公式HPより、ミドルズブラ戦前日のプレスカンファレンスでの、ラファの記者との応答です。
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記者:ダニエル・アッガーの回復具合はどうですか?
ラファ:ボロニンは回復間近で、おそらくあと2週間だと思います。シュクルテルは回復して出場可能で、アッガーは復帰間近です。ドクターは彼は90分間でなく徐々にプレー可能だと言っていますので、私たちは彼を使い始めるつもりです。
記者:彼はミドルズブラ戦でプレーするでしょうか?
ラファ:今週末は彼にとって早すぎますね。おそらく火曜のリザーブ戦でプレー可能でしょう。
記者:怪我からの復帰にこれだけ長くかかって、心配しましたか?
ラファ:彼は能力のある選手ですから、私たちは本当に心配していました。特にホームで試合する時はディフェンダーが前に出て行けますから、彼の存在は非常に重要です。彼はあらゆることを試み、メディカルスタッフもあらゆることを試みました。奇妙な状況でしたね。
記者:なぜこんなに長くかかったんでしょうか?
ラファ:彼はトレーニングに復帰しており何も問題はなかったんですが、それからタックルの際に違和感を感じました。私たちには、シャビ・アロンソがアーセナル戦で違和感を感じて治療に戻らなくてはならなかった経験がありましたので、注意深くやることが必要でした。
記者:スティーブン・ジェラードとフェルナンド・トーレスがリバプールにもたらしている違いを誰もが語っています。ダニエル・アッガーもチームに大きな違いをもたらす、そのカテゴリーの中に入る選手でしょうか?
ラファ:ええ、二つの理由からそうですね。一つは、彼は能力を持っています。彼はボールを扱えるディフェンダーです。二つ目は、私たちはディフェンダーを休ませなくてはならないからです。サミは34歳で、昨シーズンよりもさらに多い数の試合でプレーしています。
記者:そして、ダニエルがいないとプレースタイルにも影響しますか?
ラファ:先ほど言ったように、ホームでは彼は私たちにとって非常に重要な存在です。他のチームが深くコンパクトに守って来る際に、彼はボールを持ってミッドフィールダーの間に走り込み、パスを出せますし、時には得点もできます。
記者:サミについてお伺いします。彼が夏にフルハムに移籍するかもしれないという報道がありました。それについて何かコメントは?
ラファ:いいえ、私は彼に本当に満足しています。
記者:それでは、彼はさしあたってはどこにも行かない?
ラファ:はい。
記者:シャビ・アロンソについてですが、今の時点で彼はチームの中であまりプレーの機会を得ていませんから、彼を満足させておくのに問題があるのでは?
ラファ:優秀な選手たちを抱える重要なチームでは、彼ら全員をプレーさせるのは不可能だと思いますよ。チームが良いプレーをしているのなら、良い仕事をしている選手たちはそのままプレーさせておこうとします。私はシャビに本当に満足しています。彼は能力を持つ、私たちにとってキープレーヤーです。そして彼はポジションを争わなくてはなりません。
記者:それでは、彼を移籍させたくないということでしょうか?
ラファ:昨日、私はうわさを耳にしましたので、彼の将来について彼の代理人と話し合いました。私は、彼は私たちの将来にとって必要な選手であり、ポジションを競い合わなくてはならないと話しましたよ。私たちには異なる能力を持つ4人のミッドフィールダーがおり、私はそういう状況を好ましく思っています。彼は今年契約を更新しており、長い、良い契約を結んでいます。私は、彼を今もこれからも私たちのキープレーヤーだと思っています。
記者:バーンズリー戦に敗れたチームが、どうやってチャンピオンズリーグの優勝候補の一つを破ることが出来たんでしょうか?
ラファ:それがフットボールですよ、ご存知の通りね。それがカップ戦です。人はバーンズリー戦の結果も、試合も見ています。あの試合では私たちは多くのチャンスがあり、違う結果を出せたはずでした。インテル戦では、私たちはほとんどチャンスがなかったにもかかわらず2ゴールを決めました。それがフットボールです。
記者:それでは、インテル戦では、バーンズリー戦やプレミアリーグの一定の試合にはなかった運があったということでしょうか?
ラファ:ええ、それが違いですよ。そして、先日のスタジアムの雰囲気も驚くべきものでした。サポーターは試合開始からチームを支えてくれましたし、それがカップ戦ならではの違いです・・・どんなことでも起こり得るんです。
記者:オーナーからは大きな祝辞を受け取りましたか?
ラファ:ええ、ヒックス氏がメールで、私と選手たちと全員に対して良くやったとメールを送ってくれましたよ。彼はここ数ヶ月、非常に支援してくれています。
記者:しかし、まだあくまでも対戦のハーフタイムだと認識していることが重要ですね?
ラファ:ええ、それはわかっています。誰もが良い試合と結果について語っていますが、まだ1試合が残っており、私たちはサンシーロに赴かなくてはなりません。本当に、本当に注意が必要です。
記者:あのゴールは、ディルク・カイトにとってどれほど大きな力になったでしょうか?
ラファ:彼にとって重要なゴールでしたね。彼は非常に懸命な努力を続けていましたが、ゴールを必要としていました。彼はここ2試合で2得点しており、それは彼にとって大きな後押しになります。上手く行けば、私たちはこれから数試合でさらにゴールを見られるでしょう。
記者:彼にとって困難な時期でしたか?
ラファ:ええ、ストライカーは常にゴールを必要としていますが、彼の献身ぶりは毎試合、毎トレーニングセッションでいつも100%です。私は先日の試合で、彼がボールを失った後に20メートル猛ダッシュして戻り、ボールを奪い返したのを見ました・・・これは試合のちょうど終了間際のことでした。驚くべきプレーですよ。
記者:彼の父親が逝去したことは、今シーズンに大きな衝撃を与えたんでしょうか?
ラファ:ええ、しかし彼のメンタリティは非常に前向きです。それよりも、得点できないことで自信を失っていたことの方が大きかったですね。
記者:ミドルズブラ戦に話を移しましょう。彼らはトップチーム相手に結果を出すコツを会得しているようですが?
ラファ:プレミアリーグでは常にそうであるように、タフな試合になるでしょう。サウスゲートは豊富な経験を持っていないにもかかわらず、良い仕事をしています。彼は賢く、チームは良く組織されています。彼らはフットボールをやろうとしてくるでしょうし、うまいカウンターアタックを狙って来るでしょう。彼は何をしなくてはならないかわかっていますし、選手たちも同様です。
記者:ミドルズブラのようなチームがトップチームを相手に結果をもぎ取り、なおかつ悪戦苦闘しているというのは、どういうことでしょうか?
ラファ:選手たちのメンタリティというのは、時に重要なチームとプレーする時に変わりますからね。献身ぶりを発揮するんです。
記者:これからシーズンの終わりまでの、あなた自身についてはどうでしょうか?今はチャンピオンズリーグが焦点ですか?
ラファ:私たちには二つのはっきりとした目標があります。一つはチャンピオンズリーグ、そしてもう一つはトップ4でフィニッシュすることです。インテル戦の前に4試合があり、私たちはその試合に勝ちに行かなくてはなりません。
記者:しかし、チャンピオンズリーグで優勝できれば、トップ4を逃してフィニッシュしても良しとするんじゃないですか?
ラファ:私たちの意図は、この4試合についてまずは考え、それからが非常にタフな試合になるであろうインテル戦です。肝心なのは、確実にトップ4に入ることですよ。
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