたらそういうハンデが好きなのかな(笑)。
「簡単に折れてしまうチーム」というのは原文は「soft touch」で、カモとかお人よしとか、一番ふさわしい表現は「へなちょこチーム」なんでしょう。でもおっしゃるとおり、レッズはそんなやわじゃないですよね!
無題
確かなのは、運も含め、それら批判、指摘されている今のスタッフ、選手、監督、オーナーで残りのシーズンを闘っていくことです。
ユナイテッド戦に引き続き、ライバル相手の強さを発揮して、勝利を積み重ねてほしいです。
シーズンが終わったとき、それらの声が末梢されているような結果を出してほしいです。
Re:無題
無題
Re:無題
無題
それでも、責任といえば(罪状ではなく)、現状を打開する責任を負っている人物は、クラブで最も実権を握っているマネージャーしかありえないでしょう。
スペイン勢力(The Spanish influence)をアカデミーからリザーブ、トップのスタッフ・選手にいたるまで拡大したわけですから、ラファ以外には難しい仕事です。
あと、細かいところですが、マンUのビジョン、「サー・マット・バズビーのクラブ」は、ユースの育成と予算の範囲で最高の選手を基にしたクラブです。アーセナルもそうですが、まず哲学やユース育成ありきで、富はあとから付いてくるんですね。
ところで、負傷回復状況が意外によくないのに驚きましたが、それでも出番のないアクィラーニは、いったい??? 身体的にはOKで試合勘が足りないだけと思っていました。。。
Re:無題
バスビーの頃はリアルタイムにはもちろん知りませんが、彼らの頃とは環境が全く違いますからね・・・アーセナルはきっちりと方針を定めて上手くやっていますね。リーグタイトルに関しては、彼らは相当長い視野で取り組んでいると思います。そして彼らにはそれが許される実績がある、それはうらやましいところです。
無題
ただ「リバプールはおとなしい」って所は同意する所がありますね、シティ戦の時書きましたがアンフィールドの試合でも消極的で以前に比べて当り障りなく終わってしまう試合が増えた気がします。
国内リーグの覇権を20年取っていないREDSはウリエの頃もラファになってからも、ずーっと挑戦者です、挑戦する側が消極的じゃ勝ち星は増えませんわな。
Re:無題
無題
Re:無題
無題
『オレンジ』で、2度コメントさせて頂きましたが、似ている方がいらっしゃいますので『orange』に変更させて頂きます。
Tony Cascarinoさんの「ベニテスはジェラール・ウリエから非常に優れたチームを引き継ぎ、そこに根本的な変更は必要なかった。」と言うのは、それは違うのではないかと感じました。もしそうなら、オーウェンだってリヴァプールを見限ったりしなかったはずと私は思います。
なかなか第一希望の選手を獲ってもれえず、オーナーにもパリーにも足を引っ張られ、放出することで資金を作り、お買い得な選手を何人も獲得せざるを得ない状況の中で、ラファは本当に良くやってきてくれたと思います。
出場機会を求めて自ら移籍を希望した選手までも「十分な理由なく売却された。」と言うのは理不尽です。
ラファは失敗もしたし、責任もあるし、批判されるのは十分理解できます。
でも、リヴァプールの名を再び轟かせたのは、ラファの手腕によるものが非常に大きいと思います。
過度なストレスもあると思いますが、頑張ってほしいです。
そして、ラファの希望に添った補強ができるよう、良識の範囲内でいいので、補強資金が出せるオーナーに早く変わってほしいです。
リヴァプールを思い、落ち込む事が多々ありますが、こちらに伺うと回復します。
いつもありがとうございます。
Re:無題
CLの敗退は非常に残念ですが、「リバプールが消えたのは残念」とこれだけ言われると、それだけ出世したんだねと感じられる余裕がようやく出来ました(笑)。それもこれも、皆さんがこうやってチームへの愛がつまったコメントをしてくださるおかげです。こちらこそありがとうございます。きっついシーズンではありますが、レッズファンのすごさを改めて感じされてくれるシーズンでもあり、それは私にとって本当に貴重なものになっています。