ヒックスが今日SKY Sports Newsのインタビューに答えた内容が、Liverpool Daily Postに紹介されています。
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●ヒックス
(Liverpool Daily Post)「リック(パリー)の元で起こったことを見て欲しい。それは災害(Disaster)だよ。私たちは他のトップクラブからこれまでのところ遅れを取っている。
我々はもう今頃はスタジアムを建設しているべきだった。15のメジャーなスポンサーがついているべき時に、2、3しかない。私たちはフットボールの世界のトップブランドをまだ維持しているが、それを商業化するやり方を知らないのは良いことではない。
リックはリバプールFCを辞職する必要がある。彼は精魂を傾けてきたが、今は変化の時だ。
監督とともに仕事ができなくてはならないのだが、リックは彼にはそれができないことを証明している。
(ニューヨークでのクリンスマンとの会合について)ジョージは、1年前からクリンスマンとは良い友人だった。私はジョージから出し抜けに連絡を受け、彼は『君たちの側の人間でクリンスマンをリサーチしてくれ』と言った。リックと彼がニューヨークでの会合をセッティングした。私は息子のトムを伴ってその会合に行ったよ。
我々が到着した時、リック・パリーはすでにヨルゲンと単独で2時間ほど会っていた。我々全員で、それから4時間彼と話をした。
その後、私は質問をして来た記者に真実を話し、突然『トム・ヒックスはヨルゲン・クリンスマンを雇おうとした』という話になったんだ。ジョージが始めたことだが、我々全員が参加していた。
(ジレットとの関係は)現時点では全く実行不能だ。我々は友人としてスタートしたのだが、50対50の関係はビジネスの形態として難しい。パートナーの賛同がなければ何もできないんだからね。
我々は良い蜜月関係だったが、その期間は終わり、問題が起きた。スタジアムがその主なものの一つだよ。
もしジョージが(株を)売らなければ・・・私は売るつもりはないからね・・・我々が今の状態に留まることになると思う。複雑な問題だが、(ヒックスが株を買ってジレットが出て行くことは)起こるだろうと思う。私がジョージに合意を強いることができなくてもだ。
私は彼に非常に魅力的なオファーを計画している。もしも私が(リバプールの所有権を)取ったら、もっと資金を投入することができるだろう。
私のゴールは、必要な運転資金を除いた全ての負債をクラブから取り除き、スタジアムの建設によって恒久的な資金を得ることだ。私はクラブの財源を確かなものにしたい。クラブの買収グループの主たるオーナーになりたいと思っている。そして私は世界中の非常に成功した投資者として、25年間に渡る実績を持っている。
ファンは、我々がクラブを買収するために多額の借金をしたことが気に入ってはいないが、私はそれを解決するつもりだ。
DICはテーブルには着いていない。彼らは英国タブロイド紙を振り回す名人だよ。彼らはリバプールをかき回して不和を生み出したいんだ。私はドバイと49%のパートナー関係について話し合ったが、それは全くうまく行かなかった。彼らは私と同じビジョンを共有せず、私は彼らが少数派のパートナーにはなれないと考えた。私はもう50-50のパートナーを持つつもりはない。
(SKY Sportsより)もし私がジョージの株を買収したら、ます最初にラファに1年の契約延長をオファーし、我々が新スタジアムを完成する時までここにいてもらうつもりだ。
上手く行けば、我々は成功を収め、さらに彼との契約を延長するかもしれない。
ラファと選手たちは良くやっている。彼らはすばらしいプレーをしている。我々は定期的に連絡を取り合っているよ。彼が物事の進んで行き方に満足しているのを、私は知っている。
私は、我々が成功を続けて行けると思う。ラファは他に類のない手腕の持ち主で、チームを奮い立たせる。そして我々には、お互いの連携を学びつつあるすばらしい選手たちが何人かいる。」
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ヒックスのインタビューは当初水曜の放映を予定していましたが、ヒルズボロの追悼式からあまりに近すぎるという理由で考え直し、木曜の早朝の放送となったようです。もうそういう経緯からして、この人がどんなおいしいことを言おうとこれっぽっちも信用できません。クラブに対する敬意や愛情、理解しようという気持ちが全く感じられないからです。それでいて、「負債はなくす」「資金を投入する」「世界一のスタジアムを建てる」「ラファが、ラファと」と、自分が批判されて来たことの言い訳ばかりが出て来ます。そもそもこの時期にTV出演してこういう発言を公にすることが、クラブにとっても自分にとってもマイナスにしかならないということさえわからない人が、どうやって栄光と歴史あるクラブのオーナーとしてやっていけるのか、謎です。出てけ。
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無題
愛する地元の野球クラブは投資対象では無いでしょうから、リバプールを使って補強費を稼ぎたいんでしょうね。
スタジアムもダラスの設計会社にやらせてたんですね。
ホッケーの方はよくわからないのですが、オーナー2人の仲が悪くなってからのダラス・ヒックスvsモントリオール・ジレッツの試合はちょっと見てみたいです。
無題
ヒックスはクラブ買収してから米国メディアにまさにそう言っていました(泣)。リバプールはアメリカの野球チームの財布か!?そしてスタジアム設計も、ダラスのHKSに変更している、おっしゃる通りです。大金を支払って夢のようなデザインを2度もぶち上げておきながら、「60日以内に着工する」と公言していたスタジアムは、1年たった今もきれいな絵以外なにもありません。何か信用できるものを、たった一つでもこの人から見つけられるといいんですけどね。